乃木神社前駅

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乃木神社前駅
乃木緑地にあるホームを模したモニュメント。実際の往時のホームは写真右奥を横切る乃木神社参道を挟んだ先、参道西側にあった[1]。
乃木緑地にあるホームを模したモニュメント。実際の往時のホームは写真右奥を横切る乃木神社参道を挟んだ先、参道西側にあった[1]
のぎじんじゃまえ - NOGIJINJAMAE
西那須野 (1.6km)
(2.1km) 大高前
所在地 栃木県那須塩原市新南
所属事業者 東野鉄道(現・東野交通
所属路線 東野鉄道線
キロ程 1.6km(西那須野駅起点)
開業年月日 1935年昭和10年)8月21日
廃止年月日 1968年(昭和43年)12月16日
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乃木神社前駅(のぎじんじゃまええき)は、栃木県那須郡西那須野町(現・那須塩原市)にあった東野鉄道である。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線の地上駅。駅舎の屋根には千木を模した飾りが施され[2][3]乃木神社神社建築を模している。屋根の飾りを取ると当時の標準的な駅舎でしかないが、飾りを乗せたことで、神社の入り口であることを示している。

駅のホームは、全体は盛り土構造で、線路側は石材が積まれで作られており[2][3]、この石材には大谷石が使われていた。戦後に延長された部分(乃木神社参道から奥方向)には、枕木で作られたホームが連なっていた。また、トイレは、ホームを下った奥にあった[4]

駅周辺[編集]

乃木神社参道の桜並木。
往時の駅舎は左側の参道西側に、現在のモニュメントは右側の参道東側に位置している[1]

廃線時まで乃木神社参道との踏切には、X字型の標識があり、CROSSING,DANGER、RAILROADなどの英語で注意書きが記載されていた。また、ビー玉のようなガラス玉がX字型の腕木に多数はめ込まれていて、夜間にも反射して解るようになっていた。この標識は、戦後の進駐軍の設置したものが廃線時まで残存したものである。

歴史[編集]

廃線後の状況[編集]

実際の駅跡地付近にある汽車のモニュメント

廃線後、駅舎は解体されて無くなり、駅名標は参道を挟んだ民家の前に残されていたが、数年後に無くなった。ホームは、盛り土部分が徐々に削られて無くなり、数年後には大谷石の部分だけが残っていた。その後、路線跡がぽっぽ通りとして整備され、跡形も無くなった。

現在、踏切跡地近くの乃木神社参道東側には乃木緑地と呼ばれる小さな公園があり[7]、ぽっぽ通りに面した場所にはホームを模したモニュメントが置かれている。しかし、これは往時には田園であった場所に作り直されたものであり、駅舎もなく往時の姿とも異なっている。文献によっては、モニュメントの場所が駅の跡地であると受け取れるような記載をされる場合もあるが[8]、正確には往時の乃木神社駅ホームは、現在ホームのモニュメントが設置されている乃木緑地とは参道を挟んだはす向かい側にあたる参道西側にあり、位置は異なっている[1]

実際の駅跡地付近には汽車を模したモニュメントが設置されている。

隣の駅[編集]

東野鉄道
東野線
西那須野駅 - 乃木神社前駅 - 大高前駅

参考文献[編集]

駅構造の検証が可能な出典として、以下の書誌に掲載されている写真を挙げる。

  • 『西那須野町の交通通信史』 西那須野町史編さん委員会、西那須野町〈西那須野町史双書〉、1993年3月31日、180頁。全国書誌番号:93056129
  • 大町雅美 『栃木県鉄道史話』 落合書店、1981年、389頁。ISBN 4871291324。
  • 『那須野ヶ原の鉄道100年史』 那須野ヶ原の鉄道100年史編集委員会、那須野ヶ原開拓史研究会、1986年12月1日、139頁。

他の駅との距離については以下の文献を用いた。

  • 『那須野ヶ原の鉄道100年史』 那須野ヶ原の鉄道100年史編集委員会、那須野ヶ原開拓史研究会、1986年12月1日、138頁。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 「東野鉄道の駅と停留場」『西那須野町の交通通信史』 西那須野町史編さん委員会、西那須野町〈西那須野町史双書〉、1993年3月31日、180頁。全国書誌番号:93056129。「「乃木神社前」は、乃木神社参拝者のために、乃木神社参道西側につくられた(現在の停車場を模したポケットパークの所とは異なる)。」
  2. ^ a b 高瀬敏雄(写真提供) 「図8-34 乃木神社前停車場(写真)」『那須野ヶ原の鉄道100年史』 那須野ヶ原の鉄道100年史編集委員会、那須野ヶ原開拓史研究会、1986年12月1日(原著1968年10月)、139頁。
  3. ^ a b 高瀬敏雄(写真提供) 「乃木神社前停留場と気動車(写真)」『西那須野町の交通通信史』 西那須野町史編さん委員会、西那須野町〈西那須野町史双書〉、1993年3月31日、180頁。全国書誌番号:93056129
  4. ^ #参考文献も参照。
  5. ^ 『那須野ヶ原の鉄道100年史』 那須野ヶ原の鉄道100年史編集委員会、那須野ヶ原開拓史研究会、1986年12月1日、171頁。
  6. ^ 『東野鉄道の時代』大田原市那須与一伝承館、2012年、4、61頁
  7. ^ 那須塩原市の都市公園一覧”. 那須塩原市ホームページ. 那須塩原市. 2009年10月3日閲覧。
  8. ^ 宮脇俊三 『鉄道廃線跡を歩くII』 JTBパブリッシング1996年、46頁。ISBN 4533025331。
    旧東野鉄道跡(ぽっぽ通り他)”. 栃木県の土木遺産. 土木学会関東支部栃木会 (2007年). 2009年10月3日閲覧。
    『鉄道廃線跡を歩く』シリーズの再編集・加筆版の1つである今尾恵介『新・鉄道廃線跡を歩く2 南東北・関東編』(JTBパブリッシング、2010年、ISBN 9784533078590)の107-108頁では「乃木神社前駅跡付近」または「乃木神社前駅があった付近」という表現に修正されている。

関連項目[編集]