実川元子
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実川 元子(じつかわ もとこ、1954年3月3日 - )は、日本のライター、翻訳家。
兵庫県出身。上智大学外国語学部フランス語科卒。14年間OLとして社内の翻訳業務に従事したのち、36歳で独立。恋愛、ファッションなどを題材としたエッセイの執筆、翻訳をおこなう。別名片山かおる名義の著作もある。
2008年より、応援しているガンバ大阪でゲーフラを書くのに必要だということでなぜか書道を始め、一気に深みにはまる。第46回創玄展(平成22年)入選、第47回創玄展(平成23年)準二科賞、第48回創玄展(平成24年)二科賞受賞。第62回、第63回、第64回、第65回、第66回毎日書道展(平成22,23,24,25,26年)漢字Ⅱ類入選。高じて2010年より中国語を学び始める。
娘の実川真由(1987年 - )は高校時代に一年間フィンランドへ留学し、その体験を母との共著『受けてみたフィンランドの教育』で出版した。
著書[編集]
- 『まんがの服ぶくろ』モード学園出版局 1992
- 『完全なるお見合い 絶対シアワセニナッテヤル!』ベストセラーズ 1993
- 『ファッションデザイナーココ・シャネル』理論社(こんな生き方がしたい)2000
- 『建築家長谷川逸子』理論社(こんな生き方がしたい)2001
- 『食べものやさんで成功する!!』TaKaRa酒生活文化研究所(酒文ライブラリー)2002
- 『コンテンポラリー・ジャパニーズ・レストラン・デザイン』(文)チャールズ・イー・タトル出版 2005
片山かおる名義[編集]
- 『お受験』文藝春秋 1998 のち文庫
- 『建てて、納得! あなたも理想の家が持てる』文藝春秋 2001
共著[編集]
翻訳[編集]
- A.E.ホッチナー『涙が流れるままに ローリング・ストーンズと60年代の死』川本三郎共訳 角川書店 1991
- デヴィッド・ブルックス『迷宮都市』福武書店 1992
- ロディ・ドイル『スナッパー』キネマ旬報社 1994
- ロディ・ドイル『パディ・クラークハハハ』キネマ旬報社 1994
- ロディ・ドイル『ヴァン』キネマ旬報社 1994
- 『女にしかわからない Hers2 ニューヨーク・タイムズ・コラム傑作選女性篇』井上一馬共訳 文藝春秋 1995
- バーバラ・シュルゴールド、リン・シピオーラ『あなたがいて、よかった』古屋美登里共訳 文藝春秋 1995
- コレット・ダウリング『レッド・ホット・ママ いま、変わろうとする女たちへ』徳間書店 1996
- ジミー・マクガヴァーン『司祭』徳間書店 1996
- M.G.ロード『永遠のバービー』野中邦子共訳 キネマ旬報社 1996
- デヴィッド・アーロン『シンシア』福武文庫 1996
- グレース・ミラベラ『ヴォーグで見たヴォーグ』文春文庫 1997
- ジェローム・プレイスラー『ラストマン・スタンディング』集英社文庫 1997
- ルーシー・グレアリー『顔を失くして「私」を見つけた』徳間書店 1998
- ナオミ・ウルフ『性体験』文藝春秋 1998
- ロディ・ドイル『ポーラ ドアを開けた女』キネマ旬報社 1998
- ピーター・ホーウィット『スライディング・ドア』WAVE出版 1998
- チン・ウォンスク『ニューヨークデイドリーム』徳間文庫 1998
- クロード・スタヌッシュ、デイビッド・ミドルトン『ニュートン・ボーイズ』徳間文庫 1999
- アマンダ・クイック『禁断のリング』WAVE出版 2000
- ヨナ・ゼルディス・マクダナー、野中邦子編『バービー・クロニクル』藤田真利子共訳 早川書房 2000
- デヴィッド・リー・ウィルソン『うちへ帰ろう』WAVE出版 2000
- アンナ・ミチナー『わたしは生まれかわる 虐待をうけた16歳の少女の手記』白水社 2000
- アレックス・ロー『玻璃の城』愛育社 2000
- ベルトラン・タヴェルニエ『今日から始まる』愛育社 2001
- スーザン・マディソン『スウィートハーバーの嵐』主婦の友社 2001
- アルバート・J.バーンスタイン『あの人はなぜあなたを疲れさせるのか』角川書店 2001
- ラファエラ・アンダーソン『愛ってめんどくさい』ソニー・マガジンズ(ヴィレッジブックス)2002
- リチャード・ファーストマン、ジェイミー・タラン『赤ちゃんは殺されたのか』文春文庫 2002
- 姜文『鬼が来た!』愛育社 2002
- 『エンパイア』 ミッチェル・パーセル 文藝春秋 2002
- 『People & pearls 真珠-その永遠の魅力』 カイ・ハックニー、ダイアナ・エドキンズ PHP研究所 2003.2
- ニーナ・エリス『100歳まで生きてしまった』新潮社 2003
- A.M.ホームズ『ロサンゼルスの魔力 伝説のホテルから始まるミステリアス・ツアー』早川書房(ナショナルジオグラフィック・ディレクションズ)2004
- サラ・ゲイ・フォーデン『ザ・ハウス・オブ・グッチ』講談社 2004
- イヴ・アーノルド『シネ・ロマン』愛育社 2004
- ロディ・ドイル『星と呼ばれた少年』ソニー・マガジンズ 2004.10
- ショーン・ヘップバーン・フェラー『Audrey Hepburn 母、オードリーのこと』竹書房 2004
- ゴードン・リヴィングストン『あきらめることあきらめてはいけないこと 人生が変わる30の言葉』文藝春秋 2005
- スーザン・シャピロ『私をふった5人の男 元カレをめぐる旅』早川書房 2005
- スーザン・セリグソン『巨乳はうらやましいか? Hカップ記者が見た現代おっぱい事情』早川書房 2007
- アレックス・カプラノス『サウンド・バイツ フランツ・フェルディナンドの世界グルメツアー』白水社 2008
- キンバリー・ウィザースプーン、アンドリュー・フリードマン『天才シェフ危機一髪 世界一流レストランの舞台裏で起きた40の本当のお話』松野泰子共訳 日経BP社 2008
- エリック・プラスカー『100歳までの人生戦略 50歳なんてまだ昼の12時!』WAVE出版 2009
- ダナ・トーマス『堕落する高級ブランド』講談社 2009
- ダグラス・ビーティ『英国のダービーマッチ』白水社 2009
- シャロン・モアレム『ひとはなぜSEXをするのか』アスペクト 2010
- チャック・コール、マービン・クローズ『サッカーが勝ち取った自由 アパルトヘイトと闘った刑務所の男たち』白水社 2010
- アン・アリスン『菊とポケモン グローバル化する日本の文化力』新潮社 2010
- リサン・ガンスキー『ザ・メッシュ』徳間書店 2011
- スティーヴン・ブルームフィールド『サッカーと独裁者 アフリカ13か国の「紛争地帯」を行く』白水社 2011
- トム・ミューラー『エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界』日経BP社 2012
- レイチェル・グリーンウォルド『なぜ、彼は電話してこないの? 男があなたをためらう本当の理由』WAVE出版 2012
- アレクシス・メイバンク、アレクサンドラ・ウィルキス・ウィルソン『GILT ITとファッションで世界を変える私たちの起業ストーリー』日経BP社 2013
- ジョナサン・ウィルソン『孤高の守護神 ゴールキーパー進化論』白水社 2014
- ベン・リトルトン『PK 最も簡単なはずのゴールはなぜ決まらないのか?』カンゼン 2015
外部リンク[編集]
- Glamorous Life
- 実川元子 55mocomoco (@55mocomoco) - Twitter