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大村秀章

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大村秀章
おおむら ひであき
Hideaki Omura (2014.03.23) 5.jpg
生年月日 (1960-03-09) 1960年3月9日(59歳)
出生地 愛知県碧南市
出身校 東京大学法学部
前職 農林水産省職員
内閣府副大臣
所属政党自由民主党平成研究会)→)
無所属→)
日本一愛知の会
称号 法学士
公式サイト 大村ひであき公式WEBサイト

愛知県の旗 公選第17・18・19代 愛知県知事
当選回数 3回
在任期間 2011年2月15日 - 現職

選挙区比例東海ブロック→)
愛知13区→)
比例東海ブロック(愛知13区)
当選回数 5回
在任期間 1996年10月20日 - 2011年1月14日
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大村 秀章(おおむら ひであき、1960年昭和35年)3月9日 - )は、日本政治家農水官僚愛知県知事(公選第17・18・19代)、日本一愛知の会会長(代表)[1]

衆議院議員(5期)、経済産業大臣政務官第1次小泉内閣)、内閣府大臣政務官第1次小泉改造内閣)、内閣府副大臣第1次安倍内閣)、厚生労働副大臣麻生内閣)、衆議院厚生労働委員会筆頭理事、衆議院決算行政監視委員長自由民主党愛知県支部連合会会長、同党厚生労働部会長、同医療委員長、同厚生関係団体委員長、(旧)日本維新の会顧問等を歴任。

来歴・人物

生い立ち

愛知県碧南市生まれ。父親は大工、母親は農業に従事していた[2]。父親は婿養子で安城市が出身だった。2歳になる前、近所の犬に顔をかまれ、ひどいけがを負った[2]。今も残る傷痕が元で中学時代にいじめを受けるが、苦しみをはねのけるため勉強に打ち込む[2]

碧南市立鷲塚小学校、碧南市立東中学校、愛知県立西尾高等学校卒業。子供の頃は安城市によく行き、地域活動に熱心だった伯父から大きな影響を受けたという[3]。また、高校時代から、東京大学に進学して官僚を経て政治家になるという進路を決めていた[4]

農林水産省へ入省

1982年3月、東京大学法学部卒業。同年4月、農林水産省に入省[1]1988年徳島市ニューフロンティア推進部長兼理事、1991年に農林水産省経済局農業協同組合課課長補佐、1993年に食糧庁企画課課長補佐(総括)に就任[5]

衆議院議員

1995年2月、安城市長の杉浦正行から衆議院愛知13区への出馬要請を受ける[6][7]。同年7月10日、自民党愛知県連は愛知13区の公認候補を大村に決め、党本部に公認申請を行った[8]。7月13日、党本部は大村の擁立を了承[9]1996年2月11日、後援会結成大会が安城市民会館で開かれる。後援会長には中央精機社長の石原勝成が就いた[10]。住所を安城市篠目町に移す[2][1]

1996年10月の第41回衆議院議員総選挙新進党島聡に敗れるが比例復活で初当選した(当時36歳)。

その後、2000年第42回衆議院議員総選挙2003年第43回衆議院議員総選挙2005年第44回衆議院議員総選挙はいずれも小選挙区で当選。2009年第45回衆議院議員総選挙民主党新人の大西健介に敗れるも、比例復活により5期目の当選を果たした[1]

この間公職としては、衆議院厚生労働委員会筆頭理事、衆議院消費者問題等に関する特別委員会委員。経済産業大臣政務官(2001年)、内閣府大臣政務官(2002年)、内閣府副大臣(経済財政、金融、地方分権改革、2006年)、厚生労働副大臣(2008年)、衆議院決算行政監視委員長(2010年)などを歴任[1]

2005年6月25日、倉知俊彦県議の後任として自由民主党愛知県連会長に就任[11]。また、自由民主党厚生労働部会長(2005年)、同党医療委員長(2007年)、同党厚生関係団体委員長(2007年)などを務めた。

2009年9月、衆院選愛知県内小選挙区で全敗した責任をとり、自民党県連会長を辞任。

愛知県知事

第1期(2011年 - 2015年)

2010年10月15日、名古屋市長の河村たかしは、翌2011年2月に実施される愛知県知事選挙へ大村に出馬要請したことを明らかにした[12]、11月13日には出馬の意向を固めたことが報じられた[13][14]。11月15日、自民党愛知県連会長の鈴木政二は大村と東京都内で会談し、出馬とりやめを求めた。同党の重徳和彦擁立について「一切、報告や相談がなかった」と述べる大村に対し、鈴木は「大村には逐一報告しているはずだ」と反論。両者の意見は食い違ったまま、大村は鈴木の要請を拒否した[15]

同年12月3日、大村は石原伸晃幹事長に離党届を提出し[16]、12月6日に正式な出馬表明を行った。12月8日、自民党の党紀委員会は大村の離党届を受理せず除名とする処分を決定した[17]。12月21日、地域政党日本一愛知の会」の設立を発表[18][リンク切れ][19]し、同会会長に就任した。2011年1月14日、横路孝弘衆議院議長に辞職願を提出し許可され、衆議院議員を辞職した。大村の辞職により、望月義夫繰り上げ当選した[20]

2011年2月6日の愛知県知事選挙では、愛知県知事選史上2番目に多い1,502,571票を獲得した[21]

知事選後、自民党本部内で大村との関係修復を望む声があがる。しかし同年4月24日に行われた衆議院愛知6区の補選で大村が丹羽秀樹ではなく、減税日本公認の女性記者を支援したため、党は態度を硬直化。7月13日、自民党本部は大村が代表のままになっている愛知13区の選挙区支部の解散届を選挙管理委員会に提出した[22]

2012年1月、政治塾「東海大志塾」の設立を発表し、塾長に就任した[23]。同年8月には、政治団体「中京維新の会」を設立し、代表に就任した。また「日本維新の会」顧問にも就任したが、維新が減税日本との合流を拒否したことなどから11月21日に顧問を辞職した[24]

第2期(2015年 - 2019年)

2014年9月24日、愛知県議会にて、大村は「県民の皆様の御理解・御支援が得られるのであれば、県民の皆様から与えられた任期をしっかりと十全に全うし、さらに、未来の愛知にも責任を担っていきたいと考えております。そして、皆様とともに日本一元気な愛知の実現に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております。」と2期目への出馬意向を表明した[25]。2014年12月19日、大村が記者会見を開き、「2015年2月1日執行予定の愛知県知事選挙にて再選を目指して出馬する」ことを表明し、合わせて選挙公約などを発表した[26]。その後、2015年1月6日には、詳細な政策集である「あいち重点政策ファイル300+1」を発表した[27]

2015年2月1日に実施された愛知県知事選挙では、7党(自由民主党、民主党公明党維新の党次世代の党生活の党と山本太郎となかまたち、減税日本)からの推薦を得て、1,629,147 票を獲得して再選を果たした(得票率80.63%)。この得票数・得票率はいずれも、愛知県知事選挙史上2番目である。

2017年10月22日執行予定の第48回衆議院議員総選挙では「三都物語」と称して希望の党を率いる小池百合子東京都知事、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事との連携を表明[28]。しかし10月5日午前、小池の要請で大村が希望の党の顧問に就任したと党がいったん発表したがすぐ内定であったと修正し、大村自身が顧問就任を否定。同日午後に党も就任発表を撤回するなど足並みが乱れた場面もあり[29][30]、選挙公示後の10月11日に大村は希望の党に対する応援方針を事実上撤回した[31]

第3期(2019年 - )

2019年2月3日に実施された愛知県知事選挙では、過去最多となる177万4000票あまりを獲得。得票率でも過去最高となる83.32%となり、3選を果たした。[32]

政策

  • 憲法改正に賛成[33]
  • 道路予算を維持すべきかに、どちらとも言えない[33]
  • 「5年以内の消費税率引き上げはやむをえない」に、どちらとも言えない[33]
  • 「永住外国人の地方参政権を認めるべきだ」に、どちらかと言えば賛成[33]
  • 「日米同盟は日本外交の基軸」か「日本外交は国連中心主義で」のどちらに近いに、前者に近い[33]
  • これからの日本はどんなふうに呼ばれる国になってほしいかに、平和・文化国家[33]

愛知県知事

第1期(2011年-2015年)

大村は、「平成の楽市楽座」「世界と闘える愛知・名古屋」の実現をめざし、236項目からなるマニフェストを掲げて初当選を果たした[34]

第2期(2015年-2019年)

大村知事は2015年1月6日に記者会見して、「-日本一元気な愛知をつくり日本の未来をつくる! リニア・ジェット・FCV-あいち重点政策ファイル300+1」と題する全300項目の政策集を発表して、再出馬を表明して再選した[35]

第3期(2019年- )

2019年の愛知県知事選挙中に2027年のリニア中央新幹線開通に合ったまちづくり、長久手市の愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」整備、「中京都構想」、国際展示場の整備、名古屋駅の再開発や県・名古屋市共催の2026年夏季アジア大会の協力を訴え、三選を果たした[36]

家族

家族は、妻と4人の子どもがいる[2]

議員連盟等(衆議院議員時代)

  • 窯業建材推進議員連盟 (会長[37]) 
  • 養鰻振興議員懇談会 (会長[37]
  • 食品産業振興議員連盟 (幹事長[37]
  • 障害保健福祉推進議員連盟 (幹事長[37]
  • 在宅介護推進議員連盟 (幹事長[37]
  • 都市農業研究会 (幹事長[37]
  • 自動車議員連盟税制小委員長[37]

テレビ出演

著書

  • 『それでも日本は蘇る -21世紀への10の指針-』日経事業出版社1998年5月、ISBN 4930746493
  • 『再生、興国への突破口 -それでも日本は蘇る-』小学館クリエイティブ2003年6月ISBN 4797986441
  • 『戦略なき政治を斬る』小学館クリエイティブ 2010年10月 ISBN 978-4-7780-9002-9
  • 『中京維新 -日本が蘇る5大改革戦略!-』PHP研究所 2012年10月 ISBN 978-4-569-80885-7
  • 『愛知が起こす成長革命 -日本が蘇る2027年への提言27-』PHP研究所 2015年11月 ISBN 978-4-569-82702-5
  • 『時代は“国家”から“地域”へ 世界イノベーション都市宣言 「愛知が起こす成長革命 II」グローバル編』 2017年5月 ISBN 978-4-569-83626-3

脚注

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  1. ^ a b c d e プロフィール|大村ひであき公式WEBサイト
  2. ^ a b c d e 垣見洋樹 (2015年1月17日). “候補者はこんな人:愛知県知事選2015”. 中日新聞. http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/aichi-chiji2015/rensai/CK2015011702000220.html 2018年10月20日閲覧。 
  3. ^ 左藤永次「家族のこと話そう 衆院議員 大村秀章さん 三河人気質脈々と」 『中日新聞』2001年8月31日付夕刊、8面。
  4. ^ 中尾吟「2019あいち知事選 私が推します」 『中日新聞』2019年1月28日付朝刊、県内版、10面。
  5. ^ 大村秀章『それでも日本は蘇る -21世紀への10の指針-』日経事業出版社、1998年5月、著者プロフィール
  6. ^ 『中日新聞』1996年10月15日付朝刊、西三河版、23面、「候補者登壇 13区 横顔・一枚の写真 大村秀章候補(36) 自新 中央省庁改革に意欲」
  7. ^ 『中日新聞』2015年2月2日付夕刊、10面、「愛知知事選一夜明け 大村さん『背筋伸ばす』」。
  8. ^ 『中日新聞』1995年7月11日付朝刊、3面、「衆院の愛知13区 大村氏公認申請 自民県連」。
  9. ^ 『中日新聞』1995年7月14日付朝刊、2面、「愛知13区大村氏を公認」。
  10. ^ 『中日新聞』1996年2月12日付朝刊、西三河版、22面、「大村氏の後援会結成 衆院13区から立候補の予定」。
  11. ^ 『中日新聞』2005年6月26日付朝刊、県内版、34面、「大村会長を正式決定 自民県連大会」。
  12. ^ “河村市長、自民・大村氏に愛知知事選出馬要請”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2010年10月16日). オリジナルの2010年10月19日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20101019033351/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101016-OYT1T00126.htm 2010年11月13日閲覧。 
  13. ^ “河村市長が要請…自民・大村氏、愛知知事選へ”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2010年11月13日). オリジナルの2010年11月14日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20101114132328/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101113-OYT1T00381.htm 2010年11月13日閲覧。 
  14. ^ 大村は日本一愛知の会のマニフェストにおいて、「私は今、日本と日本経済に大いなる危機感を抱いています。このままでは、日本経済も愛知の経済、ものづくりも沈没してしまう。日本を、愛知・名古屋を、今一度世界と闘える力強い国・社会・経済とするため、私は皆様とともに起ち上がりたい」と、知事選への立候補の決意を述べている。
  15. ^ 『中日新聞』2010年11月16日付朝刊、35面、「大村氏、自民県連と亀裂 会長面談 不出馬要請断る」。
  16. ^ “自民・大村議員が離党届、愛知県知事選へ意欲”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2010年12月3日). オリジナルの2010年12月4日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20101204124619/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101203-OYT1T00691.htm 
  17. ^ 『中日新聞』2010年12月9日付朝刊、30面、「愛知県知事選出馬 大村氏の除名決定 自民」。
  18. ^ http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101130035.html[リンク切れ]
  19. ^ 大村ひであき活動レポート(2010年12月21日号)”. 大村ひであきblog (2010年12月21日). 2016年9月25日閲覧。
  20. ^ “衆議院:大村秀章氏が辞職 望月義夫氏が繰り上げ当選”. 毎日jp (毎日新聞社). (2011年1月14日). オリジナルの2011年1月15日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110115235859/http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110115k0000m010091000c.html 
  21. ^ “大村氏へ秋波…愛知県議選、公認・推薦求めて”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2011年2月11日). オリジナルの2011年2月13日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20110213003639/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110211-OYT1T00001.htm 2011年2月11日閲覧。 
  22. ^ 『中日新聞』2011年7月14日付朝刊、県内版、20面、「知事が代表 自民支部解散 党本部強制、県内で初 衆院13区」。
  23. ^ 東海大志塾”. 大村ひであき公式WEBサイト (2012年3月27日). 2016年9月25日閲覧。
  24. ^ “河村氏、維新との合流断念 大村氏は維新顧問辞職へ”. 朝日新聞. (2012年11月21日). http://www.asahi.com/special/nagoya/NGY201211210006.html/ 2018年6月13日閲覧。 
  25. ^ 愛知県議会本会議平成26年9月定例会(第2号)本文、4 知事(大村秀章君)議会 会議録検索”. 愛知県. 2017年9月30日閲覧。
  26. ^ “大村知事、正式に再選出馬表明 来年の知事選 『日本一元気な愛知をつくる』”. 東愛知新聞 (東愛知新聞社). (2014年12月20日). オリジナルの2014年12月24日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141224230916/http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/2014/141220t/14122001.html 2014年12月20日閲覧。 
  27. ^ あいち重点政策ファイル300+1 (PDF)”. 大村ひであき公式WEBサイト (2015年1月6日). 2016年9月25日閲覧。
  28. ^ “小池氏、大都市拠点に全国へ=維新は埋没回避も-「三都物語」同床異夢【17衆院選】”. 時事通信. (2017年9月30日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2017093000467&g=pol 2017年10月11日閲覧。 
  29. ^ “希望の党、大村秀章愛知県知事の党顧問内定を撤回「事務局のミスだった」”. 産経新聞. (2017年10月5日). http://www.sankei.com/politics/news/171005/plt1710050138-n1.html 2017年10月11日閲覧。 
  30. ^ “顧問就任が内定?「いや違う」、希望の党めぐり大村知事”. 日本経済新聞. (2017年10月5日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21942260V01C17A0CN8000/ 2017年10月11日閲覧。 
  31. ^ “「希望の党」応援、愛知県の大村知事が否定”. 日本経済新聞. (2017年10月11日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22112120R11C17A0CN0000/ 2017年10月11日閲覧。 
  32. ^ 「すべての人が輝く愛知を作りたい」愛知県知事選挙で現職の大村氏が3選 | CBC NEWS | CBCテレビ” (日本語). 「すべての人が輝く愛知を作りたい」愛知県知事選挙で現職の大村氏が3選 | CBC NEWS | CBCテレビ. 2019年2月13日閲覧。
  33. ^ a b c d e f asahi.com(朝日新聞社):比例区当選者 - 2009総選挙”. www.asahi.com. 2019年8月1日閲覧。
  34. ^ 日本一愛知の会マニフェスト《全体版》 (PDF)”. 大村ひであき公式WEBサイト. 2016年9月25日閲覧。 『日本一愛知の会マニフェスト』
  35. ^ あいち重点政策ファイル300+1 (PDF)”. 大村ひであき公式WEBサイト (2015年1月6日). 2016年9月25日閲覧。
  36. ^ 大村氏「愛知を前進させる」 オール与党体制で知事3選” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2019年8月1日閲覧。
  37. ^ a b c d e f g 大村秀章『戦略なき政治を斬る』小学館クリエイティブ、2010年4月、[要ページ番号]ISBN 978-4-7780-9002-9。

関連項目