各務原市

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かかみがはらし
各務原市
180501 Kakamigahara Aerospace Science Museum.jpg
Flag of Kakamigahara Gifu.svg Emblem of Kakamigahara, Gifu.svg
各務原市旗 各務原市章
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 岐阜県
市町村コード 21213-0
法人番号 7000020212130
面積 87.81km2
総人口 144,335[編集]
推計人口、2019年6月1日)
人口密度 1,644人/km2
隣接自治体 岐阜市関市加茂郡坂祝町羽島郡岐南町笠松町
愛知県一宮市犬山市江南市丹羽郡扶桑町
市の木
市の花 つつじ
市のマスコット
市の歌
イメージソング
ららら
各務原音頭、各務原市民の歌
新各務原音頭、きらめく心模様、元気ですか
各務原市役所
市長
[編集]
浅野健司
所在地 504-8555
岐阜県各務原市那加桜町一丁目69番地
北緯35度23分55.7秒東経136度50分54.3秒
各務原市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

各務原市位置図

― 市 / ― 町・村

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新境川堤
おがせ池

各務原市(かかみがはらし)は、岐阜県の南部に位置する

濃尾平野の北部に位置し、中山道宿場町鵜沼宿)として栄え、近年は自衛隊岐阜基地などに関連する工業都市として、また岐阜市名古屋市ベッドタウンとして発展を遂げた人口で岐阜県第3の都市である。[1]

市内には岐阜大学農学部跡地に造られた各務原市民公園をはじめとする多数の大規模な公園緑地があり、「パークシティ=公園都市」を目指すことを市のまちづくりの政策として掲げ、2005年に「緑の都市賞」内閣総理大臣賞を受賞している[2]

地理[編集]

北部から東部にかけては俗に各務原アルプスと呼ばれる標高200-300mの秩父古生層砂岩チャート層山地が広がり、南部を木曽川が流れ、愛知県との県境となっている。市の中心部には標高30~60mの各務原台地が広がり、極めて水はけの良い洪積層黒ぼく土壌であるため稲作には不向きで、鵜沼宿などの宿場町や街道沿いに街があったほかは、明治期までは大部分が原野であった。名鉄六軒二十軒という駅名や、溜め池の苧ヶ瀬池は当時の名残である。明治以降は、このような広大な原野と水はけの良すぎる土壌を生かす形で、軍事基地や演習場、かつては岐阜大学の農学部と工学部がおかれ、機械や紡績の工場、少ない水で成長する人参などの生産が主な産業となった。山地は古生代中生代チャートが主体で、堅いチャートが浸食されずに残ったもので、山地が空中写真で“>”という形に褶曲していることが確認できる。鵜沼地域の木曽川の岸からは、ジュラ紀放散虫が豊富に出土し[3]、“Unuma”と命名された放散虫もあるほどである。2004年に合併した旧川島町や旧稲羽町の南側は木曽川によって運ばれた沖積層の平地が広がっており、古くから木曽川が氾濫しやすい地域で、洪水が発生するたびに地形が変わる幾つかの川中島で形成されていた。昭和20年代にようやく現在の河川流域に定まり、木曽川が3つの流路に分けられ、三派川と呼ばれている。北派川は現在は新境川流路となっており機能していないが、南派川は愛知県との県境となっている。

隣接する自治体[編集]

各務原市中心部周辺の空中写真。市中心部の南側に航空自衛隊岐阜基地がある。1987年撮影の9枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

町名[編集]

各務原市の地名を参照

歴史[編集]

詳細は[4]を参照

  • 1963年(昭和38年)4月1日 - 稲葉郡那加町稲羽町鵜沼町蘇原町合併し各務原市が誕生
  • 1965年(昭和40年)1月 - 市庁舎を現位置に移転
  • 1967年(昭和42年)11月 - 人口7万人を突破
  • 1968年(昭和43年) - ライン大橋完成。各務原市誕生前の1925年11月に完成した犬山橋に次いで、当市と愛知県犬山市とを結ぶ2つめの橋である。
  • 1969年(昭和44年) - 愛岐大橋完成。当市と愛知県とを結ぶ3つめ(江南市との間では初)の橋である。
  • 1973年(昭和48年)3月 - 現市庁舎完成
    • 4月 - 市制10周年
  • 1976年(昭和51年)11月 - 人口10万人を突破
  • 1983年(昭和58年)4月 - 市制20周年
  • 1986年(昭和61年)3月5日 - 東海北陸自動車道岐阜各務原IC美濃IC間が開通(1998年12月13日、東海北陸自動車道が名神高速道路一宮JCT)に連結)
  • 1992年(平成4年)10月 - 人口13万人を突破
  • 1993年(平成5年)4月 - 市制30周年
  • 1996年(平成8年)3月23日 - 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館オープン
  • 2000年(平成12年)3月28日 - 犬山橋に隣接した道路専用の「ツインブリッジ」が完成。道路橋に名鉄電車が通っていた(路面電車と同様だった)のが改善され、旧橋は電車専用の鉄橋となる。
  • 2003年(平成15年)4月 - 市制40周年
  • 2004年(平成16年)11月1日 - 羽島郡川島町を編入
  • 2006年(平成18年)11月5日 - 神明小網橋完成
  • 2008年(平成20年)3月 - 人口15万人を突破
  • 2013年(平成25年)4月 - 市制50周年
    • 3月24日 - 各務原大橋完成。旧市区と川島地区(旧・川島町)とが1本の道で結ばれた。

人口[編集]

Demography21213.svg
各務原市と全国の年齢別人口分布(2005年) 各務原市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 各務原市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
各務原市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

行政[編集]

歴代市長[編集]

氏名 就任 退任 着任期数 備考
1 武藤嘉一 1963年(昭和38年)4月1日 1968年(昭和43年)6月 2期 病気により2期途中で辞任
2 松原啓吉 1968年(昭和43年)9月8日 1973年(昭和48年)4月18日 2期 学校給食センター、市の指定金融機関を
めぐる汚職事件により2期途中で引責辞任
3 平野喜八郎 1973年(昭和48年)5月20日 1997年(平成9年)5月19日 6期 各務原市市制施行20周年記念事業の一つとして『各務原市史』の編集を行い、1986年に刊行までこぎつける
4 森真 1997年(平成9年)5月20日 2013年(平成25年)5月19日 4期
5 浅野健司 2013年(平成25年)5月19日 (現職) 2期目

立法[編集]

各務原市議会

  • 定数:24名
  • 任期:2017年(平成29年)3月4日 - 2021年(令和3年)3月3日
  • 議長:岡部秀夫 (政和クラブ、3期)
  • 副議長:足立孝夫 (政和クラブ、3期)
会派名 議席数 議員名(◎は代表)
政和クラブ 15 ◎川瀬勝秀、足立孝夫、川嶋一生、仙石浅善、津田忠孝、小島博彦、大竹大輔、岡部秀夫、池戸一成、坂澤博光、水野盛俊、瀬川利生、岩田紀正、指宿真弓、塚原甫
市議会公明党 3 ◎横山富士雄、黒田昌弘、五十川玲子
日本共産党各務原市議会議員団 2 ◎波多野こうめ、永冶明子
市民派・チームみらい 2 ◎杉山元則、古川明美
無会派 2 吉岡健、水野岳男

経済[編集]

産業[編集]

工業出荷高は県内第2位であり、飛行実験隊に位置づけられている航空自衛隊岐阜基地に隣接する川崎重工業株式会社の岐阜工場(川崎重工業航空宇宙システムカンパニー航空機工場(所在地は「各務原市川崎町」)などの関連航空機部品企業群、自動車関連工場など輸送用車輌機器、金属団地にはその名の通り金属加工企業が群立している。

市北部の須衛町に位置するテクノプラザは、バーチャルリアリティやロボット技術の研究開発拠点として岐阜県庁により設置され、早稲田大学WABOT-HOUSE研究所や岐阜県科学技術振興センターを中核とし、事業所や研究開発専用の産業団地で構成され、多くのベンチャー企業が進出している。また、日本一ソフトウェアなどテクノプラザ出身の企業から上場企業も誕生している。

名産[編集]

  • ニンジン
  • 貞奴ゆかりの里(和菓子)
  • 若アユの一夜干し(アユの開きを干したもの)
  • 錦の舞(和菓子)
  • にんじん村(ジュース)
  • かかみがはら絵巻(和菓子)
  • 絵絹(掛け軸に用いられる絵絹の市場占有率100%)
  • 守口大根(生産のみ)
  • 各務原キムチ
  • 篝火(清酒 菊川

主な企業[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

友好都市
  • 福井県の旗 福井県敦賀市
    1989年(平成元年)10月2日 友好都市提携
都市交流

海外[編集]

姉妹都市
都市交流
連携協定

教育[編集]

かつては岐阜大学の工学部・農学部と付属農場があったが、工学部は1981年[8]、農学部は1982年に岐阜市柳戸に移転した[9]。跡地は各務原市民公園になっている。

小学校[編集]

中学校[編集]

特別支援学校[編集]

高等学校[編集]

大学・短大[編集]

専門学校[編集]

専修学校[編集]

外国人学校[編集]

幼稚園[編集]

すべて私立。

  • さくら幼稚園
  • 那加幼稚園
  • みどり幼稚園
  • 子苑第一幼稚園
  • 子苑第二幼稚園
  • 合歓の木幼稚園
  • 合歓の木南幼稚園
  • うぬま第一幼稚園
  • うぬま第二幼稚園
  • うぬま中央幼稚園
  • 尾崎幼稚園
  • かわしま幼稚園

保育園[編集]

すべて公立。

  • 那加保育所
  • 雄飛ケ丘保育園
  • 那加中央保育所
  • 尾崎保育所
  • 更木保育園
  • 中屋保育所
  • 鵜沼中保育所
  • 鵜沼東保育所
  • 鵜沼西保育所
  • 蘇原西保育園
  • 蘇原南保育所
  • 蘇原保育所

認定こども園[編集]

すべて私立。

  • 認定こども園 前宮保育園
  • 川島東こども園
  • 新生こどもえん
  • 認定こども園 だいち
  • 認定こども園 ひよし幼稚園
  • かわしま育ちの庭
  • かわしま学びの庭
  • 認定こども園 各務保育園

交通[編集]

鉄道路線[編集]

市の中心となる駅:各務原市役所前駅

JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
Meitetsu logomark 2.svg名古屋鉄道(名鉄)

名古屋市からの鉄道アクセスは、名古屋鉄道利用であれば名古屋本線(名鉄本線)を利用し名鉄岐阜駅で乗り換えるか、犬山線または小牧線を利用し、犬山駅で乗り換える。JR利用の場合は東海道本線岐阜駅高山本線に乗り換える(一部特急(ワイドビュー)ひだの鵜沼駅停車あり)。岐阜市内とのアクセスは、運賃や所要時間ではJRに、運転本数では名古屋鉄道に分がある。

他に、市外ではあるが、JR木曽川駅尾張一宮駅、名鉄笠松駅犬山駅柏森駅江南駅などが市南部のアクセス圏内である。

2005年までは市北西部のごく一部区間を名鉄美濃町線が通っていたが、当市内に駅は設置されていなかった。

バス路線[編集]

道路[編集]

高速道路[編集]

一般国道[編集]

主要地方道[編集]

一般県道[編集]

その他[編集]

  • 東海自然歩道が市内を通過している。
  • 当市鵜沼各務原町附近と愛知県丹羽郡扶桑町とを結ぶ新愛岐大橋の計画がある。扶桑町中央部を経由して国道41号小牧インター方面との新たなルートとなり、当市と愛知県とをつなぐ第5(扶桑町との間は初)のルートになる予定。

観光[編集]

炉畑遺跡の竪穴式住居群

名所[編集]

遺跡・史跡[編集]

寺院・神社[編集]

公園[編集]

博物館[編集]

競技場[編集]

商業施設[編集]

祭事・イベント[編集]

2005年までは毎年5月にかさだ広場オオキンケイギク祭りが開催されていたが、オオキンケイギクが外来種で駆除対象の植物となった煽りを受け、2006年以降中止が決定。

公共施設[編集]

市役所・サービスセンター[編集]

警察署[編集]

消防[編集]

  • 各務原市消防本部
    • 西部方面消防署
      • 川島分署
      • 尾崎出張所
      • 南出張所
    • 東部方面消防署
      • 北分署
      • みどり坂出張所

図書館[編集]

医療機関[編集]

文化・学習施設[編集]

子育て支援施設[編集]

スポーツ施設[編集]

その他[編集]

出身有名人[編集]

各務原市を舞台とした作品[編集]

その他[編集]

  • 市外局番は大半の地域で058を使っているが、川島地区は愛知県一宮市と同じ0586である。

航空自衛隊岐阜基地[編集]

航空自衛隊岐阜基地

同市に位置する航空自衛隊岐阜基地は、1917年(大正6年)に各務原陸軍飛行場として開設されて以来、現存する飛行場としては国内最古の歴史を誇る(国内最古飛行場は1911年(明治44年)4月1日開設の所沢陸軍飛行場であるが戦後に飛行場機能は喪失)。航空自衛隊に配備される新型機や航空機に関連する装備の試験等を行う飛行開発実験団を擁していることから、日本一早く最新鋭機が飛行しているところを見られる。毎年秋頃に開催される航空祭では異機種混成編隊と呼ばれる全国の航空祭でも珍しいフライト形態を眺めることができる。

基地内に防衛省近畿中部防衛局東海防衛支局岐阜防衛事務所と防衛装備庁岐阜試験場が所在。また、基地と隣接して川崎重工業航空宇宙カンパニー岐阜工場と陸上自衛隊守山駐屯地の分屯地である岐阜分屯地が所在する。

各務原陸軍飛行場はアメリカ軍の空襲を受けている(各務原空襲)。岐阜県で焼夷弾ではない大型爆弾(1t爆弾)を使用した空襲を受けたのは、ここのみである。

地名の表記・発音[編集]

市発足から50年以上を経た現在でも、難読市名であると同時に、この地の表記・発音は一貫していない。市名としては各務原・かかみがはらを採用し、各務原市はこの表記・発音を使用してほしいと公共機関・市内企業・市内進出の企業に要請しており、名鉄は各務原線の発音をそれまでの各務原・かがみはらから変更してこれに準じたが、JR高山線は現在も各務ヶ原・かがみがはらを使用しており、岐阜県立各務原高校は各務原・かかみはらとする(これには諸説があり、校歌を作詞した土岐善麿が地名を勘違いしたため、今さら校歌を変更することも出来ず、校名を変更していないともいわれている)など、公共機関ですら一貫していない。

各務原市民や近隣市町の住民の間でもかかみはらかがみはらかかみがはらかがみがはら、の呼称が使われており、一貫性は無い。なお、一番多い呼称はかがみはらである。この他一時期10代を中心にみっぱらという呼称が流行したことがある。

地名の由来諸説[編集]

地名の由来は、古代に鏡作部(かがみつくりべ、銅鏡などの鏡を作る特殊技能集団)がいたことからと言い伝えられている。(『各務村史』)また、別の説では、各務地域のほぼ中央にある村国真墨田神社に鏡作部の祖神である天糠戸命(伊斯許理度売命の父神)が祀られているからとも言われている。いずれにしても、鏡が「かかみ・かかむ」から「各務」となったと言うことである。律令の時代には、「各牟」(この場合は発音は、かかむ)とも書いた[10]

市章・市旗の由来[編集]

市章のマークは各務原市の「」の字を模式化したものだが、4つの菱形が市発足当時の旧構成町(旧那加町、蘇原町、鵜沼町、稲羽町)の4町を表し、4町が緊密に協力し合い、市の発展に繋げていくという願いを込めて制定された[11]

かつて計画された幻の各務原市[編集]

1956年(昭和31年)に新市町村建設促進法が施行された際、稲葉郡のうち旧・各務郡を中心とした地域(那加町、蘇原町、鵜沼町、稲羽町、芥見村)の4町1村で合併し市制施行が計画されたという。しかし、芥見村は名鉄美濃町線、長良川、県道(後の国道156号)により岐阜市との繋がりが強いこともあったため、岐阜市への編入を選択することとなり、実現に至らなかった。

地下水汚染[編集]

各務原市では昭和50年代に硝酸性窒素による地下水汚染が発見された[12]。原因は特産物である「ニンジン」の耕作地で使用される窒素肥料の流出であることが後に判明するが、原因特定までに10年の時間がかかった。各務原市は「各務原台地」と呼ばれる台地の上に位置しており、地質的には1m程度までが表層である「黒ボク土」と呼ばれるもので、そこから基部岩盤まで最大100m程度の3層の砂礫層が存在している。このような地理的状況から表層面は水はけが良い反面、地下水が豊富で古くから井戸などにより地下水を利用してきたが、表層の汚染が地下水に浸透しやすい状況であったと言える。現在は、減肥対策によってある程度の汚染軽減がなされているが、あくまで負荷がゼロになったわけではないため、依然として汚染が存在する状態が続いている。

脚注[編集]

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