主任がゆく!

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主任がゆく!』(しゅにんがゆく!)はたかの宗美4コマ漫画作品。『みこすり半劇場』にて2000年1月13日号(実売前年末)より、また『主任がゆく!スペシャル』(隔月刊→月刊)にてVol.1(2007年)より、現在まで連載されている。

概要[編集]

本作品は「ぶんか商事企画部第一企画室」を舞台に、北見主任とその部下、上司などの会社内での出来事をコミカルに描いたOLコメディ作品である。たかの宗美の代表作の1つでもある。

成人向け4コマ誌に掲載されていながら下ネタを扱う頻度が少なくかつ軽めの描写であるため、内容が一般向け4コマ作品とほとんど変わりがない点が特徴。これは、デビュー前に当時ぶんか社が出版していたファミリー向け4コマ誌の『まんがアロハ!』に一般向け作品を投稿したものの、選考中に同誌が休刊となったため、同じ出版元の雑誌である『みこすり半劇場』をデビューの受け皿にせざるを得なくなったという経緯によるものである(この点は、同じぶんか社刊の雑誌で連載されており、巨乳などを扱った軽めのお色気描写に留まる『白衣な彼女』にも言えるところである)。このような作品の性質から一般4コマ誌の購読者層にも問題なく受け入れられており、異なる版元の一般4コマ誌掲載作品とのコラボレーション企画も繰り返し行われている。

登場人物[編集]

北見 しろみ(きたみ しろみ)
通称「北見主任」。女性。生年月日不明だが、南田より年上なのは確か。生まれた時に白ヘビが現れたため、しろみ(白巳)と命名される。ぶんか商事企画部第一企画室主任。いつも仕事をサボったり、居眠りをする、隠れてビールを飲む。人前で平気でおならをする、部下が仕事でミスして制裁を加えるなど破天荒かつ突拍子もない行動をしているが、仕事はかなりできる。だがその度を過ぎた言動ゆえに南田はじめ部下から叱られたり、また殴られることも多い。電車通勤時に痴漢に遭ったり、課長から胸や尻を触るといったセクハラを受け、そのたびに殴る蹴るなど制裁を加えるが、たまにやりすぎてしまうことがあり、南田が身元引受人としてくることがある。特に、反男女同権主義者と性犯罪者には容赦がない。
実家は非常に辺鄙な地域に存在し、そこに住む父親は、猟師をしている。しろみも分校育ちで、社会人になるまで野球もしたことがなかった。母親はお茶目な性格で双子である。実家の近所に結婚した兄夫婦(子供2人)(兄の妻はしろみの高校の同級生で親友)が住んでいる。
南田(みなみだ)
2月28日生まれ。男性。年齢20代後半。北見より1つ後輩。北見主任の部下(自分でも「下僕」と認めている)。北見とは大学時代からの付き合いで、様々な意味で息が合っている。また北見主任の行動を一番理解している。西内に好意を寄せられていることを気付いていない。
ネズミが大の苦手。
東(あずま)主任
8月8日生まれ。男性。年齢30代前半。ぶんか商事企画部第二企画室主任。北見とは同期入社である。部長と並ぶ反男女同権主義者で、北見が不在の日は、代理で第一企画室を仕切り、室内の当番制を無視して、女性社員に雑用をさせる。嫌味な性格だが、自分の発言には責任を持つタイプで、北見の陰謀で猫を飼う羽目になったこともある。一度、北見を見合い相手として見合いさせられた。
北見とは衝突が絶えないものの、双方とも聡明であるため、珍しく利害が一致すると、常にない能力を発揮する。
西内 みか(にしうち みか)
7月6日生まれ。女性。年齢20代前半。南田に好意を寄せる若い女性社員。
南田の言動を見るにつけ、先輩・北見の影響が強いことを思い知り、心が揺れる。
中間(なかま)
 西内の後輩。無気力な性格。入社後すぐに辞めたため、4巻のみに登場。
福原(ふくはら)
北見の殴られ役。左側に伸びる前髪が特徴。
部長
1月1日生まれ。男性。年齢50代後半。北見主任の上司。北見から影でハゲと呼ばれている。北見主任とはよく衝突し、彼女を結婚退社させようと、策を練ることもある。
社長
男性。北見主任との野球拳勝負が大好き。勝率は低く、事実上、社長宛に届いた贈答品を北見に貢いでいる。
宇佐(うさ)
ぶんか商事の取引先、O社の御曹司。課長。男性。親の七光りで役職に就いたものの、本人はなかなか有能。北見に不毛な思いを寄せている。親が勝手に決めた婚約者がいる。
右近(うこん)
ぶんか商事監査役。女性。年齢40代前半。北見と東の元上司でバイセクシャルで既婚、夫は警察官、柔道5段で北見が唯一勝てない女性。自分の休暇中に第二企画室でいきなり社内監査を始めた。監査終了後、女性社員が右近に「もし不備があったらどうなるのですか?と質問したら「10日間私に犯され続けるのよ」と発言した。セクシーな女性だが、監査に入ると眼鏡と黒い腕カバーを着用、その容姿はギャップがあり過ぎる為、別名「ギャップの右近」と呼ばれる。実は社内監査は1ヶ月後の予定だった。

単行本[編集]

ぶんか社コミックスより。2-4、6、8の各巻の巻末には、ゲストによるお祝い漫画が載せられている。

  1. 第1巻(2002年7月1日発行) ISBN 4-8211-9955-6
  2. 第2巻(2003年2月10日発行) ISBN 4-8211-9996-3
  3. 第3巻(2004年4月1日発行) ISBN 4-8211-8073-1
  4. 第4巻(2004年11月10日発行) ISBN 4-8211-8113-4
  5. 第5巻(2005年6月10日発行) ISBN 4-8211-8161-4
  6. 第6巻(2006年4月10日発行) ISBN 4-8211-8243-2
    • ゲスト:吾妻ひでお、ムラマツヒロキ、たかまつやよい、おおた綾乃
  7. 第7巻(2006年7月10日発行) ISBN 4-8211-8310-2
  8. 第8巻(2006年12月10日発行) ISBN 4-8211-8336-6 ※『紅丸くん』と同時発売
    • ゲスト:桜野なゆな
  9. 第9巻(2007年5月1日発行) ISBN 978-4-8211-8428-6
  10. 第10巻(2008年3月10日発行) ISBN 978-4-8211-8567-2
  11. 第11巻(2008年11月10日発行) ISBN 978-4-8211-8698-3 ※『金髪社員白鳥ヒロシ』と同時発売
  12. 第12巻(2009年7月1日発行) ISBN 978-4-8211-8823-9
  13. 第13巻(2010年3月1日発行) ISBN 978-4-8211-8946-5
    • 後述のコラボレーション作品のうち、ぶんか社初出のものの一部(『白衣な彼女』とのコラボの一部、『有閑みわさん』とのコラボ)が、この巻に収められている。
  14. 第14巻(2010年12月1日発行) ISBN 978-4-8211-7083-8
    • 後述のコラボレーション作品のうち、ぶんか社初出のものの一部(『夏乃ごーいんぐ!』とのコラボ、『白衣な彼女』とのコラボの一部、『金髪社員白鳥ヒロシ』とのコラボの一部)が、この巻に収められている。
  15. 第15巻(2011年6月1日発行) ISBN 978-4-8211-7161-3
    • 後述のコラボレーション作品のうち、ぶんか社初出のものの一部(『有閑みわさん』、『ポチの群れ』、『金髪女将綾小路ヘレン』とのコラボ)、そして作者自身が本編に登場するエピソードが、この巻に収められている。
  16. 第16巻(2012年6月1日発行) ISBN 978-4-8211-7293-1
    • 後述のコラボレーション作品のうち、ぶんか社初出のものの一部(『派遣戦士 山田のり子』とのコラボの一部)が、この巻に収められている。
  17. 第17巻(2012年11月1日発行) ISBN 978-4-8211-7360-0
  18. 第18巻(2013年9月1日発行) ISBN 978-4-8211-7477-5
  19. 第19巻(2014年5月1日発行) ISBN 978-4-8211-7554-3
  • 主任がゆく! よりぬき 喝 〈ぶんか社コミックス〉
    (2014年4月1日発行) ISBN 978-4-8211-7498-0

雑誌[編集]

2007年より『主任がゆく!スペシャル』が(『無敵恋愛S*girl』増刊号として偶数月25日→『みこすり半劇場』増刊号(2014年5月号を持って休刊)→『ほんとうに泣ける話』増刊号として毎月23日→2014年5月に『本当にあった笑える話Pinky』増刊号として『ほんわらグループ』に編入され毎月21日)発行されている。当初は『みこすり半劇場』の流れを汲みつつ一般向け・実話系を含む4コマ誌として創刊されたが、現在では一般向け作品を中心とするオフィス4コマ誌として発行されており、実話系や艶笑系も一部含んでいるが比較的ソフトな描写に抑えることで『みこすり半劇場』との差別化が図られている。『無敵恋愛S*girl』増刊~『みこすり半劇場』増刊(2009年まで)にかけては読者投稿体験談の募集を行っており、総力特集として読者投稿体験談に基づいた4コマが編成された。2014年6月までは別冊付録の巻末に開運アクセサリー通販広告漫画が掲載され、通販広告漫画の最終ページについているハガキまたは記載されている電話番号(フリーダイヤル)やURLアドレスを使って直接広告主へ申し込むことが出来た。

備考[編集]

版元が同じたかのの他作品『白衣な彼女』『金髪社員白鳥ヒロシ』『金髪女将綾小路ヘレン』などとの間では、しばしばキャラクターのカメオ出演やコラボレーション漫画の発表が行われる。

更に、版元の異なる作品についても、双葉社まんがタウン』2007年12月号、2011年4月号および『主任がゆく!スペシャル』 Vol.5(『無敵恋愛S*girl』2007年12月1日増刊号)・Vol.37(『みこすり半劇場』2011年4月21日増刊号)誌上にて、『派遣戦士 山田のり子』とのコラボレーション作品が、竹書房まんがくらぶ』2008年5月号および『主任がゆく!スペシャル』 Vol.8(『無敵恋愛S*girl』2008年6月1日増刊号)・Vol.25(『みこすり半劇場』2010年4月21日増刊号)誌上にて、『有閑みわさん』とのコラボレーション作品が、『まんがくらぶ』2010年4月号(『まんがライフセレクション』2011年3月増刊再録)にて『みわさん』『主任』『白衣』3作のコラボレーション作品が、『主任がゆく!スペシャル』 Vol.12(『無敵恋愛S*girl』2009年2月1日増刊号)誌上にて、『夏乃ごーいんぐ!』(芳文社まんがタイムスペシャル』連載)とのコラボレーション作品が、また『まんがタイムスペシャル』2013年6月号および『主任がゆく!スペシャル』 Vol.62(『みこすり半劇場』2013年5月21日増刊号)誌上にて、『OLはとぽっぽ』とのコラボレーション作品が発表された。

2016年6月14日発売の『主任がゆく! 22巻』で、100冊目である。