名探偵コナン 漆黒の追跡者

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名探偵コナン 漆黒の追跡者
Detective Conan
The Raven Chaser
監督 山本泰一郎
脚本 古内一成
原作 青山剛昌
出演者 高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
山口勝平
林原めぐみ
緒方賢一
堀川りょう
松井菜桜子
茶風林
岩居由希子
高木渉
大谷育江
音楽 大野克夫
主題歌 倉木麻衣PUZZLE
撮影 野村隆
編集 岡田輝満
制作会社 トムス・エンタテインメント
製作会社 小学館
よみうりテレビ
日本テレビ
小学館集英社プロダクション
東宝
トムス・エンタテインメント
配給 東宝
公開 日本の旗 2009年4月18日
台湾の旗 2009年7月10日
大韓民国の旗 2009年7月29日
中華人民共和国の旗 2010年1月14日
イタリアの旗 2012年6月18日
上映時間 110分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 35億円[1][2][3][4][5][6][7]
前作 名探偵コナン 戦慄の楽譜
次作 名探偵コナン 天空の難破船
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名探偵コナン 漆黒の追跡者』(めいたんていコナン しっこくのチェイサー)は2009年4月18日に公開された日本アニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第13作目にあたる。上映時間は110分。興行収入は35億円[1][2][3][4][5][6][7]第33回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。キャッチコピーは「逃げ切れねぇ、か…」「江戸川コナン、最も危険な事件」。

概要[編集]

沿革[編集]

主人公・江戸川コナンの最大の敵である黒の組織が登場するのは2001年公開の第5作『天国へのカウントダウン』以来、8年ぶり2作目となる[注 1]

13作目と忌み数とされている13をかけて[注 2]、主人公・江戸川コナンと宿敵・黒の組織の対決を物語の軸の1つに据えている。

表題の「チェイサー」は「口直しの水、あるいは軽い酒」の意味も含んでおり、タイトルが示す通り、組織に追われるコナンと組織のコードネームである酒の名前を表現した。

オープニングの一部は過去の劇場版から流用されているため、ジンの髪の色が本編と異なっている。劇場版では銀髪になり、テレビアニメ版、次作以降のオープニングも同じく銀髪で統一されるようになった。

最後の「小さくなっても頭脳は同じ、迷宮なしの名探偵!真実はいつも一つ!」のセリフは、今作のみ、コナンと新一が同時に発している。

TVシリーズからの劇場版初登場のキャラクターが多く、ベルモット[注 3]キャンティコルンピスコ[注 4]松本清長横溝参悟[注 5]大和敢助上原由衣、第10作『探偵たちの鎮魂歌』でモブ出演していた山村ミサオ[注 6]が正式に初登場を果たした。

本作の事件は京都府で起こった火災と関係しているため、服部平次遠山和葉も『探偵たちの鎮魂歌』以来3年ぶりに登場。

第7作『迷宮の十字路』に登場した京都府警の綾小路文麿警部は6年ぶりに再登場した[注 7]

本作では、BREAKERZのメンバー・DAIGOが水谷浩介役で出演し、本作以降このような「スペシャルゲスト出演」が恒例となる。

本作と同じく黒の組織との対決がメインだった『天国へのカウントダウン』では連続殺人犯の様子を描いた回想シーンが見られたのに対し、本作は連続殺人犯の殺害動機や動機となる事件のシーンは、コナンと犯人の会話で語られるのみである。また、ラストは本編の内容を反映し、シリアスな終わり方で締められている。

本作以降は劇場版の公開に合わせその劇場版で活躍する人物や劇場版のテーマにちなんだエピソードが本放送枠で再放送されるようになり、公開間近の3月23日にはピスコが登場したテレビアニメ第176話 - 178話「黒の組織との再会」が再放送された。

公開から約5か月後に神谷明が降板したため、神谷が演じる毛利小五郎が登場する劇場版は本作が最後になった。次作『天空の難破船』以降の劇場版は、2009年10月から2代目小五郎役を引き継いだ小山力也が担当している。なお、本作のパンフレットには、神谷のコメントが記されていない。また、2014年1月17日加藤精三が死去したため、加藤が演じる松本清長が登場する劇場版は本作が唯一である。

地上波では、2010年4月16日[8]2011年11月25日の計2回金曜ロードショーで放送されている。

本作の小説版が小学館のジュニア文庫から2013年1月9日に発売された[9]。また、第3作『世紀末の魔術師』に続いて、漫画版が2013年6月18日に発売された。

2016年に開催された歴代映画19作品の人気投票で、今作は10位を獲得した[10]

興行成績[編集]

全国349スクリーンで公開され、2009年4月18日と翌19日の初日2日間で興行収入5億9,000万円となり、興行通信社の調査による映画観客動員ランキングでは初登場第1位となった[11][12]

ストーリー[編集]

東京・神奈川・静岡・長野で計6人が殺害される事件が起こった。どの現場にもアルファベットが刻まれた麻雀牌が残されていたことから、同一犯もしくは同一組織による広域連­続殺人事件と認定される。警視庁で各県警の刑事を集めて合同捜査会議が開かれ、特別顧­問として小五郎も参加する事になった。事件は麻雀牌の意味、6人目の犠牲者が残した言­葉「七夕、きょう」の意味、被害者の共通点、犯人が被害者の所持品を1つずつ持ち去った理由­と多くの謎を残していた。

会議終了後、コナンは山村警部から、童謡七つの子」に聞こえるプッシュ音(黒の組織のボ­スのメールアドレス)でメールを打っていた刑事がいたことを聞く。コナンは血相を変えてその­刑事の後を追うが、問題の刑事はジンの車「ポルシェ356A」に乗って去ってしまう。

七夕前日の7月6日、米花町に現れた容疑者の1人がコナンの機転により逮捕された。そ­の現場にはベルモットも変装して来ていた。コナンはそれを見抜き、ベルモットに組織­が今回の殺人事件を追う理由を追求する。実は、広域連続殺人の被害者の中に一般人を装った組織の­工作員がおり、犯人に持ち去られた所持品の中に工作員のリストが収められたメモリーカー­ドが入っていた。組織は、警察より早く犯人を押さえてそのメモリーカードを取り戻すため­、事件の捜査員の中に組織の一員「アイリッシュ」を潜入させていた。

一方、捜査員の中に潜入したアイリッシュは刑事達の話の中に出てきた江戸川コナンを工­藤新一ではないかと疑う。そしてコナンと新一が通う学校から二人の指紋がついたものを盗み出し、警­視庁のコンピュータでそれを照合し確信を得る。翌日、コナンは自分の指紋がついたもの­が帝丹高校と帝丹小学校から盗まれたことを知り、危機感を強める。

そして、ついに7人目の被害者が出てしまった。コナンは平次の力を借りて捜査を進め、­被害者の共通点を見つけ出すが、警察と黒の組織も、コナンの後を追う形で真­相に迫る。そして、犯人が東都タワーでもう1人殺すつもりでいることが判明する。

コナン、警察、連続殺人犯、組織の四つ巴のデスゲームが東都タワーで繰り広げられる。

登場人物[編集]

メインキャラクター[編集]

江戸川コナンと周辺の人物[編集]

本作で起きた複数の事件の背後には黒の組織の暗躍が絡み、コナンたちも様々な立場で事件に関わっていく。

江戸川 コナン(えどがわ コナン)
- 高山みなみ
本作の主人公。本来の姿は「東の高校生探偵」として名を馳せている工藤新一だが、黒の組織に飲まされた毒薬・APTX4869の副作用で小学生の姿になっている。
本作では、黒の組織のメンバー・アイリッシュに独自の調査で正体を見抜かれてしまう。
毛利 蘭(もうり らん)
声 - 山崎和佳奈
本作のヒロイン。新一の幼馴染かつガールフレンドで、空手の達人。
本作でもアイリッシュの至近距離からの射撃に対し、引き金と銃口の向きを観察して銃弾を紙一重で回避する驚異的な動体視力を見せる。また、アイリッシュとは素手の格闘でも互角にわたり合った。
毛利 小五郎(もうり こごろう)
声 - 神谷明
蘭の父親で「眠りの小五郎」の異名で有名な私立探偵。コナンの保護者。
工藤 新一(くどう しんいち)
声 - 山口勝平
コナンの本来の姿で高校生探偵。
本作ではアイリッシュとの格闘で負傷した蘭を助けるべく、コナンが新一の声で陰から話しかけるシーンなどに登場。
灰原 哀(はいばら あい)
声 - 林原めぐみ
元黒の組織の一員かつAPTX4869の開発者で、「シェリー」のコードネームを与えられていた。コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人。
本作では、組織が自分やコナンの正体を見抜いたのではないかと危機感を募らせる。
吉田 歩美(よしだ あゆみ)、小嶋 元太(こじま げんた)、円谷 光彦(つぶらや みつひこ)
声 - 岩居由希子(歩美)、高木渉(元太)、大谷育江(光彦)
少年探偵団の3人。本作では後半で重要な役割を担う。
阿笠 博士(あがさ ひろし)
声 - 緒方賢一
コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人で、発明家。
本作でも発明でコナンに協力する。
服部 平次(はっとり へいじ)
声 - 堀川りょう
「西の高校生探偵」として有名で、新一とは「東の工藤・西の服部」と並び称されるライバルであるが、彼の親友でもある。コナンの正体を新一と知る主な数少ない人物の1人。
本作では、コナンの依頼を受けて地元にて情報を収集。黒の組織の暗躍に立ち向かうコナンを心配し、「今度大阪へ遊びに来たら美味いお好み焼きを食わせてやる」[注 8]と言って必ず事件を解決するよう約束させ、無事を祈っている。
遠山 和葉(とおやま かずは)
声 - 宮村優子
平次の幼馴染かつガールフレンド。平次に好意を持っており、蘭とも仲が良い。合気道部に所属しており有段者でもある。
本作でも平次と共に登場するが、ストーリーには絡まない。
鈴木 園子(すずき そのこ)
声 - 松井菜桜子
蘭の同級生で親友。鈴木財閥の令嬢で、蘭や新一とは幼馴染でもある。
本作ではストーリーに殆ど絡まないが、終盤で偶然テレビに映ったコナンの姿を見て蘭に連絡し、共に東都タワーへ向かう。
目暮 十三(めぐれ じゅうぞう)
声 - 茶風林
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部
本作では傷害事件の犯人の関係者にナイフで腹部を刺されたが、分厚い皮下脂肪が内臓の損傷を防いでくれたために命に別条はなく、その後は職務へ復帰した。
佐藤 美和子(さとう みわこ)
声 - 湯屋敦子
警視庁捜査一課の刑事で警部補格闘技に長けていて洞察力も鋭い。
本作ではキャンティとコルンの狙撃で所有する車・マツダ・RX-7(FD3S)の両タイヤをパンクさせられてしまうが、具体的に黒の組織の存在までは特定できなかったものの裏で暗躍する存在には薄々感づいていた。コルンからは「いい女…」と評される。
高木 渉(たかぎ わたる)
声 - 高木渉
警視庁捜査一課の刑事。
本作では、佐藤の「マツダ・RX-7」に同乗した際にキャンティとコルンの狙撃で両タイヤをパンクさせられてしまう。その際にキャンティから「カワイイ坊や」と評されている。
白鳥 任三郎(しらとり にんざぶろう)
声 - 井上和彦
警視庁捜査一課のキャリア組警部。
本作では、週2回ジムに通っている事が判明。ただし、小五郎からは「太ったんじゃねえか?」と言われてしまう。
千葉刑事(ちばけいじ)
声 - 千葉一伸
警視庁捜査一課の刑事で、肥満体型。
一応ダイエットは始めているらしく、本作でもコナンから「少しやせたんじゃない?」と聞かれる。
大和 敢助(やまと かんすけ)
声 - 高田裕司
長野県警察刑事部捜査一課の警部。隻眼で杖をついている。コナンや平次と比べても遜色のない推理力の持ち主で、コナンの正体を想定するまでには至っていないが、「眠りの小五郎」を牛耳っているのがコナンであることを看破している数少ない人物の1人。
上原 由衣(うえはら ゆい)
声 - 小清水亜美
長野県警察刑事部捜査一課の刑事。大和敢助とは幼なじみで頭脳明晰。敢助のことは幼少時から「敢ちゃん」と呼んでいるが、現在は上司でもあるため仕事中は彼からたしなめられることが多い。
本作では、山村警部が迂闊な行動をしたことで傷害事件の犯人の関係者にナイフで攻撃されかけるが、間に目暮が入って代わりに刺されたため、守られる形になった。
横溝 参悟(よこみぞ さんご)
声 - 大塚明夫
静岡県警察刑事部捜査一課の警部。性格は温厚だが、早とちりで「眠りの小五郎」を信奉しすぎる傾向がある。
本作では、医者から糖分を制限されている事が判明。
横溝 重悟(よこみぞ じゅうご)
声 - 大塚明夫
神奈川県警察刑事部捜査一課の警部で、参悟の双子の弟。参悟とは顔や声がうり二つで階級も同じく警部だが、性格は正反対。直情的な部分が目立つが、根は弱い者を守り悪を憎む正義漢である。ブラックコーヒーを好む。
本作では殺しが3件も続いたことへのストレスで、「糖分でも取らなきゃやってられねえ」と愚痴っている。
キャラクターとしての名前の由来は、参悟の名前を数字に変えての掛け算の答え(3×5=15)からで、その駄洒落だじゃれのようなネーミングを本作では高木刑事に笑われている。
綾小路 文麿(あやのこうじ ふみまろ)
声 - 置鮎龍太郎
京都府警警部。
第7作『迷宮の十字路』以来2度目の登場で、相変わらずペットのシマリスを肩に載せている。
山村 ミサオ(やまむら ミサオ)
声 - 古川登志夫
群馬県警察刑事部捜査一課の警部。明るい性格だが、洞察力や推理力はどうして刑事になれたのかと疑問を持たれるほど低く、「ヘッポコ刑事」と呼ばれている。
軽率な言動や行動は本作でも見せており、そのためコナンや小五郎や敢助たちにもあきれられている。
劇場版に本格的初登場の本作で警部に昇進し、後にアニメ[13]と原作[14]でも描写されている。
松本 清長(まつもと きよなが)
声 - 加藤精三
警視庁刑事部捜査一課の管理官。階級は警視

黒の組織[編集]

新一に薬を飲ませて幼児化させた世界規模の犯罪組織。本作では2001年公開の劇場版第5作『天国へのカウントダウン』以来8年ぶり、2作目の登場を果たしている。

ジン (Gin)
声 - 堀之紀
組織の実行部隊のリーダーで射撃にも優れている。
本作でも変わらず残忍な面を見せている。
ベルモット (Vermouth)
声 - 小山茉美
組織の女性幹部。本名はシャロン・ヴィンヤード (Sharon Vineyard)で、かつてハリウッドアカデミー賞を受賞した大女優。コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人。
ウォッカ (Vodka)
声 - 立木文彦
組織の幹部でジンの腹心。ジンに忠実で極悪非道な性格。
キャンティ (Chianti)
声- 井上喜久子
組織に所属する気性の荒い女性スナイパー。
コルン (Korn)
声 - 木下浩之
組織に所属する無口で冷静なスナイパー

オリジナルキャラクター[編集]

組織のメンバー[編集]

アイリッシュ(Irish)
声 - 幹本雄之
組織ではジンたちと同格の幹部クラス。金髪の大男で、本名・国籍は不明。変装して警視庁で潜入活動をしていたが、捜査会議の後に、偶然出会ったコナンの活躍を聞いて、正体が新一ではないかとの疑惑を抱いた。組織の元幹部でジンに始末されたピスコを親のように慕っており、ジンの信用失墜を目論んでいる。東都タワーの対決では、拳銃でコナンの秘密道具の一部を使用不能にさせ、格闘戦で油断した蘭を気絶させるなど圧倒的な実力で追い詰めた。
キャラクター原案は原作者の青山剛昌が担当した。組織のオリジナルキャラクターが登場するのは、劇場版シリーズでは初である。

容疑者[編集]

水谷 浩介(みずたに こうすけ)
声 - DAIGO
フリーター
本上なな子と駆け落ちしアパートの一室で同棲していた。恋人を失ったショックから立ち直れず、現在は仕事にも就いていない。
本上 和樹(ほんじょう かずき)
声 - 菅原正志
公認会計士。本上なな子の兄。
コナンから水谷について聞かれ、なな子を連れ駆け落ちしたことから両親は快く思っていなかった事実を明かした。
沢村 俊(さわむら しゅん)
声 - 神奈延年
城南大学工科大学院の学生で、水谷浩介が住んでいるアパートの隣人。
コナンに、水谷浩介と本上なな子の関係や本上和樹の居場所を教える。
深瀬 稔(ふかせ みのる)
声 - 西村朋紘
逃亡犯。27歳。
吉井リサの恋人で、トロピカルランドで陣野修平を刺す傷害事件を起こして現在も逃走している。肩を痛めているため右腕が上がらない。
吉井 リサ(よしい りさ)
声 - 水樹奈々
ホステス。21歳。
深瀬稔の恋人で、逃亡を手助けしていることから警察にマークされていた。深瀬のことは「稔」と呼んで惚れ込んでいる。
荻野 彩実(おぎの あやみ)
声 - 鶴ひろみ
埼玉県警察警部。横溝参悟が埼玉県警時代に勤務していた頃の後輩。
数々の事件に関わってきたコナンの存在に興味を示す。

被害者[編集]

陣野 修平(じんの しゅうへい)
声 - なし
東都大学理工学部准教授で原子力研究所副所長。43歳。広域連続殺人事件の最初の被害者。犯人にペンダントを持ち去られる。
加賀 志津子(かが しづこ)
声 - なし
料亭の女将。45歳。広域連続殺人事件の2番目の被害者。犯人に巾着を持ち去られる。
岡倉 政明(おかくら まさあき)
声 - なし
代議士秘書。32歳。広域連続殺人事件の3番目の被害者。犯人にお守り袋を持ち去られる。
北島 梓(きたじま あずさ)
声 - なし
IT企業派遣社員。31歳。広域連続殺人事件の4番目の被害者。犯人にコンパクトケースを持ち去られる。
財津 耕三(ざいつ こうぞう)
声 - なし
バイク店店主。61歳。広域連続殺人事件の5番目の被害者。犯人にギターのアクセサリーを持ち去られる。
竜崎 努(りゅうざき つとむ)
声 - 梅津秀行
不動産業者。28歳。広域連続殺人事件の6番目の被害者。犯人にマスコットの人形を持ち去られる。殺害方法が唯一刺殺ではなく運転していた車の横転。
新堂 すみれ(しんどう すみれ)
声 - なし
抽象画家。34歳。犯人に心当たりがあると警察に通報するが、翌日、広域連続殺人事件の7番目の被害者となって発見される。犯人に赤い絵の具を持ち去られる。

水谷浩介の関係者[編集]

本上 なな子(ほんじょう ななこ)
声 - 折笠富美子
保育士。水谷浩介の恋人だったが、京都の「HOTEL VEGA」で発生した火事で亡くなった。水谷からは「なな」と呼ばれ、同じアパートで同棲していた。

東都タワー[編集]

木谷 友美(きたに ともみ)
声 - 喜多村英梨
東都タワーの受付嬢。コナンからスケートボードを預かっていたが、東都タワーが閉鎖する時間になっても戻ってこなかったので心配していた。

米花ショッピングモール[編集]

警備員
声 - 柳沢栄治
米花ショッピングモールで勤務している警備員。変装を解いたベルモットが、対峙しているコナンを振り切るために迷子だと嘘をついて呼び寄せた。

警察関係者[編集]

寺林 省二(てらばやし しょうじ)
声 - なし
千葉県警察刑事。原作・アニメ「園子のアブない夏物語」に登場。本作では捜査にも同行しているが、ビジュアルだけの登場で喋るシーンはなかった。

メディア関係者[編集]

レポーター
声 - 大塚瑞恵
オープニングで東都タワーの解説をしていた女性レポーター。中継で東都タワーに入るコナンの姿を、偶然にもテレビで見ていた園子が気づき、蘭に知らせた。

スタッフ[編集]

音楽[編集]

サウンドトラック[編集]

名探偵コナン 漆黒の追跡者
大野克夫サウンドトラック
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル B-Gram RECORDS
プロデュース 大野克夫バンド
大野克夫 アルバム 年表
名探偵コナン 戦慄の楽譜
2008年
名探偵コナン 漆黒の追跡者
2009年
名探偵コナン 天空の難破船
2010年
EANコード
EAN 4582283791890
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収録曲[編集]

  1. クリスタル
  2. ブラックインパクトA展開
  3. 名探偵コナン メイン・テーマ (漆黒メドレーヴァージョン)
  4. アマリリス
  5. アメジスト
  6. ハテナレンコン
  7. 虹をつかんだ
  8. サスペンスウィンドウ
  9. 事件のドア
  10. 色違いのポスト
  11. 立たないコマ
  12. グレイゾーン
  13. 不透明な果実1
  14. 不透明な果実2
  15. ブラックロジック
  16. ビートルジュース
  17. 記憶の色
  18. 不透明な果実3
  19. スズランの花
  20. しなやかな刑事たち
  21. キープアウト
  22. ペインサウンド
  23. ベルモット
  24. ブラックインパクトB
  25. サスペンスロード
  26. 不透明な果実4
  27. ブラックインパクトC展開
  28. 不透明な果実5
  29. ダークな予感
  30. 夕暮れ色のメロディ
  31. ブラックインパクトD
  32. 京都
  33. 黄色い直感1
  34. 黄色い直感2
  35. 風の通り道
  36. 不思議な色
  37. 当たってないよ
  38. 困った色違い
  39. もれてくる蛍光灯
  40. スズランの花2
  41. 橙色の空
  42. 残念
  43. ウールのおくりもの
  44. 晴れるといいな
  45. 注意深い目
  46. 事件の手がかり
  47. 隠れたアサガオ
  48. 不安な手鏡
  49. あぶない予感
  50. 包み込む湯気の中から
  51. ひし形の感情
  52. どんでん
  53. ブラックファンファーレ
  54. からみつく黒い糸
  55. ブラックインパクトE
  56. レンガの壁
  57. ブラックドラム
  58. 扉の向こうへ
  59. にじみ出てくる液体
  60. 重なる色彩
  61. 絶体絶命
  62. メタルな触感
  63. 真っ赤な触角
  64. ギリギリの輝き
  65. スポットライト
  66. からくれないの雲
  67. アンズな気持ち
  68. エピローグ
  69. 明日ヘ向かって
  70. 名探偵コナン メイン・テーマ (漆黒フルヴァージョン) (ボーナストラック)

主題歌[編集]

倉木麻衣PUZZLE
作詞 - 倉木麻衣 / 作曲 - 望月由絵・平賀貴大 / 編曲 - 小澤正澄
倉木が映画主題歌を担当するのは本作で3回目となる。また、倉木は初めて黒の組織が関わった、2001年公開『天国へのカウントダウン』でも主題歌を担当している。
前作までとは異なり、エンドロール開始と同時に曲が始まる。フルバージョンで使用されているが、冒頭のドアが開くS.E.はカットされている。

映像ソフト[編集]

  • DVD - 2009年11月25日発売(初回生産限定盤・同日発売)[15]
  • BD - 2009年11月25日発売[16]

新一と蘭・麻雀牌と七夕の思い出[編集]

名探偵コナン MAGIC FILE3 新一と蘭・麻雀牌と七夕の思い出』は、2009年OVA作品。エピローグシーンで、『漆黒の追跡者』の伏線が描かれている。

登場人物(OVA)[編集]

エンディングテーマ[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 後に、第20作『純黒の悪夢』にも登場している。
  2. ^ 本編に13に関する話は特に出ておらず、公式パンフレットで触れられている程度。
  3. ^ 水平線上の陰謀』の冒頭解説において姿は現しているが、劇場版本編に登場するのは本作が初である。
  4. ^ 回想シーンのみ。
  5. ^ 双子の弟で神奈川県警警部の横溝重悟は『探偵たちの鎮魂歌』で初登場している。
  6. ^ 本作で警部に昇進していたことが発覚した後、原作でも共通の公式設定となった。
  7. ^ 綾小路警部は、本作以降も準レギュラーとして劇場版にたびたび登場することになる。
  8. ^ この約束はOVA作品『大阪お好み焼きオデッセイ』(次作『天空の難破船』の後日談)で実現している。

出典[編集]

  1. ^ a b 2009年(平成21年)興収10億円以上番組 (PDF)”. 日本映画製作者連盟. 2012年1月13日閲覧。
  2. ^ a b “名探偵コナン:劇場版新作が興収60億円突破 シリーズ最高記録を更新”. まんたんウェブ (毎日新聞社). (2016年6月6日). https://mantan-web.jp/2016/06/06/20160606dog00m200008000c.html 2017年7月6日閲覧。 
  3. ^ a b “劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』興行収入は、ついにシリーズ最高60億到達!?”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2016年6月6日). http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1465190280 2017年7月6日閲覧。 
  4. ^ a b “劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が、シリーズ歴代最高興収を記録! まもなく500万人動員、65億円突破へ”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2017年5月29日). http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1496040765 2017年7月6日閲覧。 
  5. ^ a b “「劇場 名探偵コナン」シリーズ史上初 興収50億円突破で『純黒の悪夢(ナイトメア)』メガヒットに突入”. 映画/ドラマ (アニメ!アニメ!). (2016年5月9日). http://animeanime.jp/article/2016/05/09/28432.html 2017年7月6日閲覧。 
  6. ^ a b “劇場版「名探偵コナン 純黒の悪夢」興収60億円突破 シリーズ累計は600億円に”. アニメニュース (アニメ!アニメ!). (2016年6月6日). http://animeanime.jp/article/2016/06/06/28848.html 2017年7月6日閲覧。 
  7. ^ a b “【どこまで行く!?】『名探偵コナン から紅の恋歌』63.5億でシリーズ最高興行収入突破!”. T-SITE NEWS (TSUTAYA). (2017年5月29日). http://top.tsite.jp/entertainment/cinema/i/35612870 2017年7月6日閲覧。 
  8. ^ 名探偵コナン 漆黒の追跡者
  9. ^ 青山 剛昌、水稀 しま『名探偵コナン 漆黒の追跡者』小学館ジュニア文庫〉、2013年1月9日。全国書誌番号:22188680ISBN 978-4092306356。OCLC 840084274ASIN 4092306350
  10. ^ 名探偵コナン歴代映画人気投票”. 名探偵コナン公式アプリ. 名探偵コナン公式サイト. 2016年3月16日閲覧。
  11. ^ “コナン少年が三国志の英雄たちを蹴散らし首位をゲット!-4月20日版【映画週末興行成績】”. 映画ニュース (シネマトゥデイ). (2009年4月21日). http://www.cinematoday.jp/page/N0017771 2016年4月29日閲覧。 
  12. ^ 駒井尚文 (2009年4月20日). “国内映画ランキング : 2009年4月18日〜2009年4月19日”. 映画ランキング・映画興行収入. 映画.com. 2016年5月2日閲覧。
  13. ^ 単行本63巻File.9「銀白の魔女」 - File.11「魔女の正体」(アニメ545話 - 546話「霧にむせぶ魔女」)。
  14. ^ 単行本69巻File.1「沼底からの依頼」 - File.3「河童の正体」(アニメ600話 - 601話「河童が見た夢」)。
  15. ^ 劇場版 名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー) - Musing、ビーイング。2018年12月22日閲覧。
  16. ^ 劇場版 名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)【ブルーレイディスク】 - Musing、ビーイング。2018年12月22日閲覧。

関連項目[編集]