宝塚歌劇団19期生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

移動先: 案内検索

宝塚歌劇団19期生(たからづかかげきだん-きせい)とは1929年宝塚歌劇団に入団し、1930年、花組公演『春のをどり』で初舞台を踏んだ37人を指す[1]。当時は寶塚少女歌劇團であった。

概要[編集]

この期には神代錦園井恵子櫻緋紗子といったスターが入団。神代は専科所属で歌劇団理事も務めた。

一覧[編集]

入団時の成績順にまとめている[2]

芸名[1] 読み仮名[1] 誕生日 出身地 出身校 芸名の由来 愛称 役柄 退団年[1] 備考
秋風多江子 あきかぜ たえこ 10月11日[3][4] 兵庫県神戸市[3] 百人一首 タマヰ氏 男役 1944年
安土保子 あづち やすこ 3月21日[4] 1937年
安宅関子 あたか せきこ 9月16日[4] ミヤちゃん 娘役 1937年
朝霧優子 あさぎり ゆうこ 8月31日[4] 1937年
千村克子 ちむら かつこ 1月21日[4] 大阪府 たけやん[5]
キリン[6]タケさん[7]
男役 1946年
藤花ひさみ ふじはな ひさみ 3月28日[8] 東京都新宿区 大阪女子英語学校 ノンちゃん
かず坊[3]
娘役 1939年 夫は演出家の岡田恵吉
二葉みちる ふたば みちる 5月14日[4] 平井房人が命名 娘役 1937年
二見志摩子 ふたみ しまこ 7月28日[4] 1937年
初花蝶子 はつはな ちょうこ 8月14日[4] 1938年
濱野高子 はまの たかこ 1932年
華澤映子 はなざわ えいこ 4月12日[9] 大阪府 おひさはん[10]
オヒサさん
娘役 1942年 改名後・華澤榮子[9]
幾世みな子 いくよ みなこ 11月14日[4] 1934年
磯崎浪江 いそざき なみえ 1932年
泉川美香子 いずみかわ みかこ 1月1日[4] 大阪府大阪市 辻やん 男役 1942年 本名、中野貞子(1914年1月1日[4] - 2014年8月5日)、100歳で逝去[11]
糸野玉子 いとの たまこ 10月15日 1932年
神代錦 かみよ にしき 3月18日 鳥取県倉吉市 倉吉成徳学校 百人一首 イナちゃん
靜いちゃん[12]
イナゴ[13]
チャガちゃん[14]
男役 1989年 戦時中に嘉美代錦(かみよ にしき)と表記
姉は高砂松子[15]
姪は代々木ゆかり
宝塚歌劇団理事
在団中に死去
笠縫清乃 かさい きよの 8月6日 岩手県八幡平市 小樽高等女学校 ハカマ 男役 1942年 改名後・園井恵子(そのい けいこ)
女優
草路潤子 くさじ じゅんこ 1月26日[4] ジュンちゃん 娘役 1941年
川原いづみ かわはら いづみ 3月3日[4] 1934年
牧島勇子 まきしま ゆうこ 8月1日[4] 岡山県 梅花高等女学校 セノチン 男役 1942年 改名後・社敬子(やしろ けいこ)
俳優・二本柳寛夫人
娘は二本柳敏江・潮玲子[15]
紫香澄 むらさき かすみ 1931年
愛鶴千足 まなづる ちたる 7月24日[4] 1935年 姉は網代木渡[9]・直木眞弓[9]
夏野陽子 なつの ようこ 1月26日[4] 男役 1938年
高山梢 たかやま こずえ 2月5日[4] 1936年
立松英子 たてまつ えいこ 8月5日[9][4] 大阪府立大手前高等女学校[9] ソノちゃん 男役 1939年 妹は鈴鹿ゆみ子[15]
八洲岸子 やしま きしこ 1932年
八重春代 やえ はるよ 1月5日[16] オホモリちゃん[16] 男役 1944年 夫は三井弘次
長門浦子 ながと うらこ 1月4日[4] 1935年
大空ひろみ おおぞら ひろみ 1月1日[4] 東京都千代田区 十三尋常小学校 明治天皇の御製「あさみどり澄みわたりたる大空の広きを己が心ともがな」から久米正雄が命名 ひろみちゃん 娘役 1939年
沖知子 おき ともこ 8月26日[4] 1934年
櫻緋紗子 さくら ひさこ 3月15日 広島県広島市中区 精華高等女学校 吉野山で観賞して
感動した
小倉百人一首
紀友則の句を合わせる
カンちゃん 娘役 1940年 改名後・桜緋紗子(さくら ひさこ)
俳優として活動後、
僧侶・小笠原日凰
妹は若葉繁・旭映子[15]
園芙蓉 その ふよう 1932年
島津瑠璃子 しまづ るりこ 10月28日 1932年
月影笙子 つきかげ しょうこ 1月17日[17][4] 栃木県[18] トキワさん 男役 1941年
瀧はやみ たき はやみ 10月2日[4] 愛知県名古屋市 1933年 1933年7月10日、在団中に逝去[1]
山川美和子 やまかわ みわこ 1932年
山鳥りか子 やまどり りかこ 9月21日[4] 1934年

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 100年史(人物) 2014, p. 16.
  2. ^ 100年史(人物) 2014, p. 5.
  3. ^ a b c 『エスエス』、東宝発行所、1939年1月号
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1933年1月、154号
  5. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年4月号、P153
  6. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年7月号
  7. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1935年3月、180号
  8. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年7月号
  9. ^ a b c d e f 『エスエス』、東宝発行所、1938年3月号
  10. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年8月号
  11. ^ asahi.com. “100歳の宝塚OG死去 大阪の中野貞子さん”. 2014年9月2日閲覧。
  12. ^ 『宝塚小夜曲』丸尾長顕著、ポプラ社、1950年2月20日
  13. ^ 『宝塚スター物語』丸尾長顕著、實業之日本社、1949年5月15日
  14. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年3月号
  15. ^ a b c d 80年史 1994, p. 196.
  16. ^ a b 『エスエス』、東宝発行所、1938年1月号
  17. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年6月号
  18. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1938年5月、218号

参考文献[編集]

  • 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英 『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』 宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
  • 編集:山本久美子・西村房代・須藤晃代、編集補助:松岡幸子・浜田聖子・松本恵美・加藤貴子、執筆:三宅顕人(出版物・CD類解説)、監修・著作権者:小林公一 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。