初春 (初代神風型駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
艦歴
計画 1904年度[1]
起工 1905年11月11日[1]
進水 1906年5月21日[1]
就役 1907年3月1日[1]
その後 1912年8月28日三等駆逐艦[1]
1928年7月6日廃駆逐艦第4号と仮称[1]
除籍 1924年12月1日[1]
廃船 1926年6月16日[1]
処分 1928年8月13日撃沈処分[1]
性能諸元
排水量 常備:381t
満載:450t
全長 69.2メートル
全幅 6.6メートル
吃水 1.8メートル
機関 レシプロエンジン2基2軸、6,000hp
最大速力 29ノット
航続距離 11ノット/850カイリ
乗員 70人
兵装 80mm(40口径)単装砲 2門
80mm(28口径)単装砲 4門
450mm魚雷発射管 2門

初春(はつはる)は、大日本帝国海軍駆逐艦で、神風型駆逐艦 (初代)の23番艦である。同名艦に初春型駆逐艦の「初春」があるため、こちらは「初春 (初代)」や「初春I」などと表記される。

艦歴[編集]

1905年明治38年)2月15日、命名(製造番号第23号)[2]。同年11月11日、川崎造船所で起工[3]1906年(明治39年)5月21日、進水[3]。同月24日、駆逐艦に類別[4]1907年(明治40年)3月1日、竣工[3]

第一次世界大戦では、シンガポール方面の警備に従事[1]シベリア出兵時には沿海州の沿岸警備を行った[1]

1924年大正13年)12月1日、除籍[5][6]1926年(大正15年)6月16日、廃船。1928年昭和3年)7月6日、廃駆逐艦第4号と仮称。同年8月13日、航空母艦赤城鳳翔搭載機の爆撃標的として撃沈処分[1]

艦長[編集]

※『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」及び『官報』に基づく。

駆逐艦長
  • (兼)磯部忠次 少佐:1907年1月18日 - 1907年3月30日
  • (兼)笹尾源之丞 大尉:1907年3月30日 - 1907年5月17日
  • 広沢恒 大尉:1907年5月17日 - 1909年2月20日
  • 伊東真三郎 大尉:1909年2月20日 - 1911年5月23日
  • 志村実 大尉:1911年5月23日 - 1912年12月1日
  • 山田虎雄 少佐:1912年12月1日 - 1914年5月27日
  • 徳田伊之助 少佐:1914年5月27日 - 1915年2月1日
  • 津田威彦 大尉:不詳 - 1916年4月1日
  • 玉木豊之助 大尉:1916年4月1日 - 1916年12月25日[7]
  • 安田貢 少佐:1916年12月25日[7] - 1917年12月1日[8]
  • 和田省三 大尉:1917年12月1日 - 1919年7月29日
  • 木村由之助 少佐:1919年7月29日[9] - 1919年12月1日[10]
  • 清水長吉 大尉:1919年12月1日[10] -
  • 藤堂功 少佐:1920年12月1日 - 1922年2月1日[11]
  • 池田久雄 大尉:1922年2月1日[11] - 1922年12月1日[12]
  • 宮武重敏 大尉:1922年12月1日[12] - 1924年6月16日[13]
  • 吉田孝 大尉:1924年6月16日[13] -

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『日本海軍史』第7巻、293頁。
  2. ^ #海軍制度沿革(巻8、1940)p.205『◎驅逐艦神風外二十四隻命名ノ件 明治三十八年二月十五日(達一七)臨時軍事費ヲ以テ建造スヘキ驅逐艦二十五隻ヘ左ノ通命名セラル|製造番號 製造所 艦名|第一號 横須賀海軍工廠 神風カミカゼ/第二號 同 初霜ハツシモ/第三號 同 彌生ヤヨヒ/第四號 同 如月キサラギ/第五號 長崎三菱造船所 白露シラツユ/第六號 同 白雪シラユキ/第七號 同 松風マツカゼ/第八號 神戸川崎造船所 朝風アサカゼ/第九號 同 春風ハルカゼ/第十号 同 時雨シグレ/第十一號 大阪鐡工場 朝露アサツユ/第十二號 同 疾風ハヤテ/第十三號 舞鶴海軍工廠 追風オヒテ/第十四號 同 夕凪ユフナギ/第十五號 佐世保海軍工廠 夕暮ユフグレ/第十六號 同 夕立ユフダチ/第十七號 同 三日月ミカヅキ/第十八號 同 野分ノワキ/第十九號 呉海軍工廠 潮ウシホ/第二十號 同 子日ネノヒ/第二十一號 横須賀海軍工廠 響ヒビキ/第二十二號 長崎三菱造船所 白妙シロタヘ/第二十三號 神戸川崎造船所 初春ハツハル/第二十四號 横須賀海軍工廠 若葉ワカバ/第二十五號 同 初雪ハツユキ』
  3. ^ a b c #幕末以降p.93『初春(起工)38-11-11(進水)39-5-21(竣工)40-3-1(建造所)川崎造船所』
  4. ^ #海軍制度沿革(巻8、1940)p.54『明治三十九年五月二十四日(達七二)艦艇類別等級別表中驅逐艦ノ欄内「白雪」ノ次ニ「初春、疾風」ヲ加フ』
  5. ^ #達大正13年12月p.1『達第百三十六號 驅逐艦 有明 同 吹雪 同 夕凪 同 時雨 同 追風 同 疾風 同 彌生 同 卯月 同 初春 右帝國驅逐艦籍ヨリ除カル 大正十三年十二月一日 海軍大臣 財部彪』
  6. ^ #除籍駆逐艦(3)p.43『舊初春(千噸以下)(略)(大正十三年十二月一日除籍)』
  7. ^ a b 『官報』第1321号、大正5年12月26日。
  8. ^ 『官報』第1601号、大正6年12月3日。
  9. ^ 『官報』第2096号、大正8年7月31日。
  10. ^ a b 『官報』第2199号、大正8年12月2日。
  11. ^ a b 『官報』第2849号、大正11年2月2日。
  12. ^ a b 『官報』第3102号、大正11年12月2日。
  13. ^ a b 『官報』第3544号、大正13年6月17日。

参考文献[編集]

  • アジア歴史資料センター(公式)(防衛省防衛研究所)
    • 『大正13年達完/12月』。Ref.C12070084200。
    • 『恩給叙勲年加算調査 下巻 除籍艦艇 船舶及特務艇 昭和9年12月31日/除籍艦艇/駆逐艦(3)』。Ref.C14010006100。
  • 『写真日本海軍全艦艇史 Fukui Shizuo Collection』資料編、KKベストセラーズ、1994年。
  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第9巻、第10巻、第一法規出版、1995年。
  • 片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』普及版、光人社、2003年。
  • 『世界の艦船増刊第107集 日本駆逐艦史』海人社、2012年12月。

関連項目[編集]