大手町フィナンシャルセンター

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大手町フィナンシャルセンター
左側が大手町フィナンシャルセンター、中央はみずほ銀行大手町本部ビル。どちらも現存しない
左側が大手町フィナンシャルセンター、中央はみずほ銀行大手町本部ビル。どちらも現存しない
施設情報
所在地 東京都千代田区大手町1丁目6
座標 北緯35度41分8秒 東経139度45分54秒 / 北緯35.68556度 東経139.76500度 / 35.68556; 139.76500座標: 北緯35度41分8秒 東経139度45分54秒 / 北緯35.68556度 東経139.76500度 / 35.68556; 139.76500
状態 解体済
竣工 1992年[1]
解体 2011年[1]
地上高
高さ 105m[1]
各種諸元
階数 地下4階、地上24階[1]
延床面積 51,530.34
構造形式 鉄骨構造・一部鉄骨鉄筋コンクリート構造
関連企業
所有者 みずほ銀行損害保険ジャパン
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大手町フィナンシャルセンター(おおてまちフィナンシャルセンター)は、かつて東京都千代田区大手町に所在した超高層ビルである[1]

来歴[編集]

安田火災海上ビルの跡地に安田火災海上保険(現・損害保険ジャパン日本興亜)と富士銀行(現・みずほ銀行)の共同開発により1992年に竣工した。

2004年2月、東京建物系の特別目的会社「有限会社東京プライムステージ」が、東側に隣接するみずほ銀行大手町本部ビルと併せて1450億円で買収した[2]。 両ビルの跡地は一体的に再開発され[3]2014年(平成26年)4月30日大手町タワーが完成した[4]。 大手町フィナンシャルセンターのあった部分は丸の内仲通りに連続し[5]、「大手町の森」と呼ばれる広場が整備されており[1]ヒートアイランド現象の緩和を目的とした約3,600m2の緑地とされることになった[6]。 この緑地には、約2mの厚さで[3]千葉県で育成された森が土壌ごと移植され[7]、コナラやケヤキなど広葉樹を含めて[3]大小さまざまな樹木だけでなくその下に草本類が植えて生物多様性を配慮している[8]

解体[編集]

同ビルとみずほ銀行大手町本部ビル敷地の再開発を行うべく、2011年2月より解体工事が始められた[1]。解体事業は大成建設が施工し、「テコレップシステム」が採用された[1]。これは、建物上部を仮設建屋で覆い、上部から順に解体していくもので、粉塵や騒音を抑える効果がある。生じた廃材は床面に設けた開口部からクレーンで最下部まで降ろすが、このクレーンには回生ブレーキが搭載され、工事用電力の一部を賄う[1]。国内で100m以上の超高層ビルが解体された例としてはソフィテル東京に次いで2例目となっている。

出典[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i 『大手町フィナンシャルセンター解体工事』 日経アーキテクチュア2011年10月10日号 (日経BP社) (2011年10月10日)
  2. ^ “みずほ銀本店など2000億円 旧3行本店すべて売却決定”. 四国新聞(四国新聞社).(2004年2月20日)
  3. ^ a b c “みずほ銀行大手町本部ビル、39階建てビルに再開発・東京建物”. 日本経済新聞(日本経済新聞社). (2007年5月25日)
  4. ^ “東京建物、大成建設/大手町タワー(東京都千代田区)が全体竣工/緑化空間整備”. 日刊建設工業新聞 (日刊建設工業新聞社). (2014年5月2日)
  5. ^ オーテモリ第一期オープン。大手町OLに向けて飲食充実”. FASHION HEADLINE (2013年10月1日). 2013年11月11日閲覧。
  6. ^ せきねきょうこ 『一度は行きたい世界のホテル&リゾート - アマンリゾーツ全紹介!』 エイ出版社、2014年3月。ISBN 978-4-7779-3140-8
  7. ^ 嶋中雄二 『これから日本は4つの景気循環がすべて重なる。ゴールデン・ サイクルⅡ』 東洋経済新報社、2013年12月13日。ISBN 978-4492395998
  8. ^ 渡辺諒(2014年7月22日). “ビル緑化:在来樹木で 多様性に配慮、認証制度始まる”. 毎日新聞 (毎日新聞社)