各務原市役所前駅
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各務原市役所前駅 | |
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岐阜方面駅舎 | |
かかみがはらしやくしょまえ KAKAMIGAHARA-SHIYAKUSHO-MAE | |
◄KG09 市民公園前 (0.6 km) (1.2 km) 六軒 KG07► | |
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所在地 | 岐阜県各務原市那加桜町二丁目102 |
駅番号 | KG 08 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 各務原線 |
キロ程 | 8.7 km(名鉄岐阜起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
3,917人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)1月21日 |
備考 |
無人駅 管理駅:名鉄岐阜 |
各務原市役所前駅(かかみがはらしやくしょまええき)は、岐阜県各務原市那加桜町二丁目にある名古屋鉄道各務原線の駅。駅番号はKG08。
各務原市役所の北、約200mにあり、JTB時刻表の路線図では各務原市の代表駅と位置付けている。
歴史[編集]
都心ルネサンス計画(市中心部再生計画)に基づき、整備がすすめられた。2007年(平成19年)3月28日、南側駅舎と駅周辺整備が完成。その後北側駅舎が2008年(平成20年)12月5日に完成したことにより、構内踏切が撤去された。
- 1926年(大正15年)1月21日 - 各務原鉄道の一聯隊前駅(いちれんたいまええき)として開業[1]。
- 1935年(昭和10年)
- 1938年(昭和13年)12月1日 - 各務原運動場前駅(かがみはらうんどうじょうまええき)に改称[1]。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 運動場前駅(うんどうじょうまええき)に改称[1]。
- 1960年(昭和35年)11月1日 - 各務原飛行場駅(かがみはらひこうじょうえき)に改称[1]。
- 1965年(昭和40年)10月1日 - 読み方を「かかみがはらひこうじょうえき」に変更[1]。
- 2005年(平成17年)1月29日 - 各務原市役所前駅(かかみがはらしやくしょまええき)に改称[2][1]。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)12月5日 - 北側駅舎新築により構内踏切撤去。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造[編集]
6両編成対応の2面2線の相対式ホームを持つ地上駅。無人駅・駅集中管理システム導入駅である。駅舎の外観は、建物の下側がレンガ風の壁、上側が白い壁となっていて、濃い茶色の柱や縁どりが全体のデザインを引き締めている。南側駅舎中央の上部には、三角屋根に丸い時計がつけられ、周辺の緑によく映えた建物となっている。南側駅舎は市役所周辺のまちづくり景観に調和していることが評価され、各務原市が主催する「各務原市都市景観賞」を受賞している[4]。
自動券売機は岐阜方面の駅舎に2台、三柿野方面の駅舎に1台(タッチパネル式)がある。改札口は上りホーム(名鉄岐阜方面)、下りホーム(三柿野方面)それぞれの六軒駅寄りの端に1箇所ずつある。構内踏切が撤去され、三柿野方面に向かう場合は新設された北側駅舎の改札口から入ることとなったため岐阜方面の駅舎内の電光掲示板によく乗り間違い防止の注意が流れる。manacaや定期券は当駅では購入できないため、最寄の駅員所在駅である新那加駅または三柿野駅で購入する。
北駅舎の新築と同時に両ホームとも嵩上げが行われた。
自動販売機が1番線と2番線に1台ずつある。バリアフリー対策として多目的トイレを南側駅舎の改札口左(改札外)に設置してある。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | KG 各務原線 | 下り | 犬山方面[5] |
2 | 上り | 名鉄岐阜ゆき[5] |
配線図[編集]
← 新那加・ 岐阜方面 |
![]() |
→ 三柿野・ 犬山方面 |
凡例 出典:[6] |
利用状況[編集]
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,865人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中111位、各務原線(18駅)中4位であった[7]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,256人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中110位、各務原線(18駅)中5位であった[8]。
- 『岐阜県統計書』によると1日平均の乗車人員は、2008年度1,761人、2009年度1,729人である。
- 各務原市の統計によると、近年の一日平均乗車、降車人員は下表のとおり[9]。
年度 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|---|
2015年(平成27年) | 1,917 | 1,927 | 3,844 |
2016年(平成28年) | 1,934 | 1,934 | 3,868 |
2017年(平成29年) | 1,912 | 1,922 | 3,834 |
2018年(平成30年) | 1,951 | 1,965 | 3,916 |
2019年(令和元年) | 1,954 | 1,963 | 3,917 |
年に一度、航空自衛隊岐阜基地での航空祭が行われるときは乗客が増える。ただし、この航空祭のメイン会場は2つ新鵜沼駅寄りの三柿野駅であるため、降り間違えないよう車内アナウンスが流れる。
駅周辺[編集]
主な施設[編集]
- 各務原市役所
- 各務原市産業文化センター
- 各務原市立各務原特別支援学校
- 航空自衛隊岐阜基地
- 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
- 各務原運動場(現存せず。各務原市役所前駅の旧称「各務原運動場前駅」の名前の由来である。)
バス[編集]
- 各務原市ふれあいバス 蘇原線、那加線、稲羽線、川島線
- 岐阜バス イオンモール各務原線
隣の駅[編集]
- 名古屋鉄道
- KG 各務原線
脚注[編集]
- ^ a b c d e f 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』7 東海、新潮社、2008年、51頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
- ^ “平成17年1月29日にダイヤ改正を実施” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 名古屋鉄道, (2004年10月25日), オリジナルの2020年12月30日時点におけるアーカイブ。 2020年12月30日閲覧。
- ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、258頁。ISBN 978-4777013364。
- ^ a b 名古屋鉄道(編)「ニュース・スコープ」『れいめい』第710号、名古屋鉄道、2007年12月、 18頁。
- ^ a b 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2019年3月24日閲覧
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 各務原市の統計 - 各務原市
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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