九州フィナンシャルグループ

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株式会社九州フィナンシャルグループ
Kyushu Financial Group,Inc.
Kyushu financial group logo.svg
種類 株式会社
市場情報
略称 KFG、九州FG
本社所在地 日本の旗 日本
860-0017
熊本県熊本市中央区練兵町1
本店所在地 892-0828
鹿児島県鹿児島市金生町6番6号
設立 2015年10月1日
業種 銀行業
法人番号 2340001018765 ウィキデータを編集
事業内容 金融持株会社
代表者 代表取締役会長 松山澄寛
代表取締役社長 笠原慶久
資本金 360億円
(2016年3月31日現在)
発行済株式総数 4億6,337万5千株
(2016年3月31日現在)  
純利益 連結:1,084億71百万円
単体:51億32百万円
(2016年3月31日現在)
純資産 連結:6,053億9百万円
単体:4.561億75百万円
(2016年3月31日現在)
総資産 連結:8兆9,399億65百万円
単体:4,562億63百万円
(2016年3月31日現在)
従業員数 連結:4,685人
単体:19人
(2016年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 岩崎育英文化財団 4.63%
明治安田生命保険 4.11%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 3.19%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 2.82%
福岡銀行 2.79%
(2018年9月30日現在[1]
主要子会社 #グループ会社参照
外部リンク https://kyushu-fg.co.jp/
特記事項:『株式会社九州フィナンシャルグループ 有価証券報告書 ‐ 第1期』に拠る。
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株式会社九州フィナンシャルグループ(きゅうしゅうフィナンシャルグループ)は、2015年10月1日に設立された金融持株会社[2]鹿児島銀行肥後銀行とが経営統合して誕生。どちらもトップシェアを誇る地方銀行同士の統合はこれが初めてとなる[3]

概要[編集]

本社機能がある肥後銀行本社

九州地域では、どちらも福岡市に本社を持つふくおかフィナンシャルグループ西日本フィナンシャルホールディングスに次いで第3位の総資産を持つ金融グループとなる[4]。また、本社の機能は熊本市に、登記上の本店を鹿児島市とした[4][2]。これについて、鹿児島銀行頭取の上村基宏は同年2月26日に行った記者会見の中で「監督官庁の九州財務局が熊本市にあり、利便性が高いことから本社機能は熊本市とする。登記上の本店所在地を鹿児島市とするのは痛み分けの結果だ」と語っている[5]。同年3月27日午前に、肥後銀行と鹿児島銀行の各本店でそれぞれ取締役会を開催して、「経営統合に正式合意」することについて決議を行い[2]、その後、正式に発表された[6]。この持ち株会社の社長には鹿児島銀行の上村頭取が、会長には肥後銀行頭取の甲斐隆博が就くことになる[4]。また、社外取締役にはトヨタ自動車の前社長である渡辺捷昭を迎えることも正式に発表された[6]

組織形態は監査役会設置会社である。

今後の展開[編集]

同年2月26日に鹿児島銀行の上村頭取は鹿児島市で行った会見で、今回設立される『九州フィナンシャルグループ』の傘下に、「資金の一元管理」を目的にした合同運用会社を設置することについての検討を始めたと明かした[7]。さらに、同時に、鹿児島銀行とIT会社の共同出資による「金融システムの開発・販売」を目的にした新しい会社を同年春頃に設置する方針で交渉していることも明らかにしている[7]

九州FG証券[編集]

証券子会社は、熊本地震による被災対応を優先させるため、当初予定を延期した上で2017年6月、九州FG証券設立準備会社を資本金30億円で熊本市に設立。同年12月、同社を九州FG証券に商号変更し、2018年1月22日、熊本、鹿児島、宮崎に店舗を設け営業を開始した[8][9]

福岡ビル[編集]

2019年7月22日、福岡市博多区博多駅前2丁目の大博通り沿いに建設を進めてきた九州フィナンシャルグループ福岡ビルが開業した[10]。同ビルは地上10階地下2階建て、延床面積は6797平方メートル[11]。九州FGのグループ戦略部福岡オフィスや鹿児島銀行福岡支店などが移転したほか、肥後銀行が新たに立ち上げた「福岡法人営業室」も入居[12]。さらに、1階のカフェでは、鹿児島銀などが設立した農業法人「春一番」や取引先企業が扱う農産品など地元の特産品を販売する[13]

本社ビル[編集]

2019年4月3日、熊本市西区のJR熊本駅近くに新設する本社ビルの起工式を挙行した。本社ビルは約3080平方メートルの敷地に11階建てのビル(延床面積1万65000平方メートル)を設け、1階には九州FG証券の支店を設置。2階以上は本社、グループ企業のオフィスとする。工事費は約78億円。2021年1月末の完成。同年3月の開業を予定する[10]

グループ会社[編集]

歴代会長・社長[編集]

歴代社長[編集]

氏名 期間 備考
1 上村基宏 2015年 - 2019年 鹿児島銀行頭取
2 笠原慶久 2019年 - 肥後銀行頭取

歴代会長[編集]

氏名 期間 備考
1 甲斐隆博 2015年 - 2019年 肥後銀行頭取
2 松山澄寛 2019年 - 鹿児島銀行頭取

参考資料[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 四半期報告書(第4期第2四半期)
  2. ^ a b c 小原擁 (2015年3月27日). “経営統合:肥後銀行と鹿児島銀行が正式合意 取締役会決議”. 毎日新聞. http://mainichi.jp/select/news/20150327k0000e020202000c.html 2015年3月27日閲覧。 
  3. ^ “持ち株会社の株式移転比率、肥後銀1 鹿児島銀1.11”. 日本経済新聞. (2015年3月27日). http://www.nikkei.com/article/DGXLZO84919430X20C15A3EE8000/ 2015年3月27日閲覧。 
  4. ^ a b c “九州フィナンシャルグループ:社外取締役に前トヨタ社長”. 毎日新聞. (2015年3月26日). http://mainichi.jp/select/news/20150327k0000m020027000c.html 2015年3月27日閲覧。 
  5. ^ “鹿児島銀、肥後銀の統合新会社名「九州フィナンシャルグループ」”. 産経ニュース. (2015年2月27日). http://www.sankei.com/region/news/150227/rgn1502270072-n1.html 2015年3月27日閲覧。 
  6. ^ a b “鹿児島銀・肥後銀が統合合意を発表 九州FG設立へ”. 日本経済新聞. (2015年3月27日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASJC27H01_X20C15A3000000/ 2015年3月27日閲覧。 
  7. ^ a b “肥後・鹿児島銀統合、合同運用会社を検討”. 日本経済新聞. (2015年2月26日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H74_W5A220C1EE8000/ 2015年3月27日閲覧。 
  8. ^ “九州FG証券始業 鹿児島、熊本、宮崎に支店 運用の需要開拓へ”. 373news.com. (2018年1月22日). https://373news.com/_news/topic.php?topicid=219&storyid=89892 2018年1月28日閲覧。 
  9. ^ “九州FG証券、採用独自に 20年度にも、人事制度を整備”. 日本経済新聞. (2018年1月23日). https://www.nikkei.com/article/DGKKZO26000660S8A120C1LX0000/ 2018年1月28日閲覧。 
  10. ^ a b 「九州FG 熊本に新本社 11階建てビル 21年1月完成見込む」『読売新聞』西部本社朝刊 2019年4月4日
  11. ^ “福岡の新ビルで起工式 九州FG「情報つなぐ拠点に」”. 日本経済新聞. (2017年11月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23512760V11C17A1LX0000/ 2019年4月16日閲覧。 
  12. ^ “九州FG、福岡に新拠点「貸出残高2倍に」笠原社長”. 日本経済新聞. (2019年7月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47623950S9A720C1962M00/ 2019年7月25日閲覧。 
  13. ^ “九州FG福岡ビル開業 笠原社長「福岡の貸出残高2倍に」”. 毎日新聞. (2019年7月23日). https://mainichi.jp/articles/20190723/org/00m/020/018000c 2019年7月25日閲覧。