四日市シネマホール

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四日市シネマホール
Yokkaichi Cinema Hall
情報
正式名称 四日市シネマホール
旧名称 四日市グランド劇場・四日市シネマ
開館 1984年8月1日
開館公演 メイン・テーマ(ベガ)
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(スピカ)
五福星(リゲル)[1]
閉館 2007年9月30日
最終公演 殯の森[2]
収容人員 (3館合計)716人
設備 ドルビーデジタル
用途 映画上映
運営 近鉄興業株式会社
所在地 510-0075
三重県四日市市安島1丁目31番1号
アクセス 近鉄四日市駅下車

四日市シネマホール(よっかいちシネマホール、英語: Yokkaichi Cinema Hall)は、かつて存在した日本の映画館である。三重県四日市市安島1丁目に所在、運営・経営は近鉄グループの近鉄興業株式会社(現在は解散)が行っていた。

本項では、その前身となった映画館四日市グランド劇場(よっかいちグランドげきじょう)、および後身の四日市中映シネマックス(よっかいちちゅうえいシネマックス)についても詳述する。

概歴[編集]

近畿日本鉄道四日市駅が諏訪駅と統合し、近畿日本四日市駅(現在の近鉄四日市駅)となってから1年後の1957年昭和32年)9月23日、四日市市諏訪栄町6番4号に四日市グランド劇場として開業される。当時は大映封切館の「四日市グランド劇場」と洋画上映館の「四日市シネマ」の2館体制だった[1][3]。当館の開業により、四日市市内の映画館はこの2スクリーンを含めて15館となった[4]

1984年(昭和59年)7月25日、グランドとシネマの2館を閉鎖。同年8月1日、現在地に3スクリーンの映画館「四日市シネマホール」として再開業[1]。数々の邦画・洋画を上映し同市内の映画ファンに親しまれた。

その後20年が経過し、親会社の近鉄グループの再編等の流れのなかで、近鉄興業は、2004年平成16年)6月6日付でシネマホールを閉鎖した。同社は、同日付で、近鉄あやめ池遊園地も閉園した。

同館は、同年7月17日、同市浜田町7丁目にあったライバル館「四日市中映」に事業譲渡され、「四日市中映シネマックス」として再開業した。名称は類似しているが、千葉興行株式会社が経営する千葉県のシネコン「シネマックス」(現:USシネマ)とは無関係である。2スクリーンに縮小して主にミニシアター向きの映画を中心に上映していたが、同館の向かいにオープンしたララスクエア四日市内のシネマコンプレックス109シネマズ四日市」にことごとく集客を奪われてしまい、3年後の2007年平成19年)9月28日河瀬直美監督作品『殯の森』の上映を最後に閉館[2]。グランド劇場時代から50年続いた歴史にピリオドを打った。

四日市グランド劇場の跡地には1988年(昭和63年)11月18日近鉄百貨店所有の商業施設「スターアイランド」が開業[3][5]。また、シネマホールおよび中映シネマックスがあった場所は近畿日本鉄道と三交不動産が建設した複合ビルとなり[6]、同ビル内に2010年(平成22年)3月1日、ビジネスホテル「三交イン四日市駅前」が開業した。

沿革[編集]

  • 1957年9月23日 - 近鉄興業四日市市諏訪栄町6番に「四日市グランド劇場」、「四日市シネマ」の2館を開館
  • 1984年
    • 7月25日 - 両館を閉館
    • 8月1日 - 同市安島1丁目に移転し、ベガ・スピカ・リゲルの3スクリーンをもつ後継館「四日市シネマホール」として再開館
  • 2004年
    • 6月6日 - シネマホールを閉館、同社が四日市中映に事業を譲渡
    • 7月17日 - 四日市中映が2スクリーンをもつ「四日市中映シネマックス」として再開館
  • 2007年9月28日 - 中映シネマックスを閉館

データ[編集]

移転前[編集]

移転後[編集]

  • 所在地 : 三重県四日市市安島1丁目31番1号 (現在の三交イン四日市駅前
    北緯34度58分5.8秒東経136度37分3.45秒
  • 経営 : 近鉄興業(1984年 - 2004年) ⇒ 四日市中映(2004年)
  • 観客人員数 :
    • ベガ(1階) : 303席 ⇒ スクリーン1 : 227席(2004年)
    • スピカ(1階) : 160席 ⇒ スクリーン2 : 160席(2004年)
    • リゲル(2階) : 253席(2004年閉館)

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 四日市シネマとグランド”. 花の四日市スワマエ商店街 (2012年10月24日). 2013年8月2日閲覧。
  2. ^ a b 劇場上映スケジュール”. 「殯の森」公式サイト (2008年11月18日). 2013年8月2日閲覧。
  3. ^ a b 三重 近鉄四日市駅”. 駅ものがたり. 中日新聞社. 2013年8月2日閲覧。
  4. ^ 昭和32年の三重県の映画館”. 中原行夫の部屋(原資料「キネマ旬報」). 2013年8月2日閲覧。
  5. ^ 近鉄百貨店/四日市のファッションビルをリニューアル”. 店舗. 流通ニュース (2012年5月16日). 2013年8月2日閲覧。
  6. ^ “四日市シネマホール跡地に、ホテルと商業施設で構成する複合ビルを建設します” (PDF) (プレスリリース), 近畿日本鉄道株式会社, (2008年9月5日), http://www.kintetsu.jp/news/files/kintetsusanko20080905.pdf 2013年8月2日閲覧。