丸和

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株式会社 丸和[1]
Maruwa Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
福証 9874
2011年4月23日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
803-0814
福岡県北九州市小倉北区大手町10-10[1]
設立 1947年昭和22年)5月30日[2]
業種 小売業
事業内容 食品スーパーマーケット事業及び外食事業
代表者 代表取締役社長 根石義浩
資本金

19.5万円(設立時)[2]

13億8754万円[2]

36億05百万円
売上高 連結336億59百万円(2011年1月期)
純資産 連結-14億31百万円(2011年1月)
総資産 連結201億66百万円(2011年1月)
決算期 1月31日
主要株主 ユアーズ 66.42%
オリックス 2.86%
外部リンク maruwa-web.jp
特記事項:2011年4月30日時点(ユアーズへの合併直前)の概要
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丸和小倉店(現・ゆめマート小倉)。2008年10月撮影。
(北九州市小倉北区魚町旦過市場入口)

丸和(まるわ)は、かつて存在した福岡県山口県で展開する食品スーパーマーケットチェーン。

2011年4月30日までは、福岡県北九州市小倉北区に存在した同名の企業(株式会社丸和)が事業を行っていた。

2011年5月1日をもって、広島県に本社のある同業の「ユアーズ」に吸収合併され、以後は同社の一ブランドとして存続していたが、2019年3月1日に同じイズミグループに属する「スーパー大栄」(同日付で「ゆめマート北九州」に商号変更)が旧丸和店舗を承継し、全店がイズミグループの食品スーパーブランド「ゆめマート」に改称したため、店舗ブランドとしても消滅した。

概要[編集]

株式会社丸和は福岡県北部・山口県西部を中心に長崎県対馬市大分県北部などに店舗を展開していた。山口県の店舗の大半は、下関市に本拠を置いていたスーパー「丸富」の店舗を譲受したもの。日本で初めてスーパーマーケットのシステムを導入した企業でもあり、スーパーマーケットとして初の24時間営業を開始するなど、先駆的な取り組みを行ってきた企業でもある。

スーパーマーケットの「丸和」のほか、高級マーケット形態の「ラ・パレット」などの店舗ブランドを用いてチェーン展開を図っていた。2007年、創業60周年を機にロゴマークを一新した。

不況のあおりを受けて経営難に陥り、広島地場のスーパーマーケット「ユアーズ」の傘下に入った。同じく北九州に本社を置き、スーパーマーケット「アパンダ」を経営していた石原商事も、丸和と同じく2007年にユアーズの傘下となり、九州のアパンダの店舗は丸和に譲渡され、店舗ブランドを「丸和」に転換させるなど、経営再建を目指していたが、二期連続で営業損失を計上するなど好転の兆しがなかなか見えない状況となっていたほか、親会社のユアーズも経営難に陥った為、2010年6月30日にユアーズと共同で事業再生ADR手続の申請を行い、抜本的な事業再生に着手した。

事業再生計画では、両者の管理コストの削減を目指し、2011年5月1日にユアーズが丸和を吸収合併し、既存店舗の改装や不採算店舗の閉鎖などのリストラを推進することとしている。合併後は法人名義としての「丸和」は消滅したものの、ユアーズによる店舗ブランドの一つとして存続した。

事業再生計画に基づく不採算店舗の閉鎖にあたっては、2009年11月以降、2011年1月までの間に、旧・アパンダ及び旧・丸富の店舗を中心に21店舗の閉鎖方針を発表[3]。閉鎖店舗は北九州市7店舗、筑豊地区(飯塚市田川市田川郡)5店舗、山口県長門市4店舗など、建物の老朽化したエリア内の小規模店舗を建て続けに閉鎖するなどドミナント戦略の大幅な見直しを進めた。

法人としての丸和はユアーズに吸収されたが、ユアーズが業績悪化により、2015年にイズミの傘下となった。これに伴いシジシージャパンから離脱してニチリウグループの一員となっている。さらにイズミグループ間のエリア調整の観点から、2019年3月には丸和を含むユアーズの福岡県・山口県内の店舗をイズミ傘下となっていた福岡地場のスーパー大栄に移管し[4]し「ゆめマート」ブランドに転換(同社は事業譲受と同時にゆめマート北九州に改名)。これにより「丸和」ブランドも消滅した。なお、アパンダから承継した店舗はスーパー大栄(ゆめマート北九州)への事業譲渡前に全て閉店している。

丸和は長年、子会社を通じ「小僧寿しチェーン」の福岡県・山口県におけるフランチャイジーとなっていたが、2007年8月末に小僧寿しチェーンとのフランチャイズ契約を解消。小僧寿しのブランドである「sushi花館」名義で展開していた店舗を、丸和本体による新ブランド「寿司本舗 季咲楽(きさら)」名義の店舗へ全店変更し、小僧寿し時代に得たノウハウを以って促進を進めた(メニューなどは殆ど変更されていない)。丸和本体の経営再建に伴い、「季咲楽」事業については、佐賀市に本社を置くららら社に1,700万円余りで売却(負債は引き継がず)。本業への事業集約を明確にした。なお「寿司本舗 季咲楽」は山口県内の5店舗のみ残存している。

ゆめマート小倉(旧・丸和小倉店)は丸和の1号店であり、丸和ロゴの電飾が特徴的であったが、電飾については隣接する旦過市場の改修工事の計画があることから、当分の間撤去を見送ると報道されており[5]、ゆめマートと名称変更した後も看板電飾は「MARUWA」のままである。

沿革[編集]

  • 1946年昭和21年) - 小倉合同物産として創業[1]
  • 1947年(昭和22年)5月30日 - 資本金19.5万円で株式会社丸和を設立[2]
  • 1956年(昭和31年)3月10日 - 日本初となる会計のセルフサービスを導入(スーパーマーケットの嚆矢)。
  • 1979年(昭和54年)
  • 1990年平成2年) - 福岡証券取引所に上場。
  • 2005年(平成17年) - 同業のユアーズ(広島県)の子会社となる。
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)5月1日 - アパンダの福岡県内13店舗を完全譲り受け。
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)5月1日 - ユアーズに吸収合併。
  • 2019年(平成31年)3月1日 - 丸和ブランドの全店舗をユアーズからゆめマート北九州(スーパー大栄から同日商号変更)が承継[4]。全店「ゆめマート」に改称し、丸和ブランドは終了。

かつてあった店舗[編集]

福岡県[編集]

山口県[編集]

かつて手がけた事業[編集]

小僧寿しフランチャイジー
小僧寿し本部とのフランチャイズ契約解消後は「季咲楽」事業(福岡県・山口県・島根県)
マルワランド
小倉南区平尾台にあったレジャー施設。跡地は「平尾台自然の郷」の一部となっている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc 『流通会社年鑑 1990年版』 日本経済新聞社、1990年11月24日。
  2. ^ a b c d 『流通会社年鑑 1998年版』 日本経済新聞社、1997年12月2日。
  3. ^ “事業構造改革の進捗について” (PDF) (プレスリリース), 株式会社丸和, (2010年11月11日), http://maruwa-web.jp/ir/pdf/101111.pdf 2010年11月25日閲覧。 
  4. ^ a b ユアーズ会社分割し北九州・山口西部をスーパー大栄に継承”. 商人舎 (2018年11月15日). 2019年1月7日閲覧。
  5. ^ “小倉の丸和、ゆめマートに 「丸和前ラーメン」の運命は”. 朝日新聞. (2019年3月2日). https://www.asahi.com/articles/ASM314HGZM31TIPE00V.html 2019年3月17日閲覧。 
  6. ^ “丸和 ADR手続き成立、ユアーズに吸収合併へ”. 読売新聞. (2010年10月23日). http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20101023-OYS1T00234.htm