凰稀かなめ
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おうき かなめ 凰稀 かなめ | |||||
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本名 | 池口 梨花(いけぐち りか) | ||||
生年月日 | 1982年9月4日(36歳) | ||||
出生地 |
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身長 | 173cm | ||||
血液型 | A型 | ||||
職業 | 舞台女優 | ||||
活動期間 | 2000年 - | ||||
活動内容 |
2000年:宝塚歌劇団入団、雪組配属 2009年:星組に異動 2011年:宙組に異動 2012年:宙組トップスター就任 2015年:宝塚歌劇団退団 同年:芸能活動開始 | ||||
公式サイト | https://kaname-ouki.jp/ | ||||
主な作品 | |||||
宝塚歌劇 『太王四神記 Ver.II』 『ロミオとジュリエット』 『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 『ベルサイユのばら-オスカル編-』 | |||||
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凰稀 かなめ(おうき かなめ、1982年9月4日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団宙組トップスター。
神奈川県川崎市出身。順心女子学園中学校(現広尾学園中学・高等学校)出身。身長173cm、血液型A型。愛称は「かなめ」「りか」
目次
来歴[編集]
1998年、宝塚音楽学校入学。入団時の成績は20番[1]。86期生。
2000年、宝塚歌劇団入団。花組公演『源氏物語 あさきゆめみし』で初舞台。同年雪組に配属される。
2001年、『猛き黄金の国』新人公演で若手スター音月桂の役に抜擢される。
2002年、山科愛とともにTAKARAZUKA SKY STAGE第1期スカイ・フェアリーズを務める。
2006年、『Young Bloods! -魔夏の吹雪-』でバウホール公演初主演。
2007年の『エリザベート』では、ルドルフを演じる。同年夏には、世界陸上大阪大会開会式にあわせて結成されたユニット・AQUA5のメンバーにも選ばれた。
2009年4月14日付で、星組へ組替え。新トップである柚希礼音に次ぐ2番手に昇格。6月初め、稽古中に左足小指を骨折しAQUA5のコンサートを休演。同月の『太王四神記 Ver.II』宝塚大劇場公演には回復し出演している。
2010年には、テレビ朝日とのコラボレーションで発売された『le sac des TAKARASIENNES(ル サック デ タカラジェンヌ)』のプロデュースメンバーに選ばれた。
2011年2月25日付で、宙組へ組替え。蘭寿とむの花組異動により、引き続き2番手を務める。
2012年7月2日付で、大空祐飛の退団により、宙組トップスターに就任。相手役には花組から実咲凜音を迎える。お披露目公演は『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』。
2015年2月15日、『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』/『PHOENIX 宝塚!! -蘇る愛-』の東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
同年、公式サイトを開設し芸能活動開始。
2016年、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』のマリー・アントワネット役で、舞台復帰。
2017年、ミュージカル『花・虞美人』で宝塚歌劇団退団後、舞台初主演[2]。
2018年、『さよなら、チャーリー』における演技で平成30年度(第73回)文化庁芸術祭演劇の部 新人賞(関西参加公演の部)受賞[3]。
人物[編集]
習い事はしていなかったが、歌も芝居も好きな学生時代を過ごし、将来はモデルか俳優になろうと思っていた。
中学3年生の時にテレビで宝塚を知り、初めて舞台を見た後、すぐに東京アートスクール[4]に通い一発で宝塚音楽学校に合格した。
愛称「てる」は、GLAYのTERUに似ていることから貴城けいが名付けた。
宝塚歌劇団の同期には元宙組トップ娘役陽月華、星条海斗、憧花ゆりの、緒月遠麻、紫峰七海らがいる。
宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]
雪組時代[編集]
- 2001年2月 - 6月、『猛き黄金の国/パッサージュ』新人公演:川上音二郎(本役:音月桂)
- 2002年4月、日生劇場『風と共に去りぬ』ブレント
- 2002年5月 - 9月、『追憶のバルセロナ/ON THE 5th』新人公演:フェイホオ(本役:音月桂)
- 2002年10月 - 11月、バウホール『ホップ・スコッチ』ディック・スロリー
- 2003年1月 - 5月、『春麗の淡き光に/Joyful!!』新人公演:源頼信(本役:壮一帆)
- 2003年3月、バウホール公演ワークショップ『春ふたたび』三郎次
- 2003年6月 - 7月、バウホール『アメリカン・パイ』ネイズ
- 2003年10月、新神戸オリエンタル・日本青年館 樹里咲穂コンサート『JUBILEE-S』テリー
- 2003年8月 - 12月、『Romance de Paris/レ・コラージュ』イブラヒム、新人公演:ムシャヒド・ナセル(本役:貴城けい)
- 2004年1月 - 2月、中日劇場『Romance de Paris/レ・コラージュ』イブラヒム
- 2004年4月 - 7月、『スサノオ/タカラヅカ・グローリー!』新人公演:月読(本役:壮一帆)
- 2004年8月 - 9月、日本青年館・ドラマシティ『あの日見た夢に』ロッキー
- 2004年11月 - 2005年2月、『青い鳥を捜して/タカラヅカ・ドリーム・キングダム』チャン、新人公演:フィンセント・マクノートン(本役:朝海ひかる)
- 2005年4月 - 5月、バウホール公演ワークショップ『さすらいの果てに』エドウィン中尉
- 2005年6月 - 10月、『霧のミラノ/ワンダーランド』オットー、新人公演:ロレンツォ・クローチェ(本役:朝海ひかる) *新人公演初主演
- 2005年11月、全国ツアー『銀の狼/ワンダーランド』トランティニアン
- 2006年2月 - 5月、『ベルサイユのばら』ラサール、新人公演:アンドレ(本役:貴城けい、水夏希、他組よりの出演湖月わたる、春野寿美礼、瀬奈じゅん)
- 2006年7月、バウホール公演ワークショップ『YoungBloods!』ロバート三浦一彦 *バウWS初主演
- 2006年9月 - 12月、『堕天使の涙/タランテラ!』サリエル、新人公演:ルシファー(本役:朝海ひかる) *新人公演主演
- 2007年2月、中日劇場『星影の人/Joyfull!!II』桂小五郎
- 2007年5月 - 8月、『エリザベート』ルドルフ
- 2007年10月、ドラマシティ、日本青年館『シルバー・ローズ・クロニクル』クリストファー・クレム
- 2008年1月 - 3月、『君を愛してる/ミロワール』アルセスト
- 2008年5月 - 6月、バウホール公演ワークショップ『凍てついた明日-ボニー&クライドとの邂逅-』クライド・バロウ *バウWS主演
- 2008年8月 - 11月、『ソロモンの指輪/マリポーサの花』ロジャー
- 2009年1月、バウホール、日本青年館『忘れ雪』鳴海昌明
- 2009年3月 - 4月、宝塚大劇場公演のみ『風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア』オリバレス総督
星組時代[編集]
- 2009年6月 - 9月、『太王四神記 Ver.II』ヨン・ホゲ
- 2009年10月 - 11月、全国ツアー『再会/ソウル・オブ・シバ!!』マーク
- 2010年1月 - 3月、『ハプスブルクの宝剣/BOLERO』フランツ・シュテファン
- 2010年5月、バウホール・日本青年館『リラの壁の囚人たち』エドワード・ランス *バウ・青年館主演
- 2010年7月 - 8月、梅田芸術劇場メインホール・博多座『ロミオとジュリエット』ティボルト
- 2010年10月 - 12月、『宝塚花の踊り絵巻 -秋の踊り-/愛と青春の旅だち』フォーリー軍曹
- 2011年2月、中日劇場『愛するには短すぎる/ル・ポァゾン 愛の媚薬II』アンソニー・ランドルフ
宙組時代[編集]
- 2011年5月 - 8月、『美しき生涯/ルナロッサ』疾風
- 2011年10月 - 12月、『クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!』レナード・デルーカ(レニー)
- 2012年1月 - 2月、バウホール、日本青年館『ロバート・キャパ 魂の記憶』アンドレ・フリードマン(ロバート・キャパ) *バウ・青年館主演
- 2012年4月 - 7月、『華やかなりし日々/クライマックス』アーサー・シェルドン
宙組トップスター時代[編集]
- 2012年8月 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』ラインハルト・フォン・ローエングラム
- 2013年1月、博多座公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』ラインハルト・フォン・ローエングラム
- 2013年3月 - 6月、『モンテ・クリスト伯/Amour de 99!!-99年の愛-』エドモン・ダンテス
- 2013年4月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ (雪組 特別出演)
- 2013年7月 - 8月、全国ツアー『うたかたの恋/Amour de 99!!-99年の愛-』ルドルフ
- 2013年9月 - 11月、『風と共に去りぬ』レット・バトラー
- 2014年2月、中日劇場『ロバート・キャパ 魂の記録/シトラスの風II』アンドレ・フリードマン(ロバート・キャパ)
- 2014年5月 - 7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ
- 2014年8月 - 9月、凰稀かなめディナーショー『Metamorphose ―メタモルフォーゼ―』(ホテル阪急インターナショナル・パレスホテル東京) *初ディナーショー
- 2014年11月 - 2015年2月、『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-/PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』グスタフIII世 *退団公演
宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]
- ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』 (2016年4月 - 5月、帝国劇場) - マリー・アントワネット 役 ※ 花總まりとダブルキャスト
- エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート(2016年12月 - 2017年1月、梅田芸術劇場メインホール / Bunkamuraオーチャードホール) - ルドルフ 役(※東京公演のみの出演)
- ミュージカル『花・虞美人』(2017年3月 - 4月、赤坂ACTシアター 、愛知県芸術劇場大ホール、 森ノ宮ピロティホール) - 主演・虞姫 役 [2]
- リーディングアクト『愛にまつわるいくつかの...』(2018年2月、紀尾井ホール小ホール) - 主演
- ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』(2018年4月 - 7月、帝国劇場、大阪新歌舞伎座、博多座)、マリー・アントワネット役 ※龍真咲とダブルキャスト
- 銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『「銀河鉄道999」~GALAXY OPERA~ 』(2018年6月 - 7月、明治座、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)、クイーン・エメラルダス 役 ※特別出演
- ロマンティックコメディー『さよなら、チャーリー』(2018年10月 - 11月、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、三越劇場) - 主演・チャーリー・ソレル 役
- 舞台『暗くなるまで待って』(2019年1月 - 2月、サンシャイン劇場、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、ウインクあいち、福岡市民会館大ホール) - 主演・スージー 役 ※加藤和樹とダブル主演
テレビドラマ[編集]
- 宝塚歌劇団所属時代
- TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜 第8話(2013年6月7日、TBS)- 本人役
- 宝塚歌劇団退団後
ラジオ[編集]
- 宝塚歌劇団退団後
- 凰稀かなめのLet’s TALK! 〜肝心KA・NA・MEのPhoenix〜(2017年4月5日 - 8月30日、FM-FUJI)
ライブ・コンサート[編集]
- 凰稀かなめコンサート『The Beginning』(2015年4月、EXシアター六本木、サンケイホールブリーゼ)
- 凰稀かなめコンサート『The Beginning2』(2016年9月、EXシアター六本木、森ノ宮ピロティホール)
- アルバム発売記念コンサート『Again アゲイン』(2017年12月、ヤマハホール)
- 凰稀かなめコンサート『The Beginning Final 「Club Phoenix ~ 疲れたあなたにイケメンチャージ」』(2018年9月、EXシアター六本木)
- 『KANAME OUKI~One Night's Jazz Phoenix~ 凰稀かなめ〜一夜限りのジャズ・フェニックス〜』(2018年10月、ブルーノート東京)[5]
ディスコグラフィー[編集]
- アルバム『Again アゲイン』(2017年11月22日、ユニバーサル ミュージック合同会社、UICZ-4412)
参加作品[編集]
脚注[編集]
- ^ 小林公一・監修『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』(阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日)p.112
- ^ a b “凰稀かなめ主演ミュージカル「花・虞美人」ユナクと清水良太郎が劉邦と項羽に”. ステージナタリー. (2016年8月25日) 2016年8月25日閲覧。
- ^ “文化庁芸術祭について | 文化庁”. www.bunka.go.jp. 2019年1月27日閲覧。
- ^ [1]
- ^ “【BLUE NOTE TOKYO】KANAME OUKI ~One Night's Jazz Phoenix~ (2018 10.17 wed.)” (日本語). Blue Note TOKYO. 2019年1月27日閲覧。
- ^ “越路吹雪37回忌、トリビュートアルバム&メモリアルコンサートに宝塚OGら”. ステージナタリー. (2016年10月26日) 2016年10月26日閲覧。
外部リンク[編集]
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