交雑

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交雑(こうざつ)または異種交配(いしゅこうはい)(英語: crossbreed)とは、生物学においては、異なるや異なる亜種の関係にある動物植物を特に人工的に組み合わせて交配させ、繁殖雑種を作ること。

概説[編集]

交雑は主に、有性生殖及び受精のシステム上の問題から、かなり近しい種類の有性生殖を行う生物間でのみ発生する。特に亜種間の交雑が進めば、亜種レベルの差異が小さくなり、亜種自体が消滅することが起こる。

種間の交雑は自然界ではあまり起こらないが、特定のグループの間ではしばしば起こり(コイ科カモ属イヌ属カイコクワコオオクワガタコクワガタなど)、これらは種と亜種の区分が決して明確でないことを示している。

このような交配が新しい種の誕生につながるという進化論の説もある。その一方で外来種と現地の生物が交雑し、元の種族が外来種の生物とその交雑種とに、種としての生存競争で敗れる場合も見られる。(→野猫ヤマネコ

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異種[編集]

クマ科の異なる種間での交雑の可否。上もしくは左から順に A. melanoleuca ジャイアントパンダH. malayanus マレーグマM. ursinus ナマケグマT. ornatus メガネグマU. arctos ヒグマU. thibetanus ツキノワグマU. americanus アメリカグマU. maritimus ホッキョクグマ

ヒョウ属[編集]

ヒョウ属の交雑種においては、慣例として、父親の英名の前半部分と母親の英名の後半部分をつないで名前をつける。

第一世代
雄\雌 ライオン ♀ トラ ♀ ジャガー ♀ ヒョウ ♀
ライオン ♂ ライオン ライガー Liguar ライパード
トラ ♂ タイゴン トラ Tiguar Tigard
ジャガー ♂ Jaglion Jagger ジャガー Jagupard
ヒョウ ♂ レオポン Leoger Leguar ヒョウ
第二世代
雄\交雑雌 ライガー ♀ タイゴン ♀ Jagupard ♀ Leguar ♀ Liguar ♀
ライオン ♂ ライライガー リティゴン Lijagupard Lileguar Liliguar
トラ ♂ ティライガー Titigon Tijagupard Tileguar Tiliguar
ジャガー ♂ Jagliger Jagtigon Jagjagupard Jagleguar Jagliguar
ヒョウ ♂ Leoliger Leotigon Leojagupard Leoleguar Leoliguar
レオポン ♂ Leoligular

関連項目[編集]