天文博士

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天文博士(てんもんはかせ)は、古代日本の律令制において、陰陽寮に属した官職。定員は1名で正七位下相当。

陰陽寮は陰陽道暦道天文道の三道から成るが、天文博士はそのうちの天文道の教官である。天文博士の職掌は、天体を観察し異変があればその吉凶を占って密封して奏聞する(これを天文密奏という)こと、及び天文生に天体を観察し吉凶を占う方法を教えることだった。

平安時代中期に賀茂保憲安倍晴明に天文道を伝えて以後、天文博士の職も安倍氏の世襲になった。天文密奏の詳細は、仁安元年(1166年)に奏上された陰陽助安倍泰親・天文博士安倍業俊の連署の二十数通の天文密奏を集成した『安倍泰親朝臣記』で見ることができる。

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