婦人民主クラブ
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婦人民主クラブ(ふじんみんしゅくらぶ)とは、日本の女性で構成する団体。過去の経緯から以下のようになっている。
- 1946年、宮本百合子、佐多稲子、山室民子、関鑑子、羽仁説子、松岡洋子、加藤シヅエらによって結成された団体。1970年第24回大会で反主流派を解散させた以降は主流派の名称で、後に自らの機関紙の題名「ふぇみん婦人民主新聞」から「ふぇみん婦人民主クラブ」と名乗るようになる。佐多が長らく会長を務めた。→ふぇみん婦人民主クラブ
- 1の第24回大会で解散させられた反主流派22支部会員が集まって1986年に結成された「婦人民主クラブ再建連絡会」、後の「婦人民主クラブ(再建)」の2007年1月現在の名称。日本共産党系。本項で詳述する。
- 1から1984年に分裂した「婦人民主クラブ全国協議会」。中核派系と言われる。元相模原市議会議員の西村綾子が長らく代表を務めていた。→婦人民主クラブ全国協議会
- 3から2010年に分裂した「ふみん福岡」。中核派から分裂した、いわゆる平田派系と言われる。→ふみん福岡
本項では2について記述する。
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婦人民主クラブ(ふじんみんしゅくらぶ)は、女性で構成する日本の社会運動団体である。略称婦民。旧称・婦人民主クラブ(再建)。
概説[編集]
1946年、宮本百合子、佐多稲子、山室民子らによって結成された(旧)「婦人民主クラブ」は1970年の第24回大会で、新左翼への対応を巡り主流派・反主流派に分裂。新左翼不支持を表明したことにより除名処分を受け、解散させられた反主流派22支部会員が集まって「婦人民主クラブ再建連絡会」が結成された。
後1986年に「婦人民主クラブ(再建)」と改称し、2006年11月に行われた全国大会で、名称を「婦人民主クラブ」に改称する(「(再建)」を取る)ことを決め、2007年1月1日現在公式ウェブサイトでは「(再建)」が取れており、改称が行われた。
団体データ[編集]
活動[編集]
- 選択的夫婦別姓制度導入の推進[1]。「夫婦別姓での婚姻が認められないため、望まぬ改姓、事実婚、通称使用などによる不利益・不都合を強いられる人が多数存在し、別姓実現を裁判に訴えている人々もいます。氏名権は個人の権利であり、男女平等と基本的人権を掲げた憲法にもとづく社会制度の確立のため、選択的夫婦別姓を認める法整備が必要」と、国会への請願の中で述べている。
- 女性差別撤廃条約選択議定書批准の推進[1]。
機関紙[編集]
- 婦民新聞
- 月3回刊
- 購読料月額600円(送料込)
沿革[編集]
- 1986年 - 結成
関連項目[編集]
脚注[編集]
外部リンク[編集]
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