宮城刑務所

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宮城刑務所
所在地 宮城県仙台市若林区古城二丁目3番1号[1]
座標 北緯38度14分13.6秒 東経140度54分8.6秒 / 北緯38.237111度 東経140.902389度 / 38.237111; 140.902389座標: 北緯38度14分13.6秒 東経140度54分8.6秒 / 北緯38.237111度 東経140.902389度 / 38.237111; 140.902389
許容人数 約1,020人
開設 1879年(宮城監獄として)
管理運営 法務省矯正局法務省仙台矯正管区[2]
管轄 法務大臣
根拠法令 刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律
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宮城刑務所(みやぎけいむしょ)は、法務省仙台矯正管区に属する刑務所。下部機関として仙台拘置支所[注 1]石巻拘置支所[注 2]古川拘置支所[注 3]を有し[2]、仙台拘置支所は本施設に隣接している[3]

所在地[編集]

収容分類級[編集]

収容分類級は以下の通りである[5]

長期再犯者(LB級)や身体障害者精神障害者といった処遇困難者が収容されている男子刑務所である。

収容定員[編集]

  • 約1,020人

沿革[編集]

宮城集治監

組織[編集]

所長の下に4部を持つ施設である。

  • 総務部(庶務課、会計課、用度課)
  • 処遇部(処遇担当、作業担当)
  • 分類教育部(教育担当、考査担当、審査・保護担当)
  • 医務部(保健課、医療課)

外観・設備[編集]

  • 作業場に木工工場が設置され、たんすなど家具生産が行われている。作業に熟練した受刑者が多く、高水準の技術を持つものも少なくない。
  • 木工工場のほかには、印刷洋裁金属・革工工場および各種作業工場が設置されている。
  • 日本において刑場は通常、刑務所内ではなく死刑囚収監される拘置所に設置されているが、{{Refnest|group="注"|東京拘置所名古屋拘置所大阪拘置所広島拘置所福岡拘置所の5施設[6]。これは「死刑囚は死刑執行そのものが刑罰」であることから「拘禁は拘置所・執行は刑務所」とする原則があるためである[7]。}仙台高裁管内で死刑が確定した死刑囚(死刑確定者)は本施設に隣接する仙台拘置支所に収監される一方、死刑執行施設(刑場)は本施設(刑務所)内にある[3]。このほか札幌矯正管区も同様の形態で、死刑確定者(死刑囚)は札幌拘置支所に収監される一方、刑場は札幌刑務所[注 4]内にある[3]。また、現在の東京拘置所に刑場が設置されたのは1966年だったが[6]、それ以前(1965年以前)は東京矯正管区における死刑確定者(死刑囚)は小菅刑務所(現在の東京拘置所)で拘禁されていた一方、同所には刑場がなかった[7]。そのため、同所に収監されていた死刑囚の死刑執行は当施設に移送した上で行われていた[9]。これは通称「仙台送り」と呼ばれていた。

特記事項[編集]

  • 服役しながら表具配管溶接・木工・小型建設機械職業訓練をうけることができる。
  • 1962年に帝銀事件の死刑囚であった平沢貞通が移送された際には「仙台送り」が頭にあったため、支援者が慌しい動きを見せたが、結局最後まで執行されずに獄死した。
  • 死刑が執行されたが遺体の引き取り手がいない場合、東北大学医学部の遺体解剖実習に使う献体として提供されていた[10]
  • 1978年の宮城県沖地震においては、大規模な外塀の倒壊と一部工場の損壊を受けた。外塀が仮復旧されるまでの間、被収容者の外部との面会が停止された。
  • 刑務所内の食事は所内の調理部門が調理し、近隣の矯正施設(仙台拘置支所・東北少年院など)の被収容者の食事も所内の炊場(炊事工場)で一括調理しているが、万が一食中毒が発生すると同所に限らず、仙台拘置支所などにも波及する場合がある[11]
  • 敷地内に国の天然記念物である政宗が植えたとされる朝鮮ウメが生育している。また仙台市保存樹木に指定されている「蟠龍の松」もある[12]
  • 2018年7月26日、一連のオウム真理教事件に関与した林泰男の死刑が執行された。

主な受刑者[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 仙台拘置支所の所在地は宮城県仙台市若林区古城二丁目2番地1号[1]
  2. ^ 石巻拘置支所の所在地は宮城県石巻市双葉町3番地48号[1]
  3. ^ 古川拘置支所の所在地は宮城県大崎市古川千手寺町二丁目2番地2号[1]
  4. ^ 札幌刑務所は札幌拘置支所を併設している[8]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 施設所在地及び面会受付時間一覧(平成29年12月1日現在)” (日本語). 法務省 公式ウェブサイト. 法務省 (2017年12月1日). 2020年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月6日閲覧。
  2. ^ a b 法務年鑑 平成30年』(PDF)法務省大臣官房司法法制部、2019年11月、288頁。2020年9月6日閲覧。
  3. ^ a b c 坂本敏夫 2010, p. 13.
  4. ^ a b c 施設のご案内(宮城刑務所)” (日本語). 法務省. 2020年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月22日閲覧。
  5. ^ a b c d e 刑事施設一覧 (PDF)” (日本語). 法務省 (2013年1月15日). 2020年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月22日閲覧。
  6. ^ a b 村野薫 2006, p. 85.
  7. ^ a b 村野薫 2006, p. 84.
  8. ^ 札幌拘置支所 (PDF)” (日本語). 法務省. 2020年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月22日閲覧。
  9. ^ 村野薫 2006, pp. 84-86.
  10. ^ 東北大学医学部入学直後、「M検」で全裸に◆Vol.8|医療維新 - m3.comの医療コラム
  11. ^ 早川夏穂「宮城刑務所:集団食中毒 249人が下痢や腹痛」『毎日新聞毎日新聞社、2018年6月29日。オリジナルの2018年6月28日時点におけるアーカイブ。
  12. ^ 現代の名工(卓越した技能者) 厚生労働大臣表彰

参考文献[編集]

  • 村野薫『死刑はこうして執行される』講談社講談社文庫〉、2006年1月15日、第1刷発行、141-142頁。ISBN 978-4062753043。
  • 坂本敏夫「第三章 死刑執行というメッセージ」『死刑と無期懲役筑摩書房、2010年2月10日、第1刷発行、13頁。ISBN 978-4480065339。