五重塔 (大石寺)

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五重塔(2010年7月撮影)

五重塔(ごじゅうのとう)は、静岡県富士宮市大石寺にある塔。

概要[編集]

享保年間に、第26世日寛が「東洋広布」を望み、徳川6代将軍家宣夫人、天英院とともに起塔の志を立てその基金を残した事に始まる。その後、第31世日因が庶民に仏道に入るように勧めて得た寄金と、亀山城主・板倉勝澄の供養によって、1749年(寛延2年)6月に建立された。内部には、31世・日因が1749年2月28日に書写した本尊が安置されている。

大石寺における堂宇(堂の建物)はすべて南向きに立てられ、須弥壇(本尊を安置する台)は本堂の北側に安置され、本尊が南側から太陽の光を浴びるように作られている。これは、日本古来の「君子南面」(南に向かって座るのが上座)の風習にならったものである。

しかし、この五重塔に限っては、日蓮の「月氏の仏法(月氏=インドの意、すなわち釈迦仏法のこと)は西から東にわたってきたが、久遠元初の本法である日蓮の仏法は東から西(日本から中国・インド)に広まる」(諌暁八幡抄趣意)という記述を受け、大石寺境内で唯一西向き(中国・インド向き)に立てられている。

1953年(昭和28年)、老朽化も甚だしい時に、創価学会会長(当時)であった戸田城聖が64世日昇上人に修復の寄進を申し入れ完成した。その後1966年(昭和41年)6月(66世日達の代)6月11日に国の重要文化財に指定された[1]。この翌年と2016年(平成28年)には修復工事が行われた。

東海道一の規模で、高さは34m。毎年2月16日(日蓮の誕生日)には五重塔を開け、法主の大導師による「御塔開き」のお経が行われる。また、この五重塔のそばには、修復に貢献した戸田城聖の墓がある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 文化遺産オンライン