塘路駅

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塘路駅
駅舎(2018年9月)
駅舎(2018年9月)
とうろ
Tōro
B59 茅沼 (7.0km)
(7.2km) 細岡 B57
所在地 北海道川上郡標茶町字塘路4番地11
駅番号 B58
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 釧網本線
キロ程 141.9km(網走起点)
電報略号 トロ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1927年昭和2年)9月15日
備考 無人駅
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塘路駅(とうろえき)は、北海道川上郡標茶町字塘路4番地11にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線である。駅番号B58電報略号トロ

概要[編集]

塘路湖の近くに位置し、タンチョウアオサギオジロワシなど貴重な生物が垣間見られることでも知られる。蒸気機関車が牽引する臨時普通「SL冬の湿原号」のほか、トロッコ風列車である臨時普通「くしろ湿原ノロッコ号」が停車する。釧路川で盛んなカヌー下りの始発地点にも近い。

映画『仔鹿物語』の撮影に使用された[1]

歴史[編集]

1977年の塘路駅と周囲約500m範囲。上が網走方面。周辺は既に観光地化されている。カーブ状の相対式ホーム2面2線と駅裏側に副本線、駅舎横の釧路側に貨物ホームと引込み線を有した。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅名の由来[編集]

所在地名より。アイヌ語の「トオ(to-or)」(沼・の所)に由来する[8][9]。現在の塘路湖の湖畔に、かつて「トオロコタン」というアイヌの集落があったことによる[8]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線をもつ地上駅である。かつては副本線および貨物ホームを有していた[9]釧路駅管理の無人駅なお、「くしろ湿原ノロッコ号」運転時に臨時の出札、改札を行うことがある。[要出典]

駅舎はログハウスを模した外観[新聞 1]となっており、内には喫茶店「ノロッコ & 8001」が入居している[9][1][新聞 2]

利用状況[編集]

  • JR北海道によると、特定の平日の調査日における乗車人員平均は以下のとおりである。
    • 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年):5.4人[10]
    • 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年):5.2人[11]
  • 「標茶町統計書」によると、年間乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度 乗車人員 出典
1973年(昭和48年) 52,868 [12]
1974年(昭和49年) 49,602
1975年(昭和50年) 44,558
1976年(昭和51年) 42,443
1977年(昭和52年) 38,878
1978年(昭和53年) 35,906
1979年(昭和54年) 32,675
1980年(昭和55年) 30,066
1981年(昭和56年) 26,933
1982年(昭和57年) 28,305
1983年(昭和58年) 26,471
1984年(昭和59年) 24,290
1985年(昭和60年) 25,185
1986年(昭和61年) 26,280
1987年(昭和62年) 13,140
1988年(昭和63年) 9,150
1989年(平成元年) 8,030
1990年(平成02年) 6,400
1991年(平成03年) 4,325
1992年(平成04年) 4,917
1993年(平成05年) 6,696
1994年(平成06年) 7,300
1995年(平成07年) 4,758

駅周辺[編集]

周辺は小さな集落がある。

  • 塘路湖
  • 釧路湿原
  • 塘路湖エコミュージアムセンターあるこっと(博物館)
  • レイクサイド塘路(カヌーステーション、湿原カヌー下り)
  • 標茶町郷土館(旧 釧路集治監本館)
  • サルボ展望台
  • 標茶町塘路住民センター
  • 弟子屈警察署 塘路駐在所
  • 塘路郵便局
  • 塘路漁業協同組合
  • 標茶町立塘路小中学校
  • 国道391号
  • 標茶町有バス 塘路バス停

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
釧網本線
快速「しれとこ摩周号」
茅沼駅 (B59) - 塘路駅 (B58) - *釧路湿原駅(B56) - 遠矢駅 (B55)
*:一部期間(12月1日 - 翌年4月30日)は、上り列車は釧路湿原駅を通過する。
普通
茅沼駅 (B59) - 塘路駅 (B58) - 細岡駅 (B57)

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ a b 『北海道鉄道駅大図鑑』 297頁
  2. ^ 『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』 85頁
  3. ^ 『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』 92頁
  4. ^ 『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』 104頁
  5. ^ 『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』 113頁
  6. ^ 『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』 117頁
  7. ^ 『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』 133頁
  8. ^ a b アイヌ語地名リスト ツキサ~トヨコ P81-90P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年1月6日閲覧。
  9. ^ a b c 『北海道 釧網本線』 87頁
  10. ^ 釧網線(東釧路・網走間), (日本語) (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (北海道旅客鉄道), (2017年12月8日), オリジナルの2017年12月9日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20171209102545/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/08.pdf 2017年12月10日閲覧。 
  11. ^ 釧網線(東釧路・網走間), (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (北海道旅客鉄道株式会社): p. 3, (2018年7月2日), オリジナルの2018年8月19日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20180818153329/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/08.pdf 2018年8月19日閲覧。 
  12. ^ Ⅴ. 建設・運輸・水道 (PDF)”. 標茶町統計書(2016年版). 標茶町. p. 54 (2016年). 2018年2月19日閲覧。

報道発表資料[編集]

  1. ^ “駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2007年9月12日), オリジナルの2007年9月30日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf 2007年9月30日閲覧。 

新聞記事[編集]

  1. ^ a b “塘路駅の新駅舎落成 観光客がくつろげる場に 緑に似合うログハウス風 ミニエゾシカ牧場も” (日本語). 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年7月2日) 
  2. ^ 矢野直美 (2017年1月21日). “北海道、おいしい鉄道旅” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(矢野直美 いつも旅日和) (北海道新聞社). オリジナルの2017年1月24日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170124045955/http://dd.hokkaido-np.co.jp/lifestyle/weekly_column/naomi_yano/2-0106564.html 2017年1月24日閲覧。 

参考文献[編集]

  • グループ169.1『北海道 釧網本線』須田製版、1999年12月、87頁。
  • 北海道旅客鉄道釧路支社(編)『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』北海道旅客鉄道釧路支社、2001年12月、85,92,104,113,117,133頁。

書籍[編集]

  • 本久公洋(著)『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、2008年8月1日、297頁。ISBN 978-4-89453-464-3。

関連項目[編集]