今福将雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
いまふく まさお
今福 将雄
本名 今福 正雄
生年月日 (1921-04-08) 1921年4月8日
没年月日 (2015-05-27) 2015年5月27日(94歳没)
出生地 日本の旗 日本福岡県飯塚市
死没地 日本の旗 日本千葉県松戸市
民族 日本人
血液型 B型
職業 俳優
ジャンル ラジオドラマ、舞台、映画、テレビドラマ
主な作品
テレビドラマ
峠の群像
おしん
すずらん
Dr.コトー診療所 (テレビドラマ)

映画
日本のいちばん長い日
肉弾
 
受賞
第5回日本放送作家協会男性演技賞
テンプレートを表示

今福 将雄(今福 將雄、いまふく まさお、1921年4月8日[1] - 2015年5月27日)は、日本俳優。本名は今福 正雄(読み同じ)[1]

福岡県[1]飯塚市出身。旧制福岡県立嘉穂中学校(現福岡県立嘉穂高等学校)卒業[1]文学座[1]映画放送部に所属していた。

少壮のころから、独特の口跡と間合いで温かみのある老け役を中心に演じてきた。

来歴・人物[編集]

1940年に中学校を卒業し、九州飛行機の技師となる。

終戦直後、たまたま闇市で知り合いになった人にラジオドラマの効果音の手伝いを頼まれ、NHK福岡放送劇団に入る。

ラジオドラマ『コメロンの貧乏神』で踏み切りの番人をしている老人役を演じ、テレビドラマへも進出。

1965年に第5回日本放送作家協会男性演技賞を受賞した。

1966年に福岡放送劇団の廃止を受け、上京して文学座に研究生として入る。

1968年に座員に昇格(下川辰平とは同期であった)。

映画では岡本喜八に重用され、喜八一家(喜八ファミリー)の一員に数えられる。1960年代後半以降の岡本作品では、神山繁岸田森らとともに、欠かせない顔であった。

テレビドラマではNHKの作品への貢献が大きく、特に橋田壽賀子脚本作品に多数キャスティングされた。

現代劇では無骨で不器用な小市民を演じることが多かったが、その役柄は幅広かった。

1980年にそれまでの本名名義から「今福將雄」に改名。

2015年5月27日6時22分、心筋梗塞のため千葉県松戸市の自宅で死去。94歳没。所属していた文学座が6月1日に発表した[2][3]

映画「バトルヒーター」やテレビドラマ「NIGHT HEAD」で今福を起用した映画監督・脚本家・作家の飯田譲治らが追悼のコメントを述べている[4]

出演[編集]

映画[編集]

太字の題名はキネマ旬報ベスト・テンにランクインした作品

テレビドラマ[編集]

  • からいも劇女(1962年、NHK
  • 愛の一家(1966年 - 1967年、NHK)
  • 父と娘の季節(1969年、NHK)
  • 素浪人 花山大吉 第28話「腕白小僧はなぜウソついた」(1970年、NET) - 卯助
  • 木下恵介・人間の歌シリーズ「俄-浪花遊侠伝」(1970年、TBS
  • 鬼平犯科帳(NET / 東宝)
  • 天皇の世紀(1971年)
  • 連続テレビ小説(NHK)
  • 大河ドラマ(NHK)
  • ジキルとハイド 第6話「ある少年の……」(1973年、CX / 東宝) - ガラス工房の先輩
  • 荒野の用心棒 第27話「火の砦にオロシャ砲が轟いて…」(1973年、NET) - 吉田新左衛門
  • 子連れ狼 第1部 第2話「乞胸お雪」(1973年、NTV / ユニオン映画※欠番作品
  • ヨイショ(1974年6月 - 11月、TBS)
  • はぐれ刑事 第6話「姉弟」(1975年、NTV / 国際放映) - 定食屋主人
  • 水色の時(1975年、NHK)
  • 隠し目付参上 第25話「斬られ役団九郎 男冥利の花道か」(1976年、MBS / 三船プロ) - 大和屋富蔵
  • 新 木枯し紋次郎 第9話「旅立ちは三日後に」(1977年、12ch / C.A.L) - 吾作
  • 大江戸捜査網12ch→TX / 三船プロ)
    • 第171話「対決 非情の十手」(1974年) - 木村兵内
    • 第209話「足でかせいだ男」(1975年) - 孫六
    • 第227話「殺しの烙印を消せ」(1976年) - 久兵衛
    • 第259話「密室殺人事件」(1976年) - 彌兵衛
    • 第292話「異母兄弟の夜明け」(1977年) - 和泉屋
    • 第458話「十手に賭けた同心魂」(1980年) - 酒井主水
    • 第519話「つつもたせの娘」(1981年) - 美濃屋治兵衛
  • Gメン'75(TBS / 東映)
    • 第79話「24749の死体」(1976年) - 望月善作
    • 第110話「警視庁宮の森交番のトリック」(1977年) - 松坂淳一の父親
    • 第163話「首のない女の人形」(1978年) - 沢木元警部
    • 第203話「また逢う日まで速水涼子刑事」(1979年) - 沢木巡査
    • 第232話「幽霊殺人」(1979年) - 古堅(沖縄県警)
    • 第259話「銭湯帰りのOL殺人事件」(1980年) - 折原
  • 気まぐれ天使(1977年、NTV / ユニオン映画) - 執事・長谷川
    • 第15話「嗚呼!花の成人式」
    • 第38話「友江とならばドコドコ迄も」
  • ポーラテレビ小説 / 文子とはつ(1977年、TBS) - 木村
  • 銀河テレビ小説(NHK)
  • 気まぐれ本格派(NTV / ユニオン映画)
    • 第8話「男と男の約束は?」(1977年) - 小学校の校長
    • 第25話「0点! 0点! 大トチリ!!」(1978年) - 田村すみれの父
  • 俺たちの祭(1977年、NTV / ユニオン映画)- 剛田守※今福正雄名義
  • 新・座頭市 第2シリーズ 第11話「子別れ街道」(1978年)
  • 太陽にほえろ!(NTV / 東宝)
    • 第295話「二つの顔の男」(1978年) - 坂田のおやじ
    • 第320話「翔べないカナリア」(1978年) - 里吉小鳥店主人
    • 第367話「跳べ! スニーカー」(1979年) - 磯部源次(情報屋)
    • 第484話「青ひげ」(1981年) - 沢木鉄造
    • 第514話「ドックの苦手」(1982年) - 吉松教諭
  • 特捜最前線ANB / 東映
    • 第54話「ナーンチャッテおじさんがいた!」(1978年)
    • 第159話「ポルノ雑誌殺人事件!」(1980年)
    • 第283話「或る疑惑!」(1982年) - 吉永
    • 第328話「カラスと呼ばれた女!」(1983年) - 堀口律夫
    • 第409話「ベッドタウン殺人事件の死角!」(1985年)
    • 第505話「地上げ屋殺し」(1987年) - 南定治
  • 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第33話「天下御免の大名じるこ」(1978年、ANB / 東映) - 石部鉄之進※今福正雄名義
  • 水戸黄門(TBS / C.A.L
    • 第9部 第7話「裁かれたジャジャ馬姫 -盛岡-」(1978年10月2日) - 与兵衛※今福正雄名義
    • 第12部 第17話「備前緋襷兄弟茶碗 -岡山-」(1981年12月21日) - 庄左衛門
    • 第17部 第12話「銃に群がる悪い奴 -堺-」(1987年11月16日) - 久造
  • 鉄道公安官(1979年、ANB / 東映)
    • 第29話「目撃者・C57とヤエモン」
    • 第32話「サンタが列車でやってくる」
  • 雲霧仁左衛門 第9話「女盗賊の恋」(1979年、KTV / 松竹) - 徳兵衛
  • 江戸の牙 第10話「妖艶! 密室の謎」(1980年、ANB)
  • 同心部屋御用帳 新・江戸の旋風 第28話「情けの犬張子」(1980年、CX / 東宝) - 秀五郎
  • 大捜査線大捜査線シリーズ 追跡(1980年、CX)
    • 第18話「やさしい女が燃える時」
    • 第41話「鐘の鳴る丘」
  • 警視-K 第3話「自白への道」(1980年、NTV / 勝プロ)
  • 旅がらす事件帖 第12話「風が呼ぶ佐渡路の宝」(1980年、KTV / 国際放映) - 銛助

*「大石内蔵助・冬の決戦」前編・後編 堀部弥兵衛 (1991年、NHK)

ラジオ[編集]

  • コメロンの貧乏神

舞台[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、28頁。
  2. ^ 俳優・今福将雄さん、94歳で死去 NHK「おしん」の源じい役”. スポーツ報知 (2015年6月1日). 2015年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月1日閲覧。
  3. ^ “「おしん」の今福将雄さん死去94歳心筋梗塞”. 日刊スポーツ. (2015年6月2日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1486007.html 2017年12月22日閲覧。 
  4. ^ 飯田譲治、@iidageorge 2015年6月1日の発言