国道238号

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一般国道
国道238号標識
国道238号
地図
総延長 319.6 km
実延長 319.6 km
現道 319.6 km
制定年 1953年昭和28年)指定
起点 北海道網走市
大曲1交差点(北緯44度0分47.19秒 東経144度13分52.38秒 / 北緯44.0131083度 東経144.2312167度 / 44.0131083; 144.2312167 (大曲1交差点)
主な
経由都市
北海道紋別市枝幸郡浜頓別町
終点 北海道稚内市
潮見4丁目交差点(北緯45度23分42.05秒 東経141度42分22.83秒 / 北緯45.3950139度 東経141.7063417度 / 45.3950139; 141.7063417 (潮見4丁目交差点)
接続する
主な道路
(記法)
国道39号標識 国道39号
国道242号標識 国道242号
国道273号標識 国道273号
国道239号標識 国道239号
国道275号標識 国道275号
国道40号標識 国道40号
■テンプレート(■ノート ■使い方) PJ道路
国道238号・北海道稚内市大字宗谷村
網走市。網走湖岸を通る
猿払村付近。オホーツク海を望みながら走る
稚内市東浦付近

国道238号(こくどう238ごう)は、北海道網走市から稚内市に至る一般国道である。

概要[編集]

起点から終点までほぼ全線にわたってオホーツク海沿岸のコースをとる。日本最北端の国道で知られ、終点の稚内市では日本最北端の地の碑が設置されている宗谷岬を通過する[1][2][3]。道路の実延長は300 km以上におよび、路線番号が3桁の国道では最も長い。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[4][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史[編集]

  • 1953年昭和28年)5月18日 - 二級国道238号網走稚内線(網走市 - 稚内市)として指定施行[7]
  • 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道238号として指定施行[4]
  • 2018年平成30年)4月1日 - 福島防雪事業による新道供用に伴い、旧道区間を湧別町に移管(湧別町道旧国道福島道路)[8]

路線状況[編集]

長距離の路線であるが、信号も少なく自動車で快適に移動できる[9]。宗谷岬のある北へ近づくほど交通量が減る傾向にある[10]

湧別町 - 紋別市間は旭川紋別自動車道の予定区間と並行しているが、当該区間では2009年(平成21年)から防雪対策や交通安全対策によって旭川紋別自動車道の機能の一部を当面代替させる紋別防雪事業が進められている[11]

通称[編集]

  • 大曲中央通(網走市内)
  • オホーツクライン[10]
  • オホーツク国道[12]
  • 宗谷国道[13]

バイパス[編集]

  • 常呂バイパス
  • 紋別バイパス
  • 枝幸バイパス

重複区間[編集]

道路施設[編集]

トンネル[編集]

橋梁[編集]

  • 芭露橋 1961年竣工
  • 湧別大橋 1956年竣工
  • 信部内(シブノツナイ)橋 1985年竣工
  • 水谷橋 1959年竣工
  • 八十士橋 1968年竣工
  • 藻別橋
  • 織り橋 1993年竣工
  • 元丘川橋
  • 彦橋 1993年竣工
  • 新渚滑橋 1988年竣工
  • 渚滑橋 2009年竣工
  • 湖畔橋
  • 沙留橋
  • 瑠橡(ルロチ)橋
  • 藻興部橋
  • 旭橋
  • 興部跨線橋
  • 興部跨道橋
  • 興部橋
  • 最更満(モサラマン)橋
  • 於仁志(オニシ)橋
  • 元沢木橋 年竣工
  • 御多込蘂(オタコムシベ)橋
  • 当沸橋
  • 雄武橋
  • オコツナイ橋
  • 雄古都橋
  • 元稲府橋
  • 音稲府橋
  • 幌内橋
  • 北の橋

道の駅[編集]

地理[編集]

起点・網走から北へ向かうと、網走湖能取湖サロマ湖などオホーツク海に面する湖を望むことができる[9]。 オホーツク海の海岸線に沿うシーサイドラインで、沿道に大きな名所は無く、いくつもの町を通り抜ける[10]。常にオホーツク海を臨むロケーションで、ひたすら同じような風景が淡々と続き、冬には流氷を見ることができる[10]。宗谷岬付近では、海の向こうにサハリン樺太)を望む荒涼とした風景の中、宗谷丘陵によるアップダウンが繰り返される道路となる[10]

かつては湧網線名寄本線興浜南線興浜北線天北線の各鉄道路線と並行していたが、1989年(平成元年)までに全廃されたため、以降は並行する鉄道路線は存在しない。バスターミナルや記念公園、モニュメントなどといった形で沿道にその名残を見ることができる。

国道最北端の位置は日本最北端の地で有名な宗谷岬を通ることで知られており、その緯度は北緯45度31分の位置にある[1]。終点は、稚内市街地の中にあり、国道40号に行き当たって終わる[9]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

オホーツク総合振興局

網走市
北見市
常呂郡佐呂間町
紋別郡湧別町
紋別市
紋別郡興部町
紋別郡雄武町

宗谷総合振興局

枝幸郡枝幸町
枝幸郡浜頓別町
宗谷郡猿払村
稚内市

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2009年10月5日に2町が合併して紋別郡湧別町発足。
  3. ^ a b c d e f g 2018年4月1日現在

出典[編集]

  1. ^ a b 浅井建爾 2001, pp. 46-47.
  2. ^ 日本最北端の地の碑”. 稚内観光協会. 2013年6月22日閲覧。
  3. ^ 昭文社 2006, p. 58.
  4. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年6月22日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 Page white excel.png (Microsoft Excelの.xls)”. 道路統計年報2019. 国土交通省道路局. 2020年7月6日閲覧。
  6. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年6月22日閲覧。
  7. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  8. ^ 国道238号の現道区間を移管 (PDF)”. 北海道開発局網走開発建設部 (2018年3月30日). 2018年7月13日閲覧。
  9. ^ a b c 佐藤健太郎 2014, pp. 114-116.
  10. ^ a b c d e 須藤英一 2013, pp. 18-19.
  11. ^ 紋別防雪事業が始まります 紋別市広報 2009年10月 (PDF)”. 紋別市. 2015年7月28日閲覧。
  12. ^ 昭文社 2006, pp. 48, 53, 55.
  13. ^ 昭文社 2006, pp. 57-58.

参考文献[編集]

  • 浅井建爾『道と路がわかる辞典』日本実業出版社、2001年11月10日、初版。ISBN 4-534-03315-X。
  • 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年10月20日。ISBN 978-4-06-288282-8。
  • 昭文社 (2006), ツーリングマップル 北海道 (2006年3版4刷 ed.), 昭文社, ISBN 4-398-65571-9 
  • 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2。

関連項目[編集]