公設市場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

公設市場(こうせついちば)とは、市場の一形態である。公共団体の所有する土地建物に設けられた市場であり、そこでは生産者や商人が場所を借り受けた上で公正な価格で商品の取引が行われている。各地の市場の中には、市場の名称の中に公設市場という言葉が含まれているところが存在する。

歴史[編集]

1918年(大正7年)8月3日には富山県米騒動が発生し、騒動は全国に広がっていった。同年8月12日には愛知県名古屋市で初の公設小売市場が設置され、9月には京都府京都市でも公設小売市場が設置された。同年12月には内務省から「小売市場設置奨励ノ件」が発せられ、1920年(大正9年)には東京府に70か所、神奈川県横浜市に6か所、名古屋市に5か所、京都市に6か所、大阪府大阪市に15か所、兵庫県神戸市に8か所の公設小売市場があり、6大都市に計109か所の公設市場があった。

主な公設市場[編集]

牧志公設市場(沖縄県那覇市)
石垣市公設市場(沖縄県石垣市)

名古屋市[編集]

最盛期には愛知県名古屋市に15か所の公設市場があったとされる。2020年(令和2年)4月時点では、築地、元古井、牧野、徳川、大高、南陽の6か所の公設市場がある[1]

  • 中公設市場(名古屋市中区大須3-10-26) - 1918年(大正7年)設置。2017年(平成29年)春廃止。2019年(令和元年)8月には跡地に商業施設「Multina Box」が開業。
  • 築地公設市場(名古屋市港区名港1-13-10) - 1919年(大正8年)8月設置。1963年(昭和38年)12月改築。[2]
  • 徳川公設市場(名古屋市東区徳川町522) - 1925年(大正14年)3月設置。1962年(昭和37年)12月改築。[3]
  • 元古井公設市場(名古屋市千種区今池2-27-22) - 1926年(大正15年)11月設置。1964年(昭和39年)12月改築。[4]
  • 牧野公設市場(名古屋市中村区太閤3-7-64) - 1951年(昭和26年)5月設置。1969年(昭和44年)12月改築。[5]
  • 大高公設市場(名古屋市緑区森の里1-93) - 1979年(昭和54年)8月設置。[6]
  • 南陽公設市場(名古屋市港区秋葉1-130-4) - 1981年(昭和56年)6月設置。[7]

大阪市[編集]

大阪府大阪市には大阪市公設市場連合会があり、約18か所の店舗が加盟している[8]

兵庫県[編集]

沖縄県[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 名古屋市公設市場のご案内 名古屋市
  2. ^ 築地公設市場 名古屋市
  3. ^ 徳川公設市場 名古屋市
  4. ^ 元古井公設市場 名古屋市
  5. ^ 牧野公設市場 名古屋市
  6. ^ 大高公設市場 名古屋市
  7. ^ 南陽公設市場 名古屋市
  8. ^ 店舗一覧 大阪市公設市場連合会