劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!

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ゲゲゲの鬼太郎 > ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第5シリーズ) > 劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!
ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!
監督 古賀豪
脚本 三条陸
原案 橘内美佳
原作 水木しげる
出演者 高山みなみ
田の中勇
今野宏美
高木渉
山本圭子
龍田直樹
八奈見乗児
小林沙苗
小林のり一
大塚範一
高島彩
皆藤愛子
中田宏
東国原英夫
京極夏彦
青野武
柴田秀勝
小杉十郎太
音楽 横山菁児
主題歌 ザ50回転ズゲゲゲの鬼太郎
編集 福光伸一
配給 東映
公開 2008年12月20日
上映時間 83分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 4.2億円[1]
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劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』(げきじょうばん ゲゲゲのきたろう ニッポンバクレツ!!)は、2008年12月20日に公開された『ゲゲゲの鬼太郎』第5期テレビシリーズの劇場版作品。配給は東映。カラー。ビスタサイズドルビーデジタル。上映時間は83分。

解説[編集]

2008年はテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』が1968年の第1期放送開始から40周年となる節目の年に当たり、第5シリーズとしては初の長編アニメーション映画である本作は40周年を締めくくるビッグプロジェクトと位置付けられている。この映画の出来事は当時はまだ放送中だったTVシリーズ最終回(第100話)の後に起きた事件とされ、劇中に合計120体の妖怪が登場する。結果的に第5シリーズの最終エピソードとなった。

ストーリーは完全オリジナルながら、本作の人間のゲストヒロイン・風祭華がテレビアニメ第3シリーズに登場した人間のレギュラーヒロイン・天童ユメコをオマージュしたキャラクターなので、第3シリーズでユメコが初登場した回の原作となる1967年に『別冊少年マガジン』に連載された「鏡爺」の要素が一部取り入れられてもいる。他にも特色として公開地域別の「ご当地バージョン」があり、ネコ娘が本編のワンシーンにおいて上映地域にちなんだコスプレを披露し、各地の名所を駆け抜ける(名所の詳細は公式サイトを参照)。DVDやブルーレイではそのご当地全てを収録。

本編の前にはおまけ映画として「ゲゲゲ祭りだ!! 五大鬼太郎」が上映された[2]。この映画にはかつてのデザイン(色彩)を再現した鬼太郎が登場、なおかつ今まで鬼太郎を演じた野沢雅子戸田恵子松岡洋子も出演し、かつての鬼太郎を演じている。劇中には映像のみだが歴代猫娘、歴代ねずみ男、歴代一反木綿も登場している。

DVDレンタルは2009年6月12日。DVD&ブルーレイ発売は2009年6月21日。なお、ゲゲゲの鬼太郎シリーズのブルーレイ発売は本作が最初である。

ストーリー[編集]

風祭華は、最近起こり始めた身の回りの怪奇現象に悩み、幼い頃祖母より教わった「ゲゲゲの鬼太郎」に助けを求める手紙を出す。

その声に応じた鬼太郎だったが、華は鏡爺に連れ去られ、同時に家族は華の記憶を失ってしまった。鬼太郎も鏡の世界に閉じ込められ、仲間達は全国各地に飛ばされてしまった。

何とか脱出する鬼太郎と華だったが、家族に忘却されたショックから華の頭に世界の消滅を望む思いが過ぎり、それをキッカケに妖怪達に異変が起こりはじめた。さらにその陰では、閻魔大王すら苦しめた恐るべき真の黒幕・古代妖怪ヤトノカミが復活しようとしていた。

登場キャラクター[編集]

鬼太郎とその仲間[編集]

鬼太郎
華を助けるために、ヤトノカミと戦う。
目玉おやじ
本作でも物知りで妖怪に詳しいところを随所で見せている。
ネコ娘
日本各地に飛ばされてしまう。
ねずみ男
マヤ変身した大蛇女に利用されたが、鬼太郎を放っておけず彼に協力する。
砂かけ婆
本作でも得意の砂かけ攻撃を披露する。
子泣き爺
北海道に飛ばされてしまう。
ぬりかべ
本作でも怪力を見せる。
一反もめん
沖縄県に飛ばされてしまう。
閻魔大王
過去にヤトノカミと戦って封印したが、その際に地上に被害が出たことがあり、鬼太郎に事件の異変を知らせる。

妖怪横丁[編集]

蒼坊主
偶然ねこ娘と出会い、共に今回の異変に気付く。
ぬりかべ女房
ピンクの体色を使って壁と合体していた。
かわうそ
本作でも口から水を吐く攻撃を披露。
アマビエ
本作でもかわうそとコンビで活躍する。
呼子
本作でも呼び声による攻撃の大音響を見せる。

この他にも、小豆洗い、傘化け、油すまし、妖怪横丁の会長などが登場する。

妖怪四十七士[編集]

雪女(葵)
赤舌
夜道怪
なまはげ
タンコロリン
座敷童子
火車
輪入道
白坊主
岩魚坊主
波小僧
アカマタ
猫又(ノラ)
亀姫
長壁姫
黒鴉
以上はすでに覚醒していた妖怪たち。
鉄鼠
刑部狸
一本ダタラ
磯女
すねこすり
ひょうすべ
山爺
雷獣
セコ
ミンツチ
わいら
かぶきり小僧
一つ目小僧
みかり婆
団三郎ムジナ
若狭の人魚
ヤカンズル
浪小僧
松の精霊
一目連
おさん狐
手洗い鬼
ヤンボシ

日本列島47都道府県のご当地妖怪。鉄鼠以降の残未覚醒の妖怪は呼子の呼び声によって覚醒した。

ゲストキャラ[編集]

風祭華
中学生の少女。黒髪のポニーテールが特徴。文武両道で、呼子から「完璧な美人」と評される。心優しいにも関わらず、周囲からはきつく冷たい性格と思われて友達はいない。
風祭京夜
華の弟と思われたが、実は妖力で風祭家の人々の記憶を操作して存在しないはずの弟として潜入したヤトノカミの変身した姿。弟を演じながら華の周囲との絆を徐々に壊す計略を実行し、風祭家の人々から華の記憶を消して彼女を絶望させるまで追い込む。
風祭琴
華の母。
華の祖母
華の幼いころに鬼太郎を教えた。
鏡爺
鏡に出入りすることができる老人の妖怪。
日比野マヤ
華の担任教師と思われたが、正体は大蛇女。ねずみ男が惚れた。
ヤトノカミ
黒幕。蛇神。閻魔大王に敗れ封印されていた。

スタッフ[編集]

  • 原作:水木しげる
  • シリーズ構成、脚本:三条陸
  • 脚本監修:京極夏彦
  • 音楽:横山菁児
  • キャラクターデザイン:上野ケン
  • 総作画監督:浅沼昭弘
  • 作画監督補佐:仲条久美、薮本陽輔、信実範子、袴田祐二
  • 美術監督:本間禎章
  • 色彩設計:辻田邦夫
  • デジタル合成監督:白鳥友和
  • CG監督:森田信廣
  • 録音:池上信照
  • 音響効果制作:スワラプロ
  • 音響効果:今野康之
  • 録音スタジオ:タバック
  • 編集:福光伸一
  • 製作担当:柳義明
  • ドルビーフィルム・コンサルタント:森幹生、河東努、コンチネンタルファーイースト(株)
  • オンライン編集:TOVIC
  • アニメーション制作:東映アニメーション
  • プロデューサー:情野誠人(フジテレビ)、池田慎一(読売広告社)、櫻田博之(東映アニメーション)
  • チーフプロデューサー:木村京太郎(読売広告社)
  • 監督:古賀豪

キャスト[編集]

日本爆裂!![編集]

ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎[編集]

  • 一期二期鬼太郎:野沢雅子(特別出演)
  • 三期鬼太郎:戸田恵子(特別出演)
  • 四期鬼太郎:松岡洋子(特別出演)
  • 五期鬼太郎:高山みなみ
  • 目玉おやじ:田の中勇
  • ねこ娘:今野宏美
  • ねずみ男:高木渉
  • のり平鬼太郎:小林のり一(特別出演) - 桃屋のCMに登場する鬼太郎。

主題歌[編集]

ご当地バージョン[編集]

バージョン 地区 観光名所 コスプレ
北海道・東北 宮城県 白謙かまぼこ 独眼竜正宗の鎧武者
岩手県 安比高原スキー場 マラソンランナー
青森県 青函トンネル
スーパー白鳥
秋田県 康楽館
山形県 八文字屋
福島県 スパリゾートハワイアンズ
北海道 JR札幌駅えきスタ
関東・甲信 神奈川県
横浜市
赤レンガ倉庫
中田市長
チャイナドレス
東京都 フジテレビめざましテレビ マラソンランナー
山梨県 富士山
長野県 いいづなリゾートスキー場
群馬県 達磨寺
栃木県 日光輪王寺
埼玉県
川越市
時の鐘
茨城県 筑波山
千葉県 鴨川シーワールド
中部・北陸 愛知県 ナゴヤドーム
ドアラ
チアリーダー
静岡県 スズキパレット マラソンランナー
岐阜県 下呂温泉ホテルくさかべアルメリア
新潟県 ゆきちゃん
雪国まいたけ
富山県 剣岳
石川県 兼六園
三重県 おかげ横丁
近畿(関西) 京都府 東映太秦映画村 くノ一
和歌山県 白良浜紀ノ國戦隊紀州レンジャー マラソンランナー
大阪府 トンボリステーション
滋賀県 ミシガン船
フナ寿司
奈良県 奈良公園
福井県 越前そばの里
兵庫県 南京町
中国・四国 広島県 デオデオ
VIERA
デパート店員
鳥取県 水木しげるロード マラソンランナー
島根県 鬼太郎フェリー
ねずみ黒岩・ぬりかべ岩
山口県 いろり山賊
名物店員 山賊の若武者藤吉郎
岡山県 倉敷
徳島県 あすたむらんど徳島
香川県 香川サーパスタジアム
香川オリーブガイナーズ西田監督
愛媛県 伊予鉄道坊っちゃん列車
高知県 坂本龍馬
九州・沖縄 福岡県 キャナルシティ博多
味の明太子ふくや
店頭販売員
宮崎県 東国原知事 マラソンランナー
大分県 JR別府駅
ソニック
鹿児島県 桜島
熊本県 熊本城
佐賀県 吉野ヶ里町歴史公園
長崎県 グラバー園
沖縄県 シーサー

その他[編集]

脚本・シリーズ構成を担当した三条は、雑誌『オトナアニメ』のインタビュー[要文献特定詳細情報]で、本作に登場する鬼太郎が恋をする人間の少女・風祭華をテレビアニメ第3シリーズに登場した天童ユメコのオマージュだと明かしている。鏡爺は第3シリーズでユメコが初登場したときの妖怪であり、劇場版で華と共に登場させるためにあえてテレビシリーズでは出さなかったという。

「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂」製作委員会[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「2009年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2010年平成22年)2月下旬号、キネマ旬報社、2010年、 173頁。
  2. ^ キッズステーションの放送では未放映。
ゲゲゲの鬼太郎映画作品
(実写映画は含まない)
通番 題名 公開日 原作
第1作 妖怪軍団 1985年12月21日 妖怪軍団 チンポ、ぬらりひょん
第2作 妖怪大戦争 1986年3月15日 妖怪大戦争 バックベアード
第3作 最強妖怪軍団!日本上陸!! 1986年7月12日 妖怪反物 銀毛九尾の狐・チー
第4作 激突!!異次元妖怪の大反乱 1986年12月20日 朧車 ぬらりひょん
第5作 大海獣 1996年7月6日 大海獣、妖怪軍団 チンポ
第6作 おばけナイター 1997年3月8日 おばけナイター -
第7作 妖怪特急! まぼろしの汽車 1997年7月12日 オリジナル 西洋妖怪
第8作 日本爆裂!! 2008年12月20日 オリジナル ヤトノカミ