五色素麺

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五色素麺(ごしきそうめん)とは、愛媛県松山市に伝わる郷土料理の1つである。

概要[編集]

  • 1635年寛永12年)に松平定行伊予松山藩に赴任し、従って移り住んだ長門屋市兵衛が創業[1]。誕生したのが1722年(享保7年)[2]に、長門屋の八代目市左衛門の娘が伊豫豆比古命神社(別名:椿神社)で参拝した時、美しい五色の糸が下駄に絡みついたのを見て、父親に「そうめんに五色の色をつけてみては」とアドバイスしたことがきっかけとなった[1]。伊予松山藩五代藩主松平定英の参勤交代の折に幕府へ献上され、好評を博した。その後、江戸幕府将軍(徳川吉宗)や朝廷にも献上された。近松門左衛門には「賞玩よりまず見分の美玉冬日の遊糸とも申すべく」と褒められた[3]
  • 大半は普通の素麺だが、素麺に紅花などにより色を着けたものが混ぜられている。色は、赤、黄、緑、濃紺に本来の白を加えた5色であり、見た目にも美しい。
  • 開発した当時は赤は紅花・黄色はクチナシ・濃紺は高菜・緑はクチナシと高菜で色を付けたが、現在は赤は梅肉・緑は抹茶・黄は・茶はそば粉を使い人工着色料は使わないという拘りがある[4]
  • 現在の製造会社である五色そうめん森川(前身は1957年の有限会社森川商店を経て、1971年に現在に変更した[5])は、松山市内の繁華街で五色素麺を主とした飲食店も営業している。

脚注[編集]

  1. ^ a b 47club(五色そうめん株式会社森川)
  2. ^ しっとこの公式サイト
  3. ^ 四国のB級ご当地グルメ
  4. ^ 全国のそうめん そうめんポータルサイト
  5. ^ ヅラッシュ