坂田郡

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滋賀県坂田郡の位置(黄:明治期 薄黄:後に他郡に編入された区域 水色:後に他郡から編入した区域)

坂田郡(さかたぐん)は、滋賀県近江国)にあった

郡域[編集]

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

  • 彦根市の一部(笹尾町、小野町、佐和山町、鳥居本町、宮田町より北東)
  • 長浜市の一部(相撲町、森町、下之郷町、国友町、今町、千草町、東上坂町、相撲庭町以南)
  • 米原市の大部分(甲津原・曲谷・甲賀・吉槻・上板並・下板並を除く)

該当区域の面積は236.60k㎡、人口は108,034人(平成22年国勢調査)(1)

歴史[編集]

近世以降の沿革[編集]

  • 慶応4年
  • 明治2年 - 彦根藩が戊辰戦争の戦功によって加増され、彦根藩預地が彦根藩領となる。
  • 明治3年
    • 2月 - 旗本領が大津県の管轄となる。
    • 7月17日1870年8月13日) - 山形藩の転封により、郡内の管轄地域が大津県の管轄となる。
    • 10月 - 丸亀藩[6]領が大津県の管轄となる。
    • このころ和歌山藩領が大津県の管轄となる。
  • 明治4年
  • 明治5年
  • 明治初年 - 長沢新田が長沢村に合併。(2町177村)
  • 明治7年(1874年)(2町164村)
    • 5月 - 百々村・西法寺村・上矢倉村が鳥居本村に、挊野村が志賀谷村にそれぞれ合併。
    • 10月 - 岩ガ谷村が柏原村に合併。
    • 西上坂村の一部(枝郷苅又)が分立して千草村となる。
    • 本庄村が改称して天満村となる。
    • 下記の各村の統合が行われる。
      • 本市場村 ← 市場中村、本庄中村
      • 朝日村 ← 観音寺村、上夫馬村
      • 薗原村 ← 布施村、小一条村
      • 南方村 ← 新庄東村、新庄西村
      • 朝妻筑摩村 ← 朝妻村、筑摩村
      • 宮司村 ← 宮川村、下司村
      • 山階村 ← 辰巳村、乾村
      • 妙幸村が武奈村に、目河内村が梓河内村にそれぞれ合併。
  • 明治8年(1875年) - 蓮華寺村が番場村に合併。(2町163村)
  • 明治12年(1879年)(2町154村)
    • 3月 - 樽水村・門根村・久礼村が合併して三吉村となる。
    • 5月16日 - 郡区町村編制法の滋賀県での施行により、行政区画としての坂田郡が発足。当初は郡役所が長浜町に設置されたが、その後、「坂田東浅井郡役所」となり、東浅井郡とともに管轄。
    • 小野西山村・小野馬場村・物生山村が合併して宮田村となる。
    • 北田附村・北小足村が合併して新栄村となる。
    • 瀬田町村・三ツ屋村・宮村・北高田村が長浜町に合併[7]
  • 明治13年(1880年)6月 - 松尾寺村が上丹生村に合併。(2町153村)
  • 明治14年(1881年) - 長浜新田・古殿町が長浜町に合併[8]。(1町152村)

町村制以降の沿革[編集]

1.柏原村 2.春照村 3.伊吹村 4.大原村 5.東黒田村 6.醒井村 7.南箕浦村 8.鳥居本村 9.入江村 10.法性寺村 11.息長村 12.西黒田村 13.六荘村 14.南郷里村 15.北郷里村 16.神照村 17.長浜町(紫:彦根市 赤:長浜市 桃:米原市)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町16村)
    • 柏原村 ← 長久寺村、柏原村、清滝村、梓河内村、須川村、大野木村(現・米原市)
    • 春照村 ← 村木村、杉沢村、高番村、大清水村、藤川村、春照村、上平寺村(現・米原市)
    • 伊吹村 ← 弥高村、上野村、伊吹村、大平寺村、小泉村、大久保村(現・米原市)
    • 大原村 ← 小田村、間田村、井之口村、村居田村、野一色村、烏脇村、坂口村、朝日村、下夫馬村、産所村、市場村、本市場村、天満村、池下村(現・米原市)
    • 東黒田村 ← 西山村、長岡村、万願寺村、菅江村、北方村、志賀谷村、山室村、大鹿村、本郷村、堂谷村(現・米原市)
    • 醒井村 ← 一色村、醒井村、枝折村、上丹生村、下丹生村、榑ヶ畑村(現・米原市)
    • 南箕浦村 ← 牛打村、樋口村、三吉村、西坂村、番場村(現・米原市)
    • 鳥居本村 ← 武奈村、男鬼村、仏生寺村、荘厳寺村、善谷村、中山村、笹尾村、原村、小野村、鳥居本村、古西法寺村、宮田村、下矢倉村、甲田村(現・彦根市)
    • 入江村 ← 梅ヶ原村、米原村、下多良村、中多良村、上多良村、朝妻筑摩村、磯村(現・米原市)
    • 法性寺村 ← 世継村、飯村、宇賀野村、長沢村(現・米原市)、加田村、加田今村(現・長浜市)
    • 息長村 ← 岩脇村、西円寺村、箕浦村、新庄村、寺倉村、能登瀬村、多和田村、日光寺村、顔戸村、高溝村、舟崎村(現・米原市)
    • 西黒田村 ← 薗原村、名越村、常喜村、鳥羽上村、本庄村、八条村(現・長浜市)
    • 六荘村 ← 田村、寺田村、下坂中村、大戌亥村、高橋村、下坂浜村、平方村、南高田村、四塚村、勝村、永久寺村、大辰巳村、室村、八幡東村(現・長浜市)
    • 南郷里村 ← 大東村、今川村、宮司村、小堀村、南田附村、加納村、榎木村、新栄村、南小足村、七条村(現・長浜市)
    • 北郷里村 ← 石田村、小屋村、堀部村、保多村、垣籠村、春近村、東上坂村、西上坂村、千草村(現・長浜市)
    • 神照村 ← 川崎村、山階村、口分田村、今村、保田村、橋本村、国友村、中沢村、下之郷村、小沢村、新庄馬場村、新庄寺村、新庄中村、南方村、八幡中山村、十里村、列見村、祇園村、相撲村、森村(現・長浜市)
    • 長浜町(長浜町[9]が単独町制)
    • 相撲庭村が東浅井郡七尾村の一部となる。
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 南箕浦村が改称して息郷村となる。
  • 明治27年(1894年12月1日 - 息長村の一部(顔戸・高溝・舟崎)が分立して日撫村が発足。(1町17村)
  • 明治30年(1897年3月1日 - 法性寺村の一部(加田・加田今)が分立して神田村が発足。(1町18村)
  • 明治31年(1898年)4月1日 - 郡制を施行。郡役所が長浜町に設置。
  • 大正12年(1923年
    • 4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
    • 11月15日 - 入江村が町制施行・改称して米原町(まいらちょう)となる。(2町17村)
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和17年(1942年)4月1日 - 法性寺村・日撫村が合併して坂田村が発足。(2町16村)
  • 昭和18年(1943年)4月1日 - 長浜町・神照村・六荘村・南郷里村・北郷里村・西黒田村・神田村が合併して長浜市が発足し、郡より離脱。(1町10村)
  • 昭和27年(1952年)4月1日 - 鳥居本村が彦根市に編入。(1町9村)
  • 昭和30年(1955年
    • 4月1日 - 坂田村・息長村が合併して近江町が発足。(2町7村)
    • 7月10日 - 柏原村・大原村・東黒田村が合併して山東町が発足。(3町4村)
  • 昭和31年(1956年9月1日(3町1村)
    • 醒井村・息郷村・米原町が合併し、改めて米原町が発足。
    • 春照村・伊吹村が東浅井郡東草野村と合併し、改めて伊吹村が発足。
  • 昭和46年(1971年2月1日 - 伊吹村が町制施行して伊吹町となる。(4町)
  • 平成17年(2005年
    • 2月14日 - 山東町・伊吹町・米原町が合併して米原市(まいらし)が発足し、郡より離脱。(1町)
    • 10月1日 - 近江町が米原市に編入。同日坂田郡消滅。

変遷表[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。
  2. ^ 無高のため「旧高旧領取調帳」には記載なし。何度か町の再編が行われているが、本項では便宜的に1町に数える。
  3. ^ 「旧高旧領取調帳」には記載なし。
  4. ^ a b 附家老水野家(後の紀伊新宮藩主家)が管轄。
  5. ^ 寺社領は後に大津県が管轄。
  6. ^ 丸亀藩は廃藩置県を待たず、明治4年4月10日(1871年5月28日)に廃藩。
  7. ^ 瀬田町村が長浜永保町に合併。三ツ屋村が長浜三ツ矢町の一部となる。宮村が長浜宮町となる。北高田村が長浜高田町となる。
  8. ^ それぞれ分割されて長浜北船町・長浜南呉服町に合併。
  9. ^ この時点では長浜御堂前町、長浜伊部町、長浜相生町、長浜三ツ矢町、長浜神戸町、長浜郡上町、長浜北呉服町、長浜西魚屋町、長浜南呉服町、長浜祝町、長浜大手町、長浜東本町、長浜宮町、長浜横町、長浜西本町、長浜錦町、長浜神前町、長浜米川町、長浜南片町、長浜片町、長浜高田町、長浜北門前町、長浜八幡町、長浜田町、長浜永保町、長浜北船町、長浜南船町、長浜船山町、長浜栄船町が存在。明治12年に29町体制となる。

参考文献[編集]

関連項目[編集]