京王新線
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![]() 京王新線で運用される都営10-300形電車 (2013年9月) | |||
基本情報 | |||
国 |
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所在地 | 東京都新宿区、渋谷区 | ||
起点 | 新線新宿駅 | ||
終点 | 笹塚駅 | ||
駅数 | 4駅 | ||
経由路線 | 京王線 | ||
路線記号 | KO | ||
開業 | 1978年10月30日 | ||
所有者 | 京王電鉄 | ||
運営者 | 京王電鉄 | ||
使用車両 | 京王線#車両を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 3.6 km | ||
軌間 | 1,372 mm | ||
線路数 | 複線 | ||
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 | ||
閉塞方式 | 速度制御式 | ||
保安装置 | 京王ATC | ||
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停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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凡例
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京王新線(けいおうしんせん、英: Keio New Line)は、京王電鉄京王線の複々線区間である新線新宿駅 - 笹塚駅間 (3.6km) の線増部の通称である。駅ナンバリングで使われる路線記号はKO。笹塚駅以西の京王線と直通先の都営地下鉄新宿線を連絡する役割を持つ。
概要[編集]
京王線の輸送力増強のための線増として1978年10月31日に開業し[1][2]、1980年3月16日から都営地下鉄新宿線と相互直通運転を開始した[1]。これは、都営新宿線との直通運転の際、ターミナル駅である新宿駅の改修が難しかったためとされている。
ほぼ、京王線と並行して国道20号(甲州街道)下、京王線より深い所を走り、笹塚駅の新宿寄りの一部区間を除き、地下路線となっている。京王線笹塚以西への始発と最終列車は新線新宿発着である。また、東京競馬場での開催時には府中競馬正門前駅から新線新宿行きの急行も運転されるが、新線内は各駅に停車する。
新線新宿駅は、国道20号の地下5階、京王線などの駅よりも西寄りの位置にホームがある。ここから西南西に向かう。初台駅は上り線が地下2階、下り線が地下3階で、いずれも北側(笹塚に向かって右側)にホームがある。幡ヶ谷駅はどちらも地下2階で、対向式2面2線のホームである。ここまでで国道20号の地下から離れ、南に沿って走ってきた京王線に寄り添うように向かい、一足先に地上に姿を現した京王線の上り線の南側(笹塚に向かって左側)に地下から回り込み、ここで京王線の下り線と出会ってから、下り線と共に地上に向かう。地上に出たところで京王線上下線にはさまれる形となり、そのまま高架へ上る。私道と都道420号(中野通り)をまたぐと、笹塚駅に至る。
路線データ[編集]
運転[編集]
京王新線内はすべての列車が各駅に停車する。
開通当初(都営新宿線直通開始前)は新線新宿駅 - 京王多摩センター駅間の快速と京王新線内折り返しの各駅停車のみの運行であったが、2015年1月現在、京王新線内折り返し列車は設定されておらず、都営地下鉄新宿線または京王線に直通する。都営地下鉄新宿線からの電車の大半がこの路線を通り笹塚駅まで運行するため、運転系統上都営地下鉄新宿線と一体化している。分離運転を前提としたダイヤとなっていないため、事故・各種トラブルなどによる輸送障害時であっても都営地下鉄新宿線との相互直通運転中止の措置は取られない。ただし、同じ地下線でも運営・設備管理・運行管理は京王電鉄であるため、当線の閉塞方式は2011年10月まで自動閉塞式となっていた(都営地下鉄新宿線は開業時から車内信号閉塞式)。保安装置も京王のものを使用しているため、都営地下鉄の車両にも京王の保安装置を搭載している。
日中は20分サイクルで、本八幡駅 - 橋本駅間の区間急行と快速が1本ずつ(ともに都営新宿線内各駅停車)、本八幡駅 - 笹塚駅間の急行1本が運行され、急行は笹塚駅で準特急に接続する[3]。また、早朝・深夜には新線新宿駅発着の列車が運行される。
駅一覧[編集]
駅番号 | 駅名 | 駅間 キロ |
累計 キロ |
接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
直通運転区間 | ![]() | ||||||
KO01 | 新宿駅 (新線新宿駅) |
- | 0.0 | 都営地下鉄:![]() ![]() 東京地下鉄: ![]() 東日本旅客鉄道: ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 小田急電鉄: ![]() 西武鉄道: ![]() |
新宿区 | ||
KO02 | 初台駅 | 1.7 | 1.7 | 渋谷区 | |||
KO03 | 幡ヶ谷駅 | 1.0 | 2.7 | ||||
KO04 | 笹塚駅 | 0.9 | 3.6 | 京王電鉄:![]() | |||
直通運転区間 (京王線経由) |
![]() ![]() ![]() |
- 西新宿三丁目西地区再開発において、新線新宿駅と初台駅の間(西参道口交差点付近)に新駅を作る構想があった。なお、構想地付近には1945年まで京王線上に西参道駅が存在した。
初台駅と幡ヶ谷駅[編集]
初台駅と幡ヶ谷駅はいずれも線増に際し京王線側から線増部となる新線側にホームを移設したため、京王線側は各駅停車も含め全ての電車が通過する(トンネルが異なり経由しない)。京王線新宿駅では初台駅・幡ヶ谷駅へは「新線新宿駅」から乗るようにとの案内を行っている。京王線新宿駅と新線新宿駅は改札内で接続している同一駅であるが、旅客案内上呼称は使い分けられ、別々のホームで距離も離れている。 また調布以西から特急を利用して初台駅や幡ヶ谷駅に行く場合は、接続列車が都営地下鉄新宿線直通でない限り明大前駅・笹塚駅で2回乗り継ぐ必要がある。
定期券の経路に新宿駅 - 笹塚駅間が含まれている場合は京王線・新線のどちらにも乗車でき、初台駅・幡ヶ谷駅・京王線新宿駅・新線新宿駅のいずれの駅での乗降も可能である(ただし新宿駅までの定期券で渋谷駅、渋谷駅までの定期券で新宿駅でも乗降できる通勤定期券「どっちーも」の後者の2区間目の場合は京王線新宿駅・新線新宿駅に限る)。
脚注[編集]
- ^ a b “京王の電車・バス開業100周年年表|京王グループ”. 2018年2月26日閲覧。
- ^ “【ぶらっとササハタハツ散歩Vol.1】京王線の歴史を巡ってみた”. ササハタハツ新聞 (2020年3月16日). 2020年12月30日閲覧。
- ^ 9 月 25 日(金)に 京王線・井の頭線のダイヤ改正を実施します ~都心方面へのアクセス強化など利便性向上を図ります~ (PDF) - 京王電鉄、2015年8月26日、2015年8月26日閲覧。
- ^ 京王線・井の頭線全駅で「駅ナンバリング」を導入します。 (PDF) - 京王電鉄、2013年1月18日、2013年1月19日閲覧
関連項目[編集]
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