大黒天物産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大黒天物産株式会社
Daikokuten Bussan Company, Limited
Daikokuten Bussan Company.jpg
大黒天物産株式会社本社(ディオ本店)
種類 株式会社
市場情報
略称 大黒天
本社所在地 日本の旗 日本
710-0841
岡山県倉敷市堀南704番地5
設立 1986年(昭和61年)6月1日(倉敷きのしん)
業種 小売業
法人番号 8260001013868
事業内容 ディスカウントストア(ラ・ムー、ディオなど)の運営
総合食品卸売業
代表者 代表取締役社長 大賀昭司
資本金 15億8600万円(2016年5月31日現在)
売上高 連結1451億1800万円(2016年5月31日現在)[1]
営業利益 連結56億8200万円(2016年5月31日現在)[1]
純利益 連結33億7900円(2016年5月31日現在)[1]
純資産 連結272億4400万円(2016年5月31日現在)[1]
総資産 連結502億6500万円(2016年5月31日現在)[1]
従業員数 正社員1132人
パートタイマー・アルバイト4303人(2016年5月31日現在)
支店舗数 109店舗(2016年5月31日現在)
決算期 5月
主要株主 大賀昭司 41.13% (2017年8月24日 (2017-08-24)現在)
主要子会社 ディープライス
恵比寿天
バリュー100
サイリン・クリエイト
アイ・メンテナンス
Dブレッド
大黒天ファーム笠岡
西源[2]
マミーズ
外部リンク www.e-dkt.co.jp/
テンプレートを表示

大黒天物産株式会社(だいこくてんぶっさん)は、岡山県倉敷市に本社を置く小売業、総合食品卸売業である。小売業としてはディスカウントストア(ラ・ムー、ディオ、ディオマート、ハッピィ、ザ・大黒天)、100円ショップ(バリュー100)、ディスカウントコンビニ(ら・む~マート)を展開する。東京証券取引所1部上場企業[3]

概要[編集]

一部の店舗を除き24時間営業である。元々は食品の卸売をしていた企業だったが、小売業が中心となっている。

沿革[編集]

1986年昭和61年)6月1日 に岡山県倉敷市玉島一丁目13番18号を本社とする有限会社倉敷きのしんとして設立。1993年平成5年)6月28日大黒天物産株式会社に改組し、2001年(平成13年)7月に本社を倉敷市堀南704番地へ移転し、現在に至る。

年表[編集]

  • 1990年(平成2年)11月 : 倉敷市連島に幸福の商店を開店。
  • 1997年(平成9年)7月 : 倉敷市玉島乙島4411番地へ本社移転。同位置にディオ1号店を開店。
  • 1998年(平成10年)11月 : 倉敷市に幸福の商店を開店(2000年7月にハッピィ本店へ業態転換)。
  • 2000年(平成12年)6月 : 倉敷市に水島店を開店(当社初の新築店舗、本格的小売業への参入)。
  • 2001年(平成13年)7月 : 倉敷市堀南704番地へ本社移転。
  • 2003年(平成15年)12月16日 : ジャスダック株式を上場。
  • 2006年(平成18年)
    • 5月24日 : 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
    • 6月28日 : 重複上場によるコスト削減のため、ジャスダック証券取引所に上場廃止を申請。整理ポストへ割り当て。
    • 7月28日 : ジャスダック証券取引所の上場廃止。
  • 2012年(平成24年)
  • 2018年(平成30年)
    • 5月1日 : 株式会社マツサカの事業を譲受[4]
    • 9月1日 : 株式会社小田商店(広島県福山市神辺町上御領、小田浩史社長)がグループ入り[5]
    • 12月1日 : 株式会社マミーズ(同日付で筑後商事株式会社へ商号変更)から22店舗を譲受。マミーズ(旧社)から譲渡された店舗は、大黒天物産が設立した新会社であるマミーズ株式会社(新社)にて運営を行う[6][7]

プライベートブランド[編集]

プライベートブランド商品には5種類がある[注釈 1]

1つ目は、「D-プライス」(通常サイズ)や「メガD-プライス」(増量サイズ)と名付けられた食料品を主体とした大黒天物産オリジナル商品。
ほとんどの商品を外部企業に製造を委託しており、海外の食品工場に委託して製造した商品の一部にはディープライスのロゴマークの部分以外は他社のプライベートブランドの商品とパッケージの印刷が全く同じ商品も見受けられる。
D-プライス商品のパッケージに記載の発売元などの表示は統一されておらず、以下のようになっている。
製造元の会社の社名と住所しか表示されていないもの
製造元記載欄と発売元の記載欄の両方があって、製造元欄は製造した会社の社名と住所で、発売元記載欄はD-プライスの商品の開発元の関連会社の有限会社ディープライスの社名と住所になっているもの
発売元の記載欄しかなく、有限会社ディープライスの社名と住所しか記載されていないもの
発売元の記載欄しかなく、会社名が大黒天物産になっており、住所が本社の住所になっているもの
の4種類がある。
2つ目は、D-プライスのロゴがなくて販売元または輸入元が大黒天物産になっている商品
D-プライスのPB商品の問い合わせ先フリーダイヤルとD-プライスとパッケージに記載が無く、発売元が大黒天物産になっている商品の問い合わせ先フリーダイヤルの電話番号が同じ番号であり、統一されていない。
3つ目は、総社市にある中国物流RMセンターにある布袋乳業が製造する乳製品類
4つ目は、岐阜県飛騨市にある関連会社のDブレッドが製造するパン。
5つ目は、中国物流RMセンターで製造する商品全般。

店舗[編集]

ラ・ムー南茨木店(2013年1月15日閉店)

2019年6月現在、出店地域は本社がある中国地方の他、東海3県・北陸(富山県を除く)・信越・近畿・四国(高知県を除く)・福岡県の全20府県。

店舗(業態)の特徴
ら・む~マート以外の全ての形態の店舗に共通していることは、取り扱う商品は食品と日用品、および若干の衣類・ペット用品のみで文房具[注釈 2]や化粧品は取り扱っていない。激安日用品類(洗剤や芳香剤等)は100円ショップでの販売品と同じ製造元のものや全く同じものであったりする。
出入り口付近の天井(出入り口が複数ある場合は一番大きな出入り口だけに設置)やレジの客用通路頭上に大型モニターが複数台設置されており、パソコンでウィンドウズメディアプレイヤーを使用して契約企業(通常のNBメーカー)のCMや大黒天物産が協賛したイベントなどのお知らせや従業員が出演するレシピ紹介やおすすめ自社開発商品(ディープライス商品)の紹介や総菜コーナーのおすすめ品が放映されている。以前には、テーマソングの歌をうたっている歌手のMVが放映されていた。モニターで放映しているコマーシャルの商品には、値札のPOPにテレビCM放映中商品であることが以前は書いてあったが今はない。
商品の陳列や棚卸しの際も店舗・売り場を閉鎖せず、営業を継続したまま行われる。深夜・早朝の時間帯は陳列作業を集中的に行うため、一時的にレジが無人になることも多い。この際は作業中の店員に声を掛ければレジに入ってくれる。
数ヶ月おきの深夜の数時間に休業して行う大掃除の時間帯以外は年中無休の24時間営業である。(一部24時間営業でない店舗も存在する。)
ディオ (Dio)
24時間営業のディスカウントストア(一部店舗を除く)。ラ・ムーよりも古くからある業態である。外観は派手な緑色をしており、青の縁と赤の半円を組みあわせたマークが特徴。店舗によっては大黒天神の像が建物に設置されている。店内は簡素な設計であり、商品のアイテム数も一般的なSM・GMSに比べて少なく絞り込んでいる。大量に入荷した商品はダンボールの直積みで陳列されている。店によっても異なるが売り場の約半分が直積み陳列である。店内にはTokushimaが歌うオリジナルソングとナレーションが流れている。
ラ・ムー (LAMU)
ディオを複合商業施設やSC向けに発展させた業態とHPでは説明されている。岡山県下の出店はディオが中心だが、県外での出店ではラ・ムー業態で出店しているケースが多い。また、ラ・ムーの場合は居抜き型店舗などディオでは見られない形態の出店がみられる。外観はピンク色をしており、ディオよりも店舗面積が大きい。太陽と月を表したようなマークに「LAMU」に英字ロゴが特徴である。店内の作りは、ディオと同じである。流れているBGMがラ・ムー専用のmiznaが歌うオリジナルソングとナレーション。ディオでも複合型の店舗である場合やラ・ムーの平均サイズよりも面積の大きいディオが存在するなど、ラ・ムーとディオの違いはややあいまいでもある。なお、長野県の全ての店舗と新潟県長岡市1店舗と燕市の1店舗は子会社の西源による運営である。
ディオマート (DM)
ディオをベースに、営業時間短縮などさらなる低コストを追求した業態。現在岡山県でのみ展開。
ザ・大黒天
ディオマートをベースに、営業時間短縮などさらなる低コストを追求した業態。現在岡山県と鳥取県でのみ展開。酒類とお惣菜を含む食料品しか取り扱っておらず日用品は一切無い。店内で放送されるBGMはディオで放送されている曲のカラオケバージョン(インストゥルメンタル)である。何曲か繰り返して再生する度に、飲酒と喫煙は未成年には法律で禁止の為未成年にはお酒を売らないこと、盲導犬や介助犬、聴導犬以外の犬連れでの入店をおことわりするナレーションが入る。
パクパク(PAKU-PAKU)
ディオやラ・ムーに設置されている100円ファーストフード店。メインのメニューは100円のたこ焼きと100円のソフトクリーム。季節によって焼きいもやかき氷などが販売される。お金のやりとりは自動販売機で行っている。HPでは店舗として扱われているが、大黒天物産系の店舗以外には出店されていない。たこ焼きは、総菜売場での販売用も製造している。
生鮮市場ハッピィ
小売参入当初の店舗「幸福の店」を引き継いでいる業態。ディオやラ・ムーに比べ建物も旧く面積が狭く取り扱い点数が圧倒的に少ない。BGMはオリジナルでなく有線放送を流している。ディオ倉敷西店の開店に伴い中島店が閉店し、現在は本店1店舗のみ。
バリュー100
ワッツとの共同出資。いわゆる100円ショップの業態。現在1店舗(バリュー茨木太田)のみ。
ら・む~マート
コンビニ並の店舗面積の小型スーパー。小商圏型で都市中心部への出店が中心。野田店が第1店舗目。鮮魚・精肉・総菜は、総社市の自社工場で加工や製造したものが置いてある。自社工場を建設するまでは、一番近いラ・ムーとディオの店舗から配達されていた。

POSシステム[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 店内で商品を直接目視して確認した情報である。
  2. ^ 年賀状を書く時期だけ筆ペンを販売することがまれにある。筆ペン以外の文房具は見かけない。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e “平成28年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)” (PDF) (プレスリリース), 大黒天物産, (2016年7月14日), https://www.e-dkt.co.jp/ir/pdfs/library/tanshin_20160714.pdf 2017年2月13日閲覧。 
  2. ^ a b “株式会社西源の株式取得(子会社化)に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 大黒天物産, (2012年4月24日), http://www.e-dkt.co.jp/ir/pdfs/library/kaiji_20120424.pdf 2012年6月30日閲覧。 
  3. ^ a b “東京証券取引所における上場市場第一部指定承認に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 大黒天物産, (2012年6月1日), http://www.e-dkt.co.jp/ir/pdfs/library/kaiji_20120601.pdf 2012年6月30日閲覧。 
  4. ^ マツサカの事業を譲受 地場密着生かし展開模索」『VISION OKAYAMA』、株式会社瀬戸内海経済レポート、2018年6月11日、 10頁、2018年12月27日閲覧。
  5. ^ 大黒天物産グループに小田商店加わる」『びんご経済リポート』、有限会社備後レポート社、2018年7月20日、2018年12月27日閲覧。
  6. ^ 株式会社マミーズの事業の一部譲受に関するお知らせ大黒天物産 2018年10月31日
  7. ^ 大黒天物産<2791>、九州地場スーパーのマミーズから22店舗を取得M&Aonline 2018年10月31日