亜空軍

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亜空軍(あくうぐん)とは、任天堂コンピュータゲーム大乱闘スマッシュブラザーズX』(以下「スマブラX」と略する)のアドベンチャーモード『亜空の使者』に登場する架空の軍団である。

『亜空の使者』において、プレイヤーキャラクターが暮らす「この世界」の支配を目論むタブーが、この世界に住む悪の住人やMr.ゲーム&ウォッチの体内から抽出された影虫という物質を使って作り上げた怪物や、人質に取ったエインシャント島のロボットたちで結成した軍団である亜空軍は、タブーの目的であるこの世界の支配を達成するため、メタナイトから奪った戦艦ハルバードを駆って各地に影虫から作った兵士をばら撒き、さらに亜空間爆弾を使ってこの世界を切り取って回っていた。

タブーが倒された後の亜空軍についてはゲーム中や「スマブラ拳!!」で語られておらず、その後の動機も不明であるが、亜空軍の一部雑魚敵キャラクターは「スマブラ3DS」の『フィールドスマッシュ』モードや「スマブラSP」の『スピリッツボード』モードやアドベンチャーモードの『灯火の星』に登場している。

構成員[編集]

主要キャラクター[編集]

タブー(Tabuu)
スマブラXオリジナルキャラクターの『亜空の使者』における一連の黒幕であり、同モードの最終ボス
スマブラXの舞台となる「この世界」とは異なる世界で生まれた存在で、亜空間でしか行動できない水色に光る半透明の人型のキャラクター。身体や羽根には電気信号やコンピュータ回路など電脳世界を思わせる光の紋様が走り、攻撃時に、胸のコア以外の身体の形状が変化することがある。
その目的は「この世界」を切り取り、亜空間内部に引きずり込むことである。
まずは双方の世界に存在できるマスターハンドを下し利用することで「この世界」への干渉を可能とし、さらにクッパワリオなどの「この世界」の悪の住人を掌握し手駒にする。こうしてある程度の戦力を整えた後本格的な侵攻の準備をするべく、空中に浮かぶ謎の島「エインシャント島」を占領。島に住むロボットたちの高度な技術力を利用し、「この世界」を亜空間に引きずり込む「亜空間爆弾」と、命中したファイターを瞬時にフィギュア化する「ダークキャノン」を開発させた。また味方に引き入れたMr.ゲーム&ウォッチの身体から「影虫」を無限に抽出して無数の怪物を作り出し、エインシャント島のロボット達も加えた亜空軍を編制し、移送手段としてメタナイトから戦艦ハルバードを鹵獲し「この世界」への侵攻を開始。終盤、キャラクターたちを全滅させた後は亜空間爆弾によって切り取った「この世界」の各部を亜空間にて再構成し、虚構の世界「大迷宮」を創り出した[1]
戦闘能力は極めて高いものがある。ガノンドロフはおろか「この世界」の創造者・マスターハンドの攻撃すら弾き返して返り討ちにするほどの能力を持つ他、背部から光り輝くチョウのような羽根を生やして自らの周囲一帯に波動を放つ「OFF波動」という最後のきりふだは、かなりの広範囲に渡るキャラクターを一撃でフィギュア化する威力を持つ。
最初の対峙では、キャラクター達を待ち構えてOFF波動により、亜空間に集結したファイター達を文字通り一瞬で全滅させた。その後、別行動を取っていたデデデネスルイージとデデデが開発したブローチを飲み込んでいたおかげで復活したカービィらの活躍により復活したファイターたちと大迷宮の中心部で再び対峙した際も再度OFF波動で殲滅しようとするが、発動の直前に何処からともなく現れたソニックの奇襲により発動に失敗し、羽根の一部を破壊されてOFF波動の威力・規模を弱められた状態(それでもファイター達の戦闘距離における威力は依然として一撃必殺級を維持している)でファイター達の肉薄を許し、死力を尽くす激闘の末に敗北。消滅すると同時に亜空間に引き落とされた「この世界」の殆どが元に戻り、亜空間の穴はすべて塞がった。
なお、タブーの綴りは“Tabuu”であり、「禁忌」の“Taboo”とは違っている。
マスターハンド
「この世界」の創造主。亜空間と「この世界」を自由に行き来できる特性を持つ。当初は世界を亜空間に飲み込もうとする亜空軍の首領を思わせる登場をするが、前述のように実際には真の黒幕であるタブーに操られており、突き刺さった光の鎖で操作されている文字通りの「操り人形」となっていた。同作の「シンプル」モードとは異なり、ファイターたちと闘うことはなかった。
物語の終盤でタブーがガノンドロフの前に姿を現した時に、ガノンドロフが真相を知りタブーに攻撃を仕掛けたことで、光の鎖から解放される。この時に光の鎖が刺さっていたところには傷ができており、血らしきものが出ている。その後、正気を取り戻しタブーに反撃するが返り討ちにされた。この後は倒れたままで、どうなったかは不明である。
ガノンドロフ
声 - 宮田浩徳
亜空軍の最高責任者的な立場。
マスターハンドの側近たる司令官として、実働部隊のクッパ軍団に逐次指示を出している。また、エインシャント卿のロボット軍団を、ファイター達もろとも大量の亜空間爆弾で自爆させようと手元のスイッチで強制的に従わせたり、亜空砲戦艦を動員し砲撃の指示をしたり、クッパと共にマスターハンドの謁見に向かう際クッパを不意打ちしてフィギュアにしたりと、悪役振りも遺憾なく発揮している。
黒幕たるタブーの存在を知らないまま操られたマスターハンドに従い行動していたが[1]、マスターハンドが操られていることを知るなりタブーに攻撃を仕掛けるも、あっけなく返り討ちにされてしまう。その後、リンクゼルダによって復活し、共にタブー打倒に向かった。これは原作とは全く関係ないフィギュアの世界の出来事とはいえ、ゼルダの伝説シリーズにおいて主格となる3人が任天堂ゲームにおいて共闘する唯一のシーンである。
実はマスターハンドに忠誠を誓っていたわけではなく、従っているフリをしてマスターハンドを倒し、自らがのし上がろうと企んでいた[1]。実際に作中ムービーでも、マスターハンドに敬礼しつつ邪悪な笑みを浮かべる描写がある。また、クッパとはマスターハンドへの忠誠心以外にも馬が合わなかったらしい。
クッパ
ダークキャノンを用いて計画の脅威になりうるファイターたちの撃破・捕獲を担当している。
ガノンドロフと同じく、タブーの存在を知らないままに指令に従っており[1]、マスターハンドの指示によりクリボーノコノコハンマーブロス等のクッパ軍団を率い、ダークキャノンと影虫で作った偽者のファイター(ニセクッパ、ニセピーチ、ニセゼルダ、ニセディディーコング)を使って悪事の限りを尽くす。終盤は亜空砲戦艦を動員し、ガノンドロフと共に艦橋から砲撃を指示して戦艦ハルバードを撃沈するも、カービィの乗ったドラグーンの一撃で亜空砲戦艦は破壊され、亜空間に撤退。マスターハンドに報告へ向かうが、背後からガノンドロフの不意打ちを受け、フィギュアにされてしまう。
その後、デデデに発見されて再び目覚め一騎討ちを挑むが敗北。マスターハンドを操っていたタブーを真の敵と認識してファイター達と共闘を決意し、最終決戦に必ず参加できるキャラクターの一人となる。この時タブーに倒されフィギュア化していたガノンドロフにお返しとばかりに攻撃を加えるなど、原作に通ずるコミカルな一面も見せる。
マスターハンドには忠実だが、内心ではガノンドロフの事が気に入っていなかった[1]
ワリオ
声 - チャールズ・マーティネー
ダークキャノンを用いて計画の脅威になりうるファイターたちの撃破・捕獲を担当している。
マジックハンドを装備した専用カーゴ(運送機)に乗り込み、ダークキャノンを用いてファイターたちをフィギュア化してまわっていた。しかし、途中でデデデにカーゴを回収したフィギュアごと強奪され、リュカポケモントレーナーに自ら襲い掛かるも返り討ちにされフィギュア化。さらには亜空間爆弾で遺跡もろとも亜空間に吸い込まれてしまうなど散々な目に逢い続けた。その後はデデデのブローチによって復活したファイターによって、タブーに倒されフィギュア化してしまった他のファイターと共に回収されて復活するが、事態を理解せずデデデにお返しの一撃をかました後、なし崩し的に大迷宮に乗り込んでいった。
ガノンドロフ、クッパと同様、やはりタブーの存在は知らずに動いていたが、その目的に関して深く考えておらず、自分の気の向くままに好き勝手にしていた[1]
Mr.ゲーム&ウォッチ
母艦となる戦艦ハルバードの操縦、影虫の生成を担当している。
作中で敵として姿を見せる期間は僅かでファイターたちと戦うこともないが、敵勢力の根底に係わっているある意味での重要キャラクターだった。亜空軍兵士の材料となっていた「影虫」はMr.ゲーム&ウォッチ当人の体内に存在する物質から無限に抽出されるものであり、それを発見したタブーによって亜空軍は生み出された[1]
メタナイトから奪い亜空軍の母艦と化した戦艦ハルバードを、影虫から作り出した自身の分身と共に操縦し、亜空軍の移動手段となると共に世界各地に影虫を散布し兵士を送り込んでいた。ストーリー後半に、メタナイトたちがハルバードに潜入した際に初めて姿を見せるが、登場するなりスネークの攻撃を受け、ハルバードの艦橋から甲板へ叩き落される。その後、大量の影虫を吸収し、デュオンへと変身して襲い掛かるが、ファイターたちとの闘いに敗れ、フィギュアに戻る。フォックスに止めを刺されそうになるが、ピーチが再び復活させ、彼女の仲立ちによってファイターたちと和解し、その後は改心して共にタブーとの闘いに向かう。
彼自身には善悪の観念がなく、そのため自身が与えている影響を理解していない状態で亜空軍に加担していた[1]
エインシャント卿
亜空軍の首領。ロボット軍団の指揮、及び亜空間爆弾の設置・起動を担当している。
ゲーム中最初に姿を現す亜空軍主要キャラクターで、目以外全身をローブで包んで正体を隠している。しかしストーリーが進むにつれ、作戦に苦悩している様子が伺えたり、ロボット軍団が身を挺してまで守ろうとするなど、謎が深まる描写をされている。
後半に判明するその正体は、エインシャント島のロボットたちのリーダー、マスターロボットである。ロボット軍団のエインシャント卿に対する絶対的な忠誠心はこのため。
彼らロボットたちが亜空軍にいたのは、自分たちが生活していたエインシャント島を科学技術に目をつけたタブーに占拠され、むりやり協力させられていたためである。姿を隠して「エインシャント卿」として行動しているのは、亜空軍に加担することになった罪の意識からであり、本意ではないことを示すものだった。
ファイターたちが亜空間爆弾工場に攻めて来た時には、自分たちに敵意がないことを示し、ロボット軍団にもこれ以上ガノンドロフの命令を聞かないよう促す。しかし最終兵器・亜空砲戦艦が完成し、エインシャント島は既に用済みとなっていたため、ガノンドロフは大量の亜空間爆弾を起爆させて戦艦用の通行口となる穴を作るべく、ロボット軍団に強制命令を下す。これを止めるべく、正体であるマスターロボットの姿を現してファイターたちに協力し、亜空軍を撃退する。しかし最早手遅れの状態であり、ファイターたちと共に工場からの脱出には成功するものの、亜空間爆弾の起爆は止められなかった。さらにあまりにも大量の亜空間爆弾によって亜空間に落とされてしまったエインシャント島は、タブー撃破後、亜空間の穴が収束した後も消失したまま行方知れずになってしまった[1]

ボスキャラクター[編集]

ガレオム
スマブラXオリジナルキャラクター。
亜空軍の大型ロボット兵器で、四足歩行型形態から低空飛行で高速移動する戦車形態に変形可能。また、巨体を活かした叩き潰しや踏みつけ、背部からのミサイルなどで攻撃する。
ゲーム中では2回戦い、1回目は荒野を走行中、マルスアイク、メタナイトの追撃を受けて遺跡へと落とされた直後、折しも遺跡の最深部にいたリュカポケモントレーナーとさらに交戦する。敗北後、最後の力で彼らを捕捉し、搭載されていた亜空間爆弾を爆発させ道連れにしようとするが、彼らを捕まえた右手をリュカがPKサンダーで破壊して脱出したため、失敗に終わっている。
戦闘不能になるダメージを受けても、影虫を放出したり分解される事はなく、ショートし火花を散らしていた点などから、影虫で構成されたのではなく純粋に機械によって動くロボットである可能性もあるが、詳細は明らかにされていない。
デュオン
スマブラXオリジナルキャラクター。
戦艦ハルバードの操舵室からスネークの攻撃によって外に追い出されたMr.ゲーム&ウォッチが、多数の影虫を吸収して変貌した姿。陰陽太極図柄の車輪を持つ下半身を持ち、そこから2つの騎士の甲冑を思わせるロボットの上半身が生えたような姿をし、上半身は前面部の刀剣を装備した青い体(ソードサイド)と、背面部の砲塔を装備したピンク色の体(ガンサイド)とで構成され、それぞれが異なる攻撃を仕掛けてくる。
スネーク、ピーチシーク(ゼルダ)、フォックスファルコルカリオによって倒された。
ボスパックン
マリオシリーズからの客演キャラクター。
クッパ、ワリオと同様に亜空軍側の立場らしく、カービィの前に立ちはだかり、両腕にピーチゼルダが監禁された二つの鉄カゴを持って暴れ回るが、カービィに倒される。
助けられるのはどちらか一人で、ダメージを多く与えた方のカゴを壊すことが出来る。また、本体に攻撃すれば両方のかごにダメージを与えられ、どちらを助けたかによってその後のストーリーが若干変わる。なお、大迷宮での再戦時&ボスバトルではカゴの中に誰も入っておらず、体力ゲージの表示が単に「カゴ」となる。
レックウザ
声 - 小西克幸
ポケットモンスターシリーズからの客演キャラクター。
湖から現れ、墜落していたアーウィンを破壊し、その横にいたディディーコングを襲おうとするもフォックスに阻止され、そのまま彼らと交戦し、敗れる。
主な攻撃手段としては長い身体を活かした「アイアンテール」や口からの「はかいこうせん」、「かみなり」などの技を使う。鳴き声は、劇場版ポケットモンスターでのレックウザと同じく小西克幸によるもの。
ボスキャラクターとして登場するが、ディディーコングとフォックスと鉢合わせして戦闘する形となっており、亜空軍の一員かは不明である。
ポーキー
MOTHERシリーズからの客演キャラクター。
MOTHER3』の姿で登場、最初は「キングの像」に乗り込みリュカを襲うが、リュカを助けに登場したネスのPKフラッシュで像を破壊された直後に『MOTHER3』で最後に戦った際の移動メカに乗った姿となり襲い掛かるが、2人に倒される。
スマブラXという外伝的作品ではあるが、本作でネスと『MOTHER3』のポーキーが初めて同時に登場することとなった。
ボスキャラクターとして登場するが亜空軍の一員かは不明。一応、プリムら亜空軍兵士と一緒には登場するが、キングの像で敵味方関係なく押しつぶして歩いていく。
リドリー / メタリドリー
メトロイドシリーズからの客演キャラクター。
研究施設でリドリーとして登場し、サムスピカチュウに奇襲をかけるも敗北、その後、メタリドリーとして復活し、亜空間爆弾工場の後半では、ファルコンフライヤーに乗って工場からの脱出を図るサムス、ピカチュウ、キャプテン・ファルコンピクミン&オリマードンキーコングディディーコングロボット一行に襲い掛かってくるが、彼らによって倒された。
ボスキャラクターとして登場するが、亜空軍の一員かは不明。ただし、亜空軍の施設内で意図してファイターたちを襲撃している。
『亜空の使者』の亜空間爆弾工場におけるメタリドリー戦はメトロイドシリーズ恒例の「制限時間内脱出」仕様になっており、2分の制限時間で倒さなければならない。
ファイターキャラクターの影
大迷宮までに登場したキャラクターの姿を模した「影」(コピー)。収集された亜空軍とファイターたちの戦闘データを元にタブーが再生ボスキャラクターとともに生み出した存在。
不気味な虹色をしており体格もオリジナルより若干大きいが、それ以外はオリジナルとほぼ同じ能力を持つ。大迷宮の守護者として、再生ボスと共にプレイヤーを待ち受けている。

雑魚敵キャラクター[編集]

ここでは主要な雑魚敵キャラクターのみ記述する。

プリム
亜空軍の基本兵力。見た目はサンドバッグに手足が生えたような人形などを思わせる少々ユーモラスな雰囲気漂う人型である。目には数種類パターンがあり、ゲームを起動するたびにランダムで変わる(赤目、青目、一つ目、無眼等)。基本タイプであるプリムのほか、ソードプリムやメタルプリムなど何種類かの強化タイプがある。なお、映像中では赤目で武装していないものしか登場しない。
ロボット
エインシャント卿が率いているロボットたち。量産型と思われ数が非常に多い。いずれもエインシャント卿に絶対的な信頼を寄せている。作中では、ロボットアタッカー、ロボットブラスター、ロボットランチャーの3種類が確認できる。
クッパ軍団 
クッパの部下としてクリボー、デカクリボー、ノコノコパタパタハンマーブロスキラーが登場。クリボー、ノコノコ、パタパタはマリオシリーズと同様に踏みつけることが出来る。

装備[編集]

戦艦ハルバード
亜空軍が移動手段として用いていた空中戦艦。船体下部のハッチから影虫を地上に散布し、兵士を送り込む事が可能で、本来はメタナイトの所有物だが、移動手段として目をつけたタブーが強奪した。ハルバードが亜空軍に強奪された経緯はゲーム中では明かされず、後に裏設定として「スマブラ拳!!」に記述された[1]。詳細は、#プレイヤーキャラクター側の用語・設定のメタナイト及びデデデの項を参照。
作中では、スターフォックスシリーズに登場するアーウィングレートフォックスと激しい砲撃戦を繰り広げる。また、星のカービィシリーズに登場したハルバードに比べ武装が強化されており、新たにレーザー砲や対空機関砲が多数装備され、2連主砲に取り付けられているアームもアーウィンに命中させるだけの精度と射程距離、グレートフォックスを艦底に締め上げるだけの力、更にグレートフォックスの攻撃を無効化するほどの強い装甲を持つ。
亜空間爆弾
タブーが「この世界」を亜空間に引きずり込むために開発した兵器。前述のようにエインシャント卿が自身の移動メカ下部にぶら下げて輸送し、起動してカウントダウン(ゲーム中では3分後。ほかに設定可能かは不明)終了後にブラックホールのような空間を広範囲に発生させ、爆発した箇所とその周囲を亜空間へと引きずり込む。一度起動させると二度と解除できない上、爆発の際、起動役のロボットが必ず2体犠牲になるという代償があり、エインシャント卿を苦悩させている。また、起動前に破壊すれば無力化することが可能のようで、アイクの攻撃で地面に落下したものは起動不能になっている。
ガレオムも頭部に自爆用として装備していたが、こちらは起動してから15秒強ですぐ爆発する。
ダークキャノン
タブーが「この世界」に存在するファイターたちをフィギュア化するために開発した兵器で、矢印状の光線を放ち、命中した相手を一撃でフィギュア化してしまう。また、作中ではワリオが持っているもの、クッパが持っているもの、クッパがニセピーチまたはニセゼルダに与えたもの、ガノンドロフが持っているものの4つが確認できる。このうちニセピーチまたはニセゼルダのものは、リンクまたはピットによって破壊され、クッパが持っていたものもファルコによって破壊されている。
最終戦でタブーがこれに酷似したレーザーを放つが、関係は不明。
亜空砲戦艦
亜空軍の最終兵器である巨大戦艦で、戦艦というよりは巨大な砲台のような外見をしている。エインシャント島で設計され亜空間で極秘に建造されていた。
先端の主砲からは亜空間爆弾の爆発と同様の効果を持つ光線を放ち無限に「この世界」を切り取ることが出来る他、戦闘火力も凄まじくファイターたちに奪還された戦艦ハルバードを撃墜するが、その直後に破壊されたハルバードから出撃したアーウィン、スターシップ(メトロイドシリーズ)、ファルコンフライヤー(F-ZEROシリーズ)、ドルフィン初号機(ピクミン2)による陽動に翻弄された結果、先回りしていたカービィの乗ったドラグーンの突貫により一撃で崩壊した。

その他用語[編集]

影虫
Mr.ゲーム&ウォッチの体内から無限に抽出される物質。
亜空軍の兵士を構成する物質である他、フィギュア化したファイターのデータを読み取ることで、そのファイターの偽者を作り出すことも可能である(但し作中では、ファイターではない「サムスのパワードスーツ」のコピーが登場している)。また、周囲の影虫を吸収することで巨大化することもある。
大迷宮
ストーリー終盤においてタブーが亜空間へ切り取った世界を再構成し築き上げた虚構の迷宮。『亜空の使者』における最終ステージ。
亜空軍による戦闘の分析によって生み出した再生ボスや、ファイターたちの偽者を守護者として配備している。

プレイヤーキャラクター側の用語・設定[編集]

「この世界」
マスターハンドが創造した、大乱闘スマッシュブラザーズの舞台となる世界の事。『X』での「スマブラ拳!!」や作中の「フィギュア名鑑」でこう呼ばれる。
“イメージ”という命が吹き込まれたフィギュアたちが住人。作中では「ファイター」と呼称されている通り、戦う事でイメージを維持し、“戦闘不能”になるとフィギュアに戻ってしまうが、「この世界」の住人が復活させようとする意思を持った上で、プレート(台座)に触れる事で復活できる。
戦い続ける事でしかキャラクターとして存在できないという世界だが、亜空軍襲来まではそれはそれでルールや規律のある世界だったようだ。
メタナイト戦艦ハルバード
物語序盤に亜空軍が戦艦ハルバードで空中スタジアムを襲撃するため、プレイヤー側にハルバードの所有者とされるメタナイトも亜空軍の一員かと思わせるような印象を与えている。
しかし、戦場のマルスの前に現れたメタナイトが、マルスと共に亜空軍に立ち向かったことにより、ハルバードを操縦しているのはメタナイトではなく、メタナイトは亜空軍側のキャラクターでもないということが判明する。その後、ストーリーはメタナイトが自身の戦艦を取り返すために亜空軍を追う展開となり、途中でアイクとも出会い、しばらくの間はこの3人で旅をする事となる。
物語後半では、離脱したメタナイトが氷山で出会ったルカリオと共にハルバードに潜入し、既に内部に潜入していたスネークと遭遇し仲間になり、幽閉されていたピーチゼルダを助けて操舵室に辿り着く。
ハルバードを操縦していたのはMr.ゲーム&ウォッチたちであり、スネークらによって甲板に叩き落されたMr.ゲーム&ウォッチは影虫を吸収し、巨大ロボット「デュオン」に変身して襲い掛かってくる。スネーク・ルカリオ・ピーチ・ゼルダ、さらに戦闘機アーウィンで駆けつけたフォックスファルコがデュオンと戦い、これを撃破する。
6人がデュオンを倒した後、操舵室に残っていたメタナイトが舵をとったことで、ハルバードの周りを取り巻いていた不気味な赤い雲は消え、ハルバードは真の所有者の元に戻った。
その後、集結したファイターたちは戦艦ハルバードで亜空間への突入を敢行するが、亜空軍の亜空砲戦艦の砲撃によりハルバードは撃墜された。しかしこのハルバードそのものが囮になっていた。爆破したハルバードの中からファイター達が所有する飛行艇が発進し、亜空軍がそれに気を取られている隙にあらかじめドラグーンで先回りして待ち伏せていたカービィが亜空砲を破壊するという算段だった。計画は見事に成功し、撤退する亜空軍を追いかけるように一行は亜空間へ突入した。
デデデの行動とブローチ
デデデは当初、ファイターを襲ってフィギュアを集めたと思えばワリオからもフィギュアを奪ったりするなど、亜空軍の一員なのか味方なのか分からない行動を起こすが、後にそれは「この世界」の完全敗北を阻止するための行動であった事が明かされる。
亜空軍による戦艦ハルバードの強襲には実はデデデが絡んでいた。彼が図らずもメタナイトの足を引っ張ってしまった事で戦艦ハルバードは強奪されたが、その際にタブーと「OFF波動」の存在を知ったデデデは、全ファイターが戦闘不能になって復活させる者が消失し「この世界」側が再起不能になってしまう危険性を察知。
そこで、フィギュアになったファイターを貼り付けてから一定時間後に自動的に復活させる、自分の顔を模したブローチを開発し、フィギュア化したファイターをワドルディら子分と共に探し回っていたのである[1]
ゲーム中で登場するや否や、ワドルディに怯えていたルイージをいきなり後ろから強襲、ハンマーでふっとばしてフィギュア化。そのルイージを囮に、亜空軍に協力しているワリオが持っていたフィギュアをワリオのカーゴごと奪い取り、居城へと持ち帰る。その後、城にてフィギュアにブローチを付けていたが[2]、その時にクッパの奇襲を受けて城の天井が崩落する。それに巻き込まれた結果自分がフィギュアに戻ってしまい、ルイージ、ネスと共に瓦礫の中に埋もれたため、城に突入したクッパ一味や、カーゴを追いかけて城へやってきたマリオ達には、ブローチを付けたピーチまたはゼルダを除いて発見されなかったが、それは後に勝利の一因にもなっている[3]。その後、城は亜空間爆弾によって亜空間に取り込まれてしまい、瓦礫の下のデデデ、ルイージ、ネスも一緒に亜空間に移動することになる。
終盤において、亜空間に突入しタブーと対峙したファイターたちは、タブーのOFF波動の前に一瞬で全滅してしまう。しかしその頃、亜空間に取り込まれた城に残っていたルイージ、ネスがデデデの付けたブローチの効果で復活。さらにクッパに捕まっていたピーチまたはゼルダに付けてあったブローチ[4]を拾って飲み込んでいたカービィも後から復活。彼らの助けによって、フィギュアに戻ってしまったデデデや他のファイターたちは再び立ち上がる事ができた。
ルイージ強襲前の話はゲーム中では諸事情でカットされたため裏設定となっている。他にもゲーム内で亜空間突入以前にメタナイトとデデデが接触することがないため、メタナイトがデデデの計画を知っているかどうかは不明である。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k “亜空の使者”の謎(「スマブラ拳!!」2008年4月10日)
  2. ^ この時肝心のブローチの数が足らなかったため、デデデは自身が付けていたブローチをピーチまたはゼルダに付けていた。
  3. ^ 但し、本編に出るキャラの中で唯一ソニックのみ一度もフィギュア化されていないため、発見されても100%敗北する事になるとは言い切ることはできない。
  4. ^ ピーチまたはゼルダを攫ったクッパが、ピットの攻撃をピーチまたはゼルダのフィギュアを持ったまま避けた拍子に取れてしまった