二見浦駅
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二見浦駅 | |
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駅舎(2009年9月21日) | |
ふたみのうら Futaminoura | |
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![]() | |
所在地 | 三重県伊勢市二見町三津70 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 参宮線 |
キロ程 | 21.4 km(多気起点) |
電報略号 | フラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
248人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)7月21日[1] |
備考 | 駅員無配置駅 |
二見浦駅(ふたみのうらえき)は、三重県伊勢市二見町三津にある、東海旅客鉄道(JR東海)参宮線の駅である。
景勝地の二見浦は「ふたみがうら」だが、駅名は「ふたみのうら」である。
快速「みえ」は全列車が停車する。鳥羽方面へ当駅を出てすぐのところにある二見トンネルは参宮線唯一のトンネルである。
歴史[編集]
- 1911年(明治44年)7月21日 - 参宮線の山田(現・伊勢市) - 鳥羽間延伸により開業[1]。
- 1942年(昭和17年)7月6日 - 木造平屋の駅舎が完成[2][3]。
- 1953年(昭和28年)9月頃 - 客車留置線(約300m)を新設[4]。
- 1983年(昭和58年)12月21日 - 駅員無配置駅に切りかえられるが、二見町内居住の国鉄職員OBの協力と二見町の補助により、乗車券委託販売駅となる[5][6][7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる[1]。
- 1992年(平成4年)9月中旬 - 駅舎改築工事に着手[8]。
- 1993年(平成5年)2月20日 - 新駅舎が完成[9]。
- 2011年(平成23年)4月1日 - 簡易委託終了により無人化。
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームと駅舎との間は、地下道で結ばれている。
伊勢市駅管理の無人駅。かつては直営駅でJR全線きっぷうりばもあったが、のちに東海交通事業による簡易委託駅となった。その後2011年3月31日をもって簡易委託は終了し無人化された。
駅舎は夫婦岩をモチーフとした前面がガラス張りのものであり[1]、1993年に建てられた。それ以前は大きな木造駅舎であった。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■参宮線 | 下り | 鳥羽方面[10] |
2 | ■参宮線 | 上り | 松阪・名古屋方面[10] |
利用状況[編集]
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 466 |
1999年 | 434 |
2000年 | 428 |
2001年 | 375 |
2002年 | 359 |
2003年 | 330 |
2004年 | 322 |
2005年 | 328 |
2006年 | 331 |
2007年 | 323 |
2008年 | 326 |
2009年 | 297 |
2010年 | 300 |
2011年 | 195 |
2012年 | 205 |
2013年 | 238 |
2014年 | 203 |
2015年 | 221 |
2016年 | 236 |
2017年 | 255 |
2018年 | 248 |
駅周辺[編集]
- 伊勢市二見総合支所(旧・二見町役場)
- 三重交通バス・二見総合支所前バス停
- 伊勢警察署二見交番
- 伊勢市立二見中学校
- 伊勢市立二見浦小学校
- 二見浦保育園
- 百五銀行二見浦支店
- 伊勢農協伊勢グリーンコープ二見
- 二見郵便局
- 御福餅本店
- 赤福二見支店
- 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス(旧称・二見シーパラダイス)
- 伊勢・安土桃山文化村(旧称・伊勢戦国時代村)
- 二見浦(ふたみがうら)
- 二見浦海水浴場
- 夫婦岩
- 二見興玉神社
- 堅田神社
- 国道42号
バス路線[編集]
- 伊勢市コミュニティバス「おかげバス」
隣の駅[編集]
※ 快速「みえ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注[編集]
- ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、24-25頁。
- ^ “新裝の二見の浦驛”. 伊勢新聞: p. 2. (1942年7月9日)
- ^ “郷土のしおり 駅 《36》 二見浦駅”. 中日新聞 朝刊 三重県総合: p. 13. (1980年12月7日)
- ^ “客車引込工事終る 遷宮まつ二見ヶ浦驛”. 伊勢新聞: p. 4. (1953年9月22日)
- ^ 『二見町史』p829、但し本誌では年を「昭和59年」と記載
- ^ “「CTC化」完成 紀勢本線と参宮線”. 伊勢新聞: p. 1. (1983年12月20日)
- ^ “きょうから無人化 国鉄二見浦駅 乗車券は委託販売に”. 中日新聞 朝刊 三重総合: p. 13. (1983年12月21日)
- ^ “二見浦駅を改築へ JR東海、近く着手へ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年9月9日)
- ^ “ピッカピカ観光拠点 JR二見浦駅 鏡張り駅舎が完成”. 中日新聞 朝刊 三重版: p. 16. (1993年2月21日)
- ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
参考文献[編集]
- 『二見町史』1988年3月31日発行、編纂:二見町史編纂委員会、発行:二見町役場
関連項目[編集]
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