国鉄タキ5300形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
国鉄タキ5300形貨車
タキ5300形、コタキ53111987年1月5日、高崎操駅
タキ5300形、タキ5311
1987年1月5日、高崎操駅
基本情報
車種 タンク車
運用者 日本国有鉄道
所有者 秩父セメント
富士セメント→日鉄セメント
製造所 日本車輌製造
製造年 1964年(昭和39年) - 1966年(昭和41年)
製造数 40両
消滅 1987年(昭和62年)
常備駅 三ヶ尻駅東室蘭駅
主要諸元
車体色
専用種別 セメント
化成品分類番号 なし
軌間 1,067 mm
全長 10,400 mm
全幅 2,610 mm
全高 3,845 mm
タンク材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重 35 t
実容積 30.4 m3
自重 16.7 t
換算両数 積車 5.0
換算両数 空車 1.6
台車 TR41C
車輪径 860 mm
軸距 1,650 mm
台車中心間距離 6,600 mm
最高速度 75 km/h
テンプレートを表示

国鉄タキ5300形貨車(こくてつタキ5300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要[編集]

本形式は、セメント専用の35t 積タンク車として1964年(昭和39年)2月6日から1966年(昭和41年)4月にかけて5ロット40両(タキ5300 - タキ5339)が日本車輌製造1社のみにて製作された。

記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「 タキ」と標記する。

落成時の所有者は、秩父セメント富士セメントの2社であった。1970年(昭和45年)10月13日に富士セメントが日鉄セメントへ社名変更された。

タンク体は普通鋼一般構造用圧延鋼材)製で蒲鉾型をしている。秩父セメント所有車の所有者名は、車体にカタカナで「チチブセメント」と標記された。

車体色は黒色、寸法関係は全長は10,400mm、全幅は2,610mm、全高は3,845mm、台車中心間距離は6,600mm、実容積は30.4m3、自重は16.7t、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。

1987年(昭和62年)3月に最後まで在籍した車が廃車となり同時に形式消滅となった。

年度別製造数[編集]

各年度による製造会社と両数、所有者は次のとおりである。(所有者は落成時の社名)

  • 昭和38年度 - 10両
    • 日本車輌製造 6両 秩父セメント (タキ5300 - タキ5305)
    • 日本車輌製造 4両 秩父セメント (タキ5306 - タキ5309)
  • 昭和39年度 - 14両
    • 日本車輌製造 14両 秩父セメント (タキ5310 - タキ5323)
  • 昭和40年度 - 10両
    • 日本車輌製造 10両 秩父セメント (タキ5324 - タキ5333)
  • 昭和41年度 - 6両
    • 日本車輌製造 6両 富士セメント (タキ5334 - タキ5339)

参考文献[編集]

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目[編集]