刀剣の業物一覧

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文化12年(1815年[1]山田浅右衛門5代吉睦は多くの刀の試し斬りを行い、刀工ごとに切れ味を分類した結果を『懐宝剣尺』という本にまとめて公表した。刀剣の業物一覧(とうけんのわざものいちらん)は同書に記される、最上大業物14工、大業物20工、良業物50工、業物80工、大業物・良業物・業物混合65工の計229工をいう。 尚、分類の読みはそれぞれ、最上大業物(さいじょうおおわざもの)、大業物(おおわざもの)、良業物(よきわざもの)、業物(わざもの)[1]

ただし、後に出版された『古今鍛冶備考』では『懐宝剣尺』のランクを追加訂正しており、載せている刀工は5倍にも及ぶ。

本項のランクは懐宝剣尺より。順序は名前から五十音順。

最上大業物14工[編集]

大業物20工[編集]

良業物50工[編集]

  • 長船家助 (二代)
  • 若狭守氏房
  • 次郎左衛門勝光
  • 右京進勝光
  • 兼定 (三代)
  • 関兼房
  • 関兼常
  • 上総介兼重
  • 越前兼植(かねたね)
  • 越前兼則
  • 会津兼定
  • 越後守国儔
  • 山城守国包 (二代)(くにかね)[1]
  • 山城大掾国次 (初代)
  • 岡山国宗
  • 大与五国重(おおよご・くにしげ)[5]
  • 石堂是一(いしどう・これかず)[1]=武蔵大掾是一 (初代)
  • 伊賀守定次
  • 南紀重国(初代)
  • 津田近江守助直
  • 長船祐光
  • 横山祐定
  • 長船忠光
  • 一竿子忠綱(いっかんし・ただつな)[6]
  • 摂津守忠行 (初代)
  • 陸奥忠重
  • 相州綱広 (初代)
  • 対馬守常光
  • 丹後守直道
  • 長船則光 (初代)
  • 助右衛門則光
  • 長船法光 (初二代)
  • 長船秀助
  • 近江守久道 (初代)
  • 金房正真(かなぼう・まさざね)[1]
  • 坂倉正利 (初二代)
  • 大和大掾正則 (初代)
  • 奥州政長
  • 日置光平(へき・みつひら)[7]
  • 左京進宗光
  • 日置宗弘(へき・むねひろ)[1]
  • 大宮盛景
  • 康継 (初二代)
  • 大和守安定
  • 備中守康広
  • 高田行長
  • 京吉道 (初二代)
  • 大阪吉道 (初二代)
  • 武蔵守吉門
  • 伊勢大掾吉弘

業物80工[編集]

  • 対馬守橘一法[8] =?佐々木一法 (二代)
  • 手柄山氏重 (初代)[1]=大和大掾藤原氏重[9]
  • 加州勝家 (初二代)
  • 会津兼友 (初代)
  • 兼植 (江戸)(かねたね)[1]
  • 武蔵守兼中
  • 作州兼景
  • 初代包国(かねくに)[1]=筒井越中守藤原包国[10]
  • 筒井紀充 (つついきじゅう)[1] - 包国の子[11]
  • 五郎左衛門清光
  • 勝兵衛清光
  • 八幡山清平
  • 播磨大掾清光
  • 二王清実(きよざね)
  • 伊賀守金道 (初代)(きんみち)
  • 和泉守金道 (初二代)
  • 出羽大掾国路
  • 摂州国光
  • 摂州住池田鬼神丸国重 (きじんまる)[12] または (きしんまる)[1]
  • 相模守国維
  • 河内守国助
  • 山城守国清 (初二代)
  • 会津国貞
  • 相模守国綱
  • 高井国義
  • 菅原国武
  • 鈴木貞則
  • 和泉守貞重
  • 加賀守貞広
  • 大和大掾貞行
  • 井上真改(いのうえ・しんかい)[13]
  • 土肥真了(どい・しんりょう)[14]
  • 埋忠重義(うめただ・しげよし)[15]
  • 播磨大掾重高 (初代)
  • 信国重包 (のぶくに・しげかね)[1]
  • 信国重貞 - 信国派の一門
  • 高田重行
  • 丸津田助広[1]=津田草書銘助広
  • 摂州助高
  • 摂州(住)(源)助信[1]=出羽守助信[16]
  • 花房祐国[1]=備前守祐国[17]
  • 播磨大掾忠国 (初代)[1]=肥前住播磨大掾藤原忠国 (初代)[18]=肥前忠国 (初代)
  • 忠吉 (四代)
  • 信濃大掾忠国 (初代)[1]=平安城住忠国 (初代)
  • 継平 (初代)
  • 下阪継広
  • 肥後守輝広
  • 下原照重(したはら・てるしげ)[1]
  • 陸奥守歳長 (初代)
  • 山城守歳長 (初代)
  • 武蔵守友常
  • 聾長綱(つんぼ・ながつな)[19]
  • 高井信吉 (初代)
  • 伯耆守信高 (初二代)
  • 十郎左衛門春光
  • 金四郎久道
  • 山城守秀辰(ひでとき) (初代)
  • 広政 (大阪・摂津)[1] =若狭守広政[20]
  • 伯耆守汎隆
  • 法城寺正弘
  • 越中守正俊
  • 肥前正広 (初代)(河内大掾正広、二代目 肥前忠吉)
  • 備中大掾正永
  • 金房政次(かなぼう・まさつぐ)
  • 高田統行(むねゆき) (初代)
  • 下坂宗道(宗次)[1]=?上総大掾宗道
  • 常陸守宗重
  • 本行 (大坂)[1]=松葉本行[21]=河内守本行
  • 千手院盛国
  • 東連守久(とうれん・もりひさ)[1]=?石堂守久
  • 康永 (大坂・摂津住[1]=河内守康永
  • 仙台安倫(やすとも)(二代)[1]
  • 出羽守行広[1]=肥前行広 (初代)
  • 出雲大掾吉武 (初二代)
  • 大和守吉道 (初二代)
  • 上野介吉正
  • 吉国 (土佐)[1]=上野守吉国[22]
  • 鬼塚吉国

大業物・良業物・業物混合60工[編集]

  • 長船在光
  • 佐々木一峯(ささき・いっぽう) (初代)
  • 加州家吉
  • 加州家忠
  • 関兼国
  • 蜂屋兼貞
  • 関兼則
  • 関兼辰(かねとき)
  • 関兼音
  • 関兼道
  • 相模守兼安
  • 上野守兼定
  • 下総大掾兼正
  • 小松兼巻
  • 手掻包定(てがい・かねさだ)[23]
  • 河内守包定
  • 波平清佐(なみのひら・きよすけ)[24]
  • 赤坂千手院国長
  • 宇多国房
  • 薩摩国平
  • 川島国平
  • 法城寺国吉
  • 松山国輝
  • 大和守国行
  • 日州国富
  • 波平重吉
  • 南紀重国 (二代)
  • 伊賀鎮政
  • 関寿命(じゅみょう)
  • 武蔵助鄰(むさし・すけちか)[要出典]
  • 出羽守助重
  • 七兵衛祐定
  • 越中守高平
  • 越後守忠道
  • 陸奥守為康 (初代)
  • 下阪為利
  • 相州綱家
  • 長船経家 (初二代)
  • 陸奥守輝政
  • 高田輝行
  • 関長俊
  • 摂津守永重 (初代)
  • 長船久光
  • 上野守久国
  • 千手院広長
  • 安芸広隆 (初代)
  • 信濃守弘包 (初代)
  • 波平寛安
  • 同田貫正国
  • 三原正近
  • 石道正俊
  • 豊後守正全
  • 相模守政常 (初代)
  • 若狭守道辰
  • 下総大掾宗吉
  • 平盛方
  • 相州康春
  • 下原康重 (初代)
  • 大和守安行
  • 藤島行光
  • 陀羅尼吉家
  • 播摩守吉成
  • 三条義国
  • 長船賀光(よしみつ)

参考資料[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab Nagayama, Kōkan (1997). The Connoisseur's Book of Japanese Swords. Kodansha International. p. 37. ISBN 9784770020710. http://books.google.co.jp/books?id=zPyswmGDBFkC&pg=PA37. 
  2. ^ Seskor, Markus (2012). Lexikon der japanischen Schwertschmiede A-M. 1. Books on Demand. p. 409. ISBN 9783848211395. http://books.google.co.jp/books?id=FH-kQpaGpl0C&pg=PA409. では"Shūri"
  3. ^ Seskor, Markus (2012). Lexikon der japanischen Schwertschmiede N-Z. 2. Books on Demand. p. 334. ISBN 9783848211418. http://books.google.co.jp/books?id=JXerop95iWYC&pg=PA329. , German and Ja names
  4. ^ Seskor 2012, p. 329, vol. 2
  5. ^ Seskor 2012, p. 287, vol. 1
  6. ^ Seskor 2012, p. 228, vol. 2
  7. ^ Seskor 2012, p. 383, vol. 2
  8. ^ Nagayama 1998の業物一覧では橘一法、つるぎの屋サイトの業物表では"対馬守一法"。 Seskor 2012, p. 96, vol. 1に対馬守橘一法の表記(業物かどうかはない)
  9. ^ Seskor 2012, p. 309, vol. 1
  10. ^ 佐藤, 均. “著名刀剣標準価格表・「か」~2”. 刀の蔵. 2012年6月閲覧。
  11. ^ Seskor 2012, p. 97, vol. 1
  12. ^ Hawley, W. M. (Willis Meeker) (1966) (snippet). [http://books.google.co.jp/books?id=NQ04AQAAIAAJ Japanese swordsmiths: 13,500 names used by about 12,000 swordsmiths from 700 to 1900 A.D.]. W. M. Hawley. p. 115. http://books.google.co.jp/books?id=NQ04AQAAIAAJ. 
  13. ^ Seskor 2012, p. 168, vol. 2
  14. ^ Seskor 2012, p. 163, vol. 2
  15. ^ Seskor 2012, p. 157, vol. 2
  16. ^ Seskor 2012, p. 186, vol. 2
  17. ^ Seskor 2012, p. 196, vol. 2
  18. ^ Seskor 2012, p. 214, vol. 2
  19. ^ Seskor 2012, p. 24, vol. 2
  20. ^ Seskor 2012, p. 72, vol. 1
  21. ^ Tsurugi no ya (2007年). “業物位列一覧”. Tsuruginoya (homepage). 2012年6月閲覧。
  22. ^ Seskor 2012, p. 359, vol. 2
  23. ^ Seskor 2012, vol. 1
  24. ^ Seskor 2012, p. 241, vol. 1
  • 川口陟・飯田一雄 『改訂増補 刀工総覧』 刀剣春秋新聞社宮帯出版社(発売)
  • 刀剣春秋編集部 編 『刀剣甲冑手帳』 刀剣春秋新聞社宮帯出版社(発売)
  • 小笠原信夫, 和書 『刀剣』〈カラーブックス〉、1999年(原著1969年)。ISBN 9781889878041。