多気町立ふるさと交流館

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多気町立ふるさと交流館(たきちょうりつふるさとこうりゅうかん)は、三重県多気郡多気町にある公共施設相可にある多気町立ふるさと交流館たきと朝柄にある多気町立ふるさと交流館せいわから成り、それぞれ多気町立図書館を併設する。

ふるさと交流館たき[編集]

Japanese Map symbol (Library) w.svg 多気町立多気図書館
Taki Town Furusato Kōryū-kan Taki 20100411.jpg
施設情報
正式名称 多気町立多気図書館
前身 多気町立図書館
専門分野 総合
事業主体 多気町
管理運営 多気町
開館 1994年平成6年)7月20日
所在地 519-2181
三重県多気郡多気町相可1628番地
多気町立ふるさと交流館たき内
統計情報
蔵書数 59,491冊(2009年3月31日時点)
公式サイト http://www.ma.mctv.ne.jp/~taki-lib/
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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ふるさと交流館たき

  • 構造:鉄筋コンクリート造平屋建て[1]
  • 建築面積:1084.95m2[1]
  • 延床面積:998.15m2[1]

多気図書館[編集]

ふるさと交流館たきの沿革[編集]

  • 1994年平成6年)7月20日 - 多気町役場横の農業センターを改造し、多気町立図書館として開館[2]、床面積は510m2[3]
  • 2006年(平成18年)1月1日 - 市町村合併に伴い、多気町立多気図書館に改称。
  • 2007年(平成19年)7月1日 - 移転のため休館[4]
  • 2007年(平成19年)10月27日 - 新築した多気町立ふるさと交流館たき内に移転し開館[5]
  • 2009年(平成21年)4月23日 - 文部科学大臣より平成21年度の「子どもの読書活動優秀実践図書館」の表彰を受ける[6]

ふるさと交流館たきの交通[編集]

周辺には多気町役場、多気クリスタルタウン、天啓公園などがある。

ふるさと交流館せいわ[編集]

多気町ふるさと交流館せいわ
情報
旧名称 勢和村ふるさと交流館
用途 公共図書館、郷土資料館
事業主体 多気町
管理運営 多気町
開館開所 1997年(平成9年)7月
所在地 519-2215
三重県多気郡多気町朝柄2889
座標 北緯34度27分39.6秒 東経136度27分43.4秒 / 北緯34.461000度 東経136.462056度 / 34.461000; 136.462056座標: 北緯34度27分39.6秒 東経136度27分43.4秒 / 北緯34.461000度 東経136.462056度 / 34.461000; 136.462056
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公共図書館と郷土資料館を併設した施設である[7]1997年(平成9年)7月に当時の勢和村により「ふるさと交流館」として開館し[8]、3世代交流拠点「ゆとりの丘」の中核施設となっている[7]

勢和図書館[編集]

「本と出会い、人と語り、心を結ぶ」場を目指して開館[9]。実際に勢和図書館の読み聞かせボランティア団体が、活動していく「勢和図書館から未来を考える会」が発足させ、図書館を核として生き方を考えるイベントを開いている[10]2011年(平成23年)度子どもの読書活動優秀実践図書館として文部科学大臣表彰を受けた[11]。館内はゆったりとした設計で、壁面はガラスになっている[7]

AV幼児コーナーを置く[12]。「ささゆりお針箱」というボランティア団体が布製絵本を制作し、布製絵本のコーナーは幅広い世代から注目を集めている[10]。開館以来、林千智が司書として各種行事や講演会を開催し、学校図書館の重要性を訴え、充実を図ってきた[13]。これまでに書架の間に布団を敷いて眠る「お泊り会」[14]、地元コーヒー豆専門店から仕入れた豆で淹れたコーヒーパンの販売などを行う「ほんとカフェ」[15]丹生のふれあいの森に勢和図書館や少女まんが館 TAKI 1735が出張して貸し出す「Book Picnic」などを開催している[16]

開館当時の蔵書量は5万冊を想定していた[12]が、2015年(平成27年)現在の蔵書数は84,663冊で[15]多気図書館よりも多い[17]2014年(平成26年)度の貸出冊数は95,443冊である[15]2006年(平成18年)に旧・多気町と合併して新・多気町となって以来、常勤の管理職が廃止された[13]。2015年(平成27年)現在の職員は4人で全員が司書資格を持つ[15]

おまめさんかなぁ[編集]

多気町と合併した旧・勢和村は住民の疲弊や地域の空洞化などの課題が山積し、勢和図書館では課題解決に向けた取り組み、各主体との連携を模索していた[15]2008年(平成20年)、「おまめさんかなぁ」と題したプロジェクトを開始し、1年目は講師を呼んで座学を行い、2年目からダイズの生産・加工体験を行った[15]。この活動は6年で終了し、2014年(平成26年)より勢和小学校のコミュニティスクール事業「おまめさんかなぁ」に移行、地域住民が小学校の授業に参加した[15]。勢和図書館では各種資料の収集、授業案作成などに関与した[15]

勢和郷土資料館[編集]

博物館法の適用を受けない「博物館類似施設」であり、三重県博物館協会にも加入してない[18]。資料館では立梅用水の功労者・西村彦左衛門、本草学者の野呂元丈、コメの品種改良を行い、「伊勢錦」を開発した岡山友清といった郷土の人物や丹生鉱山での水銀製錬の様子の展示がある[12]。また、伊勢暦が発行されるまで丹生で発行されていた丹生暦を保有している[19]。常設展示のほか、年に数回企画展を開催している[20]

ふるさと交流館せいわの利用案内[編集]

ふるさと交流館せいわの交通[編集]

緑に囲まれた静かな高台に位置する[23]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 多気町役場企画調整課『広報たき 2007年9月 VOL.21』 2ページ
  2. ^ 多気町役場企画調整課『広報たき 1994年8月 No.374』 13ページ
  3. ^ 清水、1996、115ページ
  4. ^ 多気町役場企画調整課『広報たき 2007年6月 VOL.18』 12ページ
  5. ^ 多気町役場企画調整課『広報たき 2007年10月 VOL.22』 14ページ
  6. ^ 多気町役場企画調整課『広報たき 2009年6月 VOL.42』 7ページ
  7. ^ a b c 三重情報株式会社[今こそ、三重の図書館へ]”. 三重情報. 2014年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月3日閲覧。
  8. ^ 勢和村史編集委員会 1999, p. 627.
  9. ^ 三重県図書館協会/施設会員一覧/多気町立勢和図書館”. 三重県図書館協会事務局. 2014年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月3日閲覧。
  10. ^ a b 松上 2011, p. 6.
  11. ^ 平成20年度 子どもの読書活動優秀実践図書館図書館被表彰図書館一覧”. 文部科学省. 2013年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月3日閲覧。
  12. ^ a b c 勢和村史編集委員会(1999):628ページ
  13. ^ a b 飯田 2010, p. 277.
  14. ^ 図研島根支部「うさみこ通信」編集部 編 2010, p. 7.
  15. ^ a b c d e f g h 林 2016, p. 48.
  16. ^ 【9月29日】Book Picnic 2018 多気町立勢和図書館”. 県内図書館・図書室のイベント. 三重県立図書館 (2018年9月22日). 2019年5月25日閲覧。
  17. ^ 三重県戦略企画部統計課分析・情報班"201. 公共図書館"(2014年4月3日閲覧。)
  18. ^ 三重県(2008):4ページ
  19. ^ 福島礼子 (2013年7月6日). “暦は日常を彩るスパイス”. 朝日新聞社. 2014年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月5日閲覧。
  20. ^ vol.405 三重県多気郡 多気町”. 気まぐれドライブ探検隊. 三重情報. 2014年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月3日閲覧。
  21. ^ a b c d e 三重県環境生活部文化振興課"三重県内の博物館・美術館/勢和郷土資料館"(2014年4月5日閲覧。)
  22. ^ 多気町立図書館"利用案内"(2014年4月5日閲覧。)
  23. ^ 宮下久子 (2012年10月25日). “「宮ちゃんのええまちあるこ!」”. レディオキューブFM三重. 2014年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月5日閲覧。
  24. ^ 多気町役場本庁企画調整課企画調整係"路線図"(2014年4月5日閲覧。)

参考文献[編集]

  • 飯田寿美「糸を紡いで布を織るように」『図書館界』第62巻第4号、日本図書館研究会、2010年、 277頁、 NAID 110007989152
  • 勢和村史編集委員会『勢和村史 通史編』勢和村、1999年8月31日、793頁。全国書誌番号:99128763
  • 林千智「多気町立勢和図書館における地場産業支援・市民活動支援サービスの取組」『2015年度(平成27年度)公立図書館における課題解決支援サービスに関する報告書』全国公共図書館協議会、2016年3月31日、48-49頁。全国書誌番号:22730037
  • 松上由貴子「今、図書館がおもしろい。」『すばらしきみえ』第161号、百五銀行経営企画部広報CSR課、2011年4月、 1-12頁。
  • 三重県『(附属)新県立博物館基本計画関連データ集』三重県、2008年12月26日、16頁。
  • 『うさみこ通信NO.33』図研島根支部「うさみこ通信」編集部 編、学図研島根支部、2010年10月13日、8頁。

関連項目[編集]