大魔界村

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大魔界村
Ghouls 'n Ghosts
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 カプコン
発売元 カプコン
デザイナー 藤原得郎
吉本伸一
山本尚司
プログラマー 小池ひろし
篠原雅嗣
上山真一
音楽 河本圭代
シリーズ 魔界村シリーズ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(4.06メガバイト
稼働時期 日本 1988121988年12月
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI7
ニュージーランドの旗OFLCPG
コンテンツ
アイコン
ESRB:Fantasy Violence
PEGI:Violence
デバイス 8方向レバー
2ボタン
システム基板 CPS-1
CPU MC68000(@10.000MHz)
Z80(@3.580MHz)
サウンド YM2151(@3.580MHz)
OKI6295(@1.000MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
384×224ピクセル
60.00Hz
パレット4096色
テンプレートを表示

大魔界村』(だいまかいむら、英題:Ghouls 'n Ghosts)は、1988年カプコンが制作、稼動したアーケード横スクロールアクションゲーム

同社より稼働された『魔界村』(1985年)の続編であり、各種ホビーパソコンへ移植された他、セガ・マスターシステムメガドライブPCエンジンスーパーグラフィックスX68000にも移植された。

アーケード版は後に各種携帯キャリアにおいて携帯電話アプリゲームとして配信された他、各種家庭用ゲーム機において複数のオムニバスソフトに収録されて発売された。

概要[編集]

同社より稼働された『魔界村』(1985年)の続編。新武器の追加、武器の発射方向の上下方向の追加、魔法の鎧の装備による魔法の追加などが行われている[1]

1989年に欧州および北米にてAmigaAmstrad CPCAtari STコモドール64ZX Spectrumセガ・マスターシステムに移植された他、日本も含めてメガドライブにも移植された。日本国内限定では1990年にPCエンジンスーパーグラフィックス、1994年にはX68000に移植された。

アーケード版は携帯電話アプリとして、前後編に分かれる形で2004年にはiアプリ用、2005年にはEZアプリ用として配信、さらに2007年には携帯各キャリアにて完全版が配信された。

また、アーケード版のオムニバスソフトへの収録はセガサターンおよびPlayStation用ソフト『カプコンジェネレーション第2集 〜魔界と騎士〜』(1998年)、PlayStation用ソフト『カプコン レトロゲーム コレクションVol.2』(2005年)、PlayStation 2およびXboxPlayStation Portable用ソフト『カプコン クラシックス コレクション』(2006年)、iOS用ソフト『カプコンアーケード』(2010年)にそれぞれ収録された。

メガドライブ版は2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信され、PCエンジンスーパーグラフィックス版は同じくWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、PlayStation 3、PlayStation Portable用ソフトとしてゲームアーカイブスにて配信された。

アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第3回ゲーメスト大賞」(1989年度)にて読者投票により大賞10位を獲得した他、ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では第45位を獲得した。また、ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてメガドライブ版はシルバー殿堂入り、PCエンジンスーパーグラフィックス版はゴールド殿堂入りをそれぞれ獲得した。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

4方向レバーと2つのボタンで操作する。アイテムを取ることによって7種類の武器を選択でき、レバーと攻撃ボタンの組み合わせで上下左右4方向への攻撃が可能。

敵の攻撃を受けると着用している鎧が剥げ、裸となる。裸の状態で攻撃を受けると1ミスとなり、残機を失う。黄金の鎧を着用している時は、攻撃ボタンを一定時間押しっぱなしにしてから離すことで、それぞれの武器固有の強力な魔法を使うことができる。

武器[編集]

一部の武器名は、現在の名称 / 発売時の名称(メガドライブ版など初期の移植を含む)を併記。どちらもカプコン公式名称である。
魔法に関しては全ての魔法で発動から発動終了までアーサーの当たり判定が消失し、無敵状態となる。 ジャンプ中にボタンを離しても着地後に魔法が発動するが、落下の瞬間などに魔法を発動させると魔法を発動させながら落下することがあり、オブジェクトの判定をすり抜けて突破できてしまう局面が一部存在する(4面のトゲなどが代表的)。

/ ヤリ
初期装備。ランスを投擲して攻撃する。癖のない最も標準的な武器で、水平に真っすぐ飛ぶ。同時に2発まで放てる。後述の短剣に比べると、若干攻撃判定が大きいが、飛行速度は速くない。
魔法は「稲妻」。真上方向より落雷を受け止めた後、左右に放射する。発生時間は短いが一発の威力が高く、発生中は継続して敵にダメージを与えることができる(ただしヒット硬直があるため、基本的には1〜2発が限界となる)。当て方によってはボスを一撃で倒すことも可能。魔法発生中は無敵。
短剣 / ナイフ
小型の短剣を投擲。同時に3発まで放つことができ、飛行速度が速い反面、攻撃判定が小さい。魔法以外の武器性能は槍の上位互換で全武器中、最も扱いやすいと言われる。
魔法は「分身」。アーサーの動きをトレースする分身が一定時間現れ、攻撃力が2倍に増加する。本体と分身の動きには若干のタイムラグがある。発動の瞬間に無敵判定があるが、極めて短いため実用性は低い。
たいまつ / ナパーム
青い火の玉を放物線状に投擲。地面に着弾すると火柱が上がって前方に進み、敵を巻き込む。同時に2発まで放てる。火柱発生中は攻撃判定が出続けるが判定は大きくない上、2発分の火柱が上がっている最中は新たに投げることができない。
魔法は「火球」。2つの青い火の玉が、大きく回転しながら左右斜め上方向にそれぞれ飛んで行き、周囲の敵にダメージを与える。
イカルスの盾 / 円盤
緑色の円盤をフリスビーのように投擲。立ったまま撃つと水平に真っ直ぐ飛ぶが、しゃがんだ状態で撃つか上り坂に差し掛かると、地形に沿って進むようになる。同時に2発まで放てる。飛行速度は槍より速く短剣より遅い。
魔法は「鏡」。アーサーの少し手前に鏡が置かれ、敵の通常弾を防ぐことができる。有効範囲が狭く時間制限で消えてしまう上、敵弾や自弾、自機や耐久力のある敵(ダメージは与えられる)の体当たりでも破壊されてしまう。
大鎌 / オノ
斜め上30度の方向に、敵を貫通する斧を投擲。原則的に同時に1発までしか放てない。攻撃判定が大きく、一度に複数のザコ敵を処理しやすい一方、耐久力がある豚男などの突進には無力。軌道の都合上、宙に滞空するレッドアリーマーに対して有効だが、真正面の敵やボス相手には当て難い。
魔法は「爆裂」。アーサーのまわりで2度巨大な爆発が起こり、触れた敵にダメージを与え、敵の通常弾を消すことができる。そのため緊急回避にはなるが、爆発の攻撃範囲は見た目より狭い。
ソード /
手にした剣で斬りつける。全武器中唯一の近接武器であるため攻撃の間合いが非常に狭いが、通常武器の2倍の攻撃力があり連打も利く。
横方向に対して剣を振って切りつけ、上下撃ちの際は突きを放つ。
魔法は「雷龍」。雷の龍が画面内を左右対称の軌道で飛び回った後、アーサーのもとに戻ってくる。発生中の隙が大きい。
なお、ステージ4のボス・オームは、弱点まで攻撃が届かないため剣の通常攻撃で撃破することは不可能。そのため、ステージ4ではアイテム出現テーブルから外されている。
サイコキャノン
大天使ミカエルに祝福された最強の武器。2周目にのみ登場。黄金の鎧を装着している時に宝箱から出現する。2連射できる[1]
射程は若干短いが、破壊力と攻撃判定に優れる。
魔法はないが、裸→鎧→黄金の鎧の順に射程、弾速、威力が上がり、黄金の着用時のみ敵の通常弾を相殺できる。
雑魚敵に対しては貫通力を持つのも特徴。また、敵との距離が近い場合には、更にダメージが増加する[2]
この武器を装備していなければ最終ボスのルシファーと対峙できない[1]

アイテム[編集]

宝箱
特定の地点で特定のアクションを行うと出現する。攻撃を加えると、マジシャン、武器、鎧(鎧装着時は黄金の鎧)のいずれかが出現する。
マジシャンの魔法に当たると一定時間アヒル(鎧装着時)もしくは老人(裸時)に変身させられてしまう。アヒルに変えられると攻撃はできなくなり、老人に変えられると攻撃は出来るものの、攻撃、移動スピードが遅くなってしまう。
宝箱の中身には複数の出現パターンが存在し、装備の状態によって適宜、変化していく[1]
壺を持った敵を倒すと出現する。人形または武器、まれに1upアイテムが出現。人形は得点アイテムで、200点と500点の2種類がある。
壺の中身は3個出現させる毎に武器になる。また、残機が1つ増える1upは出現した壺の数(中身の数ではない)に関係して出現する。
武器
各武器を装備する。
裸の状態で取ると鎧が装備される。装備していると敵から受けるダメージを1回防ぐ[1]。US版のみ日本版より多く宝箱から出るのでリカバリーしやすくなっている。
黄金の鎧
取ると、黄金の鎧が装備される。見た目に反して耐久力は普通の鎧と変わらず、防げる攻撃は1回だけだが、攻撃ボタンをタメることで魔法を使えるようになる[1]。裸の状態で取った場合は、普通の鎧になる。
ステージのボスを倒すと手に入る。これを取ることでステージクリアとなり、裸の場合は鍵を取ると同時に鎧が装着される。
ボスを倒してもスコアは加算されず、鍵を取ることで初めてステージクリアボーナスが加算される。
鍵を取るときにレバーを上方向に入れていると、“NICE CATCH!!”と表示される(なお、アーケードの2面は出現しないが移植版では全ステージで表示される)。

設定[編集]

ストーリー[編集]

『魔界村』での戦いから3年後の満月の夜に、大魔王ルシファー率いる魔族の大群が現れ、地上を大混乱に陥れる。そして騎士アーサーの目の前でプリンセスは命を絶たれ、ルシファーに魂を奪われてしまう。プリンセスの魂を救い、世界に平和を取り戻すため、アーサーは再び武器を手に取り蘇った魔界へと向かうのであった[1]

ステージ[編集]

ステージ1
前半は刑場。ギロチンや死神、ハゲワシなどが登場する。前半の最後は巨大なギロチンがある。
後半は嵐の森。雨が降り、背景の樹が揺れるなか、カマイタチが飛んでくる。森は山のようになっており、オークマンや怪根、食人花が待ち構える。
BOSS - シールダー
石像に偽装した一つ目の邪神像。自分の頭を外して右手に取り付け、口から弾を吐いて襲いかかってくる。
ステージ2
前半は腐食の村。魔物に滅ぼされた風車の村であり、無惨な背景を進むことになる。飛び跳ねる岩亀や、オニカゲロウが登場。アリジゴクの巣の上に架かる吊り橋を渡り、崩れ落ちた風車の燃え盛る回転羽を避けて進む。最後にはレッドアリーマーキングが待ち構えている。
後半は燃え上がる村。地震によって地面が陥没・隆起し、さらに火柱からファイヤーバットが襲いかかる。
BOSS - ケルベロス
巨大な狼の姿に化身した炎の魔物。大きく跳躍して体当たりしながら炎を撒き散らす。
ステージ3
前半はランクル男爵の塔。上昇するエレベーター上での戦いで、強制的上スクロール面となる。フライングゴブリンや鎧泥男が登場する。地形に潰されると装備に関わらず強制的にミスとなってしまう。
後半は人喰い丘。悪魔をかたどった像が口から出し入れする舌を足場に進んで行く。敵との戦いよりも、トリッキーな地形をうまく乗り越えて行くことが重要。空を飛んでくる雑魚によってジャンプのタイミングが狂わされやすく、少しでも気を抜くと巨像に食べられてしまう。
BOSS - ガスト
一つ目を核に雲が寄り集まって出来た霧状の怪物。時折、雷雲をまとった無敵状態の姿で突進攻撃を繰り出す。
ステージ4
前半はエメラルドの森。巨大な骨やエメラルドが背景に見える。背景のエメラルドはダメージ障害物となっており触れるとダメージを受けてしまう。ザコ敵として、死神やタワーモンスターなどが登場する。
後半は腐海で、地底に下ってゆく。滑る地面が斜めに傾いており(その先にはエメラルドの天井によるトラップも)、最後は巨大な植物の上などを渡って移動する。一撃死のトラップや敵が多い。
BOSS - オーム
腐海に生息する強大な虫。一切動かない代わりに幼虫や胃虫を体内から繰り出し、オームの体の側部にはみ出している弱点の5つの臓器を守らせている。
ステージ5
ルシファーの居城。前半は対レッドアリーマー4連戦がメイン。
後半はボスラッシュ。前作の最終ボスだった大魔王をはじめ、シールダー、ガストなど、これまでのボスが姿を変えて大挙して登場する。
2周目のクリア時にサイコキャノンを入手していない場合、ステージ5の冒頭からやり直しとなってしまう[3]
BOSS - ベルゼバブ
その名の通り、巨大なの姿をしている。無数の蝿に分裂して群れを成して飛び回り、再び巨大な一匹の蝿となって攻撃してくる。
最終ステージ
BOSS - ルシファー
新たな魔界に君臨する魔王。玉座に座ったままの堂々たる姿でアーサーを待ち構え、両手の先からビームを発射する他、足で踏みつけ攻撃を繰り出す。
ビーム攻撃には床を崩す効果があり、攻撃が繰り返されるほど足場が悪くなっていく。また、踏みつけ攻撃を食らうと、鎧を着ていても一発で1ミスになってしまう。
ステージ5のBOSS撃破時までにサイコキャノンを手に入れないとたどり着くことはできない。

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数・備考
1 Ghouls 'n Ghosts アメリカ合衆国 1989071989年7月
PAL 199008191990年8月19日
Amiga
Amstrad CPC
Atari ST
コモドール64
ZX Spectrum
Software Creations U.S. Gold フロッピーディスク
カセットテープ
-
2 大魔界村 日本 198908031989年8月3日
アメリカ合衆国 1989091989年9月
ヨーロッパ 199011301990年11月30日
メガドライブ セガ セガ 5メガビットロムカセット[4] 日本 G-4013
3 Ghouls'n Ghosts アメリカ合衆国 1990031990年3月
ヨーロッパ 1991041991年4月
セガ・マスターシステム セガ セガ 2メガビットロムカセット 7055 日本未発売
4 大魔界村 日本 199007271990年7月27日
PCエンジンスーパーグラフィックス アルファ・システム
ダイス
NECアベニュー 8メガビットHuCARD[5] NAPH-1008
5 大魔界村 日本 1994041994年4月
X68000 カプコン カプコン 5インチ2HDフロッピーディスク2枚組
6 カプコンジェネレーション第2集
〜魔界と騎士〜
日本 199809231998年9月23日
セガサターン
PlayStation
カプコン カプコン CD-ROM SS:T-1233G
PS:SLPS-01585
アーケード版の移植。詳細は後述
7 カプコンジェネレーション第2集
〜魔界と騎士〜
(カプコレ)
日本 200103152001年3月15日
PlayStation カプコン カプコン CD-ROM SLPM-86778 廉価版
8 大魔界村 (前編)日本 2004年12月6日[6]
(後編)日本 2005年1月11日[6]
FOMA900/901iシリーズ
iアプリ
カプコン カプコン ダウンロード
(クラブ☆カプコン)
9 カプコン レトロゲーム コレクションVol.2 日本 200503302005年3月30日
PlayStation カプコン カプコン CD-ROM 攻略本とセットで発売
10 メガドライブ プレイTV3 日本 200504022005年4月2日
メガドライブ プレイTV セガ セガ プリインストール メガドライブ版の移植。
本作ほか数作品を本体にあらかじめ収録。
11 大魔界村 日本 200511102005年11月10日
BREW対応端末
EZアプリ
カプコン カプコン ダウンロード -
12 カプコン クラシックス コレクション 日本 200603022006年3月2日
PlayStation 2
Xbox
カプコン カプコン DVD-ROM 日本 SLPM-66317
アメリカ合衆国 SLUS-21316
ヨーロッパ SLES-53661
13 日本の旗カプコン クラシックス コレクション
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗Capcom Classics Collection Reloaded
日本 200609072006年9月7日
PlayStation Portable カプコン カプコン UMD 日本 ULJM-05104
アメリカ合衆国 ULUS-10134
ヨーロッパ ULES-00377
14 大魔界村 日本 200707312007年7月31日
Wii
バーチャルコンソール
セガ セガ ダウンロード メガドライブ版の移植。
2019年1月31日配信・販売終了
15 大魔界村 日本 2007年11月1日[7]
FOMA703、704
903、904シリーズ専用
iアプリ
3Gケータイ対応
Yahoo!ケータイ
カプコン カプコン ダウンロード
(カプコンパーティ(i))
(とりきり★カプコン(Yahoo!))
16 大魔界村 日本 200902032009年2月3日
Wii
(バーチャルコンソール)
アルファ・システム カプコン ダウンロード PCエンジンスーパーグラフィックス版の移植。
2019年1月31日配信・販売終了
17 大魔界村 日本 201008182010年8月18日
PlayStation 3
PlayStation Portable
(PlayStation Network)
ハドソン ハドソン ダウンロード
ゲームアーカイブス
PCエンジンスーパーグラフィックス版の移植
18 カプコンアーケード 日本 201011042010年11月4日
iOS カプコン カプコン ダウンロード アーケード版の移植
28 日本 大魔界村
アメリカ合衆国 Ghouls 'n Ghosts
ヨーロッパ Ghouls 'n Ghosts
INT 201909192019年9月19日
メガドライブ ミニ エムツー セガゲームス プリインストール - メガドライブ版の移植。
本作の他に39本を本体にあらかじめ収録。
メガドライブ版
  • 当時セガに在籍していた中裕司による移植。容量の関係でアーケード版と異なる部分があり、キャラクターや背景の書き込み、多重スクロールなどが簡略化されており、オープニングデモやボス登場時のキャラパターン、スコアランキングやネームエントリーなども省略されている。
  • 裏技でステージセレクトや難易度をPRACTICE / PROFESSIONALの2種類から選択できる。
  • 上記の通りオープニングデモが削除され、スコアランキング、ネームエントリーも無くなっているが、これらのBGMは収録されておりタイトルやオプション画面で流れるようになっている。
  • メガドライブ版はアーケード版とCPUが同じであり、かなりコンバートに近い作りだが、それゆえにアドレスの違いなどもあって、細かいバグは正しく移植されていない[8]
  • 当時、ゲームショーで本作の素晴らしさを見たショックから中裕司がメガドライブへの移植を熱望して、わずか5ヶ月で製作したという[9]。また、本作移植の際にカプコンから提供されたプログラム技術を用いて、後の代表作となる『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を制作しており、「カプコンさんには頭が上がりません」と語っている[10]。当初は4メガビットROMでの発売予定だったが、どうしても容量的に入らず中が会社に懇願して1メガ追加してもらった。このため、ROMカセットとしては中途半端な「5メガビットROM」で発売された。
  • パッケージイラストは開田裕治が手がけた。
  • 2019年9月19日にはセガゲームスが自ら手掛けリリースされる復刻系ゲーム機・メガドライブ ミニにプリインストール(本体にあらかじめインストール)される40作品の一つとして収録される。
セガ・マスターシステム版
  • 日本国外のみで発売。魔法が消費式(回数制限がある)、宝箱を壊すとゲートが現れ中に入ると老人からアイテムが貰える、などの違いがある。
PCエンジンスーパーグラフィックス版
  • アルファ・システムによる移植[11]。当時の他機種版よりも容量の多い8メガROMを採用したことにより、他機種版では省略されていた背景の書き込みやオブジェクトのパターン、大きさがAC準拠になり、ゲーム開始時のデモも再現されている。
  • 当時製作に携わっていた岩崎啓眞によると、移植の際にはオリジナル版を徹底的に解析し、細かなバグや仕様も再現されており、パレットの数がメガドライブより圧倒的に多くかつVRAM量が2倍で、そして8メガの大容量であること、さらにメガドライブ版がアーケードからのコンバートの都合でできなかったことを実現できたなどを理由に、「音を除いてPCエンジンスーパーグラフィックス版が決定版である」と語っている[8]
  • 裏技でクレジットの増加や難易度をNORMAL / EASY 1 / EASY 2 / VERY EASY / DIFFICULT 1 / DIFFICULT 2 / DIFFICULT 3 / VERY DIFFICULTの8種類から選択できる。
  • パッケージイラストは安彦良和が手がけた。
X68000版
  • カプコンより発売。アーケード版をほぼ忠実に移植している。
セガサターン・PlayStation版
PlayStation 2
メガドライブプレイTV版
PlayStation Portable版
  • PlayStation 2用『カプコン クラシックス コレクション』を含む19タイトル収録。
Wii(バーチャルコンソール)版
  • Wiiのバーチャルコンソールにて上記のメガドライブ版とPCエンジンスーパーグラフィックス版を配信していたが、上記の表に記載したとおり、現在は配信・販売ともに終了している。
PlayStation 3、PlayStation Portable版
iOS版
  • iPhone/iPod touch向けアプリ『カプコンアーケード』にアーケード版が収録されている。また、残機増加や鎧の耐久力向上などのスペシャルアイテムを、追加パックで115円で購入可能など、時代や供給ハードに合わせた仕様が盛り込まれた。

スタッフ[編集]

アーケード版
  • ゲーム・デザイナー:藤原得郎、吉本伸一、山本尚司
  • プログラマー:小池ひろし、篠原雅嗣、上山真一
  • サウンド・コンポーザー:河本圭代
メガドライブ版
PCエンジンスーパーグラフィックス版
  • デザイン:市沢保弘、桑原元司、松田泰一、岡田寿夫
  • サウンド:滝本利昭、星恵太
  • プログラム:藪芳昭、F.K.、長谷川浩

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games85% (CPC)[12]
88% (ST)[13]
88% (ZX)[14]
96% (MD)[15]
81% (SMS)[16]
Crash92% (ZX)[17]
Electronic Gaming Monthly36/40点 (MD)[15]
30/40点 (SMS)[16]
Eurogamer6/10点 (Wii)[18]
ファミ通31/40点(MD)[19]
(シルバー殿堂)
32/40点(PCE)[20]
(ゴールド殿堂)
GameSpot6.5/10点 (Wii)[18]
NintendoLife9/10stars (Wii)[18]
Sinclair User82% (ZX)[21]
Your Sinclair91% (ZX)[22]
The Games Machine92% (Amiga)[23]
79% (CPC)[12]
90% (ST)[13]
90% (ZX)[24]
Amiga Format91% (Amiga)[23]
Commodore User89% (Amiga)[23]
Zzap!6485% (Amiga)[23]
96% (C64)[25]
Amiga Action68% (Amiga)[23]
Aktueller Software Markt8/12点 (Amiga)[23]
7.4/12点 (ST)[13]
5.4/12点 (C64)[26]
8.6/12点 (MD)[15]
9.4/12点 (PCE)[27]
ACE735/1000点 (CPC)[12]
730/1000点 (C64)[26]
905/1000点 (ST)[13]
905/1000点 (ZX)[28]
Amstrad Action49% (CPC)[12]
ST Format44% (ST)[13]
ST Action80% (ST)[13]
Zero77% (ST)[13]
Commodore Format91% (C64)[26]
Your Commodore91% (C64)[26]
メガドライブFAN21.99/30点(MD)[4]
MegaTech93% (MD)[29]
Mean Machines92% (MD)[30]
80% (SMS)[16]
Raze93% (MD)[15]
54% (SMS)[16]
月刊PCエンジン90/100点(PCE)
マル勝PCエンジン33/40点(PCE)
PC Engine FAN23.11/30点(PCE)[5]
(総合80位)
受賞
媒体受賞
第3回ゲーメスト大賞大賞10位[31]
ベストアクション賞6位[31]
ベスト演出賞9位[31]
ベストグラフィック賞2位[31]
プレイヤー人気3位[31]
年間ヒットゲーム7位[31]
ゲーメストザ・ベストゲーム 第45位[32]
(1991年)
Zzap!64Gold Medal
CrashCrash Smash
C+VGC+VG Hit
MegaTechHyper Game
Mega23rd best game of all time[33]
アーケード版
ゲーム雑誌『ゲーメスト』の企画「第3回ゲーメスト大賞」(1989年度)で、読者投票により大賞10位を獲得している[31]。その他に、ベストアクション賞で6位、ベスト演出賞で9位、ベストグラフィック賞で2位、プレイヤー人気で3位、年間ヒットゲームで7位、ベストキャラクター賞では本作の主人公アーサーが15位を獲得している[31]。また、1991年にそれまで稼働されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では45位を獲得した[32]
メガドライブ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で31点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得[19]、ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り21.99点(満30点)[4]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.81 3.88 3.36 3.83 3.68 3.43 21.99
PCエンジンスーパーグラフィックス版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では7・7・8・8の合計32点(満40点)でゴールド殿堂入りを獲得[20]、『月刊PCエンジン』では90・90・90・90・90の平均90点、『マル勝PCエンジン』では9・8・9・7の合計33点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り23.11点(満30点)[5]。この得点はPCエンジン全ソフトの中で80位(485本中、1993年時点)[5]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.23 4.13 3.81 4.15 2.94 3.86 23.11

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f g 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p64-65
  2. ^ 『メガドライブのすべて』p.69より。
  3. ^ 初期のROMはステージ5のやり直し時点でタイムも初期状態に戻る仕様だったため、上級者が延々とスコアを稼ぐ永久パターンの構築が可能だった。後期ROMに関しては修正が行われ、やり直し時点でクリアタイムの残り時間をそのまま引き継ぐ仕様となり、お手軽な永久パターンの構築は不可能となった。残機潰しを含め、スコアの効率化を追求したやりこみプレイでは理論上、永久パターンを構築することが可能だが一つのミスも許されず、また運にも左右されることから永久パターンを目的とした永久の構築は非現実的となった(スコアアタックを目的としたステージ5の高速周回、それに伴う長時間プレイは起こり得る範囲だった)。
  4. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、 20頁。
  5. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、 18頁。
  6. ^ a b 滝沢修 (2004年12月6日). “カプコン、iモード「大魔界村」など12月配信のケータイ向け新作アプリを公開” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年2月9日閲覧。
  7. ^ 『バイオ』、『デビル』、『大魔界村』など! カプコンの11月の配信タイトルが明らかに” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2007年11月1日). 2019年2月9日閲覧。
  8. ^ a b スーパーグラフィックス版大魔界村のコト
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参考文献[編集]