大鉄十字章

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大鉄十字章1914年章を付けた ヴィルヘルム2世(中央)とパウル・フォン・ヒンデンブルク(左)。

大鉄十字章(Großkreuz des Eisernen Kreuzes)はプロイセン及びドイツの戦功勲章である鉄十字章の等級である。鉄十字章ナポレオン戦争普仏戦争第一次世界大戦及び第二次世界大戦時の四回制定され、大鉄十字章の等級もその都度設けられていた。

大鉄十字章は戦争の勝利に貢献した上級将官のみに授与される鉄十字章の最高章であり、四度の戦争すべてを通しても18名の者が受章したにとどまっている。ナポレオン戦争と第一次世界大戦時には格別の功績があった各一名(ゲプハルト・レベレヒト・フォン・ブリュッヘル及びパウル・フォン・ヒンデンブルク)には大鉄十字星章が追贈された。

1813年章[編集]

大鉄十字章を付けたフリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ビューロー。

1813年のナポレオン戦争の際に初めて鉄十字章が定められ、その最上級勲章として大鉄十字章が定められ、次の5人が大鉄十字章に受章した。

1870年章[編集]

1870年の普仏戦争の際にプロイセン王国は再度鉄十字章を制定した。この戦争では大鉄十字星章は授与されなかった。受章者は以下の7名である。

1914年章[編集]

大鉄十字章を付けたヴィルヘルム2世

第一次世界大戦開戦後の1914年8月5日、プロイセン王国の伝統に従い鉄十字章が制定され、その一等級として大鉄十字章が制定された。この戦争で大鉄十字章を授与された者は次の5名。

1939年章[編集]

第二次世界大戦時にはナチス・ドイツが鉄十字章を再度制定し、大鉄十字章はその最高勲章であった。受章者は1940年7月19日に授与されたヘルマン・ゲーリング帝国元帥(空軍総司令官、航空相、プロイセン首相、四ヵ年計画責任者)ただ一人である。

なおナチス・ドイツは大鉄十字星章も実際に制作していたが(アメリカ軍が保管している)、受章者はいない。

関連項目[編集]