北梅田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
北梅田駅(仮称)
Aerial photo of Kita-Umeda Station 14-Aug-2019.jpg
工事が進む北梅田駅(2019年8月撮影)
きたうめだ
Kita-Umeda
所在地 大阪府大阪市北区大深町
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
南海電気鉄道
駅構造 地下駅
ホーム 2面4線
開業年月日 2023年令和5年)開業予定
乗入路線 2 路線
所属路線 東海道本線支線(梅田貨物線[* 1]
キロ程吹田(タ)起点)
福島
所属路線 なにわ筋線[* 2]
キロ程 (北梅田起点)
中之島(仮称)
  1. ^ 2023年移設予定
  2. ^ 2031年開業予定
テンプレートを表示

北梅田駅(きたうめだえき)は、大阪市北区大深町大阪駅北地区再開発区域(梅田北ヤード、通称「うめきた/梅北[1]」内に新たに設置される予定のである。

「北梅田駅」の駅名は、2004年10月の近畿地方交通審議会答申第8号で用いられた仮称であり[2]、事業者の一つである西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道事業基本計画上の呼称[3]であるが、JR西日本では一般向けの告知に際してうめきた(大阪)地下駅(うめきた(おおさか)ちかえき)の仮称を用いている[4]ほか、報道等でうめきた新駅(うめきたしんえき)の呼称を用いている事例もある[5][6]

2020年3月25日、JR西日本が当駅と大阪駅の改札内連絡通路を整備した上で、営業開始時に大阪駅の一部として取り扱うことが発表された[3][7]。大阪駅の既存の地上ホームとは徒歩6分ほどかかる見込みという。

概要[編集]

JR西日本の東海道本線支線(梅田貨物線)の新駅として建設されている。

同社および南海電気鉄道(南海)のなにわ筋線開業時にはこの駅も南海との共同使用駅になる計画がある。また阪急電鉄(阪急)の新線(なにわ筋連絡線または西梅田・十三連絡線)が乗り入れる計画がある。

このほか2019年に全線開業したおおさか東線新大阪駅から当駅までの延伸の可能性も検討はされている[8][9]

梅田貨物線・なにわ筋線[編集]

現在の梅田貨物線(地上線)は新大阪駅から福島駅間で梅田信号場を経由するルートをとっている。同ルートは安治川口駅方面への貨物列車が経由するほか、はるかくろしおなどの特急列車も使用する。大阪駅を迂回するルートであるため、現状では両列車を利用する場合梅田地区からは直接乗車できない。当駅が設置され、大阪駅地上ホームとの連絡通路が整備されることにより、関西空港和歌山方面への列車に乗車・乗り換えが可能となりアクセス改善が見込まれる[3]

また、2031年のなにわ筋線開業後は、同線を経由してJRと南海の列車が当駅まで乗り入れる予定である[10][11]

なにわ筋連絡線または西梅田・十三連絡線[編集]

阪急電鉄十三駅と梅田付近を結ぶ計画路線として、なにわ筋連絡線西梅田・十三連絡線があり、いずれも北梅田駅(仮称)として大阪駅(うめきた地下駅)と接する形での駅設置が計画されている。前者については、なにわ筋線と直通を行いホームを共用することも検討されている。

歴史[編集]

2004年10月の近畿地方交通審議会答申第8号では、大阪駅北地区(北ヤード)再開発に支障となる梅田貨物線の地下化及び新駅を設置し、「はるか」や「くろしお」などの特急列車を停車させることで、関西国際空港和歌山方面へのアクセスの向上を図ることが盛り込まれた[2]。新駅には北梅田駅の仮称がつけられ、2011年に都市計画決定がなされた。2015年度から梅田貨物線の地下化工事および駅建設工事に着手、地下線への切り替えと新駅開業は2023年春の予定である[12]

さらに2031年には、当駅からなにわ筋の地下を経由してJR難波駅・南海新今宮駅間を結ぶ計画路線であるなにわ筋線の開業が予定されている。

駅構造[編集]

梅田貨物線は地下化とともにルートを東側に移設する予定である。当駅のホームは九条梅田線四つ橋筋との交差点北西部付近の地下に設置される[2]。新駅設置と地下線工事は一体で施工され[13][14]、駅部は開削工法で建設される[6][5]。地下2階部分(地表面からの深さ15m)に延長200mの島式ホーム2面4線が設けられ[6][5][15]、現在の大阪駅(地上ホーム)との間には改札内連絡通路が設置される予定である[3]

駅開業後は入線車種が多様となることが想定されるため、JR西日本がJR西日本テクシアナブテスコと共同開発した世界初となる開口部が移動可能なフルスクリーンタイプのホームドアを開発し、これを採用する予定である[16][17]

駅周辺[編集]

梅田貨物駅跡地のほぼ南端、うめきた2期開発区域内に位置する。現在の大阪駅から見ると、ノースゲートビルディング大阪駅JR高速バスターミナルの北西側にあたり、うめきた広場とは道を挟んで反対側(西側)にあたる。

周辺の土地(貨物駅跡地西側)の大半は現在都市再生機構(UR都市機構)が所有しており、三菱地所大阪ガス都市開発オリックス不動産ら9者による再開発事業が行われることになっている。具体的には駅北西側にイベントスペースを兼ねた都市公園を整備し、駅西側にホテル・オフィスなどMICEの機能と超高層マンションを配置することが提案されている[18]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注記[編集]

出典[編集]

  1. ^ 大阪っぽい略称・語感…JR駅北の名称「うめきた」に決定
  2. ^ a b c 近畿地方交通審議会答申第8号(別紙1・別紙2) (PDF)”. 2007年7月10日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2008年5月7日閲覧。
  3. ^ a b c d “「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について” (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2020年3月25日), https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200325_01_umekita.pdf 2020年3月25日閲覧。 
  4. ^ “(仮称)うめきた(大阪)地下駅 サービスアイデア公募「UMEKITA INNOVATION CHALLENGE」結果発表のお知らせ” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2019年3月11日), https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/03/page_13951.html 2019年3月16日閲覧。 
  5. ^ a b c “「うめきた」新駅、工事は順調 2023年春開業予定”. 朝日新聞. (2018年5月17日). https://www.asahi.com/articles/ASL5K32YTL5KPLFA001.html 2019年3月16日閲覧。 
  6. ^ a b c 「うめきた新駅」(仮称)工事現場が公開される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年5月18日). 2019年3月16日閲覧。
  7. ^ うめきた新駅名称「大阪駅」に JR西、地下に連絡通路” (日本語). 日本経済新聞 (2020年3月25日). 2020年3月25日閲覧。
  8. ^ “おおさか東線が全線開業、四つの新駅誕生 JR西日本”. 朝日新聞デジタル. (2019年3月16日). https://www.asahi.com/articles/ASM3H747WM3HPTIL054.html 2020年5月27日閲覧。 
  9. ^ JR西日本、おおさか東線が全線開業! 新大阪駅から大阪東部&奈良へ”. マイナビニュース (2019年3月16日). 2020年5月27日閲覧。
  10. ^ “なにわ筋線の整備に向けて” (プレスリリース), 大阪府・大阪市・西日本旅客鉄道・南海電気鉄道・阪急電鉄, (2017年5月23日), https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/05/page_10496.html 2017年10月4日閲覧。 
  11. ^ 大阪圏における鉄道網整備基本計画 (PDF)”. 関西高速鉄道株式会社 (2019年11月). 2020年4月10日閲覧。
  12. ^ うめきた2期区域新駅設置事業 - 大阪市都市計画局、2019年3月17日閲覧。
  13. ^ JR東海道線支線地下化・新駅設置事業パンフレット P.2 (PDF) - 大阪市
  14. ^ JR東海道線支線地下化事業 - 大阪市
  15. ^ “うめきた2期区域事業概要説明” (プレスリリース), 大阪市, (2019年11月19日), https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/0000438/438706/gaiyou-2.pdf 2020年3月29日閲覧。 
  16. ^ “うめきた(大阪)地下駅での挑戦~世界初方式のホームドアの開発・検証を進めています~” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2019年11月20日), https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/11/page_15282.html 2019年11月20日閲覧。 
  17. ^ “JR西が新型ホームドア開発 自由な開口部、世界初方式”. 神戸新聞. (2019年11月20日). https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012892519.shtml 2019年11月20日閲覧。 
  18. ^ うめきた2期地区 民間開発事業者による提案”. UR都市機構. 2020年4月16日閲覧。

関連項目[編集]

座標: 北緯34度42分9秒 東経135度29分35秒 / 北緯34.70250度 東経135.49306度 / 34.70250; 135.49306