口羽駅

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口羽駅
駅舎(2008年7月27日)
駅舎(2008年7月27日)
くちば
Kuchiba
伊賀和志 (1.5km)
(3.5km) 江平
所在地 島根県邑智郡邑南町下口羽1300
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 F 三江線
キロ程 79.7km(江津起点)
電報略号 チハ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
7人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1963年昭和38年)6月30日
廃止年月日 2018年平成30年)4月1日
備考 無人駅
路線廃止に伴う廃駅
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口羽駅の位置
口羽駅の位置
口羽駅の
位置
口羽駅の位置

口羽駅(くちばえき)は、かつて島根県邑智郡邑南町下口羽1300番地に存在した、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線廃駅)である。電報略号はチハ(クチハ)。

三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった。

概要[編集]

広島県との県境近くに設置されていたが、江の川からはやや離れていた。三次駅 - 当駅間の列車が午後に1往復設定されていたが、2018年3月17日から路線廃止までの間は江津行きに延長されていた。

歴史[編集]

  • 1963年昭和38年)6月30日 - 三江南線が式敷駅から延伸した際の終着駅として開業。旅客のみ取り扱い。
  • 1975年(昭和50年)8月31日 - 当駅から三江北線浜原駅までの区間が開業。江津駅 - 浜原駅 - 当駅 - 三次駅間が現行の「三江線」となり、その所属の途中駅となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道へ承継。
  • 2001年平成13年)3月3日 - 当駅で折り返す夜遅くの便を廃止し、三次駅からは1日5往復に。
  • 2004年(平成16年)10月1日 - 邑南町成立に伴い、所在地表示が島根県邑智郡邑南町下口羽になる。
  • 2018年(平成30年)
    • 3月17日 - 当駅折り返しの列車の設定がなくなる。
    • 4月1日 - 三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
  • 2019年(平成31年) 3月4日 - 地元自治体の島根県邑智郡邑南町が、駅の周辺施設の取得を表明。人力トロッコ車両を試験運行している[1][2]

駅構造[編集]

島式1面2線のホームを持ち、交換設備を有する地上駅であった。廃止時は、浜田鉄道部が管理する無人駅であり、駅舎は中身ががらんどうの待合所であった。ホーム三次寄り下り線側に構内踏切があり、それを通じてホームに出入りする形状となっていた。なお、自動券売機等の設備はなかった。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1 F 三江線 下り 三次方面 折り返し列車は2番のりば
2 上り 浜原江津方面  

※ホーム上にのりば番号標はなかったが、駅掲示時刻表では上記の番号で案内されていた。

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

邑南町営バス(おおなんバス・けんこう号)の多くの系統[3][4]が、「口羽駅」に停車する。

利用状況[編集]

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は41人、1984年度は68人だった。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 30
2000 24
2001 16
2002 15
2003 15
2004 13
2005 11
2006 7
2007 5
2008 6
2009 4
2010 4
2011 2
2012 4
2013 2
2014 3
2015 3
2016 5
2017 7

地名の由来[編集]

  • 古くは1223年(貞応2年)に現れるもので、出羽川の下流の口という意味らしい[5]

その他[編集]

  • 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「神降し」の愛称が付けられていた。出羽川の流域の入口を意味する「口羽」という名前と、神楽奉納の入り口となる儀式である「神降し」との連想に由来する[6]
  • 2019年(令和元年)6月時点でも、旧駅舎やホームなどの施設、駅周辺の線路や駅舎正面の駅名看板は残されている。しかし、旧駅構内に入れないように、ホームは鉄パイプやロープで囲われている。また、ホーム上の駅名板は取り外されている。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
F 三江線
伊賀和志駅 - 口羽駅 - 江平駅

脚注[編集]

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  1. ^ “邑南町 三江線資産取得へ トロッコ実験集客を評価”. 山陰中央新報 (山陰中央新報社). (2019年3月5日). オリジナルの2019年3月5日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190305115418/http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1551749709106/index.html 2019年4月1日閲覧。 
  2. ^ 江の川鐵道新聞 第2号 (PDF)”. NPO法人江の川鐵道 (2019年3月12日). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月3日閲覧。
  3. ^ 邑南町. “邑南町:おおなんバス路線図・時刻案内”. 2019年3月12日閲覧。
  4. ^ 邑南町. “邑南町:けんこう号路線図・時刻案内”. 2019年3月12日閲覧。
  5. ^ 『コンパクト版日本地名事典』、吉田茂樹著、新人物往来社、1991年
  6. ^ 三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説 (PDF) - 三江線活性化協議会。

関連項目[編集]