安盛の暁でーびる

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ラジオ沖縄ふるさとワイド
安盛の暁でーびる
ジャンル 民謡番組
放送方式 生放送
放送期間 1986年4月7日 - [1]
放送時間 月〜金曜日 5:00-6:50
土曜日 5:00-6:45
放送局 ラジオ沖縄
パーソナリティ 盛和子
吉田安敬
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ラジオ沖縄ふるさとワイド 安盛の暁でーびる(あんせいのあかちちでーびる)は、ラジオ沖縄で放送している、盛和子吉田安敬の親子コンビの民謡番組。「暁でーびる」の意味は「夜明けですよ」である。

タイトルにある通り長らくの間、吉田安盛・盛和子夫妻により番組が続けられていたが、2009年12月13日に安盛が心不全のため急逝、夫妻の次男である吉田安敬が後を継ぎ「安盛の〜」というタイトルは変えずに「盛和子・吉田安敬」の親子コンビによって番組は続いている。

概要[編集]

かつては極東放送(現エフエム沖縄)で『ハイサイウキミソーチ 今日もミークハヤーは故郷の民謡で』のタイトルで吉田安盛・盛和子夫婦によって[2]平日の午前6時から7時まで放送されていたが、極東放送がエフエム沖縄に改組した際、放送時間を6時25分までに大幅短縮。さらに開局から一年後の1985年10月からは5時、1986年2月からは5時30分からになるなど放送枠が安定せず、3月末限りで降板し放送局を移籍、4月7日からラジオ沖縄で当番組が放送開始された[3]。開始当初は午前5時から6時までだったが、徐々に放送時間を拡大、名実ともにラジオ沖縄の早朝の"顔"となった。 なおFM沖縄の番組は別パーソナリティによって続けられたが24時間放送の休止に伴い安盛・盛夫婦降板半年後の1986年9月30日で終了している。

トークは全てウチナーグチ(沖縄方言[4])で、音楽はすべて琉球民謡というスタイルである。最近ではJ-POP系オキナワンアーティスト(BEGINかりゆし58パーシャクラブなど)や護得久栄昇FECオフィス所属のお笑いコンビ・ハンサムの金城博之のキャラクター)の音楽も稀ながらかかることもあるが、あくまでも民謡リクエスト番組なので、かかるのは当然沖縄民謡調に該当するものに限られている。

2009年4月5日から2012年5月27日までは日曜5:00〜6:00に兄弟番組として『サンデー島唄でーびる』が放送されていた。こちらも「盛和子・吉田安敬」の親子コンビにより進行している。

ちなみに吉田安盛・盛和子夫妻の三男(安敬の弟)はD-51のYASUである。

番組開始からお便り・リクエストははがき封書のみ受付だったが、2010年からは電子メールでも受付開始した。また、この頃からラジオネームの使用も認めている[5]。電子メール解禁後、メールでの投稿が増えてきたため、月曜~金曜の6時台前半にメールでのメッセージコーナーを設けている(後述、タイムテーブル参照)が、リクエスト曲の採用は基本的にはがき・封書を優先として扱っている。

12月25日に放送されているラジオ・チャリティー・ミュージックソンの時でも通常通りに放送される。

また、番組ではウチナーグチによるスポンサーのCMが行われるのも特徴。基本的にパーソナリティが読み上げる生CMで行われているが、事前に収録したものや普通のラジオCM同様のものもある。そのスポンサー数は、早朝のローカル生ワイド番組としては異例の19社前後(2019年4月現在)で、県内では同時間帯(午前5時台・6時台)唯一の自社制作生番組ということもあり、如何に人気番組かが伺える。パーソナリティが所属する盛芸能関連情報やラジオ沖縄が主催・後援のイベント告知や番組の宣伝(主に民謡関連や、かつて放送された「ホーメルでこんにちは」の収録など)、当番組とのタイアップ商品の案内に際しても、生CM同様ウチナーグチで頻繁に紹介している。

タイムテーブル[編集]

  • 05:00 スタート
  • 05:01 「ラジオ沖縄ふるさとワイド 安盛の暁でーびる」のタイトルコールの後テーマ曲が流れる。
  • 05:03 アナウンサーによる提供読みが行われる。
  • 05:05 以降トークとリクエストで構成される。
  • 05:20頃 おはようふるさと便り
    • 琉球新報の市町村面「美ら島だより」の中から地域の話題を一項目紹介する。ただし、新聞休刊日は紹介しない。
  • 06:00 お天気と那覇の潮の干満情報
    • 琉球新報の紙面から沖縄地区の天気と那覇の満潮・干潮および日の出・日の入の時刻を紹介する。ただし、土曜日と新聞休刊日は紹介しない。紹介の有無問わずコーナーが終わるとすぐ生CMに入る。
  • 06:05頃 (月~金のみ)メールメッセージコーナー
    • 番組宛てにメールで寄せられたメッセージを紹介する。ハガキによるリクエスト曲が再びかかるのはコーナーからおよそ20分後となるが、そのリクエスト曲のほとんどが盛や安盛・安敬など、盛芸能所属の民謡を流すのがお決まりとなっている。
  • 06:30頃 (月~金のみ)ふるさとのよもやま話
    • 極東放送の『ハイサイウキミソーチ』のコーナーだった「昔よもやま話」の続編として、番組開始当初から続いているコーナー。沖縄の歴史だけでなく、それにまつわる文化・習慣などを一週間同じテーマでパーソナリティの視点で語らう。また、そのテーマに関わるスタッフ選曲の民謡もこのコーナーでお届けする。コーナーのタイトルコールは吉田安盛。なお、このコールは、安盛の死後も引き続き使われている。
  • (土のみ)ふるさとの古典(RBCiラジオの同名タイトル番組とは無関係)
    • 主に、琉球古典民謡を1曲流す。
  • 06:45頃(土06:40頃) エンディング。

土曜日の放送について[編集]

同一パーソナリティによる平日帯の生ワイド番組としては数少ない月曜から土曜までの放送[6]であるが、土曜日は主に組踊・古典民謡・琉舞や古い音源の民謡を主体に流している。このため、リスナーからのリクエスト曲は全般を通して基本的にはかかることは少ないが、全てリクエストを受付しない訳ではなく、上記の民謡に当てはまる曲があればそれに応じることもある[7]。また、土曜日はパーソナリティのスケジュールの都合により、年に数回スタジオでの同時パッケージ録って出し)による収録放送を行うこともある。

命薬(ぬちぐすい)ツアーによる対応[編集]

番組では、春の桜シーズン(3月下旬頃)と秋の紅葉シーズン(10月下旬頃)の年2回、所属する盛芸能と沖縄ツーリストとの合同企画で2泊3日ないし3泊4日の『暁でーびる(春または秋の)命薬ツアー』が行われる。この期間、ツアー初日は出発前ということもあり番組は生放送で進行するが、ツアーでの出発時刻が8時までの場合、安敬が同行者の進行として那覇空港に向かうため6時で番組を抜け、6時台は盛が一人で進行する。放送が終わると盛もツアーに同行する。しかし、ツアー2日目以降最終日まではスタジオでの生放送は技術的にも不可能のため、事前に収録した同時パッケージ録って出し)のものを放送する。このため、生CM以外の各種コーナーはお休みか企画変更となるが、収録前に届いたメールやハガキによるリクエストは行う。

その他の沖縄民謡番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ラジオ沖縄ホームページの番組紹介では事実上の前身番組『ハイサイウキミソーチ 今日もミークハヤーは故郷の民謡で』が開始された「1968年放送開始」としている。
  2. ^ のちの暁でーびるのように全ての放送曜日を担当していたわけではない
  3. ^ ラジオ沖縄早朝の“顔”「暁でーびる」が20年目に 琉球新報 2005年 3月17日
  4. ^ ただ、標準語が出ることもしばしばある。CS放送「はいさい!ラジオ506」でも同時放送されていた時期にはウチナーグチによる挨拶の後、吉田安盛が「また、全国で“はいさい!ラジオ506”をお聴きのみなさん、おはようございます」と標準語による全国のリスナーに向けた挨拶も行なっていた。
  5. ^ これに対して、ライバルのRBCiラジオ民謡で今日拝なびら」では、お便り・リクエストははがき・封書のみの取り扱いとなっており、電子メール(自社サイトのメールフォームを含む)での投稿は行われておらず、匿名やラジオネームの使用は一切認めていない。
  6. ^ 他に、浜村淳がパーソナリティを務めるMBSラジオの「ありがとう浜村淳です」(「~土曜日です」も含む)も該当する。
  7. ^ ただし、メッセージについては、メール・はがき問わずリクエスト曲が書かれていない場合取り扱わない。