唐紙学志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
唐紙 学志
個人情報
誕生日 (1978-08-28) 1978年8月28日(40歳)
出身地 日本の旗 日本
静岡県静岡市[1]
他職業 (一財)静岡県サッカー協会職員[1]
国内
リーグ 役割
2003- Jリーグ 審判員
国際
リーグ 役割
2013- FIFA選出 審判員

唐紙 学志(からかみ さとし、1978年8月28日 - )は、静岡県静岡市出身のサッカー審判員。主に副審を担当する。

来歴[編集]

静岡南高校を経て静岡産業大学卒業。大学はサッカーの強豪として知られるが、サッカー部ではプレーはしていないという[1]。大学卒業後の2002年11月に1級審判員に登録され、2003年より日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の副審2007年よりJ2リーグ主審として登録、7試合を担当した。佐藤隆治井上知大とともに、2007年に新規登録された主審の中では若い年齢の審判だったが同年8月にJリーグの担当から外れ、主に日本フットボールリーグ (JFL) で主審を務めた。2009年よりJ2リーグ副審に復帰し、2010年からはJ1の副審も担当している。

2013年からは、越智新次とともに国際副審に登録された[1]

なお、大学卒業後は静岡三菱ふそう自動車販売(現・三菱ふそうトラック・バス 東海ふそう)に勤務していたが、2005年からは静岡県サッカー協会の職員として働きながらサッカー審判員としての活動を続けている[1]

判定への評価[編集]

レフェリングについては、過去のJサテライトリーグでも「厳しい判定が多い」といった不満の声があった。唐紙が主審を務めた試合では、カードの枚数、特にレッドカード(退場)が他の主審の1試合当たりの平均値と比較して多かった(「主審記録」を参照)。

問題となった主な試合・判定[編集]

問題となった試合としては、JFL・Jサテライトリーグの試合もあるが、本稿では2007年のJ2リーグ戦のみを掲載する。

愛媛の選手へのイエローカード(警告)は1枚であったのに対し、京都への警告は5回、退場は2回(内、警告2回による退場が1回)であった。特に、手島和希が受けた2回目の警告については、プレー自体は軽いプッシングであり、警告というのはやや厳しい判定であった。この直後、試合中の判定に不満を爆発させた京都の美濃部直彦監督が唐紙に暴言を吐き退席処分となっている。
愛媛の選手への警告は1回であったのに対し、札幌への警告は8回、退場は2回(ともに警告2回による退場)であった。西澤淳二への2回目の警告は、西澤が立っていたところに来た相手選手と接触したものであり、この判定は不可解な判定であった。また、それに異議を唱えた曽田雄志にもすぐに警告を出した(その後、曽田にも2回目の警告が出され、退場処分となった)。
試合後、大幅に遅れた監督会見で札幌の三浦俊也監督は「特にありません。今日は質問も受けたくないのでこれでいいですか。」と、わずか5秒で会見を終えた。また、西澤は「B級映画を見たような気分」[2] とコメントしている。札幌側は、この試合の判定についてVTR付きの意見書をJリーグに提出し、「西澤への2回目の警告については『イエローカードを出すプレーではなかった』」などとの回答があった[3]

また、第4節(同年3月21日)の愛媛FC-水戸ホーリーホック戦においても、愛媛の選手には1回も警告が出なかったのに対し、水戸の選手は5人が警告を受けるなど、結果として愛媛に有利な判定となるケースが多くなっている。

なお、2007年のJ2リーグでは第4節以来、1ヶ月におよそ2試合のペースで主審を担当していたが、前述の第21節以降、同リーグで主審を担当することはなかった。

主審記録[編集]

唐紙学志[編集]

年度 カテゴリ 試合 得点 平均
得点
警告 退場 平均
警告数
平均
退場数
退
勝利/
引分
勝率/
引分率
(%)
一発
退場
警告
2回
2007 J2 7 H 11 1.57 10 0 1 1.43 0.143 0 H 4 57.1
A 7 1.00 27 2 3 3.86 0.714 1 A 1 14.3
18 2.57 37 2 4 5.29 0.857 1 2 28.6

Jリーグ全主審[編集]

年度 カテゴリ 試合 得点 平均
得点*
警告 退場 平均
警告数*
平均
退場数*
退
勝利/
引分
勝率/
引分率
(%)
一発
退場
警告
2回
2007 J1・J2・入替
ナビスコ
ゼロックス
682 H 966 1.42 1277 16 54** 1.87 0.103 5 H 293 43.0
A 850 1.25 1379 36 55 2.02 0.133 8 A 241 35.3
1816 2.66 2656 52 109** 3.89 0.236 13 148 21.7
  • 備考
  1. 2007年のJリーグを担当する主審は38人である
  2. 表中の「H」はホームチーム、「A」はアウェイチーム、「分」は引き分けを示す
  3. 平均退場数に、監督コーチ等チームスタッフの退席分は含まない
  4. 一部試合に関する注意点
    1. *2007年ナビスコカップ準々決勝第2戦(7月15日)の川崎フロンターレ-ヴァンフォーレ甲府戦は延長戦となったため、それぞれ90分当たりの平均値とした。
    2. **2007年J1第10節(5月6日)の大分トリニータ-サンフレッチェ広島戦における、藤田義明(大分)に対する2回目の警告は長田和久主審の人違いであったため、出場停止等、懲戒運用上の退場処分(警告2回)は取り消されたが、公式記録は変更されず、また本稿では主審のカード提示枚数を記載しているため、この退場を含めた。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 2013年国際審判員候補者の申請の件 (PDF) - 公益財団法人 日本サッカー協会 2012年度 第6回理事会 協議資料No.7、2012年9月13日公開、2019年2月2日閲覧。
  2. ^ 引用 - 日刊スポーツ「コンサ番記者コラム JリーグでNO・1かも」(2007年8月28日付、2007年12月10日閲覧)
  3. ^ 参考文献 - スポーツニッポン「J審判委員会“誤審”認めた」(2007年6月27日付、同年12月10日閲覧、現在はリンク切れ)