大陽日酸

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大陽日酸株式会社
TAIYO NIPPON SANSO CORPORATION
Taiyo Nippon Sanso company logo.svg
大陽日酸本社(東洋ビルディング)
大陽日酸本社(東洋ビルディング)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4091
1949年5月16日上場
略称 TNSC
本社所在地 日本の旗 日本
142-8558
東京都品川区小山一丁目3番26号
設立 1918年大正7年)7月19日
(日本酸素株式会社)
業種 化学
法人番号 7010701015826
事業内容 酸素窒素アルゴン等各種産業ガス、LPガス、医療用ガス、特殊ガスの製造・販売、ガス供給機器・工事、家庭用品等
代表者 市原裕史郎(代表取締役社長CEO
資本金 373億4400万円
(2017年3月期)
発行済株式総数 4億3309万2837株
売上高 連結:5815億8600万円
単独:2060億5900万円
(2017年3月期)
営業利益 連結:536億6400万円
単独:172億8500万円
(2017年3月期)
経常利益 連結:501億7600万円
単独:239億7800万円
(2017年3月期)
純利益 連結:347億4000万円
単独:189億3000万円
(2017年3月期)
純資産 連結:3768億6200万円
単独:2481億8900万円
(2017年3月期)
総資産 連結:9242億8100万円
単独:4918億8300万円
(2017年3月期)
従業員数 連結:1万5860人
単独:1231人
(2017年3月31日現在)
決算期 毎年3月31日
会計監査人 新日本有限責任監査法人
主要株主 三菱ケミカルホールディングス 50.57%
大陽日酸取引先持株会 4.48%
みずほ銀行 3.78%
JFEスチール 2.92%
(2017年3月31日現在)
主要子会社 マチソン・トライガス 100%
日本液炭 84.1%
日酸TANAKA 78.4%
外部リンク http://www.tn-sanso.co.jp/jp/index.html
特記事項:経営指標は有価証券報告書第13期による[1]。当社は国際会計基準を採用しており、上記の連結経営指標では便宜上、経常利益は税引前利益、純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益、純資産は資本合計、総資産は資産合計をそれぞれ示している。
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大陽日酸株式会社(たいようにっさん、TAIYO NIPPON SANSO CORPORATION )とは日本の産業ガスメーカーである。

エア・ウォーター日本エア・リキードなどを含む日本の産業ガスメーカーの一つで、産業ガス事業では国内シェア第1位、世界第5位。また日本国内最大の安定同位体メーカーでもある。2005年の合併以来、海外では北米、東南アジア、インド等において積極的に事業展開している。さらにステンレス魔法瓶サーモスを傘下に持つことでも知られる。

経営方針[編集]

  • 企業理念: 進取と共創。ガスで未来を拓く。
  • スローガン: The Gas Professionals
  • 行動指針: 私たちは、[進取]あなたの声を敏感にとらえ、[共創]ガステクノロジーを通じて、あらゆる産業と共に、[未来]豊かな社会の実現に貢献します。

沿革[編集]

旧・大陽東洋酸素株式会社
  • 1918年 - 東洋酸素株式会社を設立。
  • 1946年 - 大陽酸素株式会社を設立。
  • 1995年 - 合併して大陽東洋酸素株式会社を発足。(通称SaaN、TT)
  • 2000年 - 日本炭酸株式会社を完全子会社化。
旧・日本酸素株式会社
  • 1910年 - 日本酸素合資会社を設立。
  • 1911年 - 大崎工場で酸素製造を開始。
  • 1918年 - 日本酸素株式会社に改称。
  • 1934年 - 空気分離装置を製作するため、蒲田工場(東京都大田区)を新設。
  • 1935年 - 国産第1号の空気分離装置が完成。
  • 1937年 - 商号を日本理化工業株式会社と改称。
  • 1954年 - 川崎工場を新設し、液化酸素(日本初)と高純度窒素アルゴンの製造を開始。
  • 1955年 - 東京工場(旧 蒲田工場)を分離し日本理化工業株式会社とし、商号を日本酸素株式会社と改称。
  • 1964年
    • 日本理化工業株式会社を吸収合併。
    • オンサイト式プラントであるSC(サンソセンター)第1号として周南工場(現 周南酸素(株))を開設。川崎工場で半導体材料ガスの生産を開始。
  • 1970年 - 冷凍食品の製造、販売を目的として株式会社フレックを設立。
  • 1971年 - 世界で初めてのLNG冷熱利用空気分離装置が、東京液化酸素(株)で完成。
  • 1981年
    • 超高純度窒素ガスや半導体材料ガスの供給装置を備えたTGC(トータル・ガス・センター)の第1号 岩手ガスセンターを開設。
    • ステンレス魔法瓶の本格的な生産・販売を開始。
  • 1989年 - 魔法瓶メーカー サーモス買収 (: Thermos L.L.C.
  • 1994年 - 工業ガス関連のエンジニアリング会社5社を合併して、エヌエスエンジニアリング株式会社を設立。
  • 1999年 - 米国の子会社マチソン・ガス・プロダクツ社とトライガス社を事業統合してマチソン・トライガス社を設立。
  • 2001年
    • 家庭用品事業を分社化し、サーモス株式会社を設立。
    • 大陽東洋酸素株式会社と共同で半導体材料ガスの製造部門を統合し、ジャパン ファイン プロダクツ株式会社(JFP)を設立。
  • 2002年 - 切断溶接事業を分社化し、日酸TANAKA株式会社を設立。食品事業部門を会社分割し株式会社フレックを設立。
  • 2003年 - 株式会社日立製作所の空気分離装置に関する事業を譲受。株式会社フレックの全株式を味の素冷凍食品株式会社に譲渡。
大陽日酸株式会社
  • 2004年 - 日本酸素株式会社と大陽東洋酸素株式会社の合併により、大陽日酸株式会社に商号を変更し、本社を品川区小山に移転。
  • 2005年
    • 低温機器事業の関係会社日酸工業株式会社とダイヤ冷機工業株式会社を統合し、株式会社クライオワンを設立。
    • 液化炭酸株式会社と日本炭酸株式会社により持株会社 日本液炭ホールディングス株式会社を設立。
  • 2006年
    • 北海道の産業用ガスメーカーである日北酸素の株式を取得。
    • 日立酸素株式会社の全株式を取得し、大陽日酸東関東株式会社として完全子会社化。
  • 2007年 - 日本炭酸株式会社と液化炭酸株式会社並びに持株会社である日本液炭ホールディングス株式会社及び大陽日酸の炭酸事業を統合し、日本液炭株式会社を発足。
  • 2008年 - サーンエンジニアリング株式会社とエヌエスエンジニアリング株式会社を役割、機能別に再編し大陽日酸エンジニアリング株式会社を発足。
  • 2009年 - 大阪証券取引所、名古屋証券取引所上場廃止。東京証券取引所のみとなる。
  • 2010年 - 1月19日20日独占禁止法違反の嫌疑で公正取引委員会の立入検査を受ける。[2]
  • 2011年 - 5月26日、産業ガスの販売を巡り、公正取引委員会から独占禁止法違反と認定され、日本エア・リキードエア・ウォーター岩谷産業と共に、排除措置命令と課徴金命令を受ける。業界合計141億485万円の課徴金の内、当社は最高額である51億4456万円の支払いを命じられた。[2][3][4]
  • 2013年 - 10月1日、北海道のグループ会社である日北酸素が大陽日酸北海道に改称。
  • 2014年 - 11月12日三菱ケミカルホールディングスが株式公開買付けにより三菱化学と合算で50%超の株式を取得。三菱ケミカルホールディングスが親会社となる[5]
  • 2015年 - 5月26日タイの産業ガスメーカーであるAir Products Industry Co., Ltd. (API)を買収。
  • 2016年 - 4月28日、同社元従業員の不正取引などの影響で、東京国税局税務調査で約5億数千万円の申告漏れを指摘されていたことが、この日までに判明[6]
  • 2017年
    • 1月1日サイバー攻撃を受け、約1万人の社員の職責とメールアドレスが流出した可能性があることが判明[7]
    • 2月1日、三菱化学が所有するすべての当社株式を三菱ケミカルホールディングスが継承。これにより、三菱ケミカルホールディングスの当社株式の所有割合が直接出資分で過半数となった[8]

主な事業所[編集]

主な関係子会社[編集]

提供番組[編集]

スポーツ関連[編集]

出典・脚注[編集]

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