二見書房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二見書房
正式名称 株式会社二見書房
現況 事業継続中
法人番号 3010001028706
代表者 堀内誠人(代表取締役社長
本社郵便番号 101-8405
本社所在地 東京都千代田区神田三崎町2丁目18-11 堀内三崎町ビル
資本金 8,000万円
従業員数 40名
主要子会社 マドンナ社、リヨン社
外部リンク http://www.futami.co.jp/
テンプレートを表示

二見書房(ふたみしょぼう)は、日本出版社

概要[編集]

サブカルチャー系の書籍、海外翻訳小説などに強く、またいくつかの社内カンパニー、レーベルにより特性の異なった出版を行っている。またジョルジュ・バタイユの全集が良く知られている。

歴史[編集]

1940年に堀内文治郎が創立するも、第二次世界大戦後の出版不況により倒産。息子の堀内俊宏により、1960年8月25日に再度設立。

1980年代には、当時まだ出版数が殆ど無かったファミコンソフトの攻略本多数を「裏ワザ大全集」と銘打ち出版していたが、後にゲーム攻略本に関する事業からは撤退している。

二見書房の社内カンパニー・レーベル[編集]

サラ・ブックス[編集]

1974年から出版開始。「刑事コロンボ」シリーズ(ノヴェライズ小説)が大半を占める。現在は絶版だが、出版されなかった「愛情の計算」以外は、後述の「二見文庫」で再発行されている。

他に「警部マクロード」「マッコイと野郎ども」「ミセス・コロンボ」シリーズ、「エマニエル夫人」「ロッキー」など映画のシリーズ小説(原作またはノヴェライズ)、ユリ・ゲラーやノストラダムスの超能力・予言もの、「景気の波」などビジネス書も発行された。

マドンナ社[編集]

従来「サラ・ブックス」シリーズで刊行していた官能小説を分離、「マドンナメイト」で発行する。この「マドンナメイト」シリーズは、1985年に創刊され、文庫本のマドンナメイト、マドンナメイト写真集AV女優の喋り・歌・テレホンセックス風のよがり声から成る「マドンナメイト・カセット」、アダルトビデオ「マドンナメイト・ビデオ」より構成されていた。

1980年代から90年代にかけて『犯された教室』『女子高生 あぶない体操着』『セーラー服 快感の口淫』などを上梓した「麻耶十郎」はスタジオジブリ製作の長編アニメーション映画コクリコ坂から原作者佐山哲郎のペンネームであったことが、2011年に明かされた。また2014年に直木賞を受賞する姫野カオルコが、無名時代の1986年に、『令嬢嬲り』を出している(姫野の官能作品は本作のみで、公式サイトではこれも存在しなかったことにされている)。

リヨン社[編集]

健康に関する本、詩集エッセイなどを主に発行する。

シャレード[編集]

ボーイズラブ小説を主に出版する。

ハニー文庫[編集]

男女の恋愛をテーマにし、現代ものを含まない、ラブシーンのある読切作品。ティーンズラブ小説を主に出版する。

すずらんコミックス[編集]

成人向けマンガを主に発行する。二見ブルーベリーシリーズと同系。2006年5月末から新刊発行なし。

その他[編集]

かつて営業車にダイハツ・シャレードを使用しており、リアガラス付近に「Charade」のロゴが入ったステッカーが貼られていた。

二見文庫[編集]

「ザ・ミステリー・コレクション」、「官能小説シリーズ」他を刊行中。金曜プレステージにて、「女医・倉石祥子」シリーズ既刊2作が、片平なぎさ主演でドラマ化された。

二見時代小説文庫[編集]

「剣客相談人」、「公事方裏始末」、「与力・仏の重蔵」の各シリーズ他を刊行中。

参考文献[編集]

  • 堀内俊宏『おかしな本の奮戦記』(二見書房 1987年)