大富豪

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大富豪(だいふごう)、もしくは大貧民(だいひんみん)は、複数人で遊ぶトランプゲームの1つ。カードを全てのプレイヤーに均等に配り、手持ちのカードを順番に場に出して早く手札を無くすことを競うゲームである。

海外の類似したゲームとして「争上游」「闘地主」「鋤大D」「ティエン・レン」「大統領」「グレートダルムチ」「ティチュ」「アーシュロッホ」などが存在する。

概要[編集]

一般的に3-6人程度でプレイするのに適しているが、7人以上や2人でもルール次第ではプレイ可能である。前回順位が次ゲーム開始時の有利不利に影響する(一度負けると簡単に地位を覆せない)点が特徴で、勝者をより有利にするゲーム性から「大富豪」という俗称が付いた。他にローカルルール(地方ルール、独自にアレンジされたルール)が数多く存在することも大きな特徴であり、カード交換時の条件、特殊な効果を持つカードの設定、及び特定条件を満たす事による順位・カード価値の総交代などが存在する。こうしたローカルルールはゲームに変化を付けたり、カード交換を行うといったゲームの性格上から上位のプレイヤーが勝ち続けることを抑制したりする効果がある。

呼称[編集]

主に大富豪或いは大貧民と称され、他にど貧民階級闘争人生ゲームとされることもある。関東圏では「大貧民」、関西圏では「大富豪」と呼ぶ傾向が存在するという説もある[1]

ど貧民という呼称は関西圏で見られる呼称で、大貧民を俗な言い方に置き換えたものと考えられる。階級闘争については作家の三田誠広によると学生運動が下火になった時期、運動を離れた学生の間で親しまれていたという[2]。ごく稀に人生ゲームと呼ばれる事もある。同様にゲームで使用される用語についても複数の場合が存在している。本項では特に必要でない限り、便宜上一つの呼称に統一して記述する。[3]

  • ゲーム名 - 大富豪
  • 階級 - 最高階級から順に大富豪、富豪、平民、貧民、大貧民

ルール[編集]

基本ルール[編集]

基本ルールでは、単純にゲームの進め方のみ記述する[4]

  1. 1組全てのカードをプレイヤー全員に均等に配る。通常はジョーカーを1枚含めてプレイする。カードは特に人数が比較的多い場合などは2組(あるいはそれ以上)を同時に使うこともある。
  2. ゲームはダイヤの3から始める。最初の親が手札から最初のカードを出し、以降順番に次のプレイヤーがカードを出し重ねていく。
  3. カードには強さがあり、弱い順に3,4,5,6,7,8,9,10,J,Q,K,A,2とされる。ジョーカーは革命の影響を受けず、通常時は2よりも、革命時は3よりも強いカードとして用いることができる。
  4. 次のプレイヤーは、場にある現在のカードよりも強いカードしか出すことができない(例:場には9が出ている→10以上の強さのカードしか出せない)。
  5. 出せるカードがない時、もしくは戦略上出したくない時(例:手札にある強いカードはゲーム後半まで温存しておきたい、など)にはパスが許される。また、パスの回数は制限されない。
  6. 他のプレイヤー全員がパスし、再び場にあるカードを出したプレイヤーまで順番が回ってきたらそのプレイヤーは親になる。このとき、場にあるカードは流され(場から退けられ)、親は手札から好きなカードが出せる。
  7. 親は複数枚の同じ数字のカードを合わせて出すことができる(例:4のペア(4 4)や10のスリーカード(10 10 10)など)。複数枚カードが出ている場合、プレイヤーはその数字より強いカードを場と同数枚組みにして出さなければならない。例えば5が2枚出ている場合には6以上のカードから同じ数字のペアを出す必要がある。ジョーカーを用いる場合には組み合わせて(例:「7を1枚とジョーカーを1枚」を「7を2枚」の代わりとして)出すこともできる(ただし、その場合ジョーカーは出したもう片方の数字と同じカードとして扱われる為、最強のカードではなくなる)。
  8. 以上を繰り返し、一番早く手札が無くなった(上がった)プレイヤーが大富豪となり、以降上がった順に富豪、平民、貧民、大貧民と階級がつく。参加人数に応じて階級の種類は増減する。詳しくは「階級」を参照。
  9. 第2ゲーム以降は、カードが全て配られゲームが開始する前に、大貧民と大富豪、貧民と富豪のプレイヤーがそれぞれ手札の中で最も強いカード(大貧民は2枚、貧民は1枚)と好きな(必要のない)カード(大富豪は2枚、富豪は1枚)を交換する(連盟用語では献上。他に税金、搾取などとも呼ぶ)。また、ジョーカーは交換しなくても良いというルールもある。
  10. 最も低い階級の人を親として次のゲームを始める。

2人でプレイする場合、上記のルールをそのまま適用し1組全てのカードを配ると、自分のカードから相手プレイヤーのカードを把握でき戦略性に欠けることとなるため、特殊なルールが使用される。一例としては3・4・5・J・Q・K・A・2各4枚とジョーカー1枚の計33枚のみを使用し、プレイヤーには13枚ずつを配り、残り7枚は伏せて場に置くことで手持ちのカードから相手のカードを類推することを難しくするというものがある[5]

階級[編集]

2ゲーム目以降にプレイヤーに与えられる階級である。大富豪、平民、大貧民などを使うのが一般的である。またパロディ版として会社やヤクザ、警察、軍隊、病院などにおける序列になぞらえてプレイされることもある。

その場合には最下位の者(通常の大貧民にあたる)は他の下位に比べ、かなり屈辱的な称号にされることが多い。

  • 3人
    • 最上位 - 富豪など
    • 2位 - 平民
    • 最下位 - 貧民など
  • 4人
    • 最上位 - 大富豪など
    • 2位 - 富豪
    • 3位 - 貧民
    • 最下位 - 大貧民(ど貧民)奴隷、家畜、乞食など
  • 5人
    • 最上位 - 大富豪など
    • 2位 - 富豪
    • 3位 - 平民
    • 4位 - 貧民
    • 最下位 - 大貧民(ど貧民)など
  • 6人以上
    • 6人以上増えた人数の分だけ、間の平民を増やす。
      • 9人の場合の例として、大富豪、富豪、平民、貧民、大貧民(平民は5人)。
    • ただし、ローカルルールなどで独自の呼称が増える場合もある。交換するカードの枚数も、階級に応じて増えることになる。
      • 9人の場合の例として、神様、王様、大富豪、富豪、平民、貧民、大貧民、奴隷、獣畜。

ローカルルール[編集]

このゲームは比較的歴史が浅いためか、地方によって多数のアレンジされたルールが存在する。一般にこれをローカルルール地方ルールと呼ぶ。ローカルルールとは言っても、かなり広い地域に広まり一般化してきているルールもある。ただしトランプゲームの遊び方を解説した書籍では紙面の都合などからローカルルールに関して細かく扱われることはほとんどない。

どのローカルルールを採用するかによって戦略も大きく左右される。出身地方が違う者が集まってこのゲームを行う場合や、ルールの好き嫌いがある場合は、お互い最初にルールを明文化する必要がある。

ローカルルールの中には同時に採用することができないものや、別のローカルルールを採用していることが前提となっているものもある。また異なるルールが同じ名称で呼ばれることもあるため、その点にも留意する必要がある。

ゲームの進行方法に関するもの[編集]

基本ルールで述べた部分のみでも例えば次のような点でルールの解釈において細かい部分に差異が生じる可能性がある。ローカルルールの細かい運用まで踏み込むとさらに複雑になる。

親の決め方
ランク付けされていない第1戦において最初の親をディーラーの左隣の者とするのか、じゃんけんなどでランダムに決めるのか、特定のカードを持っている者(333など)とするのかを決めておく[6][7]。特定のカードで親を決める場合、始めに出すカードはその特定のカードとする場合がある。
2回目以降は大貧民など特定の階級から始めるのか、後述の「爪弾き」を採用するか、最初の親の決め方同様にするか。
カードの端数
配るカードの枚数に端数が出た場合の扱いをどうするか。一例は以下の通り。
  • 初回の場合、ディーラーからゲームの進行順に、端数と同じ人数にだけ1枚ずつ端数分を配る。単にゲームの進行順に、配るカードがなくなるまで配り続けると考えればよい。
  • 2回目以降の場合、階級が下のプレイヤーから順番に、端数と同じ人数にだけ1枚ずつ端数分を配る(あるいは、初回と同様にする)。
ジョーカーの扱い
ジョーカーを入れる枚数(0-2枚)や効果、およびカード交換時の対象外とするか。
パスに関するルール
戦術上出せるカードがあってもパスし、再度ターンが回ってきた場合にカードを出すことを許可するかどうか。
誰かが上がったときの場の扱い
上がった後に札を流すか、そのまま場のカードとして残してゲームを続けるか。札を流す場合、上がった次のプレイヤーが親となる。
席替え
2回目以降、階級順に並び替わるか。
カードの交換方法
以下の2点のうちのどちらを採用するか。
  • まず貧民側がカードを渡してから、次に富豪側がカードを選んで渡す。この時、富豪側は貧民側に返品出来るか否か。
  • 全員が同時に渡すカードを選び、その後で各自が同時に交換相手から受け取る。
脱税
大貧民や貧民が最も強いカード(大富豪や富豪に渡さなければならないカード)以外のカードを渡すルール違反を脱税と呼ぶ。脱税が発覚した場合、以下のいずれかの処分をする。
  • 脱税が発覚したプレイヤーをゲームから外し、次のゲームでは強制的に大貧民とする。
  • ゲームそのものを無効とし、ゲーム開始時点での階級でカードを配るところからやり直す(都落ちなどを狙い、わざと脱税が行われることを防ぐため)。
脱税を行ったプレイヤーには、次のゲームで脱税していないことの証明のために手札を公開する等の追加のペナルティが課せられることもある。なお、脱税の宣言は大貧民や貧民からカードを受け取った大富豪や富豪が行うのが普通だが、明確な証拠(強いカード2枚を渡したはずの大貧民がジョーカーを出した、等)があれば誰が宣言しても良い。
禁止上がり
2(マーク問わず、革命中は3)やジョーカー、3など強力な効果を持ち得るカードや最も弱い3(マーク問わず、革命中は2)を含めて上がったり、後述の8切り、11バックで上がったりすることを反則として禁止するルールである[6]。この場合、次のゲームで大貧民となる[8]。なお、禁止上がりが2人以上いた場合、一番先に禁止上がりをしたプレイヤーが大貧民となり、それ以降最下位から徐々に一つずつ順位が上がる。
2での上がりを禁じており、且つ革命も採用しているとなれば、2(或いは3)の4枚組で上がると反則か否か判定は以下のABのうち何れか一方を採用する。尚、革命返しが遅延方式である場合、強制的にAを採用する。
  • A.革命が起きていない時に2の4枚組で上がったら反則とするならば、革命が起きている時に3の4枚組で上がると反則である。
  • B.革命が起きていない時に3の4枚組で上がったら反則とするならば、革命が起きている時に2の4枚組で上がると反則である。
都落ち
大富豪が次のゲームでトップで上がることができなかった場合、その次のゲームでは無条件で大貧民に転落する[9]。大富豪はゲームを継続するかどうか(参加を無意味とするかどうか)、または都落ちが確定した時点で手札を公開しゲームから抜けるかどうかに関しても解釈が異なる可能性がある。また、前述の禁止上がりを採用している場合、都落ちした大富豪と反則を犯して上がったプレイヤーのどちらが大貧民となるかに関しても複数のルールが存在する。[10]
大富豪の都落ちが確定してもゲームを継続する場合、上がるのが遅いほど次回交換する枚数が増えるルールも存在する(敗戦処理等と呼ばれる)。例えば、2番目に上がった場合は通常通り2枚、4番目に上がった場合は4枚、次回大富豪と大貧民の間でカードを交換する。なお、交換する枚数が増えるのは都落ちが発生した次のゲームのみである。このルールは比較的人数が少ない場合にのみ適用する(たかだか6人程度)。これは、交換する枚数の方が手札の枚数より多くなるとルール自体が破綻する他、手札の枚数以内であってもほぼ全てのカードを交換してしまうとハンデが付きにくくなるためである。
爪弾き[要出典]
脱税・禁止上がり・都落ちを犯したプレイヤーは次回は大貧民またはそれに近い階級になるが、最初の親の候補からは除外する。すなわち、脱税・禁止上がり・都落ちを犯した者を除いて最も階級が低いプレイヤーを次回の最初の親とする(親はあくまで「正規の方法で最後にカードを出したプレイヤー」で、これが1ゲーム終了した後も継続されるという考えに基づく。また、罰則の意味を強める目的もある)。
下克上(階級革命)
大貧民がトップで上がった時点でそのゲームは終了し、次のゲームでは全員の階級が逆になる[9]。すなわち、大富豪が大貧民に、富豪が貧民に、貧民が富豪に、大貧民が大富豪になる(平民は平民のまま)。秋本治の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』105巻では単に「革命」となっていた[11]が、秋本は一般的な(カードの強弱が逆になる)「革命」を当該話執筆時点では知らなかったと思しきことが同作品で再び大富豪をはじめとしたトランプゲームが扱われた際の記述から分かる[12]
天変地異
カードを配られた時点で大貧民の手札が10以下のカードのみで構成されていた場合、大富豪とカードを全て交換する[9]
取引
平民が二人以上いるときは、同じ数字の異なるスートのカードを平民同士交換できる。(例55)
マッチの終了条件
1ゲームを終了する毎にプレイヤーに得失点を与える場合、以下の2点のうちどれを採用するか。
  • 累計点が定められた値に達したプレイヤーが現れるまで続け、そのプレイヤーをマッチの勝者とする。
  • 定められたゲーム数を行ったら終了し、合計得点が最も多いプレイヤーをマッチの勝者とする。
同時多発イベントの解決順序
出したカードの内容によっては、複数のイベントが発生するケースが考えられる。これは、どのイベントから順番に解決していくかの取り決めである。以下に例を示す。
  • 後述する革命と、2での禁止上がりを採用していて、3の4枚組で上がった人を反則負けにするかどうか。
  • 9 10 J Qの階段を出して残りの手札が2枚になったところ、革命、9リバース、10捨て、Jバック、Qボンバーが同時に発生した。さらに10捨てでの禁止上がりも採用されている設定であるとき…
    • Qボンバーで手札を捨てる順番が時計回りか、それとも反時計回りか?
    • 10捨てを行ってからQボンバーでのコールを行うのか、またはその逆の順番か?
    • 先に革命の効果で数字の強さを逆にしてからまたJバックで逆にするのか、反対に逆順のイベントで数字の強さを変更するのか?
何れも『どの効果から先に解決していくか』の正解は存在しない。実物のトランプでの試合ではこの取り決めを省略するのが普通である。
一方、ゲームアプリではこういった稀なケースを想定して、厳密な意味で同時ではなく別々に一定の法則に従ってイベントが解決されていく。この裁定はアプリ開発者が独断で決めており、原則公にしていない。
  • 前者の例であれば、革命を先に解決してから反則負けの判定を行う仕様だと、反則の判定をしている時点で既に革命が発生していると見なされ、そのプレイヤーは反則負けになる。

革命[編集]

ローカルルールの中では「8切り」とともに最も広く知られたものであり[6]同じ数字のカードを4枚以上出すことでジョーカーを除くカードの強さが逆に(3が最も強く、2が最も弱く)なる。再び革命(反革命革命返し)が起きれば元に戻る。革命状態になる条件を満たしたカードを出した場合、そのプレイヤーが革命状態にするか革命状態にしないかを自由に選択できるというルールもある。

後述のシークエンスで出すことを認めている場合、同スートの連階級のカード4枚以上を同時に出すと革命状態となる「階段革命」が採用されることもある[6]

9を3枚出すことで革命を起こせる「クーデター[6]が採用されることもあり、この場合さらに6を3枚で革命を返すことができるとすることもある[9]。さらに亜種として次のようなものがある。

  • 2を4枚での「大革命」 (親の時、出したらすぐに上がれる)
  • 6を3枚での「オーメン」(以降革命が起こせなくなる、8切りその他の特殊効果や縛りが無効になる付帯効果あり)[7]
  • Kを4枚での「宗教革命」(以降ジョーカーを除くカードの強さがQが最強となり、Aが最弱となる。さらに偶数の時は偶数、奇数の時は奇数しか出せなくなる付帯効果あり)[7]
  • 7を3枚での「ナナサン革命[13]
  • ジョーカー2枚で起こせる「ジョーカー革命[13]

革命が起きた後、どのタイミングで革命が発効するかに関しても細かいルールの相違がある。例えば10が4枚で革命が起こされた場合、鎮圧する「革命返し」を(場が流れるまでは革命は有効でないとして)J以上の同じカード4枚で可能とするのか、(直ちに有効であるとして)9以下の4枚で可能とするのか解釈の差異が存在する。ただし革命が起きると無条件に場が流れるとするルールもある。

また極僅かの一部地方でのみ、革命が起きた際のカードの強さの順を、ジョーカーも含めて逆にする事がある(一般的なルールでは革命が起きても通常ジョーカーは最強で、強い順にジョーカー→3→4……2となるが、このルールでは強い順に3→4→5……ジョーカーとなりジョーカーが2よりも弱く最弱のカードとなる。この為、ジョーカーでも上がる事が出来、反則上がりは3と8のみとなる)。

絶対革命
いわゆる「革命」の一種であり、5 5 5 5ジョーカーのように、数字と同じ数のカードを出すことによって起こすことができ、この革命が起こると、その数字が最強になり、5が5枚の絶対革命が起こると、カードの強さは5が最強で続いて4・3・2・A・Kとつながっていき、6が最弱になる。しかし、この時すでに「5」にカードはすべて流れてしまっているため、事実上最強は4になる。また、この革命を起こすには5あるいは6のカード+ジョーカー(二枚)を使っているので、同じゲームの中では二度と起こす事ができず、普通の革命も無効になってしまう。
テポドン
手札に同一のカード4枚が揃い、且つ、ジョーカーも2枚全て手札にある時、そのプレイヤーは以上の6枚を出した時点で上がることができる。いわゆる「テポドンの発動」。発祥は平泉ドライビングスクールと言われるが、定かではない。但し、参加するプレイヤーが多ければ多いほどカードが揃うことは難しく、総じて極めて成功率は低い。

カードの出し方に関するもの[編集]

シークエンス(階段、連番)
同じマークで数字が3枚以上続いているカードをまとめて出すことができる[6]。2枚でも出せるとするルールもある[14]。ただし、5,6,7の3枚を出した場合、次に6,7,8を出せるか、あるいは8,9,10以上でないと出せないかに関しては解釈に違いがある。
エンペラー
連続した4つの数字で、かつマークが全て異なる組み合わせのカードをまとめて出せる[7]
ジョーカー返し
ジョーカーを出した後に更に相手がジョーカーを出すことができる[9]
ダウンナンバー(下げ)
場に出ているカードと同じマークで1つ弱いカード(例:10なら9)を出すことができる[15]。後述の縛りが同時に起こる場合、「逆縛り」と呼ばれる。

特定のカードに効果を持たせるもの[編集]

8切り(「はちぎり」または「やぎり」)、8切れ、8流し
出している札に8が含まれていれば、その場で場札を流すことができる[6]。シークエンスに8を含む場合も流せるというルールと、8のみを出した場合のみ可能とするルールがある[16]。8ではなく4や6、10、Qにこの役割を持たせることや、別の8や同じマークの10などを出すことで流す権利を取ることができる場合もある[9][13][5]。これを適用した場合、8上がり禁止ルールを設ける場合がある。
4止め
4を2枚出すことで8切り1枚に対して阻止することができる。また、8を2枚の8切りの場合は、4を4枚で阻止することができる場合がある。
スペ3(スペード3返し) スペ2
ジョーカーが1枚で場に出ている時、3を出せば流すことができる。「3を3枚まとめ出し」で同じ効果になることもある。
また、革命状態では、2を出すことで同じ効果になることがある。[6]
11バック(イレブンバック、Jバック、バックジャック、Jリターン、Jターン、小革命、一時革命、イレブンジャック、ジャックダウン)
Jを場に出すと、場札が流されるまでカードの強さが一時的に革命が起きた時と同じ状態になる。革命状態の時は一時的に革命が起きていない(2が最も強く、3が最も弱い)状態になる。場が流れると元に戻る[6]。また、Jを3枚出すと、その時のターンと次のターンが一時的に革命状態になる、「強化11(J)バック」が採用されることもある。さらに、これらを適用した場合、11上がり禁止ルールを設ける場合がある。
稀にこの効果が重複して発生するケースが考えられる。(例:場のJ Q Kのシークエンスに対して9 10 Jを出された場合等)その場合、次の番のプレイヤーの判断だけでは大きな数を出せば良いのか、又は小さな数にすべきかを裁定出来ない為、予めJが場に出る度に数字の強さを逆にするのか、或いは場が流れてからの最初のJにのみ効果が付与されるのかを決めておく。
5飛び(5スキ(スキップ)、5飛ばし)
UNOに類似したルールで、5を出すと次のプレイヤーの順番を飛ばすことができる。6や10、Kにこの役割を持たせることや、出した枚数分だけ飛ばすことができることもある[9]
9リバース
これもUNO類似のルールで、9を出すと枚数、マークに関係なくターンの順番が逆になる[9]。7や10やQにこの役割を持たせることもある[9]
救急車(99車)
2枚出しの時9を2枚出せば、場札を流すことができる。但し、10,J,Q,K,A,2(革命時は8,7,6,5,4,3)が出ていると無効である。
ろくろ首
2枚出しの時6を2枚出せば、場札を流すことができる。但し、7,8,9,10,J,Q,K,A,2(革命時は5,4,3)が出ていると無効である。
砂嵐(33返し、「3」3枚が最強)
3を3枚同時に出すことで、いつでも場札を流すことができる[9]
7渡し
7を出した枚数だけ次のプレイヤーに不要なカードを渡すことができる。ゲーム進行に伴い通常は手札は減っていく一方だが、このルールを採用すると増える場面も出てくることになる。5や10にこの役割を持たせる場合もある[9]
10捨て
10を出した枚数だけ場に捨てることができる。10の代わりに7若しくはQにこの役割を持たせた「7捨て」、「Q捨て(俗にQボンバー)」が採用される場合もある[9]
王の特権
Kを3枚出すことで左右どちらかと手札を交換することができる。
Re:KING
場の全員がシャッフルされた捨て山からカードが見えない状態で出されたKの枚数だけ引く。捨て山が足りない場合は無効。最後に残ったカードがKだけの場合でもその枚数だけ引かなければならない。
シーフ
4を3枚出すことでその人の利き手側の人の最強のカード(出したその時点での最強のカード)をそのゲームで大貧民なら2枚、貧民平民富豪なら1枚、大富豪は0枚を貰うことができる(ジョーカーも含む)。
スペード返し(ロスト)
「8切り」や「11バック」などの特殊効果を、一枚の時のみスペードで返すことができる。返されてしまったカードは、8切りの場合は返した人から始まり、11バックの場合は効果がなくなる(例88JJ)。
Qボンバー
前述の10捨ての項目とは別ルール。Qを出した者はその枚数の分だけ任意の数字をコールし、各プレイヤーは指定された数字のカードを手札から捨てる。複数回コールをする時は同じ数字を二度コールしても良い。
この説明だけだと同着のプレイヤーが現れる可能性があるのでそれを解消するため、捨てる順番はまず現在進行ターンを迎えたプレイヤーから行い、その後で次の番に割り当てられたプレイヤーが行う。また、複数回コールがあった場合、数字がコールされた順にカードを捨てていくか、或いは弱い数字から順に捨てるかの違いがある。

縛り[編集]

連続で出されたカードに一定の法則が見られた時、場が流れるまで出せるカードに制限がかかるルールである。縛りがかかるまでの連続数は、2枚や3枚が設定される。縛りには次のような数々のバリエーションがある[13]

マーク縛り(しばり、しとみ、ロックスート、スート縛り、ロック、カタメ)
同じマークのカードを連続で出すと場が流されるまでそのマークしか出せなくなる[6]。また、2枚以上同時に場に出ているときに、一部だけ同じマークだった場合、一部のみの縛りを認めるルールと、完全一致でないと縛りが成立しないとするルールがある。
数字縛り(階段縛り、階段)
1つ上の(革命時には下の)カードしか出せなくなる。例えば4→5と出された場合、次に出せるのは6のみで、その次は7のみとなる。
激縛り(げきしば、激し、激しば、完縛り、完縛)
マーク縛りと数字縛りが同時に起こったもので、例えば45と出された場合、次は6しか出せなくなる。したがって、イレブンバックも採用されている場合、10に続いてJが出た場合、必然的に場が流れることになる。ただし2枚以上のカードについてマーク縛りが発生しており、全てのマークを一致させる必要があるルールのことを「激しば」と呼ぶこともある[1]
色縛り
黒縛りの場合、(通常のトランプで)マークが黒のカード(スペードとクラブ)しか出せなくなる。赤縛りは赤のカード(ハートとダイヤ)しか出せなくなる。例46
片縛り(かたしば)
2枚出された際、マーク縛りと数字縛りがどちらか一方起こったもので、そのマークしか場に出せなくなる。また、両方揃っているときのみ激縛りが可能。

日本大富豪連盟 公式ルール[編集]

日本には「日本大富豪連盟」という任意団体が存在し、大富豪の公式なルールを定め、そのルールに基づいた大富豪大会の開催を行っている。
2015年12月20日時点で日本大富豪連盟が定めた五大公式ルール[10]は革命,8切り,都落ち,スート縛り,スペ3返しの5点であり、そこに反則上がりを加えたものが公式なルールとされている。

ゲームの進行[編集]

  • 1つのテーブルにつき4名のプレイヤーで行われる。
  • 1つのマッチは原則3つのセットからなり、1セットは4ゲームで構成される。つまり、1マッチは原則12ゲームである。
    • 『ゲーム』とは手札を配り始めてから着順が決まるまでの期間を示し、『セット』とは席決めから始まり4回のゲームを経て得点を加算・減算するまでの期間を示す。このセットを3回行う事を『マッチ』と呼ぶ。
  • マッチ開始時の各プレイヤーの累計得点は0点である。
  • 1マッチの最多得点者をそのテーブルの勝者とする。同点のプレイヤーがいる場合は最終ゲームの着順の早い者を上の順位とする。
  • 1ゲームの得点は大富豪が2点、富豪が1点、貧民が0点、大貧民が-1点。尚、各セットの第4ゲームのみ大富豪は本来の代わりに3点を得る。
  • ゲーム内で3名に着順が付くとゲーム終了。この時点に入ってようやく先に上がった者に得点が与えられる。
  • セットが終わると階級はリセットされ、全員が平民となる。
  • 各ゲームのカード配布が行われる前であれば、どのプレイヤーもデッキをシャッフルして良い。
  • 公式大会では進行の遅いテーブルは、審判員の判断により途中でマッチが打ち切られ、現在進行のゲームを最終ゲームとする。それでもなお遅いテーブルはマッチを強制終了し、現在進行のゲームで上がったプレイヤーには得点が増減する。また、上がっていないプレイヤーには一律0点を与える。
  • マッチが完了していないにも関わらず逆転不能なまでに点差がついた試合は、その時点でマッチを打ち切られる場合がある。
    • 例えば1位のみ勝ち抜けのラウンドで第2セットが終了した時、プレイヤーAが15点、B~Dが各1点ずつである場合、残り4ゲームだけではB~Dの何れもAに追い付けない(Aの最小得点が-4点なのに対し、Bの最大得点は+9点が限度であるため)ので、ここでマッチは終了となる。

席決め・席替え・ブラインドカード[編集]

  • ゲームに用いないデッキから1つの数字のスペード、ハート、ダイヤ、クラブを1枚ずつ抜き取り、卓上に無作為で伏せて置く。各プレイヤーは任意のカードを引き、スペードを引いた者を固定してその左隣の席から順に、ハート→ダイヤ→クラブの順に着席する。
  • 席替えはセットの開始時に行われる。
  • スペードを引いた者は席決めで使ったカードを回収してゲームから除外し、ジョーカーを2枚、表向きでデッキから取り除く。そうした後で52枚のデッキから無作為に2枚を裏向きでゲームから取り除き、運営から指定された茶封筒に入れる。その後で2枚のジョーカーをデッキに加えて切り直す。(この方法で取り除いた2枚のカードを『ブラインドカード』と呼び、封筒の中身はセットが終わるまで誰も見てはならない。セット終了時にブラインドカードをデッキに入れる。)
  • ブラインドカードを抜き忘れた、或いは正規ではない方法でブラインドカードを選定して配布を行ったら配り直す。
  • カードの配布はスペードが行う。デッキの一番上のカードをハートに、次はダイヤ→クラブ→スペードの順に配り、これを13周行う。
  • 各セットの第1ゲームの先攻権はスペードに与えられる。
  • 各セットの第2~4ゲームは大貧民がスペードの役を代わりに行う。

カードの出し方[編集]

  • 親は『定められた出し方で任意のカードを手札から出す』か『パス』を選ぶ。
  • 子は『最新の場札よりも強い数字で且つ、同じ出し方で同じ枚数のカードを出す』か『パス』を選択する。
  • 一度パスした者は場が流れるまでカードを出す権利を失う。親でパスした者は次の順番でカードを出すことは出来ない。
    • 4人全員が連続して親でパスした場合、一巡した時点での最初の親はカードを出す義務を負う。
  • 3名の子が連続してパスをした時、場が流れる。その時、出ているカードは全て裏向きに伏せて捨て札置き場に移動させる。
  • ルールに背いたカードの出し方を行った場合、そのカードは持ち主の手札に戻り、持ち主はパスしたものとする。これを『ファール』と呼ぶ。
    • ファールが著しく多かったり、悪意あるファールを行うプレイヤーには審判員から注意・警告・失格処分が下される。
    • ファールとなるカードが場札にありながらプレイヤーや審判員からの指摘がなく、次の番のプレイヤーがカードを出した場合、そのファールであるはずの場札は有効であると見なし、持ち主の手札に戻らない。
出し方の種類[編集]
  • 1枚出し
  • 同数複数枚出し(2~6枚まで可。ジョーカーを用いても良い。子は6枚組に対しては出せない)
  • 階段出し(3~13枚まで可。子は場札の最小の数字よりも、手札の最小の数字の方が上回っていれば出すことができ(例:場の345には手札から456を出せる)尚、3枚組での最大の数字は、A2+ジョーカーである)
  • ジョーカーを含む出し方を行う時は、そのジョーカーに割り当てたい数字を選ぶ。階段出しを行う時や、スート縛りが発生している時であれば更にスートも選ぶ。スート縛りが発生していない状態で同数複数枚出しに用いた場合のジョーカーはスートを持たない。

カードの交換方法[編集]

  • ゲーム終了時の階級によって次のゲームの配布後に当該プレイヤー間でカードの交換を行う。渡したいカードを選んで裏向きに伏せる動作は全員が同時に行う。
    • 大富豪は自分の手札から任意のカードを2枚、テーブルに伏せて置く。
    • 富豪は自分の手札から任意のカードを1枚、テーブルに伏せて置く。
    • 貧民は自分の手札から最も強いカードを1枚、テーブルに伏せて置く。
    • 大貧民は自分の手札から最も強い順にカードを2枚、テーブルに伏せて置く。
  • 上記の動作を各自が終えたら、対象の交換相手から与えられるカードを受け取る。
    • 大富豪は大貧民が伏せた2枚を手札に加える。
    • 富豪は貧民が伏せた1枚を手札に加える。
    • 貧民は富豪が伏せた1枚を手札に加える。
    • 大貧民は大富豪が伏せた2枚を手札に加える。
  • この仕様故に、富豪側は貧民側から与えられるカードを見てから、渡すカードを選ぶ事が出来ない。
  • 交換は全員参加の義務がある。富豪側とて、渡したいカードが無くても定められた枚数だけ渡さねばならないし、貧民側から与えられたカードを全て手札に加えねばならない。
  • 貧民側の手中にある富豪側へ渡すべき対象の数字が、定められた枚数よりも多い場合、その数字の中に限り渡すカードの選択権は貧民側にある。
  • カードの交換に間違いがあった場合は、警告処分とする。この不正の実行者にはそのゲームの終了後に大貧民の階級が割り当てられる。
    • 大富豪が大貧民にジョーカーを渡す等しておきながら、大貧民の交換の不正を訴えるも大貧民自身が否認した場合、通報を受けた審判員にその現場を目撃されていないのであれば、そのゲームを失効にしてやり直す。加えてそのゲームでのカードの交換作業のみ審判員が見張る(見張りのついた交換時に大富豪は大貧民にジョーカーを渡しても良いが、後ほど大富豪が「大貧民がジョーカーを持っているので不正な交換をした。」と訴えた場合は、大富豪に虚偽の申告があった{=不正}と見なされ警告処分を受ける)。
    • 複数人が交換で不正をした場合、実行した全てのプレイヤーをゲームの敗北とする。実行者のうち現在の階級が低い者から順に少ない得点が与えられ、同様に次のゲームでは低い階級が割り当てられる(例えば大富豪と富豪が交換時に、規定に背く枚数のカードを卓上に伏せて渡そうとした場合、交換の間違いをしたと見なされて両者ともゲームに敗北する。大富豪には0点が与えられて次回は貧民、富豪には-1点が与えられて次回は大貧民となる)。
  • 手札を配り終えてから1分以内に交換を完了させること。

五大公式ルールと反則上がり[編集]

ここではルールの働きの根幹たる説明については省き、前述のローカルルールからどのように派生しているかのみ述べる。

革命
  • 同じ数字を4枚以上出すと即座に『革命』が起こる。
  • 革命が起きている間に同じ数字の4枚以上の組が出るかゲームが終了した時、革命の状態は解消される。
  • ジョーカーを含めた同じ数字を4枚組として出しても効果は有効である。
  • 4枚以上の階段を出しても革命は起こらない。
  • 運営からは革命/平常の状態を示す旗や絵葉書等が支給されるので、革命を起こした者は旗を立て、反対に解消した者は旗を寝かせる。この動作を終えた後、次のプレイヤーの番が来る。
8切り
  • 8を含む階段出しを行った場合は、効果を無効とする。
都落ち
  • 大富豪ではない者が1番に反則ではない上がりをした時、大富豪は手札の全てを裏向きに伏せて捨て札置き場に移動させる。
  • 1ゲーム内に大富豪ではない者が反則上がりをし、且つ都落ちも起きた場合、次回のゲームは先に反則上がりをした者から優先的に低い階級が割り当てられ、元大富豪は残った未割り当ての階級のうち最も低い階級となる。
  • 大貧民がカードの交換で適切なカードを渡さず、且つ都落ちも起きた場合、元大貧民は次回も大貧民に割り当て、もし他に反則上がりをした者がいればそれは次回は貧民となり、元大富豪は残った未割り当ての階級のうち最も低い階級となる。
スート縛り
  • 出したカードのスートとその直前のみの場札のスートとが全て一致した時に発生する。
  • ジョーカーを含んだカードを出しても縛りは生じない。
  • すでに縛りが発生している時にジョーカーを含んだ手を出しても良い。ジョーカーはその縛られたスートを持つ。
  • 縛り発生中にファールとなるカードが出ており、更にプレイヤーや審判員からの指摘が無く何らかのカードが出てしまった場合、元のスートでの縛りは解消される。また、ファールのカードのスートと新たに出たカードのスートが同じ場合、そのスートで縛りが生じるものとする。
    • ダイヤ3→ダイヤ4→ハート5→ハート6(ダイヤでの縛りが解消。ハートでの縛りが発生)
    • ダイヤ3→ダイヤ4→ハート5→ダイヤ6(ダイヤでの縛りが解消)
    • ダイヤ3→ダイヤ4→ハート5→スペード6(ダイヤでの縛りが解消)
スぺ3返し
  • ジョーカーが1枚だけ場に出ている時に、カードを出す権利を失っていないプレイヤーはスペードの3を出しても良い。
  • 出すと場が流れ、スペードの3を出した者が親である。
  • スペードではない縛りが生じている時に出ている1枚のジョーカーに対して、これを出しても良い。
反則上がり
  • プレイヤーが上がる度にチェックが行われ、最後に出したカードに以下の条件を一つでも満たしたプレイヤーは反則と見なされる。
    • ジョーカーが含まれていた。
    • 革命が起きていない時に、2が含まれていた。
    • 革命が起きている時に、3が含まれていた。
    • 8のみで構成されたカードで上がった(8を含んだ階段は反則としない)。
    • スペードの3のみだった(ジョーカーに対して出した物も、そうでない時に出した物も反則とする。複数枚の中にスペードの3が含まれていた場合は反則としない)。
    • 革命が起きていない時に、2の4枚組を出して革命を起こした。
    • 革命が起きている時に、3の4枚組を出して革命を解消した。
  • 反則上がりを行ったプレイヤーは次回は大貧民。これが複数名いる場合は先に行った者から順に低い階級を割り当てる。
  • 反則上がりによって出されたカードは場を流す効果を持たない限り、場が流れない。
  • 『ファール』の形で上がった場合は反則とも上がりとも見なさず、出したカードは手札に戻る(例:場の1枚のAに対し、2の2枚組で上がった場合)、(例:8と2とジョーカーの3枚を同時に出して上がった場合)。

その他の取り決め[編集]

  • 使用するデッキはバイスクルである。裏面の色は指定されておらず、54枚全て同じ色で統一されていれば良い。
  • マッチ開始時に未開封のバイスクルを開封し、マッチ終了後にそれを破棄する。
  • 手札の枚数は公開情報である。尋ねられた者は、正直にその時点での手札の枚数を全員に告げる義務を負う。
  • 親もしくは子は毎回の行動の選択を20秒以内に行う。20秒を過ぎた場合はパスとする。但し、大会では審判員は計時しない。毎回の行動で故意に19秒を費やすようなプレイヤーには審判員から遅延行為のペナルティを取られる場合がある。
  • 上がったプレイヤーが最後に出したカードは、それが場を流す効果を持たない限り、場が流れない。それで場が流れたら上がった者の次の番のプレイヤーが親である。
  • マッチの勝者とは、失格者や便宜上テーブルに参加した運営側の人間を除いた最多得点者である。
  • マッチの失格者とは、審判員から同一テーブル内で警告処分を二度受けたか、退場処分を受けたプレイヤーである。
  • テーブルに着席後、通信機器の電源は切る。また、飲食物の持ち込みは会場によって禁止されている場所がある。飲み物は運営が準備した物であれば、それが酒類であろうがなかろうがいつでも飲んでよい。

脚注[編集]

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  1. ^ a b ウィふり調査団 (2003年4月15日). “『大貧民?大富豪?』大調査” (日本語). ウィふり. freeml. 2010年9月27日閲覧。
  2. ^ 三田誠広 『マルクスの逆襲』 集英社〈集英社新書〉、2009年5月、23-24ページ。ISBN 978-4087204940。
  3. ^ なお、当ゲームについて小谷善行の考案だとする噂があるが、本人によると、他サークルに紹介したりしてはいるが考案者ではない、と否定している。
  4. ^ 「8切り」や「革命」などかなり一般に知られているローカルルールもあるが、これらのような公式ルールとは異なる
  5. ^ a b mixiアプリ「対戦大富豪Lite」および携帯電話アプリ「激アツ!挑戦大富豪」、G-mode
  6. ^ a b c d e f g h i j 朝井麻由美; プレスラボ (2009年9月17日). “こんなにある! トランプの「大貧民」「大富豪」のローカルルール(前)” (日本語). COBS ONLINE エンタメCOBS. exciteニュース. 2009年12月11日閲覧。
  7. ^ a b c d ERPING (2010年9月15日). “カードゲーム「大富豪」地方ルールの数々” (日本語). コラム. ハチヨンイズム. 2010年9月27日閲覧。
  8. ^ オンラインゲームコミュニティ「ハンゲームハンゲーム内の大富豪ルール解説ページ
  9. ^ a b c d e f g h i j k l 朝井麻由美; プレスラボ (2009年9月17日). “こんなにある! トランプの「大貧民」「大富豪」のローカルルール(後)” (日本語). COBS ONLINE エンタメCOBS. exciteニュース. 2009年12月11日閲覧。
  10. ^ a b 日本大富豪連盟. “公式ルール” (日本語). 2015年10月28日閲覧。
  11. ^ 秋本治 「「大貧民」バトル!!の巻」『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第105巻4話、集英社、1997年12月、78ページ5-6コマ目。ISBN 978-4-08-852860-1。
  12. ^ 秋本治 「トランプバトル再び!!の巻」『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第106巻1話、集英社、1998年2月、6-10ページ。ISBN 978-4-08-872514-7。
  13. ^ a b c d トレンドGyao編集部 (2008年12月4日). “トランプゲーム”大富豪(大貧民)”のローカルルール あなたはどこまで使ってる?” (日本語). amebaニュース. 2010年3月8日閲覧。
  14. ^ 大富豪の遊び方” (日本語). ニコッとタウン. 2010年3月13日閲覧。
  15. ^ iPhone/iPod touchおよびAndroidアプリ『大富豪しよっ!』(iSWAN
  16. ^ ゲーム説明” (日本語). DORUBAKO 大富豪. 2009年12月18日閲覧。