偕和會

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偕和會
Kaiwakai Headquarters.JPG
偕和會本部
設立年 1978年
設立者 堀田和成
種類 宗教法人
本部 日本の旗 日本 東京都葛飾区金町2-10-6
公用語 日本語
関連組織 株式会社法輪出版
ウェブサイト 宗教法人 偕和會総合本部事務局
新宗教の団体。 GLAから派生した。

偕和會(かいわかい)は、GLAから派生した、東京都葛飾区金町に本部を置いている宗教法人である[1]

沿革[編集]

教祖、堀田和成(1926年2013年3月15日)は、「法友(ほうゆう)」というグループを作り独立、1985年に宗教法人となり、「偕和會」と改名、現在に至る。

布教概要[編集]

「正道(しょうどう)」という宗教を布教している。信仰対象は、インド神話に登場するクリシュナである。インド神話においては、クリシュナはヴィシュヌの化身とされるが、この宗教では、クリシュナが最高位の神であり、ヴィシュヌより上であるとされる。また、「バガヴァッド・ギーター(神の歌)」を至上主クリシュナが直接伝えた聖典として、信者は堀田氏によるこの聖典の解説を中心に教義を学んでいる。[2]日々の実践行としては、心を空にして(=個人的な願望を脇に置いて)、純粋に自己の心の平安=神との調和を願うとともに、縁生の友の平安も祈念する「虚心の祈り」を絶やさないこと、想念・言葉・行為を正す「三戒」を神に捧げることをもって、この信仰の柱とされる。「祈りと三戒」を車の両輪にたとえられる。仏教モーゼの十戒キリスト教ヒンドゥー教などの教えを、「虚心の祈り」に肉付けしたような教えとなっている。これは、それらの宗教は、それぞれの地域に合わせて説かれたものであり、根本は同じである、とするためである。[3]

人間の意識活動の段階については、精神界、相対界、欲界という言葉を用いる。これは、ヒンドゥー教におけるサットヴァ、ラジャス、タマスという物質の持つ三性質(グナ性)に相当する。それぞれに上段、中段、下段があり、精神界の上段が最も上となる。死後は、生前の意識が主に位置していたグナ性に応じた世界に移行するが、最上段に移行したとしても、仏教の六道輪廻の天上と同じく徳が尽きれば現世に舞い戻るため、魂がこれらのグナ性を超えて物質の束縛から解脱することを目標として修練する。それは完全な自力により達成することは不可能であり、グナ性をも支配する至上主クリシュナに自己の魂の救いを全託し、地上における身口意の行為をひたすら神に捧げる奉仕(祭祀)に専念する。その信愛(バクティ・ヨーガ)と奉仕行(カルマ・ヨーガ)に応じて自然に内なる叡智(ブッティ)が開かれ、おのずと魂の帰るべき道筋が明らかとなり、安心立命が与えられると説く。終始一貫して「神と個人(=神と人間の主観的な意識の交流)」ということが強調され、信仰は神と集団、神と団体ではないと繰り返し説かれている。


祈り[編集]

法友各号の冒頭に、以下の祈りが記載されている。

至上主(かみ)の栄光が地に満たされますように
天上の父よ わが心に光をおあたえ下さい
安らぎをおあたえ下さい
縁生の友に光をおあたえ下さい
心に安らぎをおあたえ下さい

「偕和會」会員心得[編集]

法友各号の後半に、以下の心得が記載されている。

一、会員は、宇宙の一切に光と調和を与えている「至上主(かみ)」を信ずる正道(しょうどう)者とその信仰者を指していう。
一、会員は、過去・現在・未来を通じて説かれていく正道の神理を柱に、調和の道理を実践していくものである。それゆえ会員は、至上主との約束を果たすべく、自己の完成と社会の調和を目指すため、虚心の祈りと三戒(正しい想念・正しい言葉・正しい行為)を守り、日々の生活の中で努力を重ねていくものである。
一、会員は、互いに尊敬をもって啓蒙し合い、人を見ず神を観ていく心を育てていくものである。
一、会員は、一人一人の心の安らぎと、環境の調和を目指すものであって、それは、家族・仕事・交友を通して実現し、社会の調和に役立てるものである。
一、会員は、主と個人の信仰の絆を強め、高めていくものである。それゆえ、会の集まりは、三人よればそこが教会というように、個人の至上主への信仰を高めるためにあるもので、会がその信仰を阻むものではない。
一、会員は、至上主の子として主に献身し、奉仕の実践を通して、自分を愛し、人を愛し、些かも他をそしったり、中傷することは慎まねばならない。
一、会員は、その調和の理念を忘れ、会員相互に不安と動揺を与え、不調和をもたらす者は、除名される。除名されても不服は言わない。

事務局・事務所[編集]

偕和會総合本部事務局
〒125-0042 東京都葛飾区金町2-10-6
偕和會西日本事務局
〒662-0836 兵庫県西宮市大畑町4-5
偕和會札幌事務局
〒003-0803 北海道札幌市白石区菊水三条4-3-23
偕和會東北事務局
〒982-0032 宮城県仙台市太白区富沢3-3-54
偕和會千葉事務局
〒273-0005 千葉県船橋市本町5-17-14
偕和會釧路事務所
〒085-0005 北海道釧路市松浦町12-6
偕和會横浜事務所
〒231-0037 神奈川県横浜市中区富士見町1-3 ATビル2F
偕和會松江事務所
〒690-0012 島根県松江市古志原1-18-40
偕和會沖縄事務所
〒900-0012 沖縄県那覇市泊1-4-7 中之橋桜マンション201

他、2001年6月に、比叡山延暦寺大霊園(宗教は問わない霊園)内に「正道者久遠墓所」という信者のための墓所が設置され、同年11月22日に開眼式が行われた。但し、分骨もしくは位牌のみを収める形となっている。

参考資料[編集]

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  1. ^ 法友各号の記述、及び、宗教法人偕和會 ("本部(東京)案内"を参照)
  2. ^ 法友 2006年12月号Vol.341 特集-第30回偕和會全国例大祭
  3. ^ 宗教法人偕和會 初めての方へ