劇画アリス

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劇画アリス』(げきがアリス)は、アリス出版が発行していた自動販売機専門三流劇画誌1977年9月亀和田武が編集長として、成人向け写真雑誌『スープX』増刊号として創刊された。

1979年の亀和田の退社後は、コミケットの母体となった「迷宮」が編集を引き継ぎ[1]米沢嘉博が編集長となった。

概要[編集]

三流劇画ブーム時の三大エロ劇画誌(他2誌は『漫画エロジェニカ』と『漫画大快楽』)の一つで自動販売機雑誌のひとつ。なお三誌を「三流エロ劇画御三家」と呼ぶのは編集長の亀和田武が考案したもので『本の雑誌』1978年10月号のコラム「エロ劇画誌御三家を知っているかい?」が初出である[2]

本誌は三流劇画の場を借りたマニアックな漫画の発表の場であった。掲載作品は吾妻ひでおの『不条理日記』『るなてっく』や坂口尚の『闇の箱』などの連載を除いて、多くの作品が短編となっている。

単行本はアリス出版から発行されず、他の出版社から発行された作品集などに本誌の作品が収録されている場合が多い。

表紙絵は創刊当初は辰巳四郎、のちに角田純男が担当した[3]

1980年5月号で休刊。井上英樹の『黄昏は始まったばかりだけど』を巻頭に、奥平衣良近藤ようこ、清水おさむ、吾妻ひでお、森田じみい、坂口尚、加藤カズオ、まついなつき飯田耕一郎高信太郎田口智朗が寄稿、そして宮西計三の「さようなら」のネームがラストページとなった[4]

主な執筆作家[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 亀和田武『雑誌に育てられた少年』(左右社)P.214-215
  2. ^ 亀和田武『雑誌に育てられた少年』(左右社)P.207
  3. ^ 亀和田武『雑誌に育てられた少年』(左右社)P.168-173
  4. ^ 米沢嘉博『戦後エロマンガ史』青林工藝舎 2010年4月 253頁「第33章 エロ劇画界の再編とロリコンマンガ」