名古屋市営バス港明営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯35度6分25.8秒 東経136度53分12.2秒

港営業所(2005年1月)
港営業所跡地(2016年4月)

名古屋市営バス港明営業所(こうめいえいぎょうしょ)は、愛知県名古屋市港区港明一丁目に所在する名古屋市営バスの営業所である。主に港区の路線を担当している。

かつて当地に存在した港営業所は、名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)開業に伴う港区内のバス路線規模縮小により、2004年10月に一度廃止となった。

跡地には、2019年2月12日に[1]港明営業所(こうめいえいぎょうしょ)が開設され[2]三重交通が担当系統(名駅19、栄22、名港13の3系統)の運行を受託している。なお、港明営業所が開業するまで浄心営業所楠分所が暫定的に中川営業所主担当路線のうち港区役所発着の名駅19と栄22の2系統を担当していた。なお、名港13は現在も中川営業所の副担当路線である。

かつては名古屋市電港電車運輸事務所であり、廃止後にバス車庫に転用された。市電の車両庫はバスの日常検査用ピットとして使用していたが、用途がなくなったため解体された。

敷地内には鉄筋コンクリート造りの建物があり、そこに名古屋市営地下鉄名港線の変電所[3]とバス乗務員の詰所が併設されていた。

最寄りのバス停留所は港車庫前であった[4]

沿革[編集]

  • 1969年昭和44年)2月20日:港電車運輸事務所閉鎖。中川自動車運輸事務所港分所が開設。
  • 1970年(昭和45年)6月1日:港自動車運輸事務所として独立。
  • 1982年(昭和57年)12月1日:港営業所に改称。
  • 2004年平成16年)10月6日:転回場へ格下げ。用途不要となった敷地は売却され、地下鉄用変電所の1階部分にある乗務員詰所と一部駐車スペースのみが残った。
  • 2017年(平成29年)12月1日三重交通が市バス新営業所の施設整備を開始する。
  • 2018年(平成30年)9月:中川営業所に移管された名駅19・栄22両系統の副担当営業所として浄心営業所楠分所が指定される。
  • 2019年(平成31年)2月12日:港明営業所開設。

現行路線[編集]

主担当路線[編集]

名駅19号系統[編集]


起点 主な経由地 終点
名古屋駅 国際センター 尾頭橋 五女子 中野本町二丁目 昭和橋 東海橋 港区役所

名古屋駅から泥江町交差点を右折、そのまま江川線名古屋市道江川線)を南下して尾頭橋、そこから裏道を縫うようにして徐々に中川運河の左岸に近づき、昭和橋 - 東海橋は中川運河の左岸を通る。その後、東海橋で中川運河と別れ港区役所を目指す路線である。

旧〔129〕。もともとは中野橋から中川橋まで中川運河の左岸に沿って走っており、長い間中川橋の東詰にある名港線(当時は名城線)名港車庫の入口のところにあった中川橋北という停留所を終点としていた。

1996年の再編で経路が名古屋港まで延長され、また車両も中型車へ変更された。新系統番号採用時の再編で中川運河右岸を走っていた〔幹線18〕(新番号は〔幹名駅2〕)が経路変更で名古屋港へ乗り入れてくることになったため、起終点が同じになるのを避けて港車庫前(現在の港区役所)行きとなり、その後中野本町2 - 昭和橋を現行経路に変更、2019年3月25日より八幡西通 - 牛立町間の経路がこれまでの荒江町、八幡小学校経由から五女子、五女子二丁目経由となり、現在の経路に至る。

ほぼ終日、毎時1本の運行。

2018年9月より港明営業所開設まで、暫定的に楠分所が副担当に加わっていた(〔栄22〕も同様)。開設と同時に、港明営業所に移管されている。

栄22号系統[編集]


起点 主な経由地 終点
広小路伏見 柳橋 水主町 尾頭橋 日比野 一番三 六番町 港区役所
概要
本系統は、市内の中区港区役所とを結ぶ路線である。市電10号系統(秩父通 - 柳橋 - 日比野 - 築地口 - 名古屋港)、50号系統(名古屋駅 - 明道町 - 日比野 - 船方 - 熱田駅)の代替機能も併せ持つ。
沿革
1998年(平成10年)の系統再編前の番号は〔147〕であった。系統再編前は、日比野-港車庫前(現在は港区役所)間は名港線の真上の道路を通っていたが、系統再編時に〔138〕(浄心町 - 船方)が廃止になったことにより、その経路であった一番3丁目を経由するようになった。
2004年までは港営業所の担当であった。
2018年9月より港明営業所開設まで暫定的に楠分所が副担当になっており、2019年2月の開設と同時に港明営業所に移管された。
停留所およびダイヤ
平日の昼間は60分毎、土曜・休日の昼間は1時間あたり2本(等間隔ではない)の運行となっている。地下鉄より大幅に時間がかかるため全区間通しの利用は少ないが江川線を経由しほとんど並行していないため途中の利用者はそこそこいる。
江川線を通るのは本系統のほか、名古屋駅発着の〔名駅19〕と三重交通がある。三重交通は基本的に市バスより本数が少なく、停車停留所も少ないため、大きな競合にはなっていない。

名港13号系統[編集]


起点 主な経由地 終点 副担当
港区役所 築地口 稲永町 名四十一屋 --- 惟信町 惟信高校 多加良浦 中川
西稲永 宝神荘

[本]はかつて〔幹高畑1〕と一体化されており、地下鉄高畑まで運行されていた。同じ起終点を持つ〔港巡回〕より所要時間が短く、約30分で港区役所と多加良浦とを結んでいる。

1998年に惟信高校で分断された後、港営業所の担当路線となっていた。系統名に名港が入っているが、本系統で名古屋港を発着する路線は現存しない。

毎年7月に開催される「みなと祭り」の日に限り、築地口止まりの臨時便が運行される。

2019年2月12日より港明営業所に移管された(中川営業所は副担当に変更)。

日中における〔本〕は平日が30分毎、土休日が60分毎の運行で、朝夕は本数が増える。〔支〕は朝と夜に数本のみ運行。

港営業所廃止時担当路線[編集]

主担当路線[編集]

幹名駅2号系統[編集]

現在は浄心営業所(副担当:中川営業所)が担当

幹築地1号系統[編集]

現在は鳴尾営業所が担当

名駅19号系統[編集]

中川営業所(副担当:楠営業所)に移管された。先述の通り現在では港明営業所が主担当となっている。

名駅27号系統[編集]

現在は幹名駅2号系統に統合

栄22号系統[編集]

中川営業所(副担当:楠営業所)に移管された。先述の通り現在では港明営業所が主担当となっている。

金山25号系統[編集]

現在は御器所営業所(副担当:中川営業所)が担当

六番11号系統[編集]

現在は東海12号系統として中川営業所が担当

名港12号系統[編集]

現在は幹築地1号系統に統合

名港13号系統[編集]

中川営業所に移管された。先述の通り現在では港明営業所が主担当(副担当:中川営業所)となっている。

名港14号系統[編集]

現在は東海11号系統として中川営業所が担当

名港15号系統[編集]

現在は東海12号系統として中川営業所が担当

熱田区系統[編集]

中川区2号系統[編集]

現在は高畑18号系統として中川営業所が担当

港区系統[編集]

現在は港巡回系統として中川営業所が担当

出入庫系統[編集]

神.港 神宮東門 - 港区役所

副担当路線[編集]

神宮14号系統[編集]

現在は幹神宮1号系統に統合

幹神宮1号系統[編集]

現在は中川営業所が担当

その他[編集]

港営業所の跡地は、名古屋高速4号東海線の建設用地とドラッグストア、マンションに転用されている。また営業所跡地の一部は、港区役所発着路線のための転回場となっており、約20台ほど駐車できるスペースを有する。

転回場敷地に整備施設などを設置したうえで、2019年2月12日に港明営業所が開設された。三重交通に管理を委託している。港明営業所は車両留置と簡単な検査などが行える必要最低限の設備のみとなっており、給油や洗車は三重交通関連会社の名阪近鉄バス名古屋営業所で行っている。

車両[編集]

旧港営業所ではいすゞ自動車東海(当時)の社員が整備棟に事業所を置いて常駐していたため、いすゞ自動車製の車両で統一されていた。ただし、御器所営業所が改修のため閉鎖された際には、他メーカーの車両も配属されていた。100台以上が配置されて、市営バス有数の保有台数を誇る営業所であった。

2019年2月に港明営業所として14台を配置して再稼働した。2020年4月に30台へ拡大する予定である。

2019年4月時点では、いすゞ自動車製の車両で再び統一されており、大型バス9台と中型バス5台の配置となっている。

脚注[編集]

[ヘルプ]

出典[編集]

  1. ^ 当初は2018年10月からの予定であったが営業所建屋が未完成であるため延期になった
  2. ^ 市バス港明営業所の開所及びお忘れ物の取り扱い業務等の開始について 2019年1月31日発表
  3. ^ 変電所は現存
  4. ^ 同停留所は現在港区役所停留所と統合している。