壮年JUMP

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壮年JUMP
サザンオールスターズシングル
初出アルバム『海のOh, Yeah!!
リリース
規格 デジタル・ダウンロード
ジャンル ロック
時間
レーベル タイシタレーベル
SPEEDSTAR RECORDS
作詞・作曲 桑田佳祐
プロデュース サザンオールスターズ
チャート最高順位
サザンオールスターズ シングル 年表
闘う戦士たちへ愛を込めて
(2018年)
壮年JUMP
(2018年)
-
ミュージックビデオ
「壮年JUMP」 - YouTube
海のOh, Yeah!! 収録曲
闘う戦士たちへ愛を込めて
(15)
壮年JUMP
(16)
弥蜜塌菜のしらべ
(17、完全生産限定版のみ)
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壮年JUMP」(そうねんジャンプ)は、サザンオールスターズの2作目の配信限定シングル2018年7月23日配信。配信元はタイシタレーベル / SPEEDSTAR RECORDS

背景[編集]

当初、本作の発売は決まっておらず楽曲自体もアルバム『海のOh, Yeah!!』の収録曲としてメディアで披露されていたが、音楽番組やタイアップCMでの反響が大きかったことから急遽配信が決まった[3]

プロモーション[編集]

テレビ披露

収録曲[編集]

  1. 壮年JUMP (4:30)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:サザンオールスターズ / 弦編曲:原由子
    メンバー全員出演のアサヒ飲料三ツ矢サイダーCMソング
    タイトルの「壮年JUMP」は無論、集英社発行の『週刊少年ジャンプ』をもじったもので、桑田はこの部分から先に思い付いた旨を述べている[9][10]。このタイトルの繋がりで後述の『週刊少年ジャンプ』でのインタビューが実現した[9]
    この曲が披露されて以降、2018年5月16日に亡くなった西城秀樹[注 1]や同年秋に芸能界を引退する事がすでに報じられていた安室奈美恵をイメージしたり、若年層ではSMAP関ジャニ∞をはじめとしたジャニーズ系アイドルや、AKB48グループを連想する者がいたりと、リスナーの間ではこの曲における「アイドル」が誰を指しているのかと話題になった[13]。また、後述のようにこの曲を絶賛した寺脇康文は「あなた(サザン及び桑田の事)が、僕らの“アイドル”ですよ」とコメントしている[14]
    この曲の歌詞について桑田は自身が敬愛し、2016年に亡くなったデヴィッド・ボウイがイメージとしてあった旨と、前述の安室の引退の影響も少なからず受けた事を述べている。また、西城の訃報が報じられたのはこの曲が制作された後であり、5月17日以前に制作されたことが分かる[15]。また、桑田は前述する若年層がイメージしたアイドルも念頭に述べつつ、自身も少年時代に天地真理ビートルズが好きだった旨を述べ、近年でいうオタクも含めた「彼らに夢中になるファンの、今も昔も変わらない、わくわくするような心理」を描いた旨も述べている[16]
    一方でこの曲の歌詞には、小泉今日子の「なんてったってアイドル[13]や桑田が敬愛するアントニオ猪木を思わせる「闘魂」というフレーズが登場したり[13][17]、タイアップ先の「三ツ矢サイダー」を連想させるフレーズが存在している[13]。なお、後者に関してはCMのコンセプトが「夏だサザンだ」と明快だったため、書きやすかった旨を桑田が述べている[10]
    海のOh, Yeah!!』の歌詞カードには「※曲中に施されたノイズ音や加工は制作意図によるものです。ノスタルジックかつアナログな質感をお楽しみください」といった説明書きがなされている[18]
    「三ツ矢サイダー」のCMはデビューからちょうど40年にあたる2018年6月25日からオンエアーとなっており、同年4月〜6月まで「勝手にシンドバッド」「みんなのうた」「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート」「I AM YOUR SINGER」が同タイアップに起用され、今回のCMはこれらの続きとなっている[19]
    同年6月25日にはメンバーが揉めているように模した写真(桑田曰く「ああいうのは照れ隠しもあるんじゃないですかね (笑)」[20])やアルバムや全国ツアーの予定と共に、この曲の歌詞を引用した「バンドはつらいよ〜なんてったって最強なのはアイドル〜」というキャッチフレーズが書かれた広告が発表された[21]
    同年6月30日に放送された桑田のラジオ番組桑田佳祐のやさしい夜遊び』でフル尺での初解禁が行われ[22]、7月9日には全国ラジオにてオンエア解禁された[23]
    同年7月14日放送の『桑田佳祐のやさしい夜遊び』で代行DJを岸谷五朗と行った寺脇は、本曲を「こういうサザンが聴きたい、という曲をちゃんと出してくれる」と評価している[14]
    同年8月6日発売の『週刊少年ジャンプ』の36・37合併号の表紙にサザンのメンバー全員が漫画キャラ化されて登場する。少年ジャンプ創刊50年の歴史で表紙全面にミュージシャンが飾るのは今回が初めてでもある。週刊少年ジャンプの編集部による桑田へのインタビューが実現しており、この楽曲の真相や、多くの名曲を生み出し続ける秘訣に関して、稲垣理一郎がインタビューを行い、その模様が平方昌宏による漫画として同号に収録されている[24][25]
    ミュージック・ビデオは、田辺秀伸が監督を担当し、1970年代から2010年代のアイドルを表現した女性キャストが登場して、サザンのメンバーと一緒にダンスを披露している。なお、MVには千葉県のシンガーのジャガーが出演している[26]

参加ミュージシャン[編集]

収録アルバム[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 西城は桑田からの電話でのオファーを受け[11]、1995年8月5日・6日に横浜・みなとみらいで行われたサザンの野外ライブ『スーパーライブ in 横浜 ホタル・カリフォルニア』にゲスト出演。オープニングで「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」を歌唱し、2日間観客数16万人と「Y・M・C・A」を決行した[12]

出典[編集]

  1. ^ オリコン週間デジタルシングルランキング2018年8月6日付 オリコン 2018年8月1日閲覧
  2. ^ Billboard Japan Hot 100 2018年8月6日付 ランキング Billboard JAPAN 2018年8月1日閲覧
  3. ^ サザンオールスターズ、AL収録曲「壮年JUMP」先行配信決定 ビルボードジャパン 2018年7月19日閲覧
  4. ^ ビクターエンターテイメント 2018年7月6日10:08ツイート Twitter 2018年7月6日閲覧
  5. ^ サザンオールスターズ official 2017/07/14 22:04 Twitter 2018年7月14日閲覧
  6. ^ サザンオールスターズ『ミュージックステーション』出演決定 Billboard JAPAN 2018年7月14日閲覧
  7. ^ サザンオールスターズ、心の奥の闇を示唆した全編アニメーションMV 音楽ナタリー 2018年7月13日閲覧
  8. ^ サザンオールスターズ、7/31放送のNHK『うたコン』に初出演。新曲2曲を披露 rockin'on.com 2018年7月19日閲覧
  9. ^ a b 『週刊少年ジャンプ』 2018年36・37合併号 P12
  10. ^ a b 日経エンタテインメント! 2018年9月号 p12
  11. ^ 産経新聞1995年9月2日分。
  12. ^ 産経新聞1995年9月9日分。
  13. ^ a b c d サザン、安室奈美恵やSMAPを彷彿とさせる新曲「壮年JUMP」が大反響 歌詞にある普遍性を考察2018年7月25日
  14. ^ a b 岸谷五朗&寺脇康文、「壮年JUMP」とサザンへの愛を語る「あなたが、僕らの“アイドル”」 リアルサウンド、2018年7月15日、2018年7月21日閲覧
  15. ^ ROCKIN'ON JAPAN 2018年9月号 p72
  16. ^ 『週刊少年ジャンプ』 2018年36・37合併号 P13
  17. ^ 『週刊少年ジャンプ』 2018年36・37合併号 P14
  18. ^ 海のOh, Yeah!!』歌詞カード 16.壮年JUMPの項より。
  19. ^ サザン、40周年記念盤『海のOh, Yeah!!』発売決定 新曲&ツアー情報も発表 オリコン 2018年6月25日
  20. ^ Southern ALL Stars 40th 桑田佳祐インタビュー
  21. ^ 2018年6月25日付 朝日新聞読売新聞日本経済新聞より。
  22. ^ サザン新曲「壮年JUMP」を今夜「やさしい夜遊び」でフル尺解禁 音楽ナタリー 2018年6月30日公開 2018年7月1日閲覧
  23. ^ サザンオールスターズ、「壮年JUMP」が全国ラジオでオンエア解禁 BARKS 2018年7月9日公開 2018年7月21日閲覧
  24. ^ サザン『少年ジャンプ』表紙に“漫画キャラ”で登場 創刊50年で初の試み オリコン 2018年8月1日閲覧
  25. ^ サザンオールスターズ表紙の『週刊少年ジャンプ』発売。稲垣理一郎、平方昌宏らのコメントも rockin'on.com 2018年8月7日公開 2018年10月27日閲覧
  26. ^ サザンオールスターズ会報 代官山通信vol.143(アミューズ発行) 24・25面より。