大阪府第3区

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日本の旗大阪府第3区
衆議院小選挙区 大阪府拡大枠.svg衆議院小選挙区 大阪府大阪市5.svg衆議院小選挙区 凡例.svg
行政区域 大阪市大正区住之江区住吉区西成区
(2017年7月16日現在)
比例区 近畿ブロック
設置年 1994年
選出議員 佐藤茂樹
有権者数 371,604人
1.59 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2020年9月1日)
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大阪府第3区(おおさかふだい3く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域[編集]

大阪市の南西部に位置する選挙区であり、中選挙区時代は旧1区に属していた。町工場中小企業、港湾施設、住宅地が多い下町主体のエリアで、比較的に革新勢力が強い。これは沖縄県出身者が多い大正区や日雇い労働者が多い西成区、出稼ぎ労働者や第二次産業従事者が多い住之江区など比較的所得水準が低めの有権者が多いことが一因と見られる。不況による企業倒産や少子高齢化の進行、強まる都心回帰などで徐々に域内人口は減少しており、特に西成区では高齢者が全住民の30%近くに達するなど全般に地域の活力低下が懸念される。

歴史[編集]

前述の通り、比較的に革新勢力が強いことから、公明党が中小業者や商工会関係者などからの厚い支持を受けて、5区6区16区と並ぶ金城湯池となり現在に至っている。

1996年小選挙区制施行以後、一貫して田端正広が当選し続けていたが、2009年第45回総選挙で民主党の中島正純が田端を破り初当選した。2012年の第46回総選挙では田端の後継者として、中選挙区時代に6区で当選経験がある佐藤茂樹が当選し、公明党が再び議席を奪還した。2014年の第47回総選挙では、維新の党の共同代表を兼務する大阪市長橋下徹が立候補を検討する報道がされるものの、最終的には立候補を断念。公明党の佐藤と日本共産党の渡部結による一騎討ちとなり、佐藤が当選したが、無効投票率は15.25%(無効票は2万6729票)にのぼり、住之江区においては無効投票率は16.69%(無効票は8211票)にのぼった。2017年の第48回総選挙では佐藤と渡部のほかに、自民党の一般党員である中条栄太郎が党の意向に反して党公認を受けずに無所属で立候補し、公明党批判を展開することで公明・共産の双方に不満を抱く層を狙ったが、最下位で落選している。

小選挙区選出議員[編集]

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 田端正広 新進党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 公明党
第43回衆議院議員総選挙 2003年
第44回衆議院議員総選挙 2005年
第45回衆議院議員総選挙 2009年 中島正純 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 佐藤茂樹 公明党
第47回衆議院議員総選挙 2014年
第48回衆議院議員総選挙 2017年
第49回衆議院議員総選挙 2021年

選挙結果[編集]

解散日:2017年(平成29年)9月28日 投票日:2017年(平成29年)10月22日
当日有権者数:376,572人 最終投票率:45.88%(前回比:-0.81ポイント)

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
佐藤茂樹58公明党83,907票
54.10%
――自由民主党推薦
渡部結36日本共産党54,958票
35.43%
65.50%社民党大阪府連合推薦
中条栄太郎48無所属16,231票
10.47%
19.34%×
  • 中条は自由民主党の党員であったが、党公認を受けずに無所属出馬した。

解散日:2014年(平成26年)11月21日 投票日:2014年(平成26年)12月14日
当日有権者数:375,218人 最終投票率:46.69%(前回比:-9.90ポイント)

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
佐藤茂樹55公明党84,943票
57.21%
――自由民主党推薦
渡部結33日本共産党63,529票
42.79%
74.79%

解散日:2012年(平成24年)11月16日 投票日:2012年(平成24年)12月16日
当日有権者数:379,798人 最終投票率:56.59%

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
佐藤茂樹53公明党101,910票
53.19%
――自由民主党・日本維新の会
渡部結31日本共産党49,015票
25.58%
48.10%
藤原一威29民主党40,687票
21.23%
39.92%

解散日:2009年(平成21年)7月21日 投票日:2009年(平成21年)8月30日

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
中島正純40民主党109,518票
44.67%
――
田端正広69公明党97,121票
39.62%
88.68%
千葉孝子63日本共産党32,432票
13.23%
29.61%
森悦宏42幸福実現党6,078票
2.48%
5.55%

解散日:2005年(平成17年)8月8日 投票日:2005年(平成17年)9月11日

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
田端正広65公明党119,226票
49.38%
――
辻恵57民主党85,177票
35.28%
71.44%
安達義孝50日本共産党37,040票
15.34%
31.07%
  • 辻は落選後離党し大阪市長選に立候補も落選。民主党に復党し第45回は17区から立候補し当選。安達は後に大阪市議会議員へ。

解散日:2003年(平成15年)10月10日 投票日:2003年(平成15年)11月9日

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
田端正広63公明党97,552票
46.33%
――
比当辻恵55民主党79,539票
37.78%
81.53%
安達義孝48日本共産党33,451票
15.89%
34.29%

解散日:2000年(平成12年)6月2日 投票日:2000年(平成12年)6月25日

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
田端正広60公明党90,605票
46.10%
――
小林美恵子41日本共産党74,055票
37.68%
81.73%
長谷川慶子42自由連合31,898票
16.23%
35.21%

解散日:1996年(平成8年)9月27日 投票日:1996年(平成8年)10月20日

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
田端正広56新進党76,938票
35.68%
――
比当柳本卓治51自由民主党71,012票
32.93%
92.30%
宮崎守正62日本共産党44,591票
20.68%
57.96%
中村泰士57自由連合23,088票
10.71%
30.01%
  • 柳本は第42回以降、公明党との選挙協力で比例単独候補として4回当選。

脚注[編集]

関連項目[編集]