今剣

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今剣(いまのつるぎ)とは、軍記物語『義経記』で源義経自刃に用いたとされる架空の日本刀で、刃長65短刀[1]

『義経記』および判官物語の写本の一つである『よしつね物語』では[1][2]三条小鍛冶宗近鞍馬寺から依頼を受けて制作、奉納した刀を別当の東光坊が名付けて秘蔵し、後に守り刀として義経に与えたとされる[1]。義経はこの刀を肌身離さず持ち、屋島の戦いでも鎧の下に差していたとされる[1]。義経はこの短刀を用いて左胸下部を刺し貫き、内臓を抉りだした後に衣服の袖で拭ったとされる[1]。『よしつね物語』によるとには紫檀を使っている[1]。日本中世史を専門とする歴史学者の小和田泰経は著書で本作を伝説の刀として取り上げ、『義経記』の性質からどこまでが史実か分からないものとしている[3]

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 岡見 1992、p. 383.
  2. ^ 岡見 1992、p. 31.
  3. ^ 小和田泰経 『刀剣目録』 (初版) 新紀元社、2015年6月22日、36頁。ISBN 978-4-7753-1340-4。 NCID BB19726465 

参考文献[編集]

  • 岡見正雄(校注) 『義経記』 (新装版) 岩波書店、1992年10月7日。ISBN 4000045008。 NCID BN08465262