后土

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后土(こうど)は、四御の唯一の女神であり、中国道教の最高位の全ての土地を統括する地母神。土地・陰陽と生育を司る墓所の守り神であり、主に女性や死は陰と位置づけられる事から、墓所の神は女神となった。城隍神土地爺と共に土地の守護神の一種に位置づけられていた。

后土娘々」、「后土皇帝」、「承天效法后土皇地祇」、「無上虚空地母至尊」とも呼ばれる。

土地の神の中では唯一、女神とされているが、これは中国の自然哲学「陰陽五行説」の考えに基づき、男女と生死はそれぞれ陽と陰に分けられるとされている。五行思想それぞれに神を配し五行を司る神であり、木の神は句芒・火の神は祝融・土の神は后土・金の神は蓐収・水の神は玄冥。方位を東西南北中央に分けるが、中央は土に通じるので、土の神でもあり、遥か昔に神農の後裔・黄帝を補佐したとされる。『瑤池記』に記載された后土は黄帝を助ける七天女の一人でもある。

本来は男神であったが、後に地母神のイメージと混同されて女神と思われるようになった[1]。なお、「后」の字には王妃の他に男性の君主という意味もある。

脚注[編集]

  1. ^ 『中国の神さま 神仙人気者列伝』(2002年3月発行、二階堂善弘/著、平凡社発行) ISBN 4-582-85130-4

参考資料[編集]

  • 『タオの神々』(1991年初版発行、真野隆也/著、新紀元社発行) ISBN 4-88317-202-3

関連項目[編集]