台湾鉄路管理局EMU1200型電車
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台湾鉄路管理局EMU1200形電車 | |
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![]() 台中駅にて | |
基本情報 | |
運用者 | 台湾鉄路管理局 |
製造所 | UCW |
種車 | EMU200型 |
改造所 | 台湾車輌 |
改造年 | 2003年 |
改造数 | 30両(9連3編成、3連1編成) |
運用開始 | 2003年1月 |
投入先 | 自強号 |
主要諸元 | |
編成 | 9両編成、3両編成 |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 | 交流25,000V/60Hz |
最高運転速度 | 120 km/h |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 | 1.44 km/h/s |
全長 | 20,000 mm |
駆動方式 | 吊り掛け式 |
編成出力 | 6,000 kW |
制御方式 | チョッパ制御 |
保安装置 | ATP |
台湾鉄路管理局EMU1200形電車(EMU1200がたでんしゃ)は、台湾鉄路管理局(台鉄)の交流電車で、現在は西部幹線の彰化 - 潮州のみで定期運用されている。
概要[編集]
2003年1月に運用が開始された。もとはEMU200型(南アフリカUCW製)で電動車1両、付随車・制御車2両の3両固定編成だった。2003年1~7月に、編成中間となる制御車の乗務員室と運転機器の撤去を始めとした9両固定編成への組成変更、前面の非貫通化、客用扉の自動化などの改造を行い、現在の形式に改められた。改造は台湾車輌(中国鋼鉄・唐栄鉄工廠(以上台湾)、日本車輌・住友商事(以上日本)による合弁企業)でおこなわれた。塗装も、白地に赤とオレンジ色の縞模様と従来のものから大きく変更された。この塗装に因み、台湾の鉄道ファンには「紅斑馬(赤いシマウマ)」と呼ばれている。
全車高雄機務段潮州車両基地に集中配置されている。
基隆駅 - 屏東駅(屏東線延伸電化後は潮州駅まで)で運行されていたが、2016年10月20日のダイヤ改正で北部から撤退し、彰化駅以南の運用になった[1]。2017年3月、桃園機場捷運開業に伴う空港利用客の取り込みを狙い、台北駅の連絡通路に当形式を模した新たな台鉄弁当の販売店が登場した[2]。
関連項目[編集]
出典[編集]
- ^ (繁体字中国語)“台鐵大改點 Kitty彩繪列車增班、紅斑馬退出北部區間”. 中時電子報. (2016年10月20日)
- ^ “駅弁売り場、台北駅に増設 ねらいは空港線利用者/台湾”. フォーカス台湾. (2017年4月1日)
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